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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

貴様らに、チキンの何がわかる!~クリスマスは今年もやってくるからケンタッキーの話をしよう~


クリスマスは今年もやってくるのでチキンの話…特にケンタッキーフライドチキンの話をしたい。

 

ファミマやローソンなどコンビニで売られているのフライドチキンの元ネタはケンタッキーフライドチキンだとコンビニチキン特集のたびに書かれる。

コンビニの商品開発者の感性が凡庸か、コンビニという店舗の業態の問題か、チキンと言うとスパイスがかかった皮の事ばかり話題になるが、それでケンタッキーの魅力を語ったつもりになってるなら大間違いだ!

 

食品雑学アピールで言わせてもらえば、本物のわさびとチューブわさびぐらい違う。チューブの100円わさびは西洋わさびとの混ぜ物なのは有名な話だぜ?アレはアレで美味しいんだけど、本物が持つ魅力を余すところなく表現したそれではない。

 

  • ケンタッキーは価格以上の贅沢品である。

まず、ケンタッキーについて誤解している人が多いからビジネスモデルの話をしてみたい。皮がうまいとか苦い血の塊が美味しいとか…メインはあとだ。

 

ケンタッキーの面白いところ…それはファーストフードでありながら「繁忙期」があって、家族で囲む食文化にこそある。

例えば、クリスマスにケンタッキーを食べる習慣のほかに、日本一ケンタッキー好きな沖縄県では贈り物として食べる。また、唐揚げ感覚でごはんと一緒にケンタッキーフライドチキンを食べることもある。

 

ファミチキは食卓に並ばないけど、ケンタッキーフライドチキンは食卓に並ぶ!大きな違いはそこだ。

 ケンタッキーが高いと揶揄する人はファーストフードと比較するから高く感じる。だが、アレはお惣菜で、お祝い用・宴会用料理だ。そこを間違ってはいけない。

 

実際に、某ケンタッキーの店舗に通うと持ち帰る年配者が来店していることが多い。ファーストフードなのに若者男性のお客は少なく、テイクアウトの割合が圧倒的に多い。ついでに言えば、デリバリーの人もかなりの確率で稼働してる。

そういえば、僕はケンタッキーの繁華街にある店ですら店内で食べる人で混み合ってるところをほぼ見たことがない。「お店で食べている人で溢れるケンタッキー」はレアだ。

 

…そう。ファーストフードだと考えると「なんで潰れないんだ?」と思うが、お惣菜屋さんと考えれば、(目の前にいる客より持ち帰り・デリバリーの客が多いから)何も不思議じゃない。むしろ、ケンタッキーのビジネスモデルは銀だこ・お届けピザに近い。(実際、ピザハットと同じ会社が運営してる)

だから、お届けにも力を入れるし、持ち帰って美味しく食べる(オーブンであっためて食べる)方法についても紹介している。

 

最近、業績が良くないらしいけど、アレはファーストフード店として失敗してるからではなく「日本一大規模なお惣菜屋さん」だからだ。このご時世、家族よりも一人や少人数で暮らしてる人の方が増えてるからケンタッキーが「並べる食卓」そのものが減っているため、チキン一辺倒なイメージがアダになっているのかもしれない。

(ファーストフードならともかく)イベントやパーティー向けの食事としてはそれほど高くない食品なのだが、そもそも家の中でのイベントが減ったことがケンタッキーの経営を苦しくしてると僕は考える。

 

  • ケンタッキーの美味しさは骨にあり!

せっかくフライドチキンの話をするので、ケンタッキーの部位の一覧の画像を貼ってから話をしよう。

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ケンタッキーに対する最大の疑問は「なんであんなに大雑把な食べ物なんだろうか?」ということ。骨付きどころか骨だらけの持ちにくい肉・苦い部分まで一緒に調理して売るスタイルを貫いている。

 

作り手からしてみれば「一羽丸々するから」という理由でコンビニのチキンとは違って持ちやすいドラムや手羽以外の部分が売られる。

ケンタッキーについて「美味しいのは皮だ」と言いはる人は何もわかっちゃいない。ファミチキでも食ってろ!ファミチキでクリスマス過ごしてろ!

