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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

ライター(笑)の古田ラジオさんの作品を仕方なく「読んであげた」。

同人誌 読書日記

相手がライターなので、たまには本気で文章の話をしようと思います。「誰でもかける」みたいに大学のカフェで言われていたときに「じゃあ、てめーが書けよ!だるいとか言わずに書いてみろよ」と思ってた事をわかりやすく説明します。


同人作家でライターのid:republic1963が「俺はライターで、婚活アナリストなんだ」と言うので、同じはてな村民と呼ばれるブロガーの一人として、「引っ越し先のご近所さんにタオルを贈る気持ち」で読んで「あげた」。

「読んであげた」のは仕事リスト - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」 仕事リスト - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」に載っていた記事全部と、最新の記事に載っていた「仕事のお知らせ」の記事全部。

こんな記事を書くぐらいなら早く、「石黒正数特集」か「境界線のリンボ特集」をやりたいんだけど、タオルを贈った近所の住民の顔ぐらい井戸端会議で話さないといけないのが近所づきあいなので、僕なりに感想を言わせてください。

  • 「ライター」ではなく、「編集者」名乗ったほうが多分彼は成功するんじゃね?

ネット上で、ライターを名乗っている人で有名でかつ、実際にその方のお仕事をもらったことがある「有村悠さん」、本当に単著を出されたり「シロクマの屑籠」さん、電子書籍だけど本を出してる「フミコフミオ」さんなど「ライター」と呼ばれる人ははてな村にはいっぱいいます。

僕みたいに同人界隈しか寄稿実績がないのに、有名人に言及されたり、リンクとして有名情報サイトへの出演を果たした経験を持つ「ブロガー」も無数にいますが…ぶっちゃけ、「文章は読めばわかる」んです。凄く失礼だけど、僕がいくら隠しながら書いても、有村悠さん以上の書き手になれば僕が隠したり、「嘘と本当の間」を書いてもバレます。「上手い下手がわかる」なんて素人判断ではなく、相手の心や考えが手に取るように分かるようになります。僕だって、ブックマーク数や頼んでもないのに人気サイトや寄稿依頼が来るレベルなのだから、「読めばわかる」の中でも「上手い下手・このお題にはどうやって書けばいい」ぐらいのことはわかります。

その分析の結果から、republic1963を斬れば平凡にも満たない。「まとめただけ」。…いや、まとめることにも技術がいるんですよ。多分、僕に編集はできないから本物の編集者であられるkanoseさんみたいなこともできないし、id:dokai3のような同人雑誌をつくる「編者」と座談会の司会・雑誌でのタイトル付けを見させてもらうと、本当にうまい。

カノセさんはともかく、そこらへんの編集者より「面白いものを書く『だけ』」なら僕でもできるけど、それを「面白いと『分からせる技術』」については編集経験者の方が圧倒的に上。

僕は「編集」は下手で、どうしてもインタビュー記事・座談会記事は僕のテイストになってしまう(笑)有村悠さんの言葉を借りれば「演出がかかる」んだ。正確さや明確さよりも「面白さ」「テンポ」に偏った編集をしてしまうから、僕がインタビュー記事・エッセイを書くと面白いんだけど、枝葉が多くなってその人の旨味ではなく「その場所の旨味」を表現してしまう事の方が多い。

アニメで言うと「凄腕の原画マン」だけでアニメは作れない感じ。作れるんだけど、背景が雑になったり、(全部一人で書かない限り)絵柄が崩れて醜い感じ。典型的なのが「松本憲生」さんというNARUTO鉄腕バーディーなどのアニメに携わっている人のアクションシーンの作画。「アニメとしての疾走感」が話題になるが、彼が1パート丸々担当したシーンは背景もキャラの顔、モノの質感も崩れる。演出で「崩してる」のだが、20分間のうち彼の担当するパートだけ別のアニメのようになってしまう。

