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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

さぁ、ぼくらに最高の中毒ライフを!


読んだ。

生徒に「ネット断食」合宿…来年度から依存対策 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 生徒に「ネット断食」合宿…来年度から依存対策 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 

相変わらず、報道と厚労省が頭が悪いから僕なりにいろいろ書くね。うちのブログで初めての中毒論をやる…前に、一個だけ図をお見せしたい。

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ネット依存の影響を並べた図だけど、これってネットに限った話じゃない。「読書家の子どもがもやしっ子でメガネで健康に良くない」と言っているのとあんまり変わらない。

 

本でもネットでもマンガでもいいんだけど、「取り上げたらいい」と考える人が増えたから、そろそろ我慢ならないため僕はこの論争に反論したいと思う。

  •  ノルウェーはシャブ中のシャブライフを手助けする

うちのブログにしては珍しい構成だけど、先にケーススタディーから行こう。

中毒の王様と言えば、麻薬だ。そこで、まずは僕が見たヘロイン中毒者の話から。

 

色んな国の中毒者が出てきて、特に興味深かったのがノルウェーの中毒者。

ヘロインを買うためにお金を作る雑誌売りの仕事を提供し、過剰摂取や注射器の使い回しを防ぐための施設があったりして対策が充実してる。

 

それを見た日本の視聴者達のコメントがまた面白い。

「クズにどうしてそこまでやる必要がある」

「薬物に手を出すやつはそういう資質があるんだ」

 

…などと厳しい意見が並ぶ。ご存知の通り、薬物に対する手軽さ・規制の度合いが日本と外国では全然違う。が、その歴史については若年層はあまり教わらないので、僕ぐらいの年代の人のために解説を入れておきたい。

 

日本が薬物問題については昭和20年代(戦争直後)がピークで、昭和29年には5万5千人が捕まってる。

最近、某所で規制された「はだしのゲン」にもゲンの隣人が薬物中毒が原因でで死んでしまう話が出てくる。そこで出てくるヒロポンは覚せい剤で、日本生まれで、もっと言えばあれがちょうど麻薬で捕まる人が増えている最中の時代なんだ。

 

戦中と戦後十数年ぐらいで麻薬が広まり、社会問題になったことで、日本では麻薬に関する規制が強化され、教育も徹底するようになっている。

日本における若年層の覚せい剤検挙者は1桁も行かないが、小学校でははだしのゲンで中毒者の姿を閲覧し、中学生では薬物に関する授業に何時間も割くような教育課程になっている。

 

しかし、これは「麻薬中毒者を水際で防ぐ」方法としては適切。

しかし、「中毒になってしまった人」が多い欧米でただ規制するだけでは再犯者・派生した犯罪を増やす結果になってしまう。

 

ドキュメンタリーでも麻薬中毒で何度も牢屋にぶち込まれた人・犯罪を犯した人などが出てきている。…ま、はだしのゲンを読んだ子どもなら禁断症状に耐えられなくなる友達(ムスビ)の姿が出てくるから小学生でも想像がつくね。

 

こんなくどい説明をしなくとも、わかる人はダイエットでリバウンドしないためには断食だけじゃダメなことぐらい分かるはずだよ?

 

…くどい話に1000文字も割いて語った理由は「各国の麻薬中毒への対処法」を知って欲しかったから。

 

最近の日本人は窓ガラス理論が好き。とにかく規制する。規制して中毒者の数が減ってもとにかく、恐怖を煽り立てる。(改善しても部分的に切り取って悪い統計ばかり紹介する)

 

・ノルウェーは刑務所でも薬物でもそこに堕ちた人を生かす事で二次被害は防いでいる。(ちなみに、オランダの薬物を合法にした事情もノルウェーの政策と考え方としては近い)

 

・米国は…元を絶やすことに労力を費やすけど、教育や更生プログラムなど個々人の対策はぬるめ(ゆえに再犯者も多いし、貧困層・若年層でキツい麻薬に手を出してしまう人の割合は増えてしまう)

 

日本のようにそもそも中毒者自体が少ない国だとわかりにくいんだけど、中毒者って一度手を染めるとより刺激的な麻薬にのめり込んでいく傾向がある。そこで、部分的に許容するオランダのような政策を取ることで、うまく折り合いをつけてる国もある。

 

  • ネット中毒の問題も考え方は一緒。

ネット中毒に対しても、日本型・ノルウェー型・アメリカ型の対策ができると思う。

 

