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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

フリーゲーム自体が1つの文脈になってきたね

ゲーム

軽くゲームのはなしします。

 「フリゲが好き」と言う人が増えた?

クリエイターの間で世代交代が起きたのか、僕が有名どころのフリーゲームをやりすぎたのか、最近ゲームをしてると「これ、めぐめぐだよね?」「この人、絶対片道勇者好きだろ」みたいなのが増えた。

 

そのことを責めてる訳じゃなくて、1世代前なら元ネタとされてるゲームはどちらかと言うとMOTHER2が多かった。代表的なのはHOMETOWNWORKじゃないかな?

参照:HTW

MOTHER以外にも「ヨッシーのクッキーが」とか「これアーマード・コアだよね?」とか色々聞くんだけど、なぜかダントツで影響を与えてるのはMOTHER2。

MOTHERのパロゲーや骨組みを活用してるゲームは多い。

 

だけど最近思うのは「フリーゲームには詳しいけど、商用ゲーム、ニコ動がはそんなに詳しくないよみたいな別の世代がゲームを作っているんじゃないか?」ということ。

 

典型的なのはHERO&Daughterの人で、インタビューにはこんな発言もある。

ただ、中学生になったときにフリーゲームに出会ったんです。始めたキッカケは……コンシューマーゲームが買えなかったことです(笑)。ゲームが家になくて不満だった時期にパソコンが家に導入されたものだから、すぐにコンパク(※)にたどり着いて、「無料でゲームが出来るなんて!」と驚きました。もう、ひたすらやりましたね。受賞作はほとんどやったと思います。ただ、僕は少しコンパクのリアルタイムに乗り遅れていたので、遡ってプレイしていました。

 

24歳ニートが挑んだ"最後のゲーム"――中村光一絶賛の自作ゲームフェス4大賞『Hero and Daughter』制作秘話

 

インタビューでは触れられてないけど、僕がこの人のゲームをプレイして真っ先に思い出したのは何を隠そう「らんだむダンジョン」だ。商業用のゲームではなく、フリーゲームをしてたら自然にたどり着いたらんだむダンジョンだった。

 

アイテムの紹介文でギャグをやったり、メタ発言を当て込んだり、改築しすぎて前半部と後半部が別のゲームのようになったり、キャラをいくらレベル上げしても一人で戦える万能キャラを作らない方針とか…。(らんだむやHadの面白いところは一人二人絶対的なキャラ・装備を作らないで、パーティー全員での強さを発揮するような構造にしてる所)

 

RPGツクール的な様式…技術的ではなく、様式美としてのRPGツクールらしいゲームで最も参考にされてるであろうゲームはらんだむダンジョンであり、似てる・掘り下げていくとらんだむダンジョンになると言われるゲームは実際に多い。

 

もちろん細部では個性や楽しみ方を変えてる。

でも、ツクール方式でRPGの大作となるとらんだむダンジョンに似て、WOLFウディタを使うと巡り廻る。でやってたこと・使われてた要素を盛り込もうとする人が一定数いる。

 

それがダメというわけではなく、世代が変わったと言う世間話としてメモしておきたくなった。

 

どんな界隈にも世代があり、世代ごとの「当たり前だと思ってること」はある。

オタクの中で世代の断絶が大きいのはアニメの趣味や位置づけじゃないかな?

 

先日、僕が攻殻機動隊の最新作を見て評判をチェックした際も「攻殻に頭ごなしに文句が言える視聴者などアニオタではない」言うぐらい攻殻がすごいのはあたりまえだと思ってたさ。

意図を汲み取った上で足りないと言うのが最低限度攻殻批判のマナーだし、それができないヤツはオタク的な考察力すらないと。でも、そういう奴がいて「嘘だろ!?」と困惑した。驚天動地だったね。

 

なぜそこまで言うかというと、僕は00年代のオタクだから攻殻機動隊は別格。いわゆるジャパニメーションを指すときも90年代の人はAKIRA周辺を指すかもしれないが、00年代から見ると攻殻機動隊周辺を指す。でも10年代の人はまずジャパニメーションと言う概念自体が通用しない。わからないわけではないけど、そもそもアニメが社会的でSFチックだった時代が過去にある連中だから僕らほど崇拝はしてないと思う。

 

もっと露骨なのはジブリアニメじゃないか?

僕はもののけ姫が一番だと思ってるけど、ネットの30代以上が多い言論空間ではラピュタナウシカを信仰する人が圧倒的に多い。でも、今の10代はジブリの最新作自体が子ども向けじゃなくなっている。

それどころか、オタク的な深夜アニメと違ってディズニーと同じような位置づけだからジブリ嫌いな人さえいるんじゃないか?

 

もうちょっというと、僕は家庭用ゲーム機最盛期世代だけど、僕より下の世代でゲーム好きはそこから外れてる。だから、影響を受けるモノ・基準が家庭用ゲーム機じゃなくなるんじゃないか?

 

それで一時期はそれをどこに求めるかが個人的で散り散りになってたけど、フリーゲームの中でも定番が出揃ったことで元ネタをフリーゲームに求めるようになったんじゃないかな?

 

2011年ごろにはある程度定番が出そろってたが、それがバージョンアップして完全体になったのが2013年まで。そこからゲームを作り始めて今頃あたりがちょうど「フリーゲーム第二世代」なんじゃないかな?

つまらなくなるんじゃなくて、「ここからは商用のゲームよりも古いフリーゲームをやってたほうがフリーゲームという文脈を読み取れてゲームがより一層楽しめるようになる時代」がくるんじゃない?

 

最近、プレイした2作品がゲームとしてあまりにも2010・2011年頃の名作に似せてきたゲームだったから、そんなことを考え始めた。

 

ちなみに、僕はその傾向はオモシロイと考える。

だって、フリーゲームはタダだから、議論が教養主義的になって「このゲームを語るのに、めぐめぐをしてないだと!」「らんだむダンジョン下位互換じゃないか」とか言われたら、それをタダでプレイしに行けて、元ネタになるだけあって面白いんだもん!小うるさく説教してくる奴の薦めるゲームが!

 

オタクが議論に多くの予備知識を求める営みを「オタク教養主義」と呼ぶけど、これの欠点はそれをやり始めたら「金持ちな暇人でかつ、古参じゃないと議論に参加できなくなる」ということ。昔の作品は入手しにくくなるし、時が経てば議論に必要な作品が増えすぎて手に取ることができにくくなる。

 

でも、フリーゲームは影響を与えるほど歴史的なゲームも少ないし、教養主義自体に金もかからない。

だから、ある程度教養主義に「フリーゲームという文脈」「フリーゲーム界隈での議論」はできても面白いと思う。

 

 

ただ、個人的には名作をプレイして偉ぶるより、自分で作品を開拓して誰よりもそのゲームに詳しくなって攻略サイトの1つでも作っちゃうほうがクリエイティブで生産的だと思うけどね。

 

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