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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

「最近の若者は・・・」の正体


AKB48の女の子がで討論番組にでて、それなりに立派なことを喋った…らしい。

 

高橋みなみ、NHK討論番組内での発言が「大人過ぎる」と話題に~仕事観、世代間問題… | ビジネスジャーナル 高橋みなみ、NHK討論番組内での発言が「大人過ぎる」と話題に~仕事観、世代間問題… | ビジネスジャーナル 

 

読ませてもらったけど、彼女が大人すぎる…というほどのことはあまり思わなかった。

 

でも、若い人にはない実績・リーダーとしての経験・自分との関わり方が異なる複数の大人との接触など、本来なら30歳までに経験するようなことを先だって経験しているからこそ「言葉に説得力を」「説明に順番立て」をしていることがよくわかる内容だった。

 

個人的にAKB48自体は嫌いだ。あのユニットが栄えても幸せになる人の方が少ないと考えている。でも、それは組織やシステムの問題であって「だから彼女が嫌い」という言い分ではない。

正直言って名前しか知らない無関心な他人がが、共感したから私も何かしら書いてみたい。

 

  •  積み上げているものが少ない人は辛い…それだけ

「最近の若者は…」と言う人が昔からいるようだが、考えてみれば当たり前のことだ。

 

若い人は今から積み上げていく立場で、年配者はもう積み上げて完成していないといけない立場なのだから。今からできあがっているような若者しかいないのなら、大人とか、おっさんと言われる連中はいらなくなる。

 

そして、時代が違うから積み上げている能力や考え方が違うのも当たり前。例えば、僕は中学校の頃にはパソコンの授業があったが、親世代…お兄さん、お姉さんがいれば、彼らにも確実になかった。

 

歴史が進んで技術が進歩すればそれだけ「学ぶことが増える」が持ってる時間だけは変わらない。10年分学ぶことが増えたから、10年間子どもをさせてくれるわけではない。

 

現実には「必要なくなった技術・文化・風俗を若者は知らないまま大人」になる。…もし、受け継がれるべきだと思うならそういうものを自分がウザがられてでも若者に向かって語っていくしかない。が、そのウザいと感じる若者の気持ちもわからないし、切り込んでいく勇気もない人が「最近の若者は得体がしれない」「何を考えているかわからない」と言い出す。もっとひどいと「携帯電話をいじっているのがけしからん」「若者言葉は日本語の乱れ」「若者文化は堕落した低俗な文化」と筋違いの批判をし、世代間の溝は深まる。

 

積み上げた文化と実績の上で「最近の若い奴はモノを知らない」と言える年配者に慣れれば楽だが、若くして何かを積み上げられる人はそれほどいない。

積み上げたものがあれば、仕事で「鶴の一声」は当たり前。仕事の外でも今流行っているモノに関係なく、その人がカラオケボックスに人を引き連れて演歌と、30年前のヒットソング。彼らの言う「若者向け」はミスチルになる。ボーカロイドなんか知らないし、椎名林檎はかろうじて知ってる程度。(※これ、全部実話)

 

積み上げたモノがある年配者は自分達の文化や考え方を上から押し付けるだけでいい。それだけ過去に努力をしてきたし、権限があるから実際に許される。

 

でも、若い人はそうもいかない。ひどい場合は「違うことそのものを批判される」という環境に身を置きながら、自分の文化や考え方を広げ、自分達が学んできたこと・これからやっていきたいことを上の世代の人とぶつかりながら、若いしながらやっていかないといけない。

 

この「違う」ということが、最近の若者は…というところにつながっていくのだが、これだって積み上げているモノが有り、経験があるAKB48の総監督クラスになれば、決して頭ごなしには批判できない。(それができるほどの勇気があるおじいさんがいるなら逆に見てみたい)

 

  • 大人の心配そのものが間違い

確かに、早くに仕事を辞めてしまったり、病んでしまって働けなくなったり、考え方が違うこと・経験不足からズレていることなどから「最近の若い子は将来大丈夫なのかしら?」と思う人も多い。これは事実だろう。

