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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

「真亜ちゃんは今日も家にいたい」けど、やっぱり彼氏に連れ出される

マンガ棚

久々に新しいマンガを開拓したくてとらのあなに行ったらいいマンガを見つけた。

 

なんて言えばいいんだろうねぇ…。
水曜どうでしょうの再来」にして、
彼氏にお願いされると断れなくて、嫌々ながら付き合ってくれて最後は彼氏よりもノリノリになってるという最高のラブコメ」にして、
読者を知らない世界に案内してくれるクレイジージャーニー的な魅力のあるマンガ」なんだよ…。

 

こんなの、俺が嫌いなわけないじゃん!
よくぞ、よくぞ!俺の好きなもんをこんだけ詰めあわせてくれたよ!!

 

あらすじ

1話完結でかつ導入部は、ほぼワンパターンです。

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 ミーハーな彼氏「双介くん」が思いつきとしか言いようのない提案をしてくる

 

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「彼氏にお願いされると断れない」 といい性格をしてる彼女が未体験のことに連れだされいろんな体験をします。

 

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 未体験はゲテモノ料理からスキューバーダイビングまで多種多様。

 

今回はマンガで体験していることにはあんまりネタバレせず、彼氏彼女で出かけることや、作中のノリやリアリティについてのみ語る。

マンガの中で体験していく「やってみたいけど、チャレンジできていない世界」の話は購入した時のお楽しみとして取っておいてもらえると嬉しいです。

この夫婦、どうでしょう班かよ!!

まず、このマンガを気に入った第一の理由は
僕が水曜どうでしょうが大好きだから
というところにある。

 

どこが「水曜どうでしょう」っぽいかといいますとですね…。
双介くんと真亜ちゃんの関係が、ドッキリで企画に連れ出すディレクター「藤村D」と、いつもドッキリを仕掛けられて過酷なロケの旅に連れて行かれるタレント「大泉洋」の関係そのもの! 

 

 だから、1話のみならず2話でも3話でも同じようなワンパターン展開で連れ出す人、連れ回される人の関係性で話が進んでいくのを見て

これ、どうでしょうじゃん!!

歓喜しながら、ニヤニヤしながら読ませていただいた。

 

しかも、中盤になると真亜ちゃんが双介くんよりも未知の体験を楽しんでいる話が増えてきたため

「そうそう。いつも意気揚々と番組を始める藤村Dも、足をくじいたり、胃もたれしたり、予期せぬトラブルに青ざめたりして、なんやかんや言って旅を楽しんでるのは巻き込まれていくやつなんだよ…」

という重なりにリアリティや説得力を感じられてして面白かった。

世の中には2種類の人間がいる。驚かせたい奴と、本当は驚きたい奴だ!

真亜ちゃんみたいなタイプの人はインドアな人は案外、多感すぎてしまうから出かけられない人だったりする。
「楽しそう」よりも、「めんどくさい」「危なそう」「気苦労が多そう」など先にネガティブなことがちらついてしまう人達は自分から出かけずらくなる。

 

アウトドアな人は「人生損してる」とか「できない言い訳ばかり作るダメ人間だ」とバカにするが、そういうことは当人もよく理解してる。

インドアの人は想像力豊かな分、出かければ楽しいし、楽しみたい気持ちもある。
反面、なにか起きた時、同しようもない時のことを真っ先に思い浮かべてしまって動けなくなってしまう

 

先ほど例に出した「水曜どうでしょう」にもこんな話がある。
アウトドア嫌いの出演者「鈴井貴之」は番組で連れて行かれたユーコン川でのカヌーの旅をきっかけにアウトドアが好きになってしまった。
最初はすごく嫌がっていたが、慣れると誰よりもアウトドアを楽しんでた。

それはテレビ的な社交辞令だけではない。
事実、近年では森の開拓する自然生活まではじめてしまうほどだ。

“ミスター”鈴井貴之「週末は『森づくり』をしています」 | 日刊SPA!

