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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

子どもの野球離れが話題になってるから「少年野球の大変さ」について語るよ!

野球 教育論

ここ最近、「少年野球チームが減ってる」「子どもの野球離れが深刻」という話が話題に挙がる。

【高知新聞】激減!県内少年野球

子どもの「野球離れ」は、もう止められない | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

そこで、自分の少年野球体験、親御さんの苦労話を書く。

 

 少年野球は手間も大変だが、人間関係が大変

道具一式にお金がかかることもばかりライター達は書くが、子どもに野球やらす際の問題はそのメンテナンスにお金や手間がかかること、それを少年のうちから始めると親がかなり面倒見てあげないと続けられないということにある。

 

野球は…とにかく土まみれになる。しかも、割と雨でも練習・試合するスポーツだからするため、泥まみれもザラにある。
しかも、経験上調子に乗って泥に滑り込む子もいるからお母さん泣かせなスポーツだ。
…やり過ぎて、練習後帰宅した際に「そのまんま洗濯機にかけたら壊れるからお風呂の中で洗ってきなさい!!」と怒られたことも今となってはいい思い出。(あのバイタリティが羨ましく感じるおじさんになってしまいました…。)

 

しかも、長ズボンでスライディングするスポーツなのでやたらと擦り切れる。だから、縫い物をする手間もかかる。

 

小学生だとほとんど自分で縫ってないのでは?
かくいう僕も裁縫セットを学校で買うことになるよりも野球する方が早かったし。

まして、中学高校になっても家では裁縫をしなくかった。
そのため、大学時代に一人暮らしになって、家で使おうと持ってきた裁縫道具を開けると…なんと、中身を母にごっそり抜き取られていた!!

 

…特にまち針・縫い針が全滅だったから、ユザワヤで買ったほどだよ!

亭主関白で家庭科がなかった時代の人じゃないからやろうと思えば自炊とボタン縫いぐらいできるけど…すいません、完全に親まかせでした。

 

加えて、ある程度練習する人なら道具は年1回はグローブ以外どれもこれも消耗する。バットは凹み、スパイクはすり減るから新調しないといけない。(凹んだバットはルール上、使えないから新調する必要あり)

 

グローブも子どもの場合は手のサイズが変わるから、小学校中学年で野球を始めた僕でも1度は変えた。低学年から始める親ならどうなっていたやら…。

 

…ここまででもけっこうな手間だ。また、他のスポーツでも程度の違いこそあれどお金と道具のケアは必要になる。

だから、スポーツの習い事ができるだけでも実はかなり豊かな家に育ったといえる。

 

でも、野球が大変なのはここから!

他のスポーツ系の習い事なら「あとは指導者と子どもに任せれば」でいいのだが、野球の場合は「参加する手間暇」が多い。
特に、ある程度強いチームに所属してたり、ある程度田舎だと、親が稽古をつけて全体の練習がない時でも練習に付き合うのが当たり前だったり…。

 

チームのお母さんが交代でマネージャーめいた当番をしたり、試合の日の車当番(配車係)をこなす。お父さんも配車係または練習に付き合うなどする。…これがうちのチームでは当たり前だった。

僕の家は都会育ちの父母で自分の趣味も大事にする方々だったから「基本、当番・配車しかこなさない」という方針で他の家に比べると放任気味に野球をやらせてもらえた。

だけど…生粋のしかも田舎育ち、地元民のお母さんだと近所付き合いの会合も兼ねてるから毎回毎回来る。(そのため、毎日来ることが前提の、世の中が家族で住んでるこの街でしか成立してない人達を母は軽蔑してたし、苦手意識を持っていたけどね)

  

 

少年野球は家庭間抗争であり、英才教育の序章

「熱心でいいですね」なんて口が避けても言えない。

子どもの頃から「結果を出す家庭はお父さんお母さんから常にプレッシャーを浴び、熱心な指導を受けて、時には人前で怒ることを辞さないストイックさが必要なんだ」と少年野球で一部家庭のストイックさと、我が家の放任主義ぶりから学んだ。

 

放任でもスポーツをやらせてもらえたことには感謝してるし、そもそも後発で運動神経も良くなかった僕に求められても無理だったから特に恨みも未練もない!

 

だって、怖いのは「毎回毎回子どもを手伝いに来る母親」なんて怖いじゃないですか…

でも、「ストイックに応援する、一緒に練習する・見に来る父親なんかもっと怖いし、人の親を見てて「怖い」と思ったのはほぼ父親だ!

例えば、市内の中学で顧問やってる先生が来て、その先生は夏休みに一度チーム全員を稽古をつけてくれたことがある。その際、息子にキャッチャーをやらせてノックの送球を取らせていた。外野守ってたからやり取りが見えなかったが、その先生は息子に至近距離でボールを投げたつけたからね!しかも、息子はそれを避けた!

 

…でも、その子は身体能力高かったから試合には出られたし、(走力・肩ともに最強という)守備の要だったし、いいやつだったから父親に時々シメられるようなことがあってもやっていける子だったまだいい!

