かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

未来が見えないことも、見えすぎることも「人を病ませてしまう」という意味では同じ

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最近、ハードオフツアーに出かけた時に、僕は本の掘り出し物を幾つか買って帰ってきた。

その1つが「俺のイタリアン、俺のフレンチ」という創業者自らが書いた本。

 

有名なお話ではあるが、この人はブックオフグループの創業者でもあり、「ハードオフ巡りでこの人の本を買うのは非常に理にかなっている」と考えて、購入。

 

…まだ前半しか読んでないが、これが思いのほか面白い!!

 

まだ途中だし、本当は別の本を読んでいる最中だったのだが、どうしてもこの本の話がしたいから、取り上げることにした。

 

なぜ「俺のフレンチ」に一流シェフが来たのか?

 「俺の○○」は立ち食いで、一流シェフが料理を振る舞うお店。
しかし、一流シェフを雇えたのはツテがあったわけではなく、社長の坂本さんはフレンチやイタリアンについての造詣も全然なかったのだという。

 

そもそも、普通一流シェフが働くような現場と、「俺の○○」は正反対。
厨房は狭く、ブランド力もないし、客層も違うから作る料理や価格帯も違う。

そのため、坂本さんも一流シェフが来てくれるか不安だったし、最初は抵抗感から返事を渋るシェフもいたという。

 

しかし、よくよく話を聞き、抑えるべきツボを心得るとシェフが来てくれるようになった。

それどころか、海外や一流店での経験があるシェフの悩みが「俺の○○」で働く事によって解決されることもあり、積極的に来てくれるようになったという…。

 

先が見えない/見えすぎてしまってる事は、仕事に希望を持てなくする。

シェフたちに事情を伺うと、「海外で修行してきた技術を活かせる職場」がないのだという。

 

一流ホテルであれば、新メニューを作る機会が少ない。
もっと経営効率を追求するお店なら、コックにやらせないで、セントラルキッチンによって効率化されてしまう。
かといって、自分のお店を開くのはリスキーだし、元手が必要になる。

 

だから、「磨いた料理の腕を突き詰める場所」がなかなかないのだという。
料理を振る舞うために腕を磨いたのに、その料理の腕がコスト扱い・リスク扱い。
しかも、やっと料理を振る舞える職場を見つけたらどうしても客単価が高くて食べられる人はごくわずか。

 

結果、熱心なシェフたちは裁量を持てて、新しい料理が作れるような職場をさがして、「俺の○○」の門を叩くのだという…。

「俺の○○」のように環境や社会的地位で、一流の勤め先に劣っている新興企業でも、シェフたちのやりたいことをやらせる企業であれば、来てくれるのだそうな…。 

 

 

この話を聞いた時に僕は

「これ、大企業の人も同じこと言ってなかったっけ?」

「もしかして、若くして成功した人達にとっての大きな悩みは、成功して安定したからこそ、先細っていく未来が見えて、明るい未来が見えないことなんじゃないか?

そもそも安定さえしてないない僕に言わせれば【甘えるな!】【恵まれて満たされて幸せになれないならさっさと席を譲れ】という話なんだが…こういう社会問題も世の中にはあるみたいでして…。

 

産業医から「やりたいことがあるなんて、いいことじゃないか」と言われたことがある

僕が躁うつ病を患った時に、父は勤め先の産業医に「親としてこういう息子の状況をどうみればいいか」を相談したそうだ。

その際に言われたのが「やりたいことがあることはいいこと」ということを言われたのだという。

 

僕は過労や貧しさからくる侘しさ・寂しさでメンタルを病んでしまった。
ところが、大手企業に務める人はむしろ反対の理由で病んでしまうのだという。

「いい会社・報酬があっても、そこにやりたいことがなく、先が見えないことを理由に病んでしまう」

のだという。

 

 「病んでしまう人」とはまた違うが、大手企業で「先が見えなくなる」現象について教えてくれた人がいた。 

それは僕がやっているブログレッスンを受けている人のこんな発言だった。

「大企業にいると、勤続何十年の上司を見かける。その人の態度や大きな買い物が、自分の未来の姿なんだと思い知らされると、急に冷めてしまう。

これ、親父も同じようなことを若い頃に感じて転職したって言ってたなぁ…。
ちなみにその人は、僕にブログを教わることで、先細ってない別の世界へと飛び込むことができて、充実した生活が送れるようになったのだという。

 

転職を志す人の動機…それもポジティブに転職を成功させている人の大きな原因は

「上司や職場の悪しき伝統に自分の未来を見たけど、それが自分のなりたい未来じゃなかった」

と言う。

 

言い回しが下手な人は勤め先の愚痴を言ったり、取り繕って浮ついたことしか言わないようにしてしまって、転職の面接で落ちる。
だけど、うまく転職する人は自分の不安を的確に言い当てて、それが「未来」にやりたいことがある かどうかという話になる。

 

未来が見えすぎることと、見えなすぎることは表裏一体で同じなのかも。

「見たい未来が見えない」という意味で、「未来まで行き着いてもそこにやりたいことがない」という意味で同じなのかも。

 

僕は、「食う寝る処に住む処に困ってなくて、自分の余暇があれば、チャンスなんてネットにもリアルにも転がってない?」とか「金と女に困ってなければ、男なんてだいたい幸せですわ」思っちゃうところがあるのよ…。

そもそもそのチャンスさえなく病んじゃったからシェフの気持ちも、勤め人の気持ちも「感覚的には」共感できないんだよ?

 

ただ、理論として、命題として並べていくと少し捉え方が変わる。

「人間は、収入や貧困によって追い詰められるのではなく、動き続ける生き物だから、停滞して、動かなくなってしまうこと・動けなくなってしまうことのほうが人を病ませてしまう。」

と気づかされるわけです。

 

こういう社会問題って、国やメディアは扱わないんだろうなぁ…。

豊かになれば、枠組みに入れば幸せになれるといい続けてる人達だから、「がんばって枠組みに入ることで悩んで病んでしまった人」の存在は黙殺されるんだろうなぁ…。

 

「俺の~」は、ビジネスの本だ。
でも、ビジネスを突き詰めることが、メンタルヘルスや社会問題にカチッとぶち当たって、普遍的なテーマとリンクしていく…そういうところがとても面白かった。

 

ビジネス書としても有能なんだけど、もっと根っこの部分のことが書かれているような気もするのです 

 

 

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 一流の人こそ変化するのは一流の世界で「安定しすぎること『も』人を病ませる」という経験をしたからこそなのだろう…。

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