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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

都市の24時間化なんてバカは休み休み言いなさいよ!!

くねくね オピニオン ネットウォッチ ネットウォッチ-インターネット人物列伝

頭の悪い記事を見つけた。

「平日の昼間」しか開かない銀行や役所に苦言 「土日も開けろ」「24時間働け」は現実的か? 

2ちゃんねるでこういう書き込みがなされているだけなら「土日も24時間でも稼働してるサービスが今どんな労働環境かわかってるか?」なんて野暮ったい記事を僕がわざわざ書かなくてもいいと思ったんだ。

 

でも、はてなで一番有名な(≠実力がある)人がこんなこと書いちゃってるから一度ちゃんとかたをつけておかないといけない。

私はこの本を読んだとき、「東京の都心部は、24時間化すべき!」と確信しました。

(略)

東京都心部の商業地の家賃は、半端な額ではありません。それなのに大半の店は、年間総時間の半分の時間は、店を使っていないのです。

朝 11時から夜の 23時まで営業しているレストランは、24時間中、12時間分の家賃を有効活用できていません。

 (略)

 中国人とか、店さえ開いてれば、24時間、買い物してそーじゃん!? てか「夜なら 2割引き!」とか言えば、むしろ夜に押し寄せそう?

夜へ! そして 空へ! - Chikirinの日記

はてなを代表する社会派ブロガーは深夜料金や深夜の人の賃金を1.25倍しないといけないことを知らない世間知らずなのか…。あるいは、夜勤は人が集まんないことをわからんのか。

 

いいよ!

なんで24時間化がなされないか、ろくにブルーカラーなバイトをしたことなく、デフレなサービスを利用して「こんなサービスじゃ、誰も幸せにしない」という心苦しさを感じたこともないであろう、ちきりんみたいな人のために説明するよ!

 

正直、頭来てんだよ!

 都市の24時間化が実現されない4つの理由

どれ1つとして知識の問題じゃないんだけど、やれ「終電がない」「交通機関を24時間化したら」とほざく政治家や知識人がいらっしゃる。

 

1、そもそも商売人にとって必要がない

野暮ったいほど当たり前のところから始めるけど、そもそもなんでお店開いてるの?

それは「便利だと思われたいからお店をやってる」んじゃなくて、「生活のためのお金が稼ぐため」じゃん?だから、儲からない時間・儲かる時間がくっきりと分かれてるなら稼ぎ時だけお店を開けておいた方がいい

 

例えば、江ノ島周辺のお店は6時になると閉まる。川崎大師周辺のお店は4時に閉まる。

交通機関はまだまだ動いてるが、どす黒い夜の海じゃ盛り上がれない。

神社仏閣は昼間に建物に華やかな建物がきっちり見えるときに来なきゃ何もご利益がない。(だから、お寺は昼間しか開いてないところが多い)

結果、観光地の近くは人が来ない時間になれば商売をしないでとっとと閉める。

 

猪瀬元都知事が「東京の24時間化すれば、東京はもっと活発になる」と言ってた。

しかし、今の世の中でも「無駄な時間に商売をしない人達」なんていくらでもいる。

 

銀行や役所だって、ATMや簡易的な手続きを除けば、「必要な時は仕事を休んででも来ざるをえないほど大事なこと」だから営業時間をわざわざ伸ばさなくても来る。

もっとわかりやすいのは病院だ。医者にかかるほど体調が悪いのに「それを無視してでもやらないといけないこと」なんかない。こっちが向こうに合わせなくても来る。

 

本来は自分のお金や、健康のために働いてるんだ。

ムリな時間でないと来られない状況や、そうせざるをえない現実のほうがおかしいよ!!

 

2、営業時間以外も働いてるわ!

これを見落としてる人が「江ノ島や川崎大師で働いてる人は楽でいい」「病院や役所は殿様商売だから羨ましい」というが、それは違う。

 

江ノ島だったら飲食関係のお店が多いから大半の所は営業時間外でも片付けや仕込みをやってる。片付けがなくたって金勘定ぐらいはやる。

 

病院の場合はちょっとめんどくさい。

医者の仕事が終わってもナースや事務員の仕事は続いてたり、近隣の薬局は医者よりも長い時間やってないといけない。

仮に「24時間診察が受けられる病院」があったら、医師の倍以上に看護師も周囲の薬局も仕事が増えてしまう。

 

銀行や役所の場合は「経理関係者の仕事が増える」とか「現金を護送する・銀行を警備する人達の人出が…」というコストもかさむから本人達はもちろん近くで携わる人も迷惑極まりない。