 

逆に考えてるんだ!ケンタッキーが日本に来たのは1970年。あの不健康大国アメリカでさえジャンキーな部類としてケンタッキーを分類してるほど脂っこくて、しかも骨だらけで食べにくい。おまけに苦味が苦手な子どもには部位によってはツラい。…なのに40年も撤退せずに日本で踏ん張ってる。(もっとキャッチーなハンバーガーショップがどれだけ撤退してることか…)

 

日本人が好きな食べ物や食文化に似てるから馴染みやすかったのでは?

色々考えた結果たどり着いたのが「カニ(鍋)」だ。

 

かにの中身だけ取り出して加工・調理すればいいのに、専門器具を使って食卓で解体しながら食べる摩訶不思議な料理が日本にはある。(これ、外国にあるの?)

そして、バカみたいに高いのに冬の通販の人気商品として売られ続けてる。

 

「黙々と解体しながら食べる文化」だけなら焼き魚・煮魚の食文化を挙げても良かったが、それでは「手を汚しながらケンタッキーを食べる理由」が説明できない。

でも、カニなら手を汚しながら、黙々と卓上で家族総出カニを解体している文化があるから「食べにくい料理」「手を汚しながら黙々と食べる下卑た食べ物」のケンタッキーと同じような絵ヅラになっても誰も野蛮に感じない。だって、それ以前からそういうモノを食べる文化はあったから!

 

また、カニ鍋やケンタッキー・あと魚についてもそうだが「生き物を食べている」という実感が沸くため、栄養やカロリー以上に食事をしているような錯覚を感じさせる。

最近、「子どもが魚は切り身で泳いでいると思い込んでる」とか「栄養取るならサプリメントで十分じゃない?」と言う話が出回る。でも、食べるとはそういうことじゃない。食べることはもっと本能的で、感情的な動作で、合理的に目の前にある数値や栄養だけじゃ納得できない。

  1. 「カロリーよりも自分が肉や骨を食いちぎること」
  2. 「特に健康にいいわけでもない山盛りの野菜や肉を見ると空腹になること」
  3. 「カロリーでは足りているのに、いつもの食事の時間と量に合わせて食事をしてしまうこと」
  4. 「普段小食の女性が大食漢の僕のような男と出かけるとついつい食いすぎる法則」

これらの胃腸や合理的なカロリー計算では説明できない食欲のこと「文化的な食欲」と僕は呼んでる。(もし、医学的・生物学的に説明できる人がいたら正式な学術的な解釈をあとで教えてください)

 

ケンタッキーが山盛りになっている広告や、食卓に並ぶ光景は「文化的な食欲」をそそり、めんどくさいけど、手を汚しながら時間をかけてガツガツと脂っこいものを食べることで栄養以上に「文化的な食欲」が満たされる。

味覚の問題なら「皮のスパイスが美味しいからケンタッキーの真似をしよう」でおしまいだ。でも、ケンタッキーとはもっと(前時代の)文化的な食べ物で、食卓に並ぶことも、食べにくいスタイルの肉を食すところも、他の会社がやってないケンタッキーだからできる独自の文化で、ケンタッキーの強みだ。

 

 

今回はチキンメインで話を進めたけど…サンドとかツイスターとか少食な人・女性向けに工夫された食べ物の話も今度やってみたいね。アレはアレで他のお店のファーストフードと違ってて面白い食べ物で、ケンタッキーとはまた違う意味で考察デキるおもしろさがあるからまた気が向いたらやりたい。

 

 

ケンタッキーをたくさん注文する機会があれば、どうぞ。ポイントが付いたり店舗によっては割引もあるそうな…

 

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