 

僕が見てる中で一番辛かった・怖かったのは古株でキャッチャーをやってた子だ。

少年野球では、投手・捕手・遊撃手の3つは野球センス・運動神経が高いやつが引き受けることが多い。

だが、例外として少年野球の捕手には「技術はある古株だが、太ってる・鈍足だからキャッチャーをする」というタイプの子もいる。(ちなみに古株で身体能力がない奴がその次にやる可能性が高いのは二塁手

 

だから、サブポジとしてキャッチャーをやった野球センスも運動神経も高い子達の方がセンスも肩力もあってはたから見ていて見劣りしていた。

実際、二塁ベースまでキレイなノーバウンド送球が投げられるようになったのは3人の中で彼が最後。しかも、他の二人がサブポジながら投手もやる子だったせいで球速も速さも彼らのほうが上と露骨な差が出ていた。

 

…ところが、親が一番熱心に応援してたのがその子だったこと、古株で頑張っていたことなどがあって、試合ではその子が最も捕手として定着した。

だが、試合中に応援席(という名の保護者席)から怒鳴られた数が最も多かったのは彼で、苦労に苦労を重ねての出場だった…と言わざるをえない。

 

彼の父は練習もつけたし、父母二人で見に来ていて、応援はされてた。(期待されてたかは知らないけど、付き合いで見に来たという感じのオーラがなくて、今思い出すとボールを投げつけた父親よりもこっちのほうが救いがなくて怖い

 

この二人は極端な例だが、どの学年にも熱心な親がいたり、身体能力の高い子どもがいて、その子らがチームメイトの家のハードルを上げていく。

だから、多かれ少なかれキャッチボールさせたり、家の駐車場や庭にネットが設置されてたり、バッティングセンターに連れて行ってもらったり…まぁ、色々してもらったり、他の親が連れて行くところに一緒したり…してたわけ。

 

習い事であり、習い事以上になるのが少年野球の難しいところだよ!

特に地方だったり、お母さんが無趣味で「立派な息子にしたい」と教育熱心だったり、お父さんが元巨人軍の二軍だったりすると習い事は習い事でも「ピアノ」「習字」「水泳」とかじゃなくて「塾並みの優先度と目的意識」がつく。

 

ちなみに、元巨人軍の二軍は僕の学年じゃないが、その学年のチームはすごく強かった。西日本規模・関西規模の大会で優勝するぐらいには強く、それゆえに他の学園のハードルもあがったのなんのって…。(稽古をつけてたか、息子を強くしてたら周りも強くなったのかは不明)

あと、縁者にプロ野球がいたらしく、オリックスの主力選手が来て、普段練習に使ってる球場でフェンス超えを決めた…まぁ、コレも僕の学年じゃないから面識ないが、オリックス好きな人に名前を出したら絶対に知ってるであろう名選手なだけに、サインをもらいに行く人もいた。

 

ながくなったから、まとめておしまい!

 少年野球の大変なところ

・野球の機材は少年一人でメンテナンスできるものばかりではないから、たいていの子ども/発達が遅い子どもの場合は、親が面倒見ることになる。

・しかも、地方の場合は配車係や送り迎え、コーチ役などを親が受け持つこともあるため、他の習い事と違って「親が前のめりでないと」続かない。

・母親の場合は野球に熱心でなくてもご近所付き合いも兼ねてるから、子どもの習い事じゃすまない。メンツがかかってくることも。

・チームが強いと、ストイックな親の基準で他の子どもも練習するからお金や手間の負担が増えることも…。(代わりに稽古をつけてくれることもあるから、手間を負担してくれることもあるから、悪いことばかりでもない)

・親にプロ野球上がり、甲子園経験者、実際にスポーツ指導者がいるともっと大変!

・でも、最大の問題は「勉強よりも先天的な才能や発達の速さに左右されるスポーツの習い事は親の努力・子の努力だけで結果が決まるわけじゃない」こと。

お母さん同士の意地の張り合いや、お父さんの「息子とキャッチボール♪」というテンションに巻き込まれる可能性が高い事。また、チームメイトも指導者も近所の人間であることが多い田舎の場合はチームを退団すると角が立つから一度この流れに加担すると抜け出しにくい

「あまり熱心じゃない方向で息子の習い事に関わる」という場合、結果は経験年数と生まれ持った身体能力に依存するしかなくなる

僕の母はチームの親の中で最も熱心じゃなかったくせに維持の張り合いにだけは参戦してたからなぁ…。(最低限のことはしてくれたからしわ寄せは来なかったけど、「私が来た日にヒットを打たないとはどういうことだ」的な身勝手な説教はしばしばされた

・その母いわく、親だけの飲み会とかレクリエーションする際の「母親同士で集まって何かをする」のがけっこうかったるいらしい。

 

ただ、子ども目線で言えば、体力ついて・野球周りの知識がついて・考えてスポーツをやる(コツを探す)習慣がついて・友達できたり人付き合いの範囲が広がったりして、野球のおかげで人生が豊かになった部分がある。だから、野球には感謝してる。

 

ただ、今の世代、共働きの世帯や子ども子どもでお金かけられるほど収入もない世代の人間に同じ負担を強いるのはどうかな?同じことを自分が子どもにやらせられるかと言われたらどうかな?

僕は未だに100キロ以上のボールも打てて、キャッチボールもできる。体の鍛え方もわかるから息子だけなら教えられなくない。でも、少年野球をやらせるのはそんな単純じゃない家庭レベルの問題だから悩ましい。 

 

 

高校野球に行くまでもなく親の力が大きいスポーツですよ。

サポートなしじゃそもそもできないし、チームに熱心な親がいると暑苦しいけど、巻き込まれながら練習しちゃうし…そういう側面は否定できないと思うんです。

 

 

 

 

 

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