松本憲生さんに限らず、そういう「凄腕の原画マン」はアニメの世界にはいっぱいいて、動きや個人技としては面白いんだけど、ストーリーや「アニメ全体の共同作業」としては「制作・作画監督・チェック…」などそれらをまとめ・修正する人がいないと崩れてしまう。

有名なのはNARUTOの「ナルトVSペイン」の作画シーン(一応、松本さんがしたことになってるけど、後半はちょっとだけ違う人のパートも出てきます)

…作画オタクから「こっちがむしろスタンダードで、予算がないから制作枚数を制限してる。日常シーンだってヌルヌル動きまくるアニメ(例:『涼宮ハルヒの消失』『劇場版けいおん!』など)も予算と時間さえあれば、作れないわけじゃない」と言われそうだけど…ここで言いたいのは、そんな話じゃありません。

そりゃ、松本憲生さんは一話丸々アニメを作ったことがあるひとですが、そんな事ができる人の方が正直少ない。「少ない」ではなく「ほとんどいない」レベル。*1そうでもないときに原画マンの癖に応じて、「○○人で書いたけどひとつの作品にまとめるようにする人」が必要なわけだ。

republic1963さんはむしろそっちのお仕事のひとだったから、「編集者」として面白いタイトルを付けたり、インタビューを無難にまとめて、雑誌のカラーに合わせたお仕事をするのはうまい(のだろう)けど…正直、同じ村に住んで、彼の雑誌に出してもらってこれを言うのも失礼だが「ライター」としては資質がない。

偽善という名の「For You」を言えば「30半ばでその程度しか書けないなら才能もないし、「才能」と呼ばれるに値する努力も足りない」。

有村悠さんの同人誌を貰ったときはジャンルとか趣味とか全然違うんだけど、彼の描きモノは少なくとも面白かった。「企画・マーケティングには難あり」だとは思うが、ライターや同人作家を名乗っていることそのものに疑いを持った事はない。ちなみに、ハックルさんこと岩崎夏海さんについても「なりたいとは思わないがうまいとは思う」。アレもライターとして「面白いものを書く力、読ませる力」があるが、republic1963さんにはその力が…少なくとも僕よりもない。「僕よりない」といったが、僕の増田としてバッシングをしてた連中の方がまだ面白いものが書ける。

「才能がない」つまり、「面白いものを書く努力」を続けてこなかったというのが僕の彼への評価であり、彼に「失礼だなんだ」と怒られたことへの答え。「自分の面白ささえわかってない一発芸人が何言ってんの?」と僕はこの場ではっきり言う。

  • じゃあ、なぜ彼は「編集者」にも「ヒットブロガー」にもなれなかったのか?

煽りを込めて「なぜ彼は青二才に抜かれたのか?」とかでも良かったんだけど、さすがに執筆実績ではまだ抜けてないから、「抜かれた」というと語弊があるので、辞めとく。(4年内に抜くつもりだけどね)

編集者として致命的なのはid:dokai3やカノセさんみたいな「わかりやすさ」がないこと。言葉遣いや作品のチョイスを見て思ったのは「凝り固まっていて、ある程度彼と同じ知識やコンセンサスがないと読めない文章が多過ぎる」という事。

例えば、「自意識」「承認欲求」「非モテ」など言葉をはてな村界隈のみで用いる言葉があるのですが、それをそのまま使ってしまう。同じ編集者でもどかいさんはイチイチ説明したり、かのせさんはそもそもそんな言い回しを使わないで、入り方を工夫してくる。

編集者じゃないけど、シロクマ先生なら「前提条件を論理的に共有する」(書く人はこっちの方がむしろ多い)ということ必死でやるんだけど…これは話が長くなって寝てしまう。その点はベストセラー作家の「岩崎夏海」ことハックルさんがうまくて、彼はそもそもそういう言葉を使わない言い換えを用意する。
だけど、個人的に好きなのは「コンビニ店長」と呼ばれていた人気ブロガーMK2さんの「感覚として共有してもらう(言葉や定義ではなく、「ああ…」とまず言わせる)」やりかた。アレがライターとしては一番理想的な「わからないものを説明する方法」だ。

