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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

東京だって夜ぐらい寝かせろよ…


東京都で猪瀬政権から議論になってた「都心部の24時間化」。

試験的に行った「六本木や渋谷のバス・電車を24時間稼働させることで繁華街を行き来しやすいようにする」ぐらいなら僕も賛成だ。夜遊び経験上、電車が止まったあとでも飲み歩いたり、女の子のいる店をはしごしたり…遊び人はするから、ぜひぜひ24時間営業にしてもいい。

でも、これがもし「23区全体が24時間営業になる」とか、「家賃が高い都心部はお店が設備を共有して24時間営業にすべき」という論調なら僕は大反対だ。

 

それを言ったブロガーさんがいたから、ちょっと言及しておきたい

夜へ! そして 空へ! 夜へ! そして 空へ!

 大物ブロガーさんの記事だが全体をみると…雑です。

 

概略だけ説明すると「東京は家賃が高いんだから、24時間設備を共有して回して、高層化していくべきだ。その方が効率がいいじゃないか」という内容。部分的には納得するが、全体を通してみると頭でっかちだから、反論を書く事にした。

  •  十分に効率的だから24時間稼働はいりません

反対派が口を揃えて言ってるが、終電は最後のストッパーだよ?それが住宅街まで都内全体でなくなるのは僕は賛同できない。

 

言い換えれば「24時間いつまで残業しても良くなる」から仕事に終わりがなくなる。(でも、客自体は増えるわけじゃなくて、競争が熾烈になるだけ)

施設の24時間化もレストランや床屋に来る客は…増えない。

もっとゲビた言い方をすれば、レストランが増えても僕の食事の回数・摂取カロリーは変わらないし、床屋が増えてもハックルさんこと岩崎夏海さんは発毛しません!

 

だいたい、飲食店の設備は共有できても事務所と冷蔵庫はどこのお店でもフル稼働しているし、道が狭い東京では夜に閉店するからこそ真夜中のうちに搬入作業ができる。 (24時間営業のコンビニと違って厨房は戦場のような忙しさで動いているから仕込みや品出しを同時進行ではできませんし、コンビニのような物流システムも多くの企業は持ってないです)

 

…僕に「お前なんかビジネスの経験がないじゃん」と小バカにしていたはてなユーザーがいるけど、その言葉をそっくりそのまま返したい。

「黙れ、現場におまんま食べさせてもらっているオフィス風情が!お前の机上の空論なんて便所のちり紙にもならない」

 

そりゃ、一見すると夜しかやってない居酒屋を見つけると「ランチやれば、もっと売上が上がるのに…」と思うよ?でも、飲食店でバイトした人なら仕込みと片付け(正社員は+事務作業)で前後2時間づつの時間が必要であることを知ってる。

床屋・美容院だって「設備を共有すれば」と言うが、閉店後にマネキンの髪で練習してるよ?まして、青山とか表参道のおしゃれ店なら…想像力がある人ならわかるはずだ。(料理店でも高級なところは…ね~言うまでもないよね?)

 

例のブロガーさん、外資系金融マンとかプロフィールで謳ってるけど、「商売」は知らないんですね(^^)

 

高層化については

「高層化しなくたって、今空家だらけの東京でなんで、わざわざ新しい物件を建設する必要があるんですか?通勤に1時間かける気があれば一軒家だって買えるのに…」

とだけ述べよう。コストや土地効率から言えば、首都機能を別地域に移したり、地方自治体の裁量を認めて「名古屋や大阪で商売したほうがお安いですぜ」とさせたほうがいいよ…。

 

実際、年に1~3回ぐらいは台風や雪、地震で交通が止まってるだから、突き詰めるべきは効率よりも「安全性」だよね?雪が降ったり、台風が来ても仕事を休めないほど効率をアップさせた結果どうよ?

風雨に晒されるビジネスマンが都心の駅で立ち往生する図が名物になってるじゃないか!「効率がいい」といえば聞こえがいいけど、コインの裏側は「ミスも事故も一切許されないカツカツの状態」だから!

 

  • 24時間営業が最強なら運送とタクシーはもっと豊か

特にタクシーなんかは「車両の稼働率」を極限まで上げることを目的としたシフトにしているため、人間は朝~翌朝まで働く。

 

運送会社もタクシーも拠点は街から離れたところにあり、そこまで戻る効率の悪さを配慮して、勤務時間を長丁場にしている。運送会社の場合は時間に正確だが、「残業が当たり前」のシフト設計になっているため、カツカツになる。

 

長い労働時間が当たり前になってしまうため、基本給は最低限になっている。(そうしないと、残業代とボーナスがおかしいほど高くなる)

…資格を取ったり、キャリアが認められると多少の手当がつくそうだけど、時給効率で言えばかなり良くないのが、運送業者の欠点。(タクシーは半歩合のところが多いので、しんどいけどポイントさえ抑えていれば効率良く稼げる可能性がまだ残ってるため、タクシーの方がまともかも)

 

ちなみに、個人経営のタクシーは特に効率よく稼いでいると読んでいる。

というのも、無事故で何年かドライバーをしていないと個人経営になれないし、事故ったらすぐに剥奪されるため、運転が丁寧かはともかく…上手い人じゃないと独立してやっていけない。

 

長くやっていてポイントをおさえているし、タクシーによく乗る人からは「個人の方が事故が少なくて安全」と知られているため、信用もあり…良く稼げる。おまけに、会社組織ではないため安全第一で「夜しか運転しない」と言うこともできる。(実際にそういう運ちゃんに会ったことがあるから言うけど!)

 

話を戻そう。土地本位・設備本位の効率論がビジネスやアカデミックな世界では素晴らしいと褒められるが、商売で考える僕は全くそう思わない。

敢えて言おう!「どうして、人本位ではなく、設備本位なんだ?」と。

 

人を長く働かせることはそれに配慮して時給を下げて、従業員が長く働いてもお金がたまらなくなること。さらに、従業員は手当をつけるためにただでさえ少ない余暇に仕事・仕事の勉強をさせることになる。仕事の効率が落ち、ひどい場合は労災に発展するリスクも増える。

 

「設備を共有してコストを下げる」発想もそう。事務やお店の中で独自の試みをする上で邪魔になるということがなぜわからない!?お店独自のモノや、ほかの人にスペースを貸せないぐらいの練習時間・準備時間がある人がいっぱいいる。

 

なんで、人が働きやすいシステム(インフラ然り、休日や労働時間などの決まりも然り)よりそっちが優先される?人の働きやすさ・モチベーションの上がりやすさと相反するほど設備本位になってるのに、どうしてこれ以上追求する?

 

私は猪瀬さんと、ちきりんのアネゴにそう言いたいね。あの人達は商売を知らなすぎる。経済「学」やビジネスは知ってるのかもしれないけど、商売の現場で起こってることは効率的で合理的になるように、意外に作り込まれていることを知らなすぎる。知らないくせに、おごり高ぶってほざくから嫌になるのだよ。

 

自分のアタマで考えよう  

自分の頭で考えた結果、僕はあなたより商売も経済学も知ってる人間だということがわかりました。傲慢?これは余裕というものです。