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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

空想ドッジボール〜大東亜共栄圏リターンズ〜


創作っぽいタイトルですけど、意外にも選挙の話です。昨日Skypeで友人と話したネタをいくつか書いていくのですが…まぁ、今回の選挙の争点ってどうしようもないものばっかりですね。TPPと消費税と脱原発ですか?それらのバカバカしさを語っていこうと思います。

  • そんなに大規模な貿易協定がしたいなら『大東亜共栄圏リターンズ』でいいよ。

よくEUとアメリカと日本の人口と経済規模を比較した図が出ていた時期がありましたよね。

『EUはヨーロッパがアメリカに対抗するために大規模な経済協定を結んだ。その経済規模は日本よりもはるかに大きい。日本よ、孤立したままでいいのか!』とかなんとか僕が高校生(2006年)ぐらいからリーマンショック前までしきりにマスメディアが言ったね。

だけど、大学入ってから言われたのが『いや、金融と財政が別々な時点でおかしいから』とEU経済の先生が批判してました。(※首都圏にあるおかげで教授・講師はまともな人が来てましたよ。おまけに大学が無名だから、経済学上まともなことをニュースの追従ではなく、正しいことを教えてくれる先生ばかりでよかったです。)

昨日、友人と話していて出たネタの中に「そう言えば、今大東亜共栄圏が再結成されるとEU結成よりも人口や経済規模で強烈なインパクトがあるよね?どうなの?」って話になった。

大東亜共栄圏…範囲としては日本・韓国・台湾・満洲・フィリピン・マレーシア・インドネシア・シンガポール・ベトナム・ミャンマーカンボジア(同盟国タイ、インド)辺りが入ってきますね。

その昔はメタンハイドレード尖閣諸島沖の海底油田も発見されてないから「日本は無資源国家」ということになっていましたが…もし、共栄圏ができたら日本海沖のメタンハイドレードは採掘できるし、台湾・日本の間の尖閣諸島沖の油田開発もできる。(地政学的に中国海軍が尖閣諸島沖に出てきにくくなる)

そして、人口は約6億人。経済規模は約9000億ドル、資源は資源大国インドネシアや満洲、そして日本の資源が開発可能になることで、科学系の友人曰く「世界の3分の2の資源を抑えられるよ」だそうです。(石油・石炭・メタンハイドレードなどの燃料はもちろん、レアメタルや金属も充実。)

特記すべきは本当に共栄圏化しちゃうと海洋立国化するんだよね。東アジアの海をほぼ丸々占拠する形になるからね。

一番すごいのは「エレクトロニクス産業の8割独占」という現実ですわな…。日本・韓国・台湾の3ヵ国が同じ経済圏になってしまうということはエレクトロニクスのドリームチームができちゃうわけだ。(ただ、サムソン電子は「国策ありきの強さ」だから、共栄圏化した途端にすごく弱くなると思うけど)

共栄圏内には途上国から最先進国までいるから全工程が可能。それも資源調達から簡単な組立まで全てをベストミックスで実現可能。

そして、あらゆる近代兵器・先端技術にはエレクトロニクスの技術が大前提となるため、共栄圏か中国のどちらかからEU・アメリカは買わないといけなくなるため、すごく困る。

だから、EUの理屈で「1つの巨大な経済権を作れ」って事を日本が主導するなら「TPPとFTAAPより、もっと相互的に補完しあえて、なおかつアメリカでも中国でもない選択肢があるじゃない!」って僕は言いたくなりますね。

…ちなみに、この構想はそのまま実行するのは無理です。なぜかというと日本と韓国が拒絶するからです。
・韓国は国策企業ありきの経済基盤であり、何より日本と組んでも富裕層は豊かにならないのです。特にEUみたいな協定にしたら、韓国は2つのことで困る。1つは「国民の流出」問題。これは貧乏な人の流出もそうだし、優秀な人はやっぱり日本の大学に来ちゃう。もう一つは通貨統合だったり、金融政策での統合が起こると、韓国の国策企業が生き残れないので韓国の成長モデルが崩壊する危険性が高い。(社会保障なんかや税に関する基準も日本や東南アジアの国と協定を結んだ日にはおそらく韓国は韓国でいられなくなるから韓国は参加できないと思う)

