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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

うんことかまん○とか書いてるけど、真面目な経済記事です><


誰が始めにいったか知らないけど、「アイドルだってウンチする」的な事をいったやつはすごく的をいていると思う。

今回は「まんだらけの労働問題」をやるんだけど・・・僕の記事を読む前に「ここは共有しておきたい」と思う大前提を書いておく。それは「人はパンのみで生きているわけじゃないけど、パンがないと生きていけない」ってこと。
ビレッジヴァンガードやまんだらけと言った趣味性が強く、「働けるだけでもありがたいお店」はついつい「時給が低いのは当たり前」「やりたいやつがやってるのだから、残業代が出なても我慢すべき」という人がいる。別に好きなことができた途端に人生が終わって妖精さんになれるわけでもないのに、「食べる権利」さえ認められない身分になる。

「アイドルだってウンチする。」が名言だといった理由・・・それは反対に言えば「アイドルだってご飯を食べる」ということだ。(うんこするって事は何か食べてるって事だろ?何も食べずにうんこだけ生産されるアイドルも、食べて何も出てこない便秘なアイドルも健康に悪いだろ?)

「アイドルだってウンチする」→「うんちが出るってことはご飯を食べてる」→「ご飯をたべてるって事は生きていくのに食事を取る必要がある」→「アイドルだってご飯を食べるお金が要る」→「アイドルだってただでみんなに夢を与える「お仕事」はできないよ」ということだ。なんて深い格言なんだ!!!

たまに、「アイドルはウンチしない」という人がいるが、あれはアイドルを人間だと認めていない(もしくはご飯さえ食べない「聖人」の類)として認知しているということだが・・・アイドルだってせいかつがある。まぁ、このブログを見ている7割ぐらいはアイマス高槻やよいちゃんのことを思い出して「そうだよねぇ・・・」といっている人が多いと思う。

どれだけゆめにいきても、成功してもそれが利益を取ってはいけない(夢だけで生活できる)という理屈には繋がらない。憧れの書店員もアイドルも、もちろんプロ野球選手だって「エンターテイナー」である前に「商売人」だ。その感覚を取り戻してほしいし、その感覚を共有してもらわないと、第二・第三のまんだらけが現れるだけで根本的な社会問題の解決に繋がる議論ができない。いや、そもそも商売としてオタク産業を成立させず「好きなものだから買い叩いてよい」「ファンのために利益を取ってはいけない」という暴論だけが渦巻いている現状でまんだらけの話をしても、「ざまーみろ」の嫉妬的議論か、「まんだらけ許せない」の罵倒にしかならない。

今回は長くなるが、敢えて詳しくしっかりとした記事を書くように努める。少しばかり貴重なお時間を頂戴したい。

元記事を見てもらったらわかるのだが、まんだらけはろくに残業も払わないブラック企業だが…ブラック企業研究家(というより体張ってブラック企業で戦った)私としては、まんだらけなど生ぬるく見える次第だ。

まんだらけ、違法就労訴訟で敗訴!長時間の強制タダ働きの実態が露呈(1/3) | ビジネスジャーナル まんだらけ、違法就労訴訟で敗訴!長時間の強制タダ働きの実態が露呈(1/3) | ビジネスジャーナル

過労死する人が出たという話がワタミなどからあがっているし、僕のいた会社でも寝不足から車を事故ったり、倒れたりした人が出たり、私の父が30年以上前に勤めた新卒のときの企業だってこれよりもひどい「残業代未払い」の事態に直面した事があるみたい。

ブラック企業だから悪』という議論があるからこそいうが、その発想はおかしい。「AだからB」の発想で「いじめはだめ」「体罰はだめ」と外野からいうだけの人達がいる。でも、そんなのみんな知ってる。実際の労働の現場、自分をいじめる人、殴る人でそれを言った所で煙に巻かれるだけの妄言を正義の格言のごとく「ほざく」ネットの住人の平和ボケっぷりには失笑している次第だ。

ブラック企業が悪」…いや、もっと細分化すべきなんじゃないのかね?ホワイトでも「次に繋がらない仕事しかない『飼い殺し』の社員」は良いのか?人不足でブラック化してるけど給料はちゃんとくれるし、上司や社長がいざというときはちゃんと手を貸してくれるような誠意ある企業を有名無実の労基法だけで「あの会社は全部だめ、つぶれるべき」と言って良いのか?

