かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

俺がマンガランキングを作らない理由


クレジットカードの人がこんな記事を書いてた。

Googleで「マンガ おすすめ」と検索すると、上位10記事のうち9記事がはてなブログという衝撃。SEO対策では長さと更新頻度が重要です。 - クレジットカードの読みもの

 

アニメランキングを作ってる僕が言うのも変だけど…マンガランキングってなんか作る気が湧かないんです。

 

上に掲載されてる記事もいくつか見たんです。

検索1位:絶対に面白いおすすめ漫画!今人気の話題作から殿堂入りの名作まで厳選紹介 - 心に火を、指先にペンを

検索2位:【随時更新】本当に面白いおすすめの神漫画ランキング100 - hacogaki

 

俺の感想としては「このレベルから薦めないといけない連中とマンガの話をしたくない」という内容。

そもそも、ジャンプ辺りのおもしろいマンガって、こんなブログに紹介されないとわかんないもんか?

ブックオフの100円コーナーのジャンプマンガから10巻以上続いているマンガを読めば、済むことをイチイチネットで調べる意味がまず俺にはわからない

ネットのアニメランキングは最初からある程度レベルが高い

この間の「声優総選挙」もそうだし、テレビでよくやるドラえもんやルパン三世が上位に来るタイプの「アニメランキング」みたいなものをみても僕は同じことしか思わないんだよ。

これ、【誰とでも仲良くなれる】とか言ってる人が、実態は仲良くなれないタイプの人を無視しているだけで、実態はその自覚すらない無知なだけってパターンだよね?

投票制度の時点で、深夜番組が排除されて数の暴力的に「多くの人が見た・知ってる作品がランクインする作品」がランクインするランキングなんて何一つ面白くない。

 

質を突き詰めているわけじゃなくて、ただの知名度競争。

多くの人のマンガランキングにジャンプ系の作品が乱立しているのを見た時、あるいは浅く広く網羅しようとするあまり誰もが知ってる・映像化された作品ばかりが並んだ時に

「そんなのランキングされなくても、みんなが知ってるし、みんなの中間的な意見としていいと認められているものばかりじゃないか」

という感じがしてすごく嫌になった。

 

アニメに罪はないが、ランキングには強い疎外感を感じた。 

 

そして僕の場合、テレビが作るアニメランキングに対して

「違うんだよ!!本当にすごいアニメは泣くし、人生こじらせるし、気持ちわかりすぎて愛おしくなって心を重ねてしまうんだ!!

いいね!なんてレベルの人も、アニメでボロボロに泣きじゃくってる人も同じ一票にされてしまうのはおかしい!!!」

と思ってたから、僕はある時期の深夜アニメをじっくり見て、自分の好きなアニメだけで、趣味100%でランキング作ったわけ。

 

根本的に、アニメで泣けることさえ信じてないであろう人と同じ世界を生きてるつもりがないし、そういう人にアニメの話とかしてもらいたくなかったから、僕はアニメはきちっとランキングを作っておきたかったわけ。

20代こじらせオタクのおすすめアニメランキング!! 

 

ちなみに、このランキングの1位は「lain」というアニメ。

これは1998年放送の深夜アニメ。
それも、テレビ東京なので、地域によっては映らない。

 

1998年なので、YouTubeニコニコ動画もない時代のネットの話。

 

そんな作品を推薦したら「なんだそれ」とか世間では言われかねない。
でも、ネットでこのランキングを見たら「たしかに、こじらせオタクだ」「00年代らしいランキング」と言われてきちっと理解される。

 

テレビのように何百万人を相手にはできないけど、僕も何万人・何十万人ぐらいには見てもらえているランキングを提供している。

 

アニメについてはマイナーや自分の好きなところに走っても共有している人がいっぱいいるから、エッジの効いたランキングが成り立つ。

そして、ネットとはテレビほどマスに走らなくていいから「数万人見てくれるコンテンツを意識して作ればいい場所」だからこそ、エッジの効いたものが作れてきた。(それどころか、現状では数万人ですら刺さらない人のために、次は数千人のためのコンテンツをどうやって用意するか・フィットさせるかを苦心する段階に移行している)

 

だから、ジャンプマンガ・映像化された作品しかないマンガランキングって、なんかこう…「テレビでやれ」「ブックオフに並んでいるものを読め」って気持ちにしかなれない。

マイナーなアニメは数万の世界、マイナーマンガは数千の世界。

 マンガは好きですよ?

