読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

僕が脱原発に賛同できない理由~なぜ東京都知事選で脱原発を表明してるの?~

オピニオン

そんなに気張って書くテーマでもないけど、一度触れておきたかったので簡単にだけ書いておく。

 

※僕自身は原発問題については僕よりも専門知識がない人と喧嘩になるから、なるべく書きたくない。

 

・あらすじ

細川護煕という20年前に総理大臣までやった人が都知事選挙に立候補してきた。その主たる公約が「脱原発」で、政界を引退したはずの小泉元総理と連携する…というものだった。

 

しかも、脱原発だけじゃなくて、東北にオリンピックを持ち込む…ということも都知事であるにもかかわらず言い出し始めた。

メディアは脱原発を争点にしたいのか、有力な候補者がまだ細川護煕氏しかいないからか、この動向を逐一報道している。

  •  あんまりわかってない人が多そうなので基本事項を

脱原発脱原発とギャーギャー言っている人の中で、細川氏のどこがおかしいかわかってない人がいっぱいいるから基本事項を書いてきたい。

 

・東京都内に原発はありません。

→だから、地元住民の民意なんか何の意味もない。

 

福島県に多くの原発があるのは、東京都を含めた首都圏のせい

→沖縄の基地問題でも言えることだが、地元住民のほとんどはない方がいい…と言っても差し支えないほどの迷惑施設で、福島県民が積極的に受け入れたくて受け入れているものではない。

一部、受け入れることで補助金をもらえる/働き口ができる…などのメリットはあるけど、福島で作られた電力を本当に欲しがっているのは東京の方だ。

 

・確かに、都は東電の大株主だけど、量が少なすぎる。

→確かに、4番目の株主だから発言力がないわけではないんだけど…全体の1.2%しか持ってない。事実上、東京都は東電の経営に対して口出しすることはできない。(部分的な要請や抗議はできるかもしれないけど、東電が「電力を供給する責任」を脅かすものは到底聞き入れられない)

 

・よしんば、脱原発ができてもしわ寄せが一番来る都民が賛成するわけがない

30年以上かけた壮大なプロジェクトとして「脱原発」があるなら僕も考えるよ。けど、そんなことを75歳の細川氏が言い出せば、無責任極まりない。

 

そうなると後先考えないで原発を止めるだけ止めて火力発電にシフトして電力どころか燃料の高騰を招く結果になって、生産高・物価高になるシナリオに行く結果になる。細かいシュミレーションはプロがやればいいにしても、「脱原発したらあなたの生活費が上がりますよ」と言われる公約に賛成する人がどれだけいますかね?

 

・安全と言える「廃炉」状態にするまで何十年もかかる

「電力供給を停止させれば、原発が安全になる」わけじゃない。完全に止まるまで20年以上かかるため、今から「脱原発をやろう」と言って原発の稼働停止にしてもすぐに安全になるわけじゃない。当然3.11規模の地震津波廃炉作業中に来れば、危険性がないとは言い切れない。

 

放射性廃棄物の処分や、作業ロボットの開発、大量に被爆する可能性のある作業員の動員などを考えれば「全国的な脱原発」には単純な廃炉計画以上の時間がかかる。

 

大真面目に「脱原発」を言い出すならそれは30年~50年規模の超長期計画でプランを作らないとできっこないし、言い出すこと自体が不誠実だ。

政治や経済の問題はもちろん、科学的な問題まで含めた全ての原発問題に対して脱原発を訴える運動家たちはその壮大な時間・負担を使うに値するプランを一度だって提案してきたことがない。

 

逆に言えば、大災害でもない限り原発は大丈夫

モノは考えようで、ドラえもんガンダム原子力で動いている設定でした。昔の人は科学に対して希望があって、原子力に対しても「夢のエネルギー」ぐらいに思っていました。

 

安全神話が崩壊した」とか3.11のあとでしばしば言われていたけど、

「3.11クラスの大災害が起こらない限りは崩壊しない程度に原発は安全。もっと言えば、被害を受けたのはアメリカ製の古い原発であり、ちゃんと時間とともに葉色作業をすれば原発はもっと安全に運用できる。」