僕は確かにブラック企業出身だが、裁判沙汰にもしなけりゃ、実名で会社を晒す気もない。なぜなら「その会社のおかげで幸せに暮らせる人、成功モデル」は提供されている会社だから。
僕がまんだらけを責めたい理由、まんだらけが訴訟を起こされる理由は「しかたなくブラック」「ブラックだけどあったかい企業」ではなく、「冷酷なブラック」「ブラックで当たり前」という会社の姿勢があっただ!!

よくよく勘違いしている人がいるが、ブラック企業がだめなんじゃない!!人間をボロ雑巾のようにして再起不能にして投げ捨てる商売がだめなんだ!!

僕の会社は確かにブラック企業だったけど、会社の武器である「販売力」の極意を経営陣直伝で会得し、世代の違う人・女性などと一緒にリーダーとして仕事する機会を多くいただいたためコミュ力もついたし、何よりペーパードライバーだったのに毎日何十キロも運転する生活をしたおかげで、すごい運転技術もついた。
責任は給料で取らされたり、時間外労働もいっぱいやったけど、社長は一貫して「この厳しいルールの中でも、君には毎月50万づつ稼げる人材になってほしい」と多少わがまま言っても辛抱強く使ってくれた。
業態の都合上拘束時間がなりがちな商売だったからブラック企業ではあるが、ブラックでもブラックなりの対価が得られるように社長も会長も工夫してたし、慈悲でルールを変えてくれることもあった。

ところがまんだらけってどうよ?あれだけ大きな店舗持ってて、たくさんの人が働いてるけど、先々の展望があるような仕事を与えられているのか?

僕が就活してるときに「なんでこの業界のなかでこの企業を選んだのか答えられるようにしろ」といわれたけど、まんだらけってそれがあるの?それは「扱ってる品物」とか言い出せばとらのあなだって競合だし、コスプレしたいならその手の喫茶店で働けばいい。なんでまんだらけなの?「とらのあなでもなく、アニメイトでもなく、まんだらけ」の理由って何よ?
あ、「取扱商品」は無しね。客として毎日行けばいいじゃん!!別の商売しながら中野のあそこいくか、秋葉原の専門店の店長やネット上でオタクとパイプを作ったほうがずっとマニアックに触れられるよ。アニメマンガ同人誌・・・あと原画なんもそうだね。たしかにまんだらけが一番手軽ではあるけど、生原画に触れたいならアニメ会社に勤務するか、友達作るか・・・別にまんだらけじゃなくたって方法いくらでもあるでしょ?

まんだらけに対して言いたいことは「まんだらけで働いたらどんな能力・成長が得られますか?」ということ。

もうちょっと端的に言えば「楽天・佐川とマクドナルドは同じブラック企業カテゴリーに入りますが、楽天や佐川を出た人は独立して商売を成功させているけど、マクドナルドのバイトやクルーが上達したって商売に成功できない」んだ。
インターネット上のブラック企業議論に「黒光り」と「どす黒」を分けてほしいわけだ。現実の「黒色」にも上品で艶やかな黒と、汚れた黒があるようなブラック企業があるから、それをちゃんと分けてほしい。

訴えられない・訴えられても商売としてはしっかり成立しているブラックは「艶やかな黒」だが、まんだらけは間違いなく「訴えられたら壊れちゃう『人の良心に漬け込んだだけの』汚い黒」だ。

ブラック企業全部がだめ…というと成り立たない企業が相次ぐから、別の基準として「その会社で豊かになれる・幸せになれる」という線引きを僕は新たに提示したい。僕の勤めた会社にしろ、ワタミにしろ、佐川にしろ、そのお仕事をがんばることで家が立つ人がいるから「多少つらくても、お金は出るからがんばろう」と思える。訴えられても「あの人には向いてなかったけど、僕はおいしい思いもしたことあるからあの会社をそんなに責める気になれない」と弁護する。

いいや、本来「ブラック企業」がブラックで居られる理由はそういった「魅力」があるからだ!!魅力のないブラック企業は訴えられるか、できる社員が離れて組織は崩壊する・・・原則はね。

今回はレアケースで「魅力がないのにブラック企業で居られる」状態なんだ。理由は魅力が産業自体にあること・先行者利益(事業を興したタイミングがよかったこと)によるものが大きく、それは別にまんだらけでなくても誰でもよかった。まん○だらけでも、がまんだらけでも何でもいいが、たまたま彼らが先駆的な立ち居地だったというだけに過ぎない。

