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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法 岡田真波

読書日記 教育論

東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法

この本は東大に行きたい人にとって最も、本質的に受験を理解できる本であろう
…読みながらぼんやりと僕は考えた。

当ブログに時々知恵を貸してくれる『マイミクの科学者』から「子どもの時、アサガオを育てる理由」を聞いたことがある。なぜアサガオなのか?それは、毎日水さえやれば、誰でも高確率で育てられる『低めでかつ達成感が得やすい目標設定だから』だそうだ。

…東大を単純に『目標設定』としてかんがえたらどうか?我々「東大以外の大学の人」は東大について難しく考えてないか?

具体的には「東大に入れば、人生におけるフリーパスを手に入れたように何をやっても『東大ブランド』が付く。」とかなんとか。『タレントになっても、アスリートになっても「東大」と着くとそれだけで注目されるから「とりあえず東大入っとけ』という特売品みたいな扱いで受験を考えてないか?

でも、実際はその考えを捨てられた人ほど受かっていな?断崖絶壁を乗り越えてたどり着く「楽園」みたいに思うから、たどり着くのが大変なのではないか?


人生には、色んな目標持つ時期がある。だが、結局達成する人とは達成する・した自分の姿が見えた人である。努力の数や時間より、むしろ明確な目的意識や努力している自分を客観視する能力が必要になる。努力を持続し、時には「頑張らない」という選択肢さえ持てるほどに自分を客観的に見据える。あるいは、自分を第三者の目線で俯瞰し、自分がもっとよく見えるように自己演出・自己暗示をかける。

この本に記されていること…それは「習慣」や「自分とその周りの雰囲気」を意識することで勉強も含めたあらゆる目標達成に近づくために必要なこと。

遡ること3ヶ月前。私はその日東大にいた。その時に、東大のサークルで『新月お茶の会』というところにお邪魔した。そこはブロガーで同人作家で、ライターの有村悠さんが在学時・卒業してからも所属しているSFやラノベを研究するオタクサークルである。

見学させていただいた際、組織単位で外の人達とは違う習慣や空気を持っていた。(詳しくは下の記事読んでね)

ありむー先生に会いに行った/新月お茶の会に顔見せした - とある青二才の斜方前進 ありむー先生に会いに行った/新月お茶の会に顔見せした - とある青二才の斜方前進

それを見て思ったのが「東大生は『天才』なのではなく、『奇妙』なのではないか?」という事。傍目で見ていると置いてきぼりを食らうような独特のリズム感を維持・習慣づけることができることこそ彼らが受験に勝ち、学生になってもアレコレと高いバイタリティーをもって動いている源ではないだろうか?

東大に限ったことじゃないけど、平均的に高い能力があり、パフォーマンスを発揮する組織にはそれ相応の「習慣」あるいは「言葉」がある。

自分の経験で言えば、ある倉庫でバイトしたとき、朝の朝礼で「運転時は安全運転・譲り合いの気持ちを持つ・車間距離を十分取る・停車時はミラーをたたむ」などと毎日毎日全員で唱えるルールがある。僕は当時ドライバー職でなかったが、他人の車に乗るとき・運転するときにと気になるようになってしまった。

「あの車危ない・この運転手怖い」と倉庫で教わった言葉通りに脳みそが運転を考えるようになる。

新月お茶の会にはそういう「習慣」が散りばめられており、一見「難しいことをしている」ように見えて実は彼らはルーチン通りやっているだけ。無駄なことに頭を使わず、頭を使いたいことに絞り込んで行動しているだけ。

難しい事をやろうとしたから東大に受かった…というよりは、「自分ルール」を作り・実行することができているから受かったのではないか…本書を読んで感じた。実際、僕が見た東大生(お茶の会以外でも自分の人脈にいる東大生)もまた、自分ルールを持った人であったため、すんなりと納得できた。

  • 「自己対象化」という考え方

これからはインド、という時代

これからはインド、という時代
著者:日下公人
価格:930円(税込、送料込)

全く違う本(「これからはインドという時代」)の言葉だが、「インドには多数の民族が入り組んでおり、『多数派』がない。ゆえにすべての民族が他の民族に対し自らを「少数派」と定義し、異文化に対して「自分達は何者であるか」を説明する力を鍛えられている。」という。この本によれば、インドの外交上の強さ、政治交渉の場に於けるタフさは日本人と違って、「民族や国家、あるいはそれらに育まれた『自分』について説明する用意がある」ことこそ、インドの強さだと述べている。

「日本人には「日本とは何か」が説明する準備がない。自己対象化ができていないから、海外との交渉でうまくいかない。相手もこちらを汲み取れないし、自分で自分のことも説明できないのだから、どれだけいいカードを持っていても交渉事がうまくいかない」

この話自体は民族・国家の話ではあるが、個人レベルからしてそうではないか?