1、ネット中毒の人にはネットから隔離(この場合は「ネット断食」)して、中毒でない人には教育とネット中毒への恐怖を叩き込む(日本型)

2、すでにネット中毒になってしまう(しまった)ことを前提として、中毒がひどくならない・中毒から来る様々な被害を防止するための部分的な開放・保護・研究を解禁する(ノルウェー型)

3、パソコンそのものを18歳まで触れられないようにする。必要ならメーカーなどに規制をかける禁酒法スタイル。(アメリカ型)

 

時と場合によって使い分けるのが最も大事なことだが、今の時代にあっているものは2だろう。

 

ネット中毒者はこれからも増えるし、ネットを触る機会は大人になれば増える傾向にある。そもそも、ネットそのものを断ち切った状況の方が特殊なのだ。

「今はアルバイトでも携帯電話を持っていないと雇ってもらえない」

と証言する人もいるほどだし、テレビを見ても電車で広告を見てもWebサイトのアドレスが掲載されていて、テレビや本と同様に手放せない媒体の一つにパソコンがある。

 

だから、先ほどの解決方法を羅列した中でも「中毒者を隔離する」という方法では50歳・60歳のおじいちゃんぐらいの知識や操作能力しかパソコン・ケータイに対して持たなくなってしまう可能性がある。

他にも「禁酒法スタイルで作ることそのものを規制する」とか書いてみたが、これだってもしやったら産業そのものが崩壊する。(実際、禁酒法でアルコール醸造とその関連産業は大打撃を受けてる。)

 

ネットを取り上げろ・断食させろというのはネットと社会の関わりがどれだけ密接で、必要とされているかを知っていれば、頭の悪いトンデモだ。

でも、ネット悪玉論を言っている厚労省の役人にしてみたら「近頃の若者はいつでも携帯・どこでも携帯でけしからん」という不可解さから軽い気持ちで言ってるような内容ばかりだから、腹こそ立つが真面目に取り合うだけ無駄な内容ばかりだ。

読売新聞も頭が悪いから、ネット中毒が実在してもあの程度の記事しか書けない。

 

ところが、厄介なことにネット中毒でネットにのめり込みすぎて不摂生な生活をしている人は実在する。厚労省や読売新聞は軽い気持ちで、冷やかしで、なおかつ時代錯誤な解決方法しか提示できないから、こういう記事を書いてみることにした。

  • ネットのために、ネット以外の時間を大事にすべし

「ネットがダメ」というだけで解決できない。また、聞き飽きた論調で反発されるからこそ、特にネット中毒者が身近にいる人に聞いてもらいたい。

 

ネットでやっていることもまた役に立ったり、仕事になったりすることはいっぱいある。

 

友達がいない人に友達ができたり、勉強熱心に取り組むきっかけになったり、それまで全然関わりがなかった世間を知ったり…僕の場合は全部あるし、僕以外にもいろんな人を知ってる。

 

ネットがいいか悪いかではなく、そこで得た特技を活かすために現実を大事にすべきなんだ。

・体力をつければもっと、ネットに打ち込んでいられる時間に集中できる

・紙媒体で勉強したり、古いことを調べればネットで話せる人の範囲も増える

・学校や職場など現実の場所でネット以外の人間関係を持つと付き合いに余裕が出て、見えないものが見えてくる(特にこれが大事)

 

それを教える・体験させることのが大事なんだ。

ネットが好きな人がネットだけ、野球のプロになりたい人が野球だけやっていればいいという話でないことを教えるのが大事。

 

中毒はある意味才能だ。ほぼ毎日記事をかけるブロガー、何時間でもタフにゲームをし続けるゲーマー、影で努力を重ねて創作物をアップする各種クリエイター、傍から見れば何をしているかさえわからないプログラマー、膨大な情報を観測し、記憶しているネットウォッチャー…お金を生むかどうかは別として「みんなができるもんじゃない」ということだけは確かだ。だから、ネット中毒者も、それぞれにやってることが全然違う。

 

それをお金にする技術・続けるためのコツ・実用的に生かすための活路を考え出せば、中毒はどれも才能であり、お仕事として活用している人も多く存在する。

仕事にしなくたっていいが、断ち切らずにベストミックスを見つけ出すのも大事な教育であり、世の中に認められるべき必要な選択肢だ。

 

 

さぁ、ぼくに・ぼくらに最高の中毒ライフを。

 

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 無責任で申し訳ないけど、オランダと聞くといつも楽しそうなイメージがわくのは俺だけじゃないと思うんだ…(あ、ノンケですよ。僕は)