  • というよりも「書店員」という業界自体がブラックであることを忘れちゃいけない。

僕が初めて同人誌を出すときに「商売やってるときに習ったように粗利を4割にします」といって価格設定をしたときに、周囲からブーイングが来た。ブーイングによれば「出版物の粗利は2割が相場。まして同人誌は中堅サークルまでは利益を得ないことが相場なのに、利益を得るなんて何事だ」という抗議が複数個所から来た。

商売をやったり、金回りのことをプロジェクトでやったことがある人はわかると思うのだけど、粗利は現状維持で3割・事業拡大するなら4割が基本なんだ!つまり、普通の商売なら粗利3割は絶対にほしいところなんだ。

これを言うとたぶんこんな質問をする人が居ると思うから答えておこう。
Q、「それって飲食店・食品などを扱う場合でしょ?書店の場合在庫として長くためておけるから廃棄コストを考えなくて良いので、粗利はやすくても良いのでは?」

…いや、書店だってお店も必要だし、人は雇うし、設備投資も、本を買い入れるためのキャッシュも必要だから「運用コストが安い」って事はぶっちゃけないとおもわれますよ?僕は書店員やったことないから一般常識レベルの知識で、本屋特有の裏技とかしらんのだけどね。

そもそも、書店員で時給1000円を超える求人をまんだらけアニメイト以外で見たことがない。もうちょっと言えば「グラゼニ」みたく「書店で稼げる・書店員の販売術」みたいな話をほとんど聞いたことがない。いや、一部はあるんだよ?ただ、それが本屋に還元されてるのか、コンビニ店員同様本部のオペレーションなのか…そこによって書店員の地位は大きく異なる。

本屋ってカフェと同じぐらい「それを作ること自体が目的」のファッションになってるような気がするんだよね。あと、「(同人・商用問わず)作家」もそう。だから出版業界って僕は嫌いなのよ。

冒頭の「アイドルだってうんこする」の話じゃないけど、みんな生活があるんだから、それに見合う十分な金額を請求する「べき」であり、その人の次の作品・あるいは1作品あたりの予算や手間暇を増やして欲しけりゃ、そうする「べき」なんだ。

「べき」と書いたのは現状そうなってないから。俺が普通の商売並の粗利を引っ掛けたのはその「べき」をやったときに俺の作品買ってくれる人が本当に大事にしないといけきゃならない客だと信じていたから…(匿名ダイアリーで僕の小説ボコボコに校正するというブロガー・ネットウォッチャーがヤキモチ焼くほどすごいお客さんが来ちゃったね)

一応、少額ながら「べき」の価格で、特に凝ったレイアウトもせずほとんどネットでの告知のみで本を売った(というよりもその場での販売力を断ち切るような作戦を取った)俺から言わせてもらうと、「そのぐらいコテコテのファンがいないサービスは中長期で見ると埋没するんじゃない?」と思ってしまう。

百貨店は言葉通り「なんでもある」けど、大衆からある時期を超えてから「いろいろあるけど何にもない」に評価が変わっちゃうんだよね。まさに、まんだらけの過剰労働は必要なものを分別する手間を本部がかけないで、しわ寄せを現場にかけているからなんじゃないか?「訴えられるブラック企業」になった理由は「やらされてる感」を仕事に感じている割に、自分が表現できなかったからじゃないかな?

憧れ産業は自分がそれを扱っているという実感が自己愛を満たすことでブラックな労働環境が成り立っている部分がある。ところが箸の上げ下げまで顔も知らぬ「誰か」に決められ、自分はなりたかった部署(※原告は「女性向け同人誌」の部署に行きたかったが、そこ)にもいけず、ただただ「変わりの利く部品」になりはてれば、扱っているものが同人誌だろうが、野菜だろうが、果ては美女だろうと何も変わらない。それらはただの「モノ」に成り果て、自らを表現するツールにもならないし、そもそも自分というものが労働力という「モノ(資源)」になり果てる現実に直面する。

「そんなのどんな労働だってそうだろ?」と言う人へ。60点ぐらいの「分かったような口」をありがとう。

「単純労働」「受身の労働姿勢」は会社や職業に「競争」やキャリアプランを設けることで回避することができる部分もある。たしかに、どれだけクリエイティブな仕事をしてもルーチンワークや「クライアント(雇い主)の声」からは逃れられない。されど、「自分が上に立てるかもしれない」「自分にしかできない仕事ができる」「この仕事を続けていれば、これだけ自分は報われる」という「サクセスストーリー」が会社・業界にあると従業員はルーチンワーク一つとってもペキパキこなすようになる。