でも、これ自体は昔から言われてきたことだ。一節では古代エジプトの壁画にさえ「最近の若者は」なんて書いてあるそうだ。

 

でも、若い人間から言わせてもらいたい。昔よりもずっと多くの人が大学に進学し、資格を取り、就職活動だって少ない人でも10、多い人になると100以上の企業を受けて苦労して進学している。

アルバイトによって支えられている職場が増えた関係で、アルバイトを経験している若者も多い。大昔に書いたことだが、ニートや引きこもりの多くは就労経験がある連中で、諸事情で挫折しているだけ…のことが多い。

 

全ての責任を大人や社会に押し付ける気もないが、「若い子に根性がない」「世話が焼ける」と考えている人達は弱い立場で、自分とは違う考えや世界観で動いている若者にどれだけやって行けるような対策をしてる?ハードな職場や人間漢検を改善している?

 

そりゃ、言葉が通じるやつ・話が通じるやつ同士で仕事をするに比べたらめんどくさいよ。自分だって50・60のおっさんと仕事するのは大変だったよ。上でも下でもあまりにも話が噛み合わなくて愕然としたことがあるよ。

 

でも、それは「世代」ではなく当事者の問題だろ?自分が言って聞かないなら、もっと話の分かりそうな人にバトンタッチさせたり、彼らに誠意を見せられるように相手の話を聞いてなるべく相手の希望とか考え方の延長にあるものを叶えてあげたり…世代が違う人と仕事するのは大変だよ!特に若いのにリーダーやらされると肩書き持ってるのに舐められることだってあるんだから、やりたくないよ!

 

在籍している時間だと僕はそんなに長く仕事はしてない。でも、自分一人・あるいは世間の人が「当たり前」だと思っている職場とは違う場所に行ったから「最近の若者は」じゃなくて、「世代が違うということを理解していない人間と仕事するのは」大変だということに気づいた。

 

若い人は勉強自体は頑張っているし、積み上げたものがない分のガッツがある人もたくさんいる。(根性がないように見えるのはやりがいを説明できてないか、そういう人をとってしまったところに失敗がある)

でも、結局はガッツが空回りしないかどうかはそこにいる人がいかに仕事を教えるかどうかだ。それは70歳の新人も20歳の新人も同じこと。

 

どっちも見てるから言うけど、自分の世界観以外のモノを受け入れようとせず押し付けるだけの人は、結局は長続きしない。仕事や会社などを積み上げてきた大人にだけ許される「特権」でしかなく、その特権がない若者はどうしても理解されなきゃ仕事を辞めるか、個人主義が許される職場を探すしかない。(そして、そんな仕事があるなら僕に紹介して欲しい)

 

最近の若者は…と言えるのはある種の特権的な身分で、努力の結果だ。

60歳・70歳の新人さんが自分勝手に振舞っても説得力なんかないんですよ。のけものにされて辞めていくだけ。(実話です)

20代でそういう他人から自分の世界観を理解されようと思ったら、仕事を積み上げて「お前ってこうだもんだ」というポジションを積み上げていくしかない。仕事の考え方ももちろん、仕事の外での自分の趣味についても同じ。

 

若者に足りないものがあるとしたら、それは「学校では学べない不文律」だろう。

書類には残らない「仕事上の意思決定」であったり、上司の趣味であったり…そういうものは目には見えないし、人に教えにくい。

そういうものがわかってないまま、知った気になったり、自分でやってきたことにうぬぼれていると「最近の若者は」と言われてしまう。

 

だから、会社という場所は怖いし、そういう事実や正体を突き詰めないで大きなことを言う「世論」だの「民意」というものは注意しないといけない。

若者がすごーくダメだとか、結果的にうまくいってないことを揶揄した言葉…ではないんだよ。そういうふうに解釈するといろんなことが矛盾するからもっとそこらへんを議論・検証する必要性を感じます