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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」←それな!!

マンガ棚 くねくね

新宿まで足を運ぶ機会があったので、久々に「マンガのジャケ買いをした。

そこで、「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」はというタイトルが突き刺さって買ってしまった。

 

 

概要

雑司ヶ谷、五反田、錦糸町、駒澤大学、中野…あなたの”住みたい街No.1”はここにあった! 吉祥寺で不動産を営む重田双子(しげたツインズ)はどこにでもある街へと変わっていく吉祥寺に不満たらたら。なのに、お部屋探しにやって来るのは「住みたい街No.1=吉祥寺」の幻想を抱く女子ばかり!だから、今日も紹介しちゃうんだな“吉祥寺以外”の街を。最旬作家・マキヒロチが描く街ぶらラブな不動産マンガ、第1巻!

 

 Q.そもそも、なぜ吉祥寺は住みたい街ランキングナンバー1なのか?

A.無難だからです。 

 

マンガの話をする前に、このマンガの趣旨・首都圏在住の人間の共感度を理解するために、少しだけ「吉祥寺が住みたい街ランキング1位の理由」を話す。

 

結論から言うと、吉祥寺は無難!!

渋谷・新宿の両方に出られて、便利なお店も揃い、周辺は都会すぎず自然もたくさん。

…でも、八王子や町田ほど地方都市っぽくはなく、川崎や横浜と違って「中央線」という都会な路線にある「程よい郊外」という絶妙なさじ加減が、上京者にウケている。

 

無難なところ選んだくせに「(心の)先っちょだけ上京しました感」が味わえる。

23区ですらないド田舎が、偉そうに「イケてます感」気取ってやがる。

 

…大事なことだから重ねて言いたい!!

吉祥寺は東京都杉並区のおとなりである「武蔵野市」だよ。

人口14万人のこぢんまりとした郊外、「武蔵野市だよ!!

電話番号が、03から始まらねーくせに、東京って粋がってやがるんだよ!! 

 

そこでだ!!

そこそこ、首都圏を歩いてる俺としては、

「23区側よりも反対のおとなりにある、三鷹市とキャラ被ってんだよ!!

と吉祥寺さんに言いたいよ!!(元品川区民・現川崎市民)

 

ただね…優柔不断な人・事情を知らぬ人には「無難」「普通」は魅力的でもある。

「失敗しない」し、「考えなくてもいい」からね。

ただ、都内を歩いている人から見たら、吉祥寺がウケる・吉祥寺に住みたいは「キッチリと自分の願望やニーズと向き合わずに決めた妥協の産物」だよ!!

 

このマンガは、そうした「とりあえず吉祥寺」に対して、不動産屋の双子が「あなたのニーズだと、吉祥寺よりもっといい街があるけど?」と、もっとニーズにマッチした街へ連れて行き、物件と街を案内する作品だ。

それも、「先っちょだけの都会感」で満足しちゃうやつらには、怖がって手も出せないような五反田とか錦糸町とか雑司が谷みたいなところを積極的に勧めていくところが、パンクやね!!

 

主人公は「サブカル好きのデブ女の双子」…だが、それがいい!!

「開き直ったデブは強いなぁ〜」

このマンガを読んでいて、感銘を受けたのは意外にもキャラ!

 

マンガに出てくる五反田や中野、駒沢大学がいい街なのはよくしってる。

 知ってるから、そこまで真剣に見なくてもサラサラと読めてしまう。

 

でも、それ以上にぼくの中で「このキャラいいなぁ〜」と思ったのが主人公の双子。

パンクが好きで、タトゥー入れたり、変な髪型にしたり、仕事中にギター奏でてたり、吉祥寺以外だと気の進まない女性のお客さんを強引に別の町まで連れだしたりとやりたい放題。

 

でも、そこが「いいなぁ〜」と。

 

「メタルと結婚してる」と豪語するだけあって、好感度無視でやりたい放題してる彼女達の自由さが、一周回ってかっこいいなぁ〜と。

デブの強さ、良さ、生き様がしっかりと表現されていることに引きこまれた。

 

かわいいは正義

じゃないが、最近の作品は何でもかんでも美男美女が出てる。

特に、ライトノベル原作のアニメとかになると、笑顔でいい人してれば報われるような作品ばっかりが巷に溢れかえってる。

…もう、食あたり。そういうもんばっか見てるからオタクはモテないんだろ?ラノベ売り場は書店の中でも独特の気まずさが出ちゃってるんだろ??

 

そこに来て、

「デブにはデブの強さがあるよ」

「ブサイクやデブやひげがダメなんじゃなくて、ウジウジと決断できない、未練がましいやつがキモいんだぜ☆」

(実写で言えば、水曜どうでしょう藤村Dなんかがある意味近い)デブの強さ、どうせ第一印象良くないんだから「どうせだからもっと言っちゃえ」という強さを描いてくれる作品を見つけられたのが、ほんとうに嬉しかった。

 

このマンガでは不動産屋だが、見ず知らずの人と「一緒にお食事したい」と誘われる機会が増えた自分としては、その時の振る舞いで悩んでたからとても参考になった。

自分もデブで、第一印象がいいキャラでもなく、それでも期待されながら他人に街を案内したり、後輩を連れ回したりしてるから「これがどういうふうに見えているのか」が気になってたため、このマンガに出会えてとても良かった。

 

情報としても、文芸的な共感としても、今のぼくが「見たい」と思うものを見せてくれる作品だったので、気持ちよく読めた作品だった。

 

 

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