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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

政治的な賃上げ要求に言うほど意味がない


まぁ、共産党だけじゃなくて自民党まで「賃上げしろ」という時代になったからそろそろ書いておこうかな。

 

確かに、給料がバブルの頃からずっと下がってきて、僕が中学生の頃に比べてサラリーマンの給料が50万円も下がっているので、

「景気が上向いても社員に還元しないのはおかしい」

「10年間で好況な時期もあったのに給与に反映しなかったのは企業側に問題がある」

という言い分もわかるんだよ。実際、バブルが崩壊してから内部留保を貯めこむ体質になり、加えて国際競争力の強化という名目で人件費がカットの方向に向かってるからね。

 

もちろん、欧州各国や社会保障制度が充実した国にも国際競争力の高い会社はあるし、貧しくパンを分けあってる国ばかりでもないから「国際競争力のために人件費を減らし続ける」は「欲しがりません、勝つまでは」の現代バージョンでしかない。

 

だから、賃上げをすべき…という要求は当然だと思う。

 

しかし、やり過ぎな賃上げなり、給与面を重視した採用や応募をすべきかというと…僕はそう思えない。

例えば、こいつを見てほしい。

 

 大卒初任給7万円の大幅アップ 「ほか弁」、採用予定者数も増 : J-CAST会社ウォッチ 大卒初任給7万円の大幅アップ 「ほか弁」、採用予定者数も増 : J-CAST会社ウォッチ

一見すると景気のいい話のように聞こえる。だが、こういう表面上は賃上げしている・高待遇な会社は危ないところが多いので、その話をしていきたい。

  • 賃金は見た目よりも複雑なもの

例えばだ!求人票の中にはよくよく聞いてみると、残業代込みで基本給をくれて、残業代することが前提になった仕事を組まれる…ということがざらにある。

飲食店・惣菜屋は拘束時間が長いからその可能性が高いね。人材が少ない割にすることが多い、アルバイトも深夜などの大変な時間はなかなか埋めてくれないため自分が大変な仕事を引き受ける…ことも大いに考えられる。

 

そういう会社のことはよく知ってるし、もっとエグいシステムの会社も知ってる。

 

逆に歩合/インセンティブの割合が多い会社でも経営者の裁量次第で、実はそれなりに貰ってる会社もある。もちろん、歩合の割合が多い会社なんて自分に稼げる自信がない人、稼ぐ体力や気力に自信がない人が行くべきではないが…選択肢として考えてみるのもありだ。

 

また、表面上の給料は安いけど、役得や手当の関係で安く「見える」職種もある。実は役得や、手当がつくけど金銭収入が低かったり、表面上かけない(書くと叩かれる公務員みたいなパターンと、勤務内容によって変動する警官などの危険手当などがある)。

 

そのため、農家が驚くほど低所得でも「確かに激務だけど、生活に必要なものは自分達で作ってる&仕事でも私用でも使うから経費で落ちるから同額の都市のフリーター/サラリーマンよりは豊かだよ」ということもある。

 

逆に、すごい金額をもらってる不動産系の営業マンに聞いてみると「夜中に営業に行って水をぶっかけられた。」「金欲が次々と湧いてくるから、使ってしまってそれほどお金はたまってない」なんてこともある。

 

かと思えば、派遣やバイトの給料はたしかに安いけど「実は掛け持ちしてるからもっと高い」「この金額でも暮らしていけるから将来性はともかく、時間内にきっちり帰れるのは嬉しい」という意見もないわけじゃない。交友はある。

 

つまり、ライフスタイルを選択することが大事!初任給やハローワーク/求人情報誌の月収例などあてにならない。時給換算すると効率の悪い仕事の危険もあり、逆に安く見えても実は手当や役得がある仕事…ということもないわけではない。

 

  • 新卒/新人はお荷物である

よく言われることだが、新卒/新人は仕事の割に給料だけは底にいる人の8割とか9割もらってることがある。

 

本来なら、自分の給与に加えて直接は稼がないバックオフィス業務の人・そして自分の売る商材や各種経費なども現場の人は自分の給料の2,3倍のパフォーマンスを出さないと黒字にならない。

 

でも、黒字にならないような人も育てる期間を作らないと持続的にビジネスを続けるのは難しいので赤字でも新人や新卒を雇って育てる。(※最初の数ヶ月で、黒字分の働きをしてくれると期待して中途ばかり雇う会社もあるが、中途は中途の扱いづらさがあり、教えたことを比較的素直に飲み込んでくれる新人を好む企業もある)

問題はここから!

 

賃上げするような企業が「先払いとして、新人にお金を渡すケース」と「それだけ働いている正社員に給料を渡すケース」では考え方が違うということだ。一般的には前者ばかりが報道されたり、前者に近い「一律のアップ」ばかりが報じられる。

しかしながら、本当に働いている人や仕事を覚えた人をねぎらう意味では新卒になんかお金を渡していてはその後に給料が上がっていかないのだ!そんな資金がある会社ばかりでもない。

 

つまり、給料を先にいただくか、あとに頂くかの違いしかないところが給与の高い企業にはある。すぐに出て行って独立したい人は賃金がその後伸びない会社に務めるのもアリかもしれない。

しかし、長い間勤めたい人や初任給を重視しすぎてしまう人は「給料の伸びしろ」という考え方で会社を見てみるのも1つの手かもしれない。

これは稼業や会社の中で「人材をどの程度大事にしてるか(育てるのが大変で手放しにくいか)」によるため、よくよく見てみないとわかりにくい。

 

若いOBを訪問したり、社内の若手がプレゼンするのが通例になってるけど、意外に会社の本質は年配者にあるのかな…とか最近感じてる。

優秀だけど扱いづらい中途採用者が出てくるのか、社内のことを知り尽くした生え抜きの人が出てくるのかでなんか本質なり、メッセージが見えてくる気がします。

 

意外と言われないけど、現場で見ていて思ったのはそんなことです。

 

 

 リヴァイ兵長の弁当はちょっと食べてみたい。「進撃の巨人」のキャラ中ではずば抜けて家庭的なキャラなので。