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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

テレビCMの最大の強みは「ネットの内輪」を飛び越えられること。

オピニオン

徳力さんが面白い記事を書いてた。

 [徳力]スマートニュースとグノシーのテレビCM対決に見る、いかに日本のテレビCMが効率的な認知獲得手段かという現実 [徳力]スマートニュースとグノシーのテレビCM対決に見る、いかに日本のテレビCMが効率的な認知獲得手段かという現実

これ、けっこう大事な話なので、言及。

 

あくまでWebの方が優秀というスタンスですが… 

テレビCMのすごさを語り、ネットの欠点を語る…というスタンスの記事だが、僕はテレビCM及び広告よりもネットの方が優れているという点(むしろ個人的にはテレビが持ってるよりも重要だと思うネットのメリット)を先に述べておきたい。

 

どれだけテレビに拡散能力があっても、結局はネット上での口コミがないウェブサービスはブームせず、人気も維持できない。

おまけに、愛情のこもった情報を上げる分、いいレビュー・レポートが読めるのは間違いなくネットである。もしもサイト自体がマイナーでも見る人が多ければ拾い上げる底力を持った人・サービスが存在する。 

 

テレビCMの数秒で伝わるものは小さく、時間を割いても顔しか自慢のないタレントとアナウンサーが頭の悪いコメントを残すばかり…。魅力が伝わり、長きにわたってひいきにするようなユーザーを産むのは間違いなくウェブを使った広告であり、口コミだ。

 

…それだけ中身のある情報・そしてそれを広げるウェブサービスや、ネットワークがあっても、ネット上での広告や情報共有で克服しきれない弱点がある。

 

飲食店が「テレビで紹介」を掲げる理由

わかりやすく、僕のブログの話を少し。

ブログを自分と関わりのない人・共通点のない人に見てもらうのはとても難しい。

 

例えば、ブログをいっぱい読む人・はてなブックマークを利用してる人・Twitterでフォロワーや気になっている人が同じ人…こういう人にブログを読んでもらうのは簡単だ。

 

でも、それじゃアクセスは伸びない。では、たくさんアクセスをしてもらうにはどうしたらいいか?当ブログで1日のアクセス数が多かった日のエピソードを3つ書いていく。

 

歴代アクセス数1位の日のできごと

yahooニュースで僕の記事が関連ニュースとして貼られて、ゼンショーの社長について報じた記事を読みに来た人が僕のブログにも10万アクセスほど来た。

歴代アクセス数2位の日のできごと

ホリエモンがブログに言及。今話題のセクハラ議員さんは実はlivedoorが10年前に買い取った会社の社長だった、堀江さんは問題の議員が学生時代に作った会社のことは知ってた。そこで、驚いてTwitterと自分のサイトにコメントしたら、大量のアクセスが…。

歴代アクセス数3位の日のできごと

無名の人ではあるけど、2000のユーザーが僕のブログに付いて語った記事をリツイートして広げたため、有名な人はほとんど言及してないものの僕と交流のない人にまでブログが読まれた

 

1,2が象徴的だが、「誰もが知ってる人・サイト」に言及されないと個人ブログが大きく伸びることはない。「誰もが知ってる」でない場合だと、3のように口コミでジワジワと伸びていくしかない。そして、yahooやホリエモンが話題に出すサイトなんか限られてるので、ほとんどの人は口コミで自分のコンテンツ・サイトを広げていくしかない。

 

一方で、テレビ局には「口コミ」が弱いものの、キー局に付いては全てが「誰もが知ってる」のでテレビで取り上げたものはほとんど人気が出てしまう。

人気がでる理由は「宣伝に効果があるから」ではない。「人気らしい」「いいらしい」という軽薄なものだが新しいもの好きを説得するにはむしろ軽薄なぐらいの方がいい。

 

軽薄に「いいらしい」ぐらいの軽い気持ちで手にとってくれるユーザーをネットを使って作るのは難しく、テレビの方が効率よくできる。

誰もが知ってるから沢山の人の目に入るのはもちろん、メディア自体に説得力とか信用を感じて手に取る人も一定数いる。

 

