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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

なぜ恋愛工学は女性たちから批判されたのか?

恋愛・男女

そろそろ、恋愛工学論争が出揃ってきたと思うから、自分なりに総括してみたい。

 

 概要

「工学」という名が示すように、これは女性の落とし方を“科学的”に解明していこうというものなんだよね。海外のカリスマナンパ師たちが実践しているメソッドが下地になっていて、それを“理論物理学の研究者”にして“金融のスペシャリスト”である藤沢さんが、主に進化生物学と金融工学フレームワークを応用しながら日本の一般男性向けに発展させたもの、というのが恋愛工学の基本的なイメージ

 

「恋愛工学」に手を染める“キョロ充”の群れ。噂のナンパマニュアルは男たちを破滅へと導く麻薬!? 

 

 で、それが書いてる本がこれ。

 ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本)

 とここ

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」

 

恋愛工学は男性的な志向に恋愛を最適化した考え方

恋愛工学革新的だなって所>

これって、ナンパ師達がやってきたことをまた同じように繰り返しているんだけど。

確かに面白いと思った。工学って名乗るくらいだから専門用語作ってみたりして概念数理モデルに落とし込んでいる。これは非常に俺は納得できた。言ってることは、「ナンパでの声かけは、定型文作って、それで話かける、これを『オープナー』と言う。『写真撮りましょうかオープナー』『こんばんはオープナー』などいくつか定型作れ」こういう感じで、定義つけられた行動をひたすら繰り返せば、ヒット確率が5%なら20人話しかけられればいけますね。これはナンパ業界では常識だけど、これを『メソッドだ』と割り切ったのがよかった。

 

恋愛工学が流行っているが

 ゲーム的に恋愛(の段取り)を整理したことが、女性に比べて物事をゲーム的で論理的に解釈するのが好きな男性達にウケているようだ。 

 

また、「ナンパ師達が繰り返し言ってる」ところを見るに、ナンパ師の技術とは女の子の気持ちがわかることではなく、状況を判断してテクニック(技)を使いこなすゲームがウマい人達のようだ。

 

傾向として、男性の方がゲーム的で論理的なモノを好む。(インドアで数量的な)ゲームを作る方もやる方も圧倒的に男性が多く、有段者であればなおさらその傾向が強くなる。また作るゲームも女性向けの作品に比べるとシステムやルールに凝るものが多く、システムを作るのも攻略するのも好き。

 

逆に女性向け(または作者が女性)のゲームは操作の難しさよりもキャラやテキスト、操作を簡略するためのトリックなどに特化していることが多い。難しさの方向が「気づくこと」に特化した作品が多い。

 

人間関係や恋愛でも同じことが言える。

学生時代に女性との交友がなかった男性にとっては女の子の基準がわからないでないがしろにされたり、悪く言われたりした経験から「仕組み化するだけの経験も知識も参考にすべきネタ」もない。

 

恋愛を男性のゲーム化のようにできないが、女の子のゲームをやったことないから気づくことができない。気づかないことで難しい操作を強いられる立場に回る(同じことをしても理不尽にあいつだけは目がハートで、俺がやると無言で睨まれた)ことがあり、恋愛が、攻略対象の女の子が理不尽ゲーに見えてくる。

 

女性が嫌いなのではなく、違うルールでやるゲームが怖いのだ。

ただ、得るものが大きい・クリアしないことで悪く言われるからゲーム自体は好きじゃなくてもクリアしたいと思う…が、やっぱ怖いし得体がしれない。

 

そこで、恋愛にゲーム的にこなせるノウハウを求める。恋愛工学に限らず、「モテるマニュアル本」に手を染める人が出てくる。

男からすれば、「数字や明確なRPGや戦略シミュレーション、カードゲームにルールを切り替えれば、もっとできるんじゃね?」という考えから来る。

 

ただ、女性から見ると、恋愛を(数量的な)ゲームとして解釈しすぎているからこそ恋愛工学は批判される。

 

ゲームが違えば、クリア条件も違う

たとえば、同時に複数を口説くのが恋愛工学ではベースになっている。私も、男女問わず勧める戦略だ。1人へ愛をコミットすると、ひとはキモい行動をとりがちになる。相手に好かれるためにも「そこそこの好意」に止める技術が求められる。

だが、本命の相手が現れて、しかもその相手と付き合い始めたら愛情は一人に注いだほうがいい。「付き合う前」の戦略と「本命と付き合った後」の戦略は全く異なる。だが、恋愛工学は前者しかない。

恋愛工学は「この男はいい男だから逃したら手に入らないかも」と不安にさせる技術だ。しかし、付き合った後に必要なのは「この男は私を大事にする人だから愛し続けたい」と思わせること。不安を与える男は、女から切られてしまう。そういう意味で、恋愛工学に本命を大切にする方法は存在しない