という言い方もできる。こういうことを言うと不謹慎だと怒られるけど、考え方のひとつとしてはありだろう。

 

一口に脱原発といっても、どの程度脱するかが論じられてない

「古い原発や災害が危険だ。でもそれ以前は安全神話ができるほど安全だった」と言うなら、原発の耐久力や廃炉にする原発の基準を厳しくすればいい…という程度で落ち着く。(「程度」と書いたけど、それだって安全神話の時代から見たら大進歩)

 

「2030年までに原発は全廃だ!」とどっかの政党が言ったが、科学的に無理だ。その間の政治・経済問題をどうするかも説明してない。だから、僕も脱原発=日本からの原発全廃という想定で色んなことを考えないといけなくなり、結果としては…

「30年はかかります。20年以内で脱原発といっている奴はバカと詐欺師しかいないよ」

としか言えなくなる。

 

・「子供たちに原発を残さない」はムリ!

さっきも言ったけど、今生まれている子供が大人になった頃に原発廃炉になるから、「子供たちに原発は残さない」という脱原発の意見はそもそも無理なんです。

 

そんなことは、専門家でもない僕だってが調べればわかる話。でも、わかっていない人に「なんで脱原発なの?」と聞いたら「福島の人たちがかわいそうだからだ」と言われる。

 

…いやいや、近くで1次産業を営んでいた人が大反発をしているならわかるよ?福島も茨城も首都圏に電力を送っている地域は農業が盛んな地域だからね。

でも、脱原発を叫んで当選した山本太郎さんも、今回細川氏が立候補している知事選挙も東京都の話じゃないか!食料も電力も福島からおんぶに抱っこのてめーらにそんなこと言う資格なんかないんだよ!

 

福島県の民意で「原発補助金はいらないから、1次産業と工場の誘致で頑張ります」といっているのと都民の「電力はほしいけど、原発は怖いから規制してください」は全然話が違うんだよ!

沖縄の人が基地に反対するのと、鳩山由紀夫が「最低でも県外」とほざくのは全く違うんだよ。

 

福島でも沖縄でもそれは経済的な特権を手放す英断とセットでの「脱原発」「基地移設」なのに、都民は自分の周りの経済や不便を受け入れる英断じゃない!ただの臆病とエゴだ!一緒にされたら困る!(ということさえ自覚してないから、話にならないんだよ)

 

  • まとめるとこんな感じ。

結論だけ言えば、【東京都にできることは電力使用を大きく制限するための規制を敷く】ことぐらいで、それ以外の電力行政に口を出すことはできない。

 

電力行政については、安全対策などの【部分的な脱原発】は確かに必要だし、今すぐできるからやるべき。でも、それは国と各電力会社の仕事であり、現状では3.11前に比べて成果を出しているのだから、今からさらに熱心にやる必要はない。

一方で、全廃を含めた【過激な脱原発】は少なく見積もっても30年はかかるため、それを政治理念として掲げるにはまだまだ時間がかかるし、それを指揮し続けられる若い指導者が必要になる。そして、それは東京都ではなく、国と電力会社と経済界がそれぞれ連携しないと成し遂げられない超特大のプロジェクトになる。

 

結局のところ、東京都知事にできる脱原発は「24時間営業のお店を締めたり、電力を大量に使う事業所・工場などに自前の生産を強いること」で電力使用量を制限し、東京電力管轄区域で原子力発電所がなくてもやっていける環境にすることだ…が、こんなことは本当に都民が賛成するわけがない。(だって、自分たちの生活が不便になったり、仕事場が移設する危険があるからね)

 

多分、まだまだ喋らないといけない点があるだろうけど、質問や議論があれば、ブログ下のコメントやツイッターなどで受けることにします。

一応、東京都と脱原発で関連するところはおおよそ言ってると思います。

 

 

 

 今回の黒幕というか、キーパーソンというか…彼にまつわる脱原発の本が出ていたので、一応貼っておきます。興味があればどうぞ