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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

僕は艦これのケッコンカッコカリに納得できない


自分が好きなゲームのキャラクターと結婚できるシステムが超人気ゲーム艦隊これくしょんに実装された途端に僕の中で強烈な嫌悪感が走ったので、そのことを綴っていきたい。

 

そもそもケッコンカッコカリとはなんぞや?

ブラウザゲーム艦隊これくしょん」では女体化された艦船のことを「艦娘」と呼ぶ。その艦娘とゲーム上で結婚できる…というシステムが昨日、実装された。

 

結婚するまでには今まで限界だったレベル99まで艦娘を育て上げ、結婚のためのアイテムを使わないといけない。でも、結婚した艦娘はステータスの向上、レベル上限が150まで上昇、さらに専用のキャラボイスを聞くこともできるためとても評判のサービスとなっている。

 

無料で結婚できるのは一人までで、二人目以降は結婚のためのアイテムを一人につき700円で購入しなければならない。

保有できるすべての艦娘と結婚するためには7万以上かかるため、プレイ時間からみても課金システムの必要性から見ても最も大きく稼ぐドル箱のシステムである。

  • いつから結婚は愛の押し売りになったの?

事の発端は僕のところに回ってきたこのつぶやきだった。

 

 

 いわゆる「結婚」システムに賛同しているファンの声ばかり聞いていた中で、いざ実装されると一部の人からこういった疑問の声が出た。

 

偏見で物を言うのも失礼だから、動画で見させてもらった。

 ああ、やっぱり納得できない!

 

こみ上げてくるものを吐き出させてもらう前に、いろんなことを語るから言いたいことを箇条書きにする。

 

僕がケッコンカッコカリに納得出来ない理由一覧

1、ミリオタからも評価されるほどに精巧にできた艦隊これくしょんのゲーム性を著しく破壊し、ミリタリー要素の制約やメタファーが何も感じられず「ただのギャルゲー」に成り果ててしまったから。(硬派にゲームやミリタリ要素が好きで艦これファンの言い分)

2、結婚というものに対して、指輪を渡して挙式を挙げるところまでしか描いていないオタク的な結婚観の浅はか極まりない。(色んな大人を相手にしてる人間として感じること)

3、重婚する権利がお金で買えてしまうことにげんなり。

 

特に1と2が大きい。重婚は…好意的な解釈をするならいつの時代も「養えない者に家族は増えないが、養えるならいくらでも家族は増やせる」わけだ。戦前までの文化には結婚相手こそ一人だったけど、あまりにも妾が多い人も明治にはいたから、艦これの世界観から言えば特に問題のないことだ。

 

もちろん、生理的な嫌悪感なり、不潔さを感じないといえば嘘になる。これまで課金システムを極力入れなかった艦これが積極的に課金することを強いられるようなシステムをゲームの中に組み込んだことで今までの艦これが持ち合わせていた「清廉潔白さ」によどみが出たことに対して、僕は一抹の寂しさを覚えた。

 

これは1の「艦これが今まで培ってきた物からの矛盾」でもある。

艦これの爆発的ヒットの影にはとにかくコアなユーザーを納得させ、ブラウザゲームソーシャルゲーム全般を覆っていたチープさやさもしさがこのゲームではとても改善された。

 

課金しなくてもお金をかけているユーザーと対等に楽しめる上、キャラのボイスやグラフィックなども細かく追加される念入りっぷり。

ゲームバランスにも、ボイスが艦隊に実際に起こった事件(衝突したこと、修理のタイミングに大戦があって生き残ったことなど)が反映されているところは新しく艦隊に興味を持つ人を増やし、既存のミリオタを納得させた。更には、キャラクターをモノ扱いしがちなゲームの世界で、轟沈(喪失)の際に流れるボイスを流したこともとても斬新な試み。

 

