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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

僕も疲れた


「よくあるけど、どうしようもなくて逃げたくなる話」をネット中にぶちまける女がいて、筋違いの忠告コメントがはてなブックマークに量産されて…疲れた

 疲れた 疲れた

記事の内容についてはあえて説明しない。

 

ただ、はてなブックマークの人はどうにも想像力が乏しいから解説したくなった。

これは夫が悪いとか、妻が悪いという紋切り型の答えが出せるものじゃなくて、「結婚してみたら、酷くディスコミュニケーションな人間同士で、どちらにも悪気はなく、悪気がないからこそ厄介でわかりあえない。ゆえに『さっさと別れないと身を滅ぼすぞ!』と進言したくなるような関係」

なのだ。

 

 

  • 目をつけるべきは寿司を買ってきた夫

はてなブックマークに「DVだ!」という人がいたが、それは頭の悪い人間の言い分だ。

そりゃ女の人からしたら、寝起き・寝てる時にセックスされるのは夫婦でも「レイプ」だと思う人もいるだろうさ。そして、配慮できる人間が「家庭内暴力」と定義するなら納得いく。でも、DVだと言い出す人が言っている論点は明らかに過剰反応しているだけで「男性/女性が持つ性への考え方の違い」を踏まえていないし、読んでる限りわかってない。

 

妻の言い分では「夫はひどいやつだ」「軽薄だ」という要旨の記事になっている。女性の考え方や言い分ではこれは間違ってないし、本当に感じていることで、被害を訴えるに値することだ。

でも、男から見れば、虐待しているなんて言われること自体が心外で「俺は一生懸命、妻を元気づけようとしている」と周囲から白い目で見られても、必死に説明したくなることだ。

 

「よくある話」だ。お互いに努力の方向が間違ってるから、いくら努力されても関係が修復されない関係になってる。夫は妻がメシを抜くような節約をして欲しいなんて考えてないし、妻だって「ご飯が食べられない身体状態なのに、寿司なんか買ってこられても迷惑だ」という。お互いがお互いの行為(善意)に対して、相手の気持ちや考え方を汲み取ってない。

 

そして、女に理解のないコメントはまだ続く。

「離婚したほうがいい」「プリントアウトして病院や公的施設にいけ」とかいう話が続くが、そんなことを言う奴は本質的には元記事に描かれている「無愛想で無頓着な夫」と何も変わらない。

 

死にたいとか辛いとか…彼女の言葉自体に本質があるのではない。どうしたらいいか?なんて明日明後日やることも二の次でいい。

 

一番大事なことは「話を聞いてあげる人を見つけ、その人から共感してもらうこと」だ。それが夫婦生活にも、親類にもなく、子どもも幼いから友人にもあまり会えない…だから「ネットに書く気持ち」を汲み取ることだ。

 

メンタルヘルスとインターネットの相性は一般的に最悪だと言われている。

これはインターネットに共感を求めて書き込んだ人が「的外れな批判・辛い現実を突き返すような心無い説教」を受け、精神病や病みかけの心をさらに傷つける結果になることが原因だ。(理解されたらされたで、ネットに依存する人が出ることで生活リズムが乱れるため「精神を病んでいる人は可能な限りネットをさわるべきじゃない」と言われている。そして、ほとんどの人にはそれは正しい)

 

大事なのは解決方法ではない。病んでいる人間の中にある孤独感を共有できる人と巡り合うことだ。それをズバズバ言える環境にいる人は病みにくい。精神的に余裕がある人はイヤミとかジョークにして聞いてもらいやすくするけど、その余裕さえなくなった人間はもう「あの医者はヤブ医者だ」とか「夫はひどいやつだ」とか言って、最後の最後に「死にたい」というフレーズがつく。

 

ガチの精神病患者じゃなくて、いわゆる「メンヘラ」と呼ばれる言動や気質が病んでいる風に見える人間にありがちなテンプレートだ。

本当に死にたいわけでもなければ、よくよく聞いてみるとその人の周りにいる人間にそこまで悪意があるわけじゃない。追い詰められているように訴えるけど、役所や病院に行っても物言いが冷静でない「メンヘラ」は相手にされない。

 

法律屋も役所も病院も「条件にあてはまる人を助ける」だけで、万能な駆け込み寺では決してない。そういう手続きの方法を教えるのも大事ではあるけど、それよりも大事なのは彼女の粗雑な物言いを冷静に整理しながら、聞ける人の存在だ。

 

結局のところ、冷静に話す・聞く・相手が一生懸命やっているのを待ってあげられない人物が役所に行こうが、医者に行こうが無駄だよ。

「理解のない夫や親戚と距離を置いて、病院と役所に行って病んでいること母子家庭であることを示す手続きをしろ」で、その人が元気になるとは到底思えない。一時的にはなんとかなるが、それ以上の改善はない。

 

冷静さを失っている(そういう振る舞いをすることで人から理解を得ようとする態度)を変えないとそもそもメンヘラ状態から改善しないし、自分の言い分が通らない時に不平不満ばかり言うような状態になる。

  • 考えがドライなだけで、悪意はない夫をどうする?

僕には元記事のように「夫がひどいやつだ」という評価には全く賛同できない。

 

ただ、合わないこと・理解のないことについては同感だ。そのため、一緒にいるのが苦痛であれば、出て行くという選択肢はアリだ。

もちろん、冷静に話を整理してくれる人に出会って「夫の考え方とあなたはこのようにズレているのよ」という説明を受けて納得した上で判断して欲しい。

 

「優しくないのではなく、辛さとか困っていることとかを共有できない男性」は世の中にたくさんいる。実例として夫婦関係や男女の違いについて調べたことのない人は無自覚だけど一般には「悩みを相談された時に、男は解決や分析、女は感情の共感」に重きを置く。そういう違いがある。

 

そのことを理解していないし、しようともしない男に訪れるのは「ドライ」だとか「冷たい」という評判と、破局だ。逆に、男が良かれと思って言っていることに筋違いに批判したり、罵倒したりして返す女に待ってるのは「ヒステリー」という評判を父親からも子どもからも言われる。(もっとひどいと「更年期」とか言われるらしいよ)

 

元記事を「特別かわいそうであるかように言う人」の気持ちが理解できない。どこの夫婦にだって性の不一致の問題も、妻のオチのない会話に悩むし、夫のそっけない返事に悩む。(結果的に離婚も浮気による揉め事も起こらなかったけど、うちの親だってお互いがお互いにしょっちゅうそのことで、不満を言ってたね)

 

それを仰々しく書き立てているだけに過ぎない。世間的に言えば、普通のことだし、それをだましだましごまかしながら夫婦を続けている家庭なんか日本中にある。

 

男女のミスマッチと社会の相場を冷静に指摘しながら、彼女を落ち着かせる。

役所とか病院よりもそういう人物の方がまずは必要だ。だから、僕はその一部を書くことで少しでも、悩みを解決する手助けがしたい。

 

…僕も疲れたけどさ。

 

・参考資料

女はなぜ突然怒り出すのか? (角川oneテーマ21)  

 この本がわかりやすくとても良かったです。

元記事で問題になっている内容を精神科医の方が詳しく「男女の考え方の違い」に基づいて分析している本です。

 

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)  

病院にいけとうるさいからこれも貼っておく。

病んでいる人を客観的見たら、人の無頓着な発言ってすごく傷つくし、元記事の筆者がこういうことを書く気持ちがよくわかるため。