読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

結局は全部問題は「若者の○○離れ」と一緒では?


たまには経済記事を書かこうかな?

  • なぜ、アニメ市場の規模は横ばいなのにアニメ映画の量は増えたか?

一昔前のコミケを知ってる人からしてみれば、「今のオタクはオシャレすぎる」「カップル連れてコミケなんぞ来るなよ!」というぐらいに「普通のオタク」が増えたように思う。…これは僕の言葉じゃなくて、古参のオタクほど口を揃えて言ってるありふれた話。

ではアニメや漫画…コミケで買われる同人誌も「市場規模は広がったのですか?」と言われるとじつは大して広がってない。客単価が落ちてたくさんの人が来てるだけなのでオタクに関連するあらゆる業界は横ばいとか微増が多い。

リーマンショックの後にアニメ関連の市場はガタ落ちして、その後は数年間横ばいか微増。話の面白さを見てもらってもわかると思うけど、00年代半ばまでの面白さがないのだから、その時期ほどの盛り上がりはない。

そりゃ、ニコ動やらスマホのおかげでコンテンツとの距離が狭まったのだけど…結局はそんだけ。ネット上で有料コンテンツにお金を払う文化は少しづつできてきているが、アニメにお金をかける人・かけない人、コミケで10万円以上使う人・1万円も使わない人みたいに色分けされ、一人当たりの単価が上がったわけでは決してない。むしろ、今までお金を払って手に入れていた人達がコストダウンの恩恵を受けるだけで、お金を払わないでもよい選択肢を探す人の方が圧倒的に多い。

テレビアニメがインターネットで配信され、若い人が観るようになること…これを「成長産業」だと位置づけて考える人がいるが…これは半分ぐらいしか正しくない。確かに、テレビと違って見る人の数や趣向を可視化でき、話題になれば放送後のアニメを有料で見てもらうこともでき、収益モデルとしては一定の成功を収めてる…とは思う。

だけど、問題は「話題にしている層≠お金を払う層」であり、ネットで話題のアニメが売れ続けるか、ネットで宣伝活動をしないと売れないか…と言われると別にそうでもない。

今年はジブリ映画がなかったのに、『千と千尋の神隠し』が放送された年と同じぐらいの興行収入をアニメ映画全体で出したそうだ。映画化されるアニメの内容を見てもらうと、テレビアニメの年齢層とはちょっと違う。内容も絵柄も大人向け、もしくは幼年向けのアニメが多いのがわかると思う。思春期の青年を狙った作品はテレビやネットで配信されるそれらに比べると少なくなる。

具体的にはこうだ。子ども向けのポケモンドラえもんがあるかと思えば、今の人が知らないような宇宙戦艦ヤマトやサイボーグ009のリメイク。エヴァンゲリオンだってリメイクであり、最も盛り上がった世代は今の35前後である。作風にも現れていて、今年大ヒットだった「おおかみこども」は家族の話だね。

ワンピースも現在連載中だが、今の20代・30代が最も盛り上がっていて、ティーンズ向けではない。(ティーンズからしてみれば、こち亀と同じで、「ジャンプデビューした頃にはもう始まってた」作品ゆえ何冊もマンガ喫茶や友達の家で読ませてもらわないとブームに乗ることさえできない)

(出典・2012年劇場版アニメ一覧 2012年劇場版アニメ一覧

ティーンズ・大学生がお金を払うならティーンズ向けのラノベやここ数年の作品が劇場化する割合が増えてくるはずだが…僕が子どもの頃にやってたアニメ、もしくはそれ以前の定番作品の劇場化の方が多いのね。

でも、彼らの発言力はネット上のもので経済力的に言えば、30代・40代のオタクや親子でアニメ映画を見に行くお父さん・お母さんのほうが強いからアニメ映画が伸び、テレビアニメは横ばいしてる。

  • なぜ若者は○○離れする?

若者のゲーセン離れの原因について、「駄菓子屋の20円ゲームがなくなったからゲーセンが敷居が高く感じるんだ」という意見を見たことがある。

兵庫の田舎育ちの僕はサティーに文房具や雑貨を買いに行くと100円ゲームばかりの小さなゲーセンが街にあったため、それがきっかけでゲーセンにそれほどの敷居の高さを感じないが…都会のゲーセンを見るととても子供が遊べる雰囲気じゃない。ゲームの内容が子どもには難しすぎるものが多い他、うるさ過ぎて近寄りがたい。

都会の子どもからすれば、そりゃゲームセンターに行きにくくなるわなぁ…不良かオタクかクズのどれかしかいかない場所に取られても仕方ないし、実際にそういう人が多いからね。

若者の車離れにしたって、そう。免許取っても乗り回す機会がなきゃ、ただの身分証明書だ。田舎の方なら「一家に一台」「大人一人につき一台」が当たり前で…それこそ子どもの頃から敷地内で乗ってる人だっているらしい。(農家の子どもとかね)

オタク関連のコンテンツ全般に思ってることは…ティーンズのうちに作品そのものの面白さの味を覚えさせないと、「ソーシャルや共有する」という無課金層ばかりが増えてアニメが滅びるぜ?という事。
20年先に「助けて><若い子がアニメにお金を払ってくれない、劇場に来てアニメを見ない」という結果になる前にそうすべきだと思うけど?