LIGブログにマンガを進める記事を寄稿してたこともあるし、今はそこから派生して僕自身のブログでマンガ紹介をはじめてる。

 

一番ヒットしたレビュー記事ははてなブックマークが66も付く盛況ぶり。SmartNewsなどオタク系のニュース配信サイトなんかでも拡散していただいた。

 

その時の記事がこれ。

「真亜ちゃんは今日も家にいたい」けど、やっぱり彼氏に連れ出される 

 

僕がこのマンガを紹介した段階では、Amazonにレビューが1つもついてなかった。

 

それどころか、雑誌自体の拡散力の差も大きい
真亜ちゃんが掲載されてるコミックゼノンツイッターのフォロワー数が僕とほとんど変わらない。ゼノンが僕のアカウントより150人多い程度。(僕が4780人で、ゼノンが4920)

一方で、ジャンプSQとかになってくると、ツイッターのフォロワー数だけで8万人。

 

作者の差なんかもっと酷くて…真亜ちゃんの作者のフォロワー500。ここまで来ると、下手なオタクよりも少ない。(ゼノンは極端な例だとしても、スピリッツやガンガンに連載してるマンガ公式アカウントや、作者のアカウントが1000人程度で止まってて、僕よりも少ないってのは、けっこうあるお話。)

一方、ジャンプに連載を持ってた作家さんだと…BLEACHの作者である久保帯人さんがツイッターをやっているが、この人のフォロワー数は15万人いる。

 

つまり、ネットオタクでさえ目に留まらないぐらい拡散力が弱くて、実際に雑誌を買うか、書店に足を運ぶかしないとマンガを知ることさえないものを開拓しているのがマンガオタクであり、マンガブロガーなんです。

 

深夜アニメは、マイナーでもニコニコ動画Amazonプライムに当時入っていれば、見ることができるものが多くある。

ヘタすれば、違法でアップデートされて外国人まで深夜アニメを知ってることも。

 

でも、マンガの世界でマイナーなものは本当にマイナーで…
「不法にアップデートされてもそもそもその作者のこと、マンガのことを知らないから読まないのでは?」

というぐらいにマイナー。

 

同人誌や同人CGの不法アップロードが問題になってるけど、ヘタするとそういう作家さんの方が人気があるんじゃないか?ってぐらい知名度がない人がマンガを連載してることはよくある。
コミックゼノンよりもフォロワー数を抱えたイラストレーターさんや、成人向け作家さんなんか4桁・5桁の単位でいるし…。

 

そういう世界だと、まず読んでもらうというのが大変。

まず、連載されてる雑誌が、コンビニどころか街の書店に置かれてないことからスタートして、

単行本も大型書店か、オタクショップにしか置かれず、基本的に都市部でしか買えない。

片田舎で変えるとしたらアニメイトヴィレッジ・ヴァンガードが運良くその地域にあった人か、ネットでマンガを検索する習慣…マイナーな雑誌のページやネットアプリを駆使して1話を試し読みし、Amazonで頼むルーティーンができてる人ぐらいだろう。

 

そうなると、自分が好きなマンガが千人とか百人とか…日本中探してもそのぐらいしかいないことだってある。

本当にマンガが好きな人がきちっと探すと、そういうところの作品まで買ってるし、探している。

 

だから、話が合わない。

目線も、世界観も合わない。

 

ましてや、現在の作品ではなく、過去にマイナーな雑誌で連載してた作品とかになると…ネットに書いても検索されないだろうから、書きづらいし、ランキングに盛り込んでも共感してくれる人が少なすぎて素通りされる。

 

しょうがなく、ブログのサイドバーに連載が終わってしまった瑪瑙之龍や、ロボット残党兵、あるいは惑星さんぽといった、僕が好きなマンガを貼って、宣伝してた時期もあるが…ほぼ売れない。(わずかには売れるけど、わずかしか売れない広告なんてサイトのデザインをけばけばしくするばかりで、貼りづらい。)

 

最近の悩みはマイナーな上に紹介する旬も過ぎた作品をどこで語るかということ。

いい記事をお届けしたいという気持ちはあるが、読まれないものを自分から貧乏くじの要領で引いていくのは気が引ける。

 

ジャンプやゴールデンタイムのアニメが悪いって言ってるんじゃないよ?

でも、そういうものしか見てないか、無意識に他のものを排除して考えている人に話を合わせて記事を書く気持ちにはなれない。

 

ジャスト・フィットするものを探させる、知らないものを取り上げられるようなランキングが作れるならマンガランキングも作るよ?

でも、マンガでそれをやると、ついてこられる人が数千とかの世界になるし、旬もあるから難しい。

 

 

映画化されて話題になった「この世界の片隅に」はホンマにその問題に直面してる。 

映画の方は、オタクと評論家が大絶賛してるけど、世間では君の名は。とシンゴジラが2016年の代表作ってことになってる。

 

僕は口酸っぱく

「歴史には確実に残る。」

「ただ、今ちゃんと評価されるかどうかは大事。単なる教育的な映画か、文学として残るか、そこで決まってしまうから」

とすげー言ってる。

 

これからのオタクや各種レビュアーは数千・数万しか評価されないものを数十万の世界に押し上げられるかの戦いだと思う。

その役割は大企業やGoogleみたいに数字の後追いをするタイプのところにはできないことだからこそ、それができる・できた事例は重宝される。