読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

デジタルな時代だからこそ、むしろアナログな友達や交友関係

アニメ

最近、イラスト系フォロワーのつぶやきをよく見ていると…なんというかな?上達具合に恐ろしいほどの差がある。

 

ツイートから察するにもう何十年も書いている絵師さんがすごく下手。かと思えば、pixivに上げて3年の実力派が3年前は普通か、普通未満ぐらいの平凡な絵しかかけてなかった。(3年で上達してるパターンはかなり多い。中には3年でお仕事まで獲得した人もいるほど)

 

ちなみに最速でうまくなった人は1年。カービイやパワプロくんみたいな絵しか描けなかった人が1年で背景付きの萌え絵を描けるようになっていた。1ヶ月ごとの比較をすると、その人が2ヶ月かけて上達させた辺りで止まっている人があまりにも多いことに気づいてしまった。

 

そこで、こんなことを書いてみた。

草壁さんという以前から時々やり取りをしている絵師さんに「個人差では?」という話を頂いたが、どうしても納得できない理由があった。

 

  •  絵師のすごさが今と昔では全然違う

単純な書き込み量だけで言えば、40~20年前にアナログでやっていた時期のイラストレーターや漫画家の書き込み量よりも明らかに減ってる…。

デザインのトレンドが違うから、作業時間ベースじゃない。作業工程も同じものを使っているわけではないためどちらが楽かも厳密な比較はできない。

 

が、間違いなく言えることを言えば「背景を書けないようなやつだって、絵師・漫画家になれちゃう時代」で、それはアラフォー以上の世代の連中からしてみれば、すごくぬるい時代になった。(とよく言われる)

 

手塚治虫が自分の連載漫画を途中で持って行かれて、背景を描きそこねたまま掲載されて泣いてた」という逸話があるが、今の漫画家の半分は「それ普通じゃね?」と言いかねない程に背景なんか書かなてもマンガもイラストも成立する時代になった。

それどころか、今は人前で絵が描けなくともデジタル処理で完成品が作れれば「絵師さん」になれるため、声を加工して得た人気でプロの歌い手になった「歌い手」と五十歩百歩な世界…とも言えなくはない。

 

ただし、アナログの時代よりも「劣化したか?」と問われればそうでもない。努力の方向が「画力」から「勉強・研究」に変わっただけのことだ。

 

ツールに関する勉強も確かにあるが、それ以上に萌え絵やオタク文化が独自規格化したことが大きい。萌え絵特有の文法・オタクに適合した演出・ストーリーが存在するようになったこと。絵師さんと呼ばれる連中が優先される技術がその文法を理解・体現することに当てられるようになった。

これは文章の世界でも同じこと。ライトノベルもブログも「日本語が劣化してる・文章力がない作家・ブロガーがいる」とよく言われる。そう言われても、彼らがヒットするのは「媒体に合わせた書き方」をよく理解してれば、文章が下手でも成り立つ。

 

独自の文化が確立される事で、「単純に注目される程度の実力をつける最短距離」が短縮された。だから、いきなり絵を描き始めて1年でもいい資料を選べば1年後にpixivやツイッターで萌え絵を書いて「絵師さん」と言われることが可能になった。

 

そういう「かなめ」を理解してない人は確かに努力はしているが、遠回りが多い。やる気のない効率の悪い努力をしていたり…どの世界にも言えるが、pixivなどで活動する絵師は特にその格差が著しい。

 

ではなぜここまでに差ができたのか?努力の問題とか、教材の問題とか、感性の問題…でもあるけど、それよりももっと大きな共通点があるから、その話をしておきたい。

  •  伸び悩みを感じたら上手い人に会いに行け!

 10月頃に僕がブログをヒットさせた際、「青二才の文章が急にうまくなった!何が起こった!」というざわめきが起こったので、その舞台裏を話す。

 

8月の終わり、ブロガーサミットという場所で僕は加野瀬さんやしの(raf00)さんなどのはてな村の中枢とも言える人物とお会いしてきた。

しのさんと会ったのはその一度だけだが、彼が僕に助言したことがとても参考になった。僕が彼に言われたことを守ってブログを更新するようになった結果、100はてブ以上の大ヒット作を1ヶ月で4回出し、それ以降もよりも著名なサイトに外部リンクされるような記事が書けるように多くなった。

 

何をしたかといえば、単に「手直しの習慣をつけろ。文章は書いた量ではなく、校正した量を積まないとうまくならないんだ!」と言われ納得してやってみたら本当にうまくなった。

「手直ししろ」までは何度か言われてきたが、僕は「手直ししなくても記事として成り立つ」と以前から疑問に思っていたことを実際にしのさんに反論した。(納得のいく答えがでないことをそもそもやりたくはない)そこで納得いく答えを、まともなレトリックで言えるのが上位のはてな村民のいいところ。しのさんがまともな説明をしたあと池田仮名さんが「せやな」という趣旨のことを上乗せしてやっと、僕が重い腰を上げてやってみた…すると、うまくいった。

 

こういう話は絵師の世界も同じらしく、草壁さんもこの議論で「環境や付き合い・同業者の差が絵師の腕の差になっているのでは?」と指摘してきた。

 

ネットでは同業者の集まりを「ダサイクル」と揶揄する傾向があるが、それがはてな村の新旧有名ブロガー軍団の集まり(で、プロのライターも交じるような場所)だったら?エロゲ・ソーシャルゲームのイラスト担当・同人誌にとらのあなに置いてもらえる絵師さん同士の集まりだったら?

 

自分の周りの人から刺激が得られない状態になったら、そういう場所に顔を出していくのがいい。お金が絡まなくても、そういう「空気」とか「運」あるらしく、上手いブロガーや上手い絵師はやっぱり同じ場所で会う人の腕や知名度がそれなりの人が多い。

 

もちろん、大前提はちゃんと努力することだろう。でも、次のステップに行くためには目的と努力の方向性をはっきりさせるために、自分よりも少し先のことを見ている人に会いにいくといい。

 

コミュ力の問題じゃない。違う!意識とか目線の問題でそれを自分以外の目で見てくれる人に恵まれるやつが上手くなる!コミュ力なんか俺もないよ!貪欲で無謀なだけ。見ず知らずで、みんな僕よりも年上の人しかいない場所に飛び込んでいくほど無謀で、それをやってでも得たいものがあるから行くだけ。

 

長く交流したり、馴れ合う必要はない。1回で「あ、コイツはダメだ」と思われたことはあるし、話が合わない相手と会って「あ、しくじった」という経験もある。

 

好敵手?同志?そんな大層なものはない。ぬるいつながりで「あの人とは一度会ったことがある」「連絡先知ってる」「同じ同人誌で書いた」というのを持っていると知識やアドバイス・タレコミの量がケタ違いの速さで上がっていく。そして、情報の取り入れ方次第ではどんどん上手くなる。

 

試行錯誤や努力をちゃんとやることが前提だが、周りに誰もいない人よりもずっと目標にする相手、見るべき参考資料が倍になって増えていく。

 オタク系の分野全般に言えることだけど、努力があさっての方向に向いている人と最先端の場所・人に会って自分と相手とマクロなトレンドを俯瞰して見られる人ではやっぱり実力や上達に大きな差が出てくる。

 

この差についてもっと注視し、改善する人がいっぱい出てきてもいいんじゃないか?と僕は考える。

 

 

今回、ブログの元ネタとして話をいくつか使わせていただいた草壁さんの本です。すごいんだけど、説明するのに時間を要するような細かい芸を使いこなすことに定評のある絵師さんです。イラスト眺めていると面白いのでよかったら検索してみてください。