僕に言わせると、今のティーンや新参者のオタクは共通言語で盛り上がることが楽しいだけで、どのキャラが好きって話を表面的にしかしてないもの。
それで課金できる方法があるならいいけど、コメントを見ていて楽しいアニメがDVDを買った途端に「ツッコミ不在で物足りない」と言いたくなる作品ばかりだと、「ネットでやってるものを見るほうが楽しくない?」という話にもなるし、実際にテレビアニメは劇場版アニメと違う楽しみ方を供給してることがあだとなるのかなぁ…とも思う。

ちなみに、これは読書(活字)離れ、雑誌離れにも言えることで、「情報をやり取りする楽しさ」がネット上で盛り上がってる反面で、文字をもっと「文学的に」楽しむセンスはすごく落ちてると思う。その関連か、そうじゃないのかわからないけど…最近の作品の感想で「アニメで泣いた」という人の話を聞かないし、実際に泣けるアニメが減った。

「泣く」でも「鬱になる」でも何でもいいんだけど、感情を作品に揺さぶられる感覚を今のティーンには薄れてると思う。「若いうちに本を読みなさい」という大人の説教はそういう感受性を広がる意味合いが強いのだが…感情すら共有する「話題」に落ちぶれてるように見受けられる。

もしも、今の若い人に感受性や表現力が高いならアニメブログやオタクブログでもっと若い人が出てくるはずであり、表現したいことに溢れた若手の小説家が大量に台頭してくるはずだが…実際にはそんなことない。

「最近の若い奴は」と言いたいんじゃない。僕のやり方や発想がオールドタイプなだけだという自覚はあり、オールドだからこそ言える事もある。

それは「積み上げられたものには積み上がるだけの理由と強みがある。古いものには錆び付いたもろさもあるが、と同時に数々の課題を乗り越え、洗礼された理論やノウハウがある」という事。

もちろん、前提の違いがあるため「古いものを古いまま受け入れろ」というのは無理がある。だけど、古いものを受け入れ方を変えることで、彼らが見たことない「新しい存在」に見せかけることはできる。

具体例を述べると、美輪明宏が紅白歌合戦で歌った「ヨイトマケの唄」がそれであろう。あんなに古くて、人々が検索エンジンでググらなければ「ヨイトマケ」さえ知らない…当然「土方」という言葉にも差別意識は少なくなった(下手したら差別意識があったことさえ知らない)世代になって、新しく見えてしまう。

この現象を見て、50代のオタクである岡田斗司夫氏は「君達がエッジの効いた作品を見すぎてるだけで、もっと当たり前にこういう作品はあるよ」と述べている。
この言葉のとおりで、ありふれたものの見せ方、上げられた敷居を変えることこそ「離れた業界」には求められるはずだ。

「若者の○○離れ」というが、これは単にデフレのせいだとか、技術革新のせいだと思えない。思慮が足りないよ!そんな答え。

ただ「話の種が欲しい」というぐらいの気持ちでアニメ見てる人が増えたら、そんなのいくら話題にになっても儲からないよ!話題だからコミケに来る人が増えても、結局は面白いものを探したい人だけが10万円使うんだ!企業ブースと人気作家の同人誌だけ売れるような一番なんか意味ないよ!

そりゃ、若い人はお金がないよ?「若者の○○離れ」と叩きながら、デフレ容認の野田前首相と白川前日銀総裁を擁護していたマスコミは万死に値するよ?俺自身「マスメディアと団塊世代の老害なんか死ねばいいのに」と思ってますよ?だけど、たとえアベノミクスで好景気になったとしても、そのお金で産業が潤うようになり、若者が戻ってくるかと言えばそれは違うよ!

楽しいこと、面白いことが何かを各分野の人が若い人に語らなきゃ、若い人はお金を使わないよ。

僕が『コロコロ→ジャンプ→マガジン→ヤンマガ→青年誌(フラッパー、リュウ、モーニング、エンターブレイン、きららなど)』という風に年頃によって読む漫画を変えてきたように、「大人の階段」がある。

アニメはその階段が随分と雑になっている気がする。「アンパンマン→朝アニメやポケモン・定番(ドラえもんやサザエさん)→少年漫画やライトノベルなどの中二病作品→」…僕の世代ではこの次にオリジナルアニメや大人向けアニメが来ていたのだが、最近では中二病アニメを見たあとに萌えアニメというのが大人の階段になる。

萌えアニメからその後の大人向けの劇場アニメに結びついていくプロセスが正直言って分からない。また、萌えアニメを10年・20年敬愛し続ける心理もわからない。(そういうファンのため原作やキャラクターが大事にされている様子が見受けられない)

その階段を作れない業界や産業が次世代では滅ぶ。滅ばなくとも、衰退する。それは「注目」という無課金な存在ではなく、「お金を払ってコンテンツそのものを楽しむ時間や空間を大事にする」という価値観や習慣の積み重ねで「階段」を守っていくのだが…こういう切り口でアニメにしろ、音楽にしろ、コンテンツ産業は運用されてないし、作品を作る方も何を誰に贈りたいかなんぞ考えてない。

そういう風潮に危機感を感じる。

参考資料・アニメビジネスの明日はどっち? 2012年アニメ産業速報 (1/4):Business Media 誠:アニメビジネスの今・最終回 アニメビジネスの明日はどっち? 2012年アニメ産業速報 (1/4):Business Media 誠:アニメビジネスの今・最終回


記事でチラッと触れましたが、「若者の○○離れ」の大きな原因の一つはデフレです。その意味を細かく知りたい人はこの手の本を読んでみてはいかがでしょうか?「若者はかわいそう」までは言いませんが、決して豊かで幸福な世代ではないため、未来に向かって豪勢にお金を使う習慣や、思い切った行動をとる勇気が湧かないのも事実です。

それを単なる精神論ではなく、理屈として綴った本を年配の方に読んでいただけると相互理解になり嬉しい限りです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツイッターやってるよ

https://twitter.com/tm2501