 

外資系OLのぐだぐだ(旧) 今さらながら恋愛工学を賛美する男性に思うこと

 

方法論として「複数の男性に当たること」は結果的に男性自身ががっつかないこと、数を打つことによって確率を上げることに繋がる一方で(もう過程からして「女なら誰でもいい」感は出てしまっているが)、相手を大切にする方法が全然考えられてないという。

 

もうちょっと言うと、相手をきっちり見てない(一人に絞らないでひっかけることを優先する)人が恋愛する理由は好きとか嫌い以前に女性にはさもしさが透けて見えるようだ。

私は基本的にナンパ師や恋愛工学受講生が大嫌いで、なぜかというと根本的にミソジニーで「男尊女卑だし女が嫌いだけど女の肉体は好き」という人たちであるなあという印象と、女の人格の存在に気づいていないので恋愛やコミュニケーションの失敗をすべて自分に原因があると考えている印象があるからです。

たとえばセックスマジ拒否という結果があったとして、もしかしたら生理とか口臭がイヤとか恋愛工学受講生だと気づいたとか生理前でイライラしてたとか実は男とかそういう理由があるかもしれないじゃないですか。ナンパ師や恋愛工学受講生は「このテクニックのこういうところがダメだったんだ…」と思う。世界に自分しかいない感じがめっちゃキモい。

 

恋愛工学が謎タームばかりでめっちゃキモ面白い件 -

しかも、中学生の下ネタにしか見えないようなナンパ用語をがメルマガや著書にいっぱい出てきて、恋愛工学は工学と呼ぶにはけばけばしすぎる。

女子が聞くと「ウザい・キモい・ガキっぽい」の三拍子が揃ったような下ネタ、物扱いしてるとしか思えないような言葉をマネしながら「俺、この通りやったら女とヤれるんじゃね?」と女にすり寄るからなおキモい。

そういえば、なぜ女は恋愛工学的なことはしないの?

その答えをたどる上で、この記述がなかなか本質的かもしれない。

確かに、女性の言うように、恋愛機微感情を持ってやるべきだってのも分かるんだけど、それでは男は女と付き合えないというわけだ。女なら股をひらけば男をゲットできるが、男は50人に声をかけて1人と付き合えるかどうかなわけだ。

まったくのゼロの女しか捕まえられない男に、次のステップである恋愛機微とか説いても無意味じゃないかと思った

 

恋愛工学が流行っているが

 

たしかに、男から見れば、よほど太ましくて足音がやたらドスドスしてるデブでもないかぎり「女が男10人に付き合ってと言えば、5人ぐらいはOKする」と思う。

 

恋愛工学を見てもわかる通り「女の子と付き合うこと」をゲームの終着点にしてる人が一定数いるから。

 もう少しきっちり言うと、男が誰からの告白でもOKできる理由は大きく分けて3つ。

・肉食系→えっちぃことがしたい。えっちなくても二人だからできること、行けるところに行きたい。

DQN系→トモダチ・職場・家族…とにかく誰かしらに自慢できる。面目が立つ。

・草食系→自分のことが好きな子が好き。(承認してくれる異性がほしい)

 

ちなみに、僕は草食系と肉食系の複合系である「食虫植物系男子」がベースだ。*1

 

ついでに言えば、DQN+肉食はイケイケ系、DQN+草食でハンサム仮面系、全部複合型の人を女の子に全部求めちゃってるから依存系と名付けたい。(※特に使いません)

 

とにかく、男は「女の子に告白されたり、好かれて嫌な気分は少ない」のだ。

実際には趣味が合わない・話が合わない・一度出かけたら相手の嫌いなところが見えてきたなどの理由で決別するかもしれない…が、「とりあえず1回ぐらいOKしよう」と思う人は多いんじゃない?

 

ある種のラッキーでもないかぎり付き合うことはおろか接する機会を得るハードルが高い男達は「経験値を積むスライムだったとしても、自分が追い求めたライバルだったとしてもとにかく戦ってレベルを上げなきゃ」と受ける。

 

やっとここで本題。

 

「じゃあ、なんで女の子は10人に声をかけて一度5股以上の関係になって、気の合う一人を選ばない」のか?

 

答え:恋愛はしたいけど、男ほど誰でも良くないから。

あ、「男だけが誰でもいいからふしだらだ」と言いたいわけじゃない。

 

実は、女性のほうが浮気した経験がある人の割合が多いというデータがあるから「女の人の方が恋愛に対してクリーン」というわけではない。

“女性の浮気”が急増中 その背景と浮気に走る女たちの本音とは? 