…このようにやることなす事、今までのブラウザゲームの1歩前を歩んできた艦これがこの「ケッコンカッコカリ」についてはこれといって面白いメタファを絡ませてこなかった。それどころか、オタク的で陳腐な結婚観をそっくりそのままなぞるような…形骸的で空虚な愛の押し売りを結婚と呼ぶところが片腹痛い。

 

もちろん、アニメもゲームもただの絵でそれを向こうからのお墨付きもなく「嫁」とか呼んでしまう文化がある時点で「あちら様の都合はお構いなしですか…」と僕は心のなかで何かをこじらせる。

 

  • 指輪も仰々しい挙式も日本特有の商業文化

説教がましい内容だと自覚した上で言わせてもらうが、結婚は恋愛じゃない。片思いを彼女を作るのも知らない・会ったことのない誰かを妄想するのも恋愛であって結婚じゃない。そして、その人の苦労の片棒も担がないで、自分本位に指揮や指輪を押し付けるのは形骸的には結婚かもしれないけど、本質的には恋愛でしかない。

 

日本のマンガやアニメで描かれる結婚像の中には指輪と式場という記号を用いて「結婚」を表現するものがあるが…実は結婚指輪なんてものに給料の3ヶ月分もかける愚かな習慣があるのは日本だけ。ダイアモンド入りで身の丈に合わない指輪を送るのは日米だけ。(西洋ではホワイトゴールドやゴールド)

 

 結婚式のコストも…日本ほど高い国は珍しい!高い上に、式に誘っておきながらそれなりの金額を包むことを強いる辺りに…外国人からは「日本でやりたくない」との声もある。

西洋式のウェディングが向こうの国から来たからこそ、日本文化になった結婚式は資本主義的な事情を背負いすぎ、本質的な結婚生活とは完全に別ものだ!

 

これは艦これだけが悪いわけでもない。ただ、ある程度大人と話し、結婚について調べていくと…人の金で身の丈に合わないバカ騒ぎをする日本独自の行事を結婚を連想させる記号として持ち込むことに僕は大きな疑問を覚える。

 

結婚式や指輪という記号、加えて極めて一方的な愛情しか注いでいないのに結婚ができてしまうゲームシステム。それは恋愛かも知れないが、双方向でも責任/苦労の片棒を担がない時点で結婚ではない。

 

それでもだ!もし僕が納得するケッコンカッコカリがあるとしたら「結婚したキャラが轟沈したらレベルも資源も失い、ゲームが初期化する」というシステムが実装されることだ。

これでも艦娘を戦わせなければ、簡単に解決できる。そこで、ウザかわいいボイスで「私も出撃したーい」と一定期間出撃しないと流れる仕様になってると夫婦の倦怠感みたいなものが出てよりいっそうリアルでいい!

 

現実の男性が結婚に対して、消極的な感情を抱いているのと同じような葛藤するメタファーがあるとゲームの中とはいえ、結婚した後にこそ苦労を背負う・一緒にやっていくという苦労が出ると素晴らしい。

結婚とは元よりゴールじゃなくてスタートじゃない?でも、ケッコンカッコカリのゲームシステムは結婚したことで上がるハードルもなければ、挙式に使われる記号がちらつくだけで、なんの生活感もない。それが今まであれだけのゲームを作ってきた艦これにしては凡庸でギャルゲー的でゲンキンなシステムだ。

 

ファンだからこそげんなりしたからついついこんなものを書いてしまったよ。

 

・参考資料

 外国人に聞く「日本の結婚式で驚いたこと」 | マイナビニュース 外国人に聞く「日本の結婚式で驚いたこと」 | マイナビニュース

 

【艦これ】レベル99の艦娘と結婚できる『ケッコンカッコカリ』システム実装!重婚は課金www

 

・あわせてどうぞ

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そこには書いてないけど、挙式部分については人を呼んでご祝儀を大量にもらって黒字にするんだから、なんともひどい習慣ですよ…。

 

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実際には赤城より加賀やアルペジオキャラのほうが大食いなんだけど…なぜか赤城の食事シーンに癒やされるのはなんででしょうか?