 

 その一方で、世の中には
「人を驚かせるためなら自分が酷い目にあってでも道連れになって驚く顔をするようなところに連れて行きたい」
という人がいる。双介くんであり、藤村Dってそういう人だね。

 

アウトドアでかつ、他人を驚かせるために無謀な企画をする奴は適度にバカ
危険や不手際で自分が痛い目に遭う・人に怒られることよりも、真っ先に楽しいことが思い浮かんで「こういうのやってみたかったんだよね」と走りだしてる。

ただ…こういう人達は、だいたい旅や未体験に対して準備が甘かったり、途中で飽きちゃったりするため、連れだした割には楽しめないことも多い。

一人では企画で満足・道中で飽きてしまうこと人も、楽しんでくれる人がいることで、どうにか「やって良かった」と思えるからインドア・お出かけに消極的な人と相性がいい。

 

水曜どうでしょうでいえば、ジャングル・リベンジがいい例だろう。

全員が「最も辛かった」「二度とやりたくない」と言ってる旅に、大泉洋を連れ出すためにディレクターは道連れになってまでも、連れだしてしまったことがある。
そして、この旅では旅に連れだした藤村Dが足を痛めて嫌々連れてこられたはずの大泉に怒られたり、荷物を持ってもらったりと、数々の失態を演じる。

 

でも、水曜どうでしょうでもこのマンガでも「最後には楽しんでいる人がいること」「一緒に失敗した・困難を乗り越えたという共犯関係」がお互いの救いになっている。

 

これがどうでしょうの場合は男4人旅。みんなが男子中学生に戻ったようなノリで旅を楽しむ(悪口を言いあう)ところが「男の友情っぽくていいね」というコンテンツ。

でも、「真亜ちゃんは今日も家にいたい」では、それがお互いがお互いを必要としている夫婦系ラブコメみたいにうまくまとまっているのがすごく良かった。 

正しくリア充・正しく夫婦・正しく幸せは見てて楽しい

どこまで意図したものかはわからない。

 

だけど、「一人では未体験に行けない人」と「一人では何かを体験しても飽きてしまう人」が二人合わせて、やっと楽しく出かけられるという関係が男女の間で成り立っているのはすごく愛を感じて心温まる。

 

とてもぽかぽかする。

 

力を合わせて…という話はほとんどないのだが、お互いがお互いのおかげで楽しめているという関係性に
「カップルっていいなぁ〜」
「重たくも暑苦しくもないけど、愛を感じていいなぁ〜」

というしみじみとした感動があった。

 

しかも、彼女が正しく彼女なところがまたいい。

そりゃ、男の悪ノリで連れだされるどうでしょうも見てる分には面白いし、男同士でそういう馬鹿をやること自体にロマンもあるよ?

でも、彼氏彼女が「彼氏にお願いされると断れないんだよね」という半分ノロケ、半分被害者意識を口実とした言い訳・逃げ口上・共犯関係を男に求める態度のように見えて、そこが女の子らしくて好き。

そこのイチャラブ感のあるやり取りを見て、

この人達、正しくリア充だ!リア充であることをいいモノだと捉えつつ、同時に煩わしくめんどくさくも捉えてる。世の中にはキスすることや抱き合うことがラブコメみたいな風潮があるけど、むしろ相方というめんどくささと、補完・共犯関係を楽しむことこそ正しく恋愛で、正しくリア充なんだ!!

…特にイチャイチャもしないし、濡れ場もない。
でも、やったことない体験をしながらも相手のことを思ったり、むしろ相手がいるから楽しめたり救われたり…そういう関係って友情よりももっと深いよね
それが、正しくラブコメ・正しくリア充・正しく幸せに見えて、よかった。

 

一見、日常から出て行く作品のように見える作品だよ?

でも、むしろ二人が一緒に出かけていけば、リア充でお互いのことを思っている二人ならそれはどこに行こうが何をしようが日常なんだと気づいた時に、この作品にどっぷりとハマることができた。

 

見ててためになるだけじゃなくて、幸せになるマンガとして楽しめました。 

 

あ、そうそう。作者のあとがきマンガとか、表紙の裏に印刷されているおまけがすげーかわいいです。その辺も含めてもっと評価されて欲しいです。 

 

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