 

まぁ、ちきりんみたいなエリートOL、猪瀬都知事のような作家稼業には、関係ない世界の話だから非現実的で、現場の人を追い詰めるような「キモチイイこと」を言いたい放題なのでしょうなぁ…。

 

3、給与を弾んでも夜勤には人が集まらない

ここまで聞くと「雇用が増えるのだからいいじゃないか!規制を取っ払って、24時間営業にすべきだ」と言い出すかもしれない。

また、ちきりん先生も「昼と夜でお店をシェアして違うお店をだな…」とか言う。

ちきりん先生は美容師、ニュースでは役所や銀行員を交代制にして24時間同じスペースを…と提案していた。

 

よく考えてみ?

無資格者にして薄給でも務まる深夜のコンビニや配送ドライバーだってろくに集まってないご時世で、なんで有資格者や安定志向したお仕事の人らが真夜中に働くと思う?

 

事業所も事業所で、

「給与を多めに払わないといけない」

「夜にやることで生じるトラブルの種(質の悪いお客・犯罪)の面倒を見ないといけない」

「サービスを落とさないためには昼夜別々のスタッフを雇って教育しないといけない」

というリスクやコストを喜ぶと思う?

 

だから、まともでこだわりのある経営者なら質を低下させるのも、不採算な商売をするのも嫌がってやらない。

 

でも、まともじゃない経営者や株主は24時間化を推進して、人が集まらないからどうするかといえば、当然(今いる従業員達の)一人あたりの労働時間が伸ばす。

残業代を請求できればまだ救いがあるかも知れないけど、人間の体なんだから無茶すればお金をもらおうが、体は壊れる・集中力も鈍るって質が落ちるよね??

 

実際、まともじゃない一部の経営者が24時間化した結果、24時間営業をやってるコンビニや飲食店はみんな労働問題や人手不足抱えてる

それを補助するために24時間フル稼働してる物流系もまた然り。

すき家を擁するゼンショーの企業理念に「世界から飢餓と貧困を撲滅する」とあるが、現実はあの手の飲食店が増やしてるのは薄給で食うに困った労働者と、薄給すらままならず泣き寝入りしている被害者ばかり。

 

雇用が創出されても、結果的に薄給や重労働だけなら「世界に飢餓と貧困」をばらまいてるだけじゃないか!!

 

4、最終的にはお客が嫌がることで完結する

お金や書類を扱う仕事が負担が多くなって、正確さを欠くだけでも十分「24時間化・不要に多忙化させるべきじゃない」とわかってほしい。

だが、お分かりにならないでも、病院で「明らかにゲッソリな医師に診てもらいたくない…」「忙しさを理由にあしらわれるような診療は嫌だ」という想像力ぐらい持っていただきたい。

 

そうでなくとも、良心や危険察知の問題で

「あそこのコンビニの兄ちゃん、目の下にクマが出来てて大変そう」

「接客するときのテンションが病的な方向に高くて眼の焦点・会話のリズムが合わず、疲れるから行きたくない」

と感覚的に「ヤバい」と思うことが起こっている時に、必要以上に過剰なサービスを求める姿勢、無責任な言論人(笑)達による言葉の暴力で追い詰めるのは、本当にやめて欲しい。

 

これは、憶測じゃない。

 

最近のもので、象徴的なニュースが2つある。

昼飯にすき家に行ったら店員がぶっ倒れていた話 - Togetterまとめ

客が倒れた店員のために店番をする事態にまでなるんだったら、食事したいかどうか以前にもはや「関わりたくない」と言う次元になるんじゃないかな?

低迷のマクドナルド 24時間営業のスタートで清潔感が失われた? 

それよりは少し賢いのがマクドナルド。24時間営業店舗を減らす方へと流れた。

 

最後は経営者や株主、あるいは会社の決まりがなんと言おうが、客が拒否するのよね…。もしくは拒否されたことで儲からないことに気づいて24時間化をやめる。

 

もっと現実を語りなさいよ!!

 

 

 

その言葉、そっくりそのまんまお返しする。

デフレの時代に生きて、人やモノがドンドン安い方、悪い方、過剰なサービスや観念が覆い尽くした世の中に「ヤバい」と感じる人の心や、良心。

偉そうに「マーケット感覚」なんてほざく前に、人間になってから人前で喋れよ!!

 

…と、もっと糾弾されてほしいものだ。ちきりんも猪瀬都知事もね。

 

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ちきりんほどは誤解や悪意をばらまかないけど、彼女も酷いなぁ…と感じてる人がやらかした時のお話。