例えば、飲食店を紹介する人気サイト・ブログは山のようにあるが、絵になるのはテレビ・雑誌の紹介であり、実際にお店が掲げている看板や張り紙を見てみるとテレビで紹介で、彦摩呂さん辺りが美味しそうに食べてる写真をお店に載せてる。

 

これはテレビ番組だけじゃなくて、テレビCMでも同じ。スーパーや通販サイトでも「お笑い芸人のあのCMでお馴染み」というフレーズで紹介してる・それだけ絵になって宣伝効果があるは明白だ。

 

ネットは原則的に「口コミ」であって、「誰もが知ってる」が少ないため彦摩呂さんみたいな有名人もいなければ、その道で知られたブログに掲載されても華がなく、新しいユーザーを開拓できないのだ。

 

宣伝効果を「よりたくさんの人に」「口コミが届かない人に」求める時はやはりテレビなのだ。次に駅・電車での広告が来る。口コミが届かなくても、その場に居合わせれば、宣伝効果が見込めるのだから。

 

「口コミが届かない人」にも少し言及しておく。

 

例えば、この記事の元ネタをくれた徳力さんはブログ文化の黎明期からの有名人だ。でも、僕が望めばこの人との会合ができる可能性はある。(※机上の空論です)

 

まず、徳力さんは僕のブログを少なくとも2回は読んで(言及・RTして)て、徳力さんのイベントに僕は1度出かけたことがある。

次に、僕と徳力さんには共通して面識のある人がいる。それがostuneさんである。僕が出かけた徳力さんのイベントでotsuneさんが登壇していて、僕も僕でostuneさんとイベントの後の飲み会とオフ会でご一緒したことがある。

他にもはてな村関係で知っている人物がいる可能性は高く、そのうちの誰かが僕と徳力さんをあわせたがるか、どちらかがその共通の知り合いに働きかければ、会合は実現する。(※何度も言いますが、机上の空論です)

 

だから、僕は徳力さんとお酒が飲める可能性がある。(※あくまで可能性です)

 

でも、僕の口コミが全く届く可能性がない人もいる。例えば、僕は椎名林檎の大ファンで、林檎に関する記事もちょっとだけ書いてる。

 

でも、椎名林檎の人間関係はおろか、音楽をしてて音楽関係者の知り合いとパイプのある人がいる友人がわからないので「椎名林檎と僕がお酒を一緒に飲める場所を用意してくれそうな人」がまずいないし、突き止めようがない。(※緊張して吐くと思うから権利があっても無理だが)

 

これは口コミや繋がりでたどり着くのはほとんど無理だ!まだ、Twitter民として有名なダルビッシュの方が可能性がある。ダメで元々で声をかけられる分まだ可能性がある。(※0.00000000001%か0.0000000000000001%かの差であり、どっちにしても無理であることには変わりありません)

 

自分の趣味・仕事もあれば、年齢や住んでる場所の関係でどうしても「口コミが届かない」人の方が世の中には多い。誰もが知ってる有名人にでもならない限りみんなの耳に届くことなんかありえない。口コミで評判を広げられても、「この人ならきっとこれを気に入るかもしれない」という人全てに届けることができない。

 

ネットの「便利さ」「自分から探せる機能」は、逆に言うと「内輪」「興味のある情報・タイトル」に吸い寄せられることで、テレビをボケーと見ている時のような目新しさ、考えもしなかった提案は見つけにくい。

 

想像力や予備知識、あとは暇な時間がある人にはネットは確かに有能だ。

でも、考えもしなかったことや自分の周り(口コミ)では聞けない話を聞く時にはテレビって未だに優秀なんだよなぁ…

 

 

スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?  

 これ不思議だよね~。僕も興味がある。ネットでもほとんど広告らしい広告見たことないし、テレビCMもね…

 

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