人のやり方を書きまくった理由は「republicさんはライターでも分かることを編集経験があるのにサボってるんじゃね?」と言いたかったから。

これだけじゃない。問題を提起する目的で「自分の意見を書かない記事」であったとしても、取っ掛りがないひらべったい平凡なまとめ方をするから、「togetter」にもっとゴツゴツと議論を呼ぶようなまとめ方ができる人が(僕も含めて)いる。

だいたい、TM2502さんに「改名したら依頼を出す」とか言ってたけど、僕に言わせてもらうと「02さんを次期クリルタイ編集長待遇で迎える」というべきぐらい実力差があると思います。僕でさえ「なんで彼が僕の文章を読むか」が疑問なぐらいに腕は良いからそのぐらいの待遇で迎えるべき。オーナーか、部屋の済の写真になるべきオワコンが何が「依頼を出す」だ!彼をバカにしてる!恨みもあるが、尊敬してる部分があるから、発言を訂正して欲しい。応じるかどうかは任意だが、私は彼への発言は不愉快極まりない。

金もらったわけじゃないからね。「書いたよ」というだけだから、別に揉めても損害とかないからね。僕に「頼みにくくなる人」はいるかもしらんが、ライターに仕事頼む時点で「作ってきたリスクを背負い込む」という覚悟は必要なわけだ。あらゆる採用・商売に同じことが言えるけど、能力認めてもリスクを恐れて雇わない会社は結局はその程度で留まるんだよ!*2

「平坦にまとめてるだけなら人畜無害でいい?」いや、タイトルや小見出しを無理やりキャッチーに作ろうとするくせに文章や中身は平坦だから、それによる「しょんぼり感」というか、「リアクションに困る感じ」がrepublicさんの作品ってすごいのよ。

面白いつまんないじゃなくて、「的確」なだけで、読み物として盛り上がっていかない。

僕はそのレベルで「ライター」名乗る30半ばのおじさんには「苦し紛れ」という言葉しかあげられないなぁ…。物事や読み物を的確に編集する技術だけがあって、そこに読み物としておもしろおかしくまとめあげる・自分の感動を伝える「改変」や「個性」が出てこない文章を読んでも「小さくまとめたなぁ…」ぐらいにしか思わん。

小さくまとめてるだけならまだしも、自分の中で小さくまとめた作品にはライトユーザーを意識した「わかりやすさ」や「煽り」が下手だから「ライター」の仕事ではないなぁ…と僕は感じる。

観測者?いや、出る杭を打って平たい文章に心がける癖、その範囲が狭いから「ロードローラー」とでも言えばいいのかな?もうちょっとはっきり言えば、「ロードローラー、道路標識まで潰して平たくする」といった感じのがrepublic1963への僕の評価です。

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久々にホットエントリーしたので、メイキングログまとめを作ったので、良かったら見ていってね。

失礼だと言われたから失礼して喧嘩してたらホットエントリーを取れたンゴ - Togetter 失礼だと言われたから失礼して喧嘩してたらホットエントリーを取れたンゴ - Togetter

お寒いセンスのタイトルは煽りです。…はい。

*1:まず、描けないものがあるタイプの人はその時点でNG。次にアニメのラインが描けないといけないため、絵が上手いだけでもダメ。最後にケタ違いの早描きでないといけない。そうなると本当にそんなことができるのはポニョまではあの年齢でも作画監督ができた宮崎駿(の全盛期)か、連載マンガをこなしながらアニメを作れる手塚治虫ぐらいなもの。

*2:「優秀な外人採りたいから社内英語化します」まで言える楽天ってその意味ではすごいんだよねぇ…。