これは自分が「完全歩合」でやったことがあるから、言ってます。「全部自分の商売でやっていいよ」と野に放たれたら、確かに怖くて仕方ない部分もある。でも、「全部が俺のもの」っていう優越感(やりがい)はそういう辛さを帳消しにしてくれる。
仕事の楽しさってそういう「全ての事が僕にむいている」っていう実感なんだ。その上でお客に好かれたときはテンションが違う!勝っても負けても間違えなく力付く。大変だけどね。

前の会社がブラックだった理由。それは最後の最後は全部自分で商売ができる「社長さん」を育てる会社だったから。生存率がすごく低いけど、生き残ってる人はそれで家が建つレベルの名人ばかりになる。

でも、書店員はどうだ?「スーパー書店員」がいない代わりに、時給が低く、何日も勤められる人しか雇わない「買い叩きの競争」しかない!産業単位で「自分がお客に喜ばれるようなことをやろう」って一生懸命街の本屋さんで抜群のセンスで漫画や小説を勧めてくれる本屋があまり表に出てこない。そういうことやっても儲けがどんだけ還元されてるなんて話はほとんど出てこない。

本屋がアマゾンに負けちゃう理由はそういう発信力のなさ。商売として鍛え抜くことを書店員に対してやってこなかった業界全体の失敗であり、「インセンティブを払う」ための資金を本の粗利が低すぎて用意できない現状があること。

ちなみに、同人誌の粗利もやっぱり2割ぐらい。(コミケで売られているものをとらのあなで比較すれば、何割が利益かわかるはずなので、調査してみてね)

同人誌なんか縛りが少ないんだから、粗利3割で商売やってもいいと思うんだけどなぁ…。まんだらけとらのあなも。横の競争があるのもわかるけど、大手には特典付きにしたり、ポイントを多めに付けたりという高く売る方法が色々あると思うんだよね。

「高い粗利は中古でやればいい」という人がいると思うけど、中古って難しいと思うぞ?仕入れと売れるモノのバランスもそうだし、製作者・出版社のバックアップが得られないため、店員の販売力・提案力がモノを言う。だが、そんなの育つ環境・評価される環境なら多少ブラックでも好きなことだからみんな一生懸命働くでしょ?でも、そうでないから二人も残業代を請求する人が出てる。

「アイドルだってうんこするのに、私達は飯が食えないからうんこもできない」って訴える人が出てくる。(え?そういう訴えでしょ?)

  • 「自分と、自分の将来と、自分の夢に」こそ謙虚であれ

憧れ産業に入ったり、同人誌配る人の中には「お金なんかどうでもいい」という人がいるけど、それっておかしくない?自分が見てもらいたいなら無料配布でいいわけだし、関わるだけならなにも安い店舗で関わることもないでしょ?

本当にその仕事・その趣味が好きで誰かを応援したり、自分がそこに貢献したいと思うなら、常に持続可能性を考えるべきなんじゃない?

よく「CSR(企業の社会的責任)」なんて事を言う人が増えたけど、別に植林したり途上国に学校作ることが「責任」じゃないから!!

一番の責任は「希望をもって働き続けられる会社の維持・継続」でしょ?バングラディッシュ何かに学校作るなら、俺がワタミで食べた焼き鳥盛り合わせをあと50円ぐらい安くしてくれよ!って正直思うもの。目の下にクマ作ってヨレヨレになって働いている店員のために払うのと、バングラディッシュの子どものために払うのなら僕は店員のために払いたい。

本当の商道徳ってそういうもんじゃない?また、「自分は一生懸命やっていて、これからもやっていきたいから援助して欲しい」って正直に言うことじゃない?

そういう意味で僕は有村悠さんのことを尊敬してる。マザコンだとかクズだとかネットで批判されてるけど、オンライン上に口座を晒して「同人誌刷りたいから振り込んでくれ」と言える人は他にいないと思う。(そして、本当に30万円振り込まれたというからすごいよね?)

まんだらけって会社が会社として魅力を持ったら、残業してもみんなで支えようって思うんじゃない?経済はお互い様よ?経営者と従業員、消費者と生産者、作者とファン、ブロガーとウォッチャー…あらゆる「対」の関係が手を取り合って初めて成り立ってる。

一人で立っている気になっている人・すがっているだけで先のことが考えられない人・相手と良い距離感を模索しない、できない人は選択してもらえないんじゃないのかな?と僕は思います。それは「コンプライアンス」よりも「CSR」よりもずっと大事な商売と人材の原則。そこから語ってもらわなきゃ、話にならんと思ってる。

世の中にはまんだらけとは全く反対の発想で儲けている企業があるので、参考にされてはいかがでしょうか?