これ以外でもテレビや浮気調査のサイトなどで調べても女性のほうが浮気してる人が多く、逆に男性の方が浮気してるデータの方はほぼ見かけなかった。

 

ただ、女性の場合「認められたいレベルの人に認められないと満たされない」のだ。

正直、デブでもバカでも女性から見て「気持ち悪くない(気づいてほしいことに気づいてる)人」なら見込みはある。

 

ただ、突然告白されて、突然好かれてすり寄られた時に男ほど「悪い気はしない」とか「少しぐらい話してみても」とはならない。

そもそも言葉や行動といった記号的な物よりもむしろ「そこでそれを言うか」「私じゃなくてもいいタイミングだろ」というところに引っかかって拒否する。

 

女性向けゲーム同様、気づくかどうかがゲームだから気づいてない人に答えは教えない。無言で嫌悪感を顔と行動に出すだけ。

 

「同じゲームで遊べる人が好き」とでもいえばいいのかな?

 

男性向けな数量化されたRPGやアクションみたいに「敵を倒すのが楽しい」「数量化された結果が成し遂げられたらゲームクリア」なら告白・付き合うでいい。

 

でも、女性向けの「キャラ性の強いアドベンチャー(ホラゲー・乙女ゲー・王子様やツンケンした使用人が出てくるゲーム)」はゲームクリアしていくことで、キャラの一面が知れることが大事。

 

言い換えると男のゲームはセリフが一言もないキャラ、顔が潰れてるドットでもいいんだけど、女性向けゲームはそれだと成立しない。

 

この場合だと、「主要人物ほど自分が知りたいと思う(知っていく過程を楽しめるキャラ)」じゃないと成立しない。

ギャルゲーと乙女ゲーは登場人物を性転換しあったものじゃない

いや、男にもギャルゲーファンはいるが、ギャルゲーのキャラはかわいいけど「モテそうな女子を区分した結果」ではないよね。女の子に囲まれてる空間とか生活とか、モテる状態の疑似体験だからね。

その女の子が本当にモテそうじゃない方がかえっていいのかも。(問題ありまくりな女の子を救ってあげるイケメンキャラがけっこう多いのも、「疑似体験」的)

 

感じのいいキャラと恋愛しなくても、知り合えたり、認め合えたり、「尊い」と清々しい気持ちにしてもらえたり…好きな人と繋がれてることが重要で知りたくない奴、第一印象からして感じ悪い人の過去やコンプレックスを知っても感情移入したいとも救いたいとも思えない…。

 

何がいいたいかというと、女の子は付き合ってから、候補に入ってからがゲームのスタート。男の場合は「彼女がいない状態」がゲームのスタート。

 

男のゴールは彼女ができること。もしくは結婚すること。(それ以降も続いてるがやりこみ要素というか、本編じゃないから少し冷める)

女の子の場合は結婚しても新キャラが出てくればゲームは続くし、旦那が魅力的であり続ければルート分岐は起きずずっと旦那と二人のゲーム。

 

つまり、恋愛工学批判と批判した女の子が恋愛工学をしない理由は「同じ土俵に立ってないし、立つ意味もないし、違うゲームを押し付けてる男が気持ち悪いから」だろう。

 

気持ち悪いについてはこの本が詳しいので、「ざっくりしててわかんねーからもっと詳しく教えろ」という人はこちらをどうぞ。

 すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

 

最後に。誤解されないためにいうが、僕は恋愛工学を弁護する気も、恋愛工学に傾倒する気もない。

ただ、シンパシーがあって「女って得体がしれない」「その得体もしれない考えで動いてる女から強くNoを突きつけられるのは怖い」という経験もあるし、そんなことを思う人の感情がわかるだけ。(だからといって、恋愛工学に手を染めるのが正解だとは思わないけど。)

 

  

 

 ・関連記事

これを書く上でかなり影響を受けたゲーム。キャラの作り方・女の子の振る舞い方が他のゲームと違うからモテたいオタク男子はこの辺からやると良さげ。

 頭でっかちになりすぎず、恥かいて笑われることを覚えた方がモテると思うよ。経験上

 男的なゲームをそんなに悪く言わない・理解があるという意味でオタサーの姫は優秀

*1:僕は偏屈だし、趣味もニッチだから話が合わなくてそもそも盛り上がれないことで関係がフェイドアウトするか、あらかじめ盛り上がらないことを知って「それでもええの?」と言っちゃうから誰も彼も受け入れられる博愛主義者にはなれない。だから、「ベース」は誰でもOKと思っていても、結果的には自分と合う人、好きになれる人しか残らない…はず