大学になってから就活などで「自分史」を書いたり、「自分探しの旅」などに行く人がいるらしいが、そういうことをする人らはそれまで真剣に「自分の今の気分・状態・能力などを数値化・自律させる努力をしてこなかったのではないか?」と懐疑する次第だ。

これまた別の本(下流志向)で「内田樹」という人が「自分探しの旅で自分なんか見つからないよ」と言っていたが、そりゃそうだ。違うものと突然出会うことで「自己対象化」される部分もないわけではないが、自分が何者かを最も知っているのは内田氏も言うように周りの友達や家族だ。道行く人に「私はどんな人に見える?」と聞いたって社交辞令しか出てこないのは少し考えればわかることだろう。よしんば外の世界で自分の中で何者かをつかんだとしてもそれとて誰もが感じるような凡庸なカルチャーショックでしかないのではないか?

僕が東大生を評価しようと思ったときに彼らは大別して2つの方法で「自分」というものを形作って受験に臨んだことにあると思う。1つは「楽観的な発想・わずかな行動・習慣により、自分の感情を盛り立てていく『自己暗示』」。1つは「成果や自分自身を目に見えるようにすることで自信をつけたり、自分の今の立場を意識する『可視化』」

前者は自分が前向きに頑張れるようなおまじないや習慣、あるいはペースを作る努力。後者は自分の努力を積み重ねた「何か」を作ることで、自信を失わずに努力し続けようとする姿勢・努力を無駄にしないために効率化するための工夫。

それが彼らの本当の強さではないか?行動や成果、あるいは気分を演出することで「自分」を理解したり、自分を持ったりする。自分を他人に説明する準備が常にある。そういう人物こそが東大に行くのではないだろうか?

いや、他の分野で「自分がそれが得意で…」という人がそれに関するポリシーや流儀を語ることでも自己対象化は可能かもしれない。だが、こと受験において、あるいは受験以外で勉強する場所や生活を何かにかける時の「戦う姿勢」こそが東大生足る「何か」を持ち合わせているように読んでいて感じた。

受験の本当の意味とは「目標に向かって積み重ねていく」というプロセスを体感することが大事で、それが大きなものであればあるほど自分を勉強のためにメンタリや生活を「律する」必要が出てくる。本当に試されているのは「律する能力」であって、学力とかそういうものは才能でどうにもならない壁があればそれは受験でなくてもいいのではないかな?

だから、勉強する内容とか教育する内容とかにはもっと議論の余地はあるけど、受験を本質的に理解させてくれる本書を読むと「試験」は単なるゲームである…という見方よりももう少し価値のあるものに見える。それだけでも価値があったのかもしれないなぁ…と僕は思うのです。

  • 最後に、自分用メモとして

自分が「実践したい」と思った本に書いてあった東大生の習慣をいくつか書きておこう。

朝型に変える…(受験生なのに)10時になったら何があっても寝て、4時に起きちゃう。

※これについてはネット上で「早起きは三文の得の三文は90円ぐらいであまり得がない」とか言っている人がいましたけど、90円だって1年続ければ3万円、10年続けりゃ30万円ですからね…。僕は三文以上得があると思いますけど。

バンザイする…形だけでもテンション上がるらしいよ。

※俺の場合は「高笑いする」という気分転換法がある。ちなみに、これをイベントでスタッフやってくれた女性にやったら「突然笑いだし、しかも何事もなかったかのように真顔に戻るので怖い」といわれた(´・ω・)

顔の体操…よく「生真面目で怒ってるように見える」と言われるからやろうと思った。

※商売始めると「営業スマイル」を覚えるから、それも手かも。

嫌なことにも「ありがとう」…長い目で見たら、試練もまた+。意外とそういうことは多い。

※わかっててもキレちゃうんだけどさ。

「まぁいいか」と言ってみる…明日から使える!これは効果があったので是非。

■自分ノートを作る…感情を書いてみる。

※創作ノートの端っこに気分や感情を書いてみようかしら…と検討中。ツイッター使うのもいいかも

大中小それぞれの目標を作る…これは僕もやってる。

※参考 さあ、キャリアの話をしよう。 - とある青二才の斜方前進 さあ、キャリアの話をしよう。 - とある青二才の斜方前進

手帳の活用…大事なのはフィードバック。

迷ったらワクワクする方を選ぶ…これは良い。そのほうが後腐れないし、やりがいあるし。

※僕はいつもやってる(というよりやりすぎて敵を増やしてる)


という本です。


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Twitterやってるよ〜

https://twitter.com/tm2501