・逆に、日本の場合は国内世論がまとまらない。右翼は移民を嫌がって「朝鮮人やフィリピン人よ出て行け」とか言って暴れだす在特会みたいなのが出てくるだろうし、左翼は「『大東亜共栄圏リターンズ』とか(笑)」だ。でも、一番ひどいのは読売新聞他アメリカのイヌみたいな人達で…彼らは「アメリカをその協定の中に入れないと大変なことになる」とか絶対言い出します。(※本当に見てご覧なさい。アメリカが関わる案件なら読売はほぼアメリカ寄りのこと言いますから)

あとは日本の官僚・政治家がそれだけの大規模な経済運営ができるか…ってところが疑問だね。

東南アジア相手では大口顧客と密接な関係ができ、日本への留学・就業がしやすい環境が整えられ、かつ最先端の行政制度なんかも入れられるように事を運べるため貪欲に食いついてくると思うんだけど…どうなんだろうね?

  • そう言えば、こんなことを言ってた人がいた。

当ブログの政治・経済ネタでお世話になってる「日下公人」氏はよく「日本は国連を脱退して、日本中心の新しい国連(拒否権や常任理事国制を撤廃した国連)を作れ」という話をされていた。

大東亜共栄圏リターンズ』の話をして思ったが、日本と貿易量が多い国や中国を牽制する意味合いで日本と組みたい国(具体的には東南アジア・中東・インド)辺りは「国連に入りながら日本とも同盟を結ぶ」とか、両方とは違うけど付き合い続けるという関係になるだろうね。(その他国連では微力な第三世界のアフリカや東欧・ドイツ何かは興味を示す可能性は大いにあり得るわけで…)

だから、事実上の「共栄圏リターンズ」みたいな形に運ぼうと思えば、できなくはないのだと思う。

だけど、こういうネタを言う人が日下公人氏以外だと、麻生太郎元首相ぐらいしかいないのね。彼の掲げる「自由と繁栄の弧」というのは『民主主義による自由と豊かさを世界中に広めていく』と言っているが、地図を実際に見てみると、ユーラシア大陸では中国・ロシア包囲網のような形をしています。

麻生氏の場合は「ガチガチの同盟」というよりは、「経済的な協力関係を民主主義各国に広め、それを通じて紛争や政治的制約を段階的に取り除いていく」というものだから前述した「共栄圏リターンズ」とは違うものだ。だが、そこに「日本が主体的になって動いた結果として、日本が外交上のイニシアティブを取る」という政治的戦略・存在感をアピールできている点でTPP賛成派の「アメリカをどうするか」という議論よりは前向きなのだと思う。

TPP及び国際協定の話はここらへんにしておこう。要するに「日本から戦略を出す」という選択肢がなぜか起こってこないで「APECで結んだからエフタープへの道のりをいかないといけない」という野田首相の考え方にはほとほと理解に苦しむ。

エフタープと言われて、実際に図示されたモノを見てみればわかるが、絶対に組みようのない犬猿の仲の国があるのに、どうしてそれができると思っているか、自由貿易を進める・日本は貿易立国であるべき(今は貿易立国でない)という前提が無謬のものだと思っているかがそもそも理解できない。そこからちゃんと説明していただきたいね。日本は未だに貿易で結構な額を取引してるし、貿易立国と言っても内需が大きな割合を占める。「アジアの成長力を取り込む」が流行語になっているけど、アジアどこよ?ってツッコミにもちゃんと答えてない。

「アジアの成長力を取り込む」なら大東亜共栄圏リターンズの方がよろしいのでは?

『言葉のドッジボール』という言葉がある。会話がかみ合わないことをそういうんだけど、今回の選挙の論点は『空想のドッジボール』だなぁ…と思いましたね。

というのも、保守が言う「核武装の可能性を残した上での議論」も、左翼が言う「脱原発」も科学者に言わせれば、「不可能」なんだって。

科学者曰く「核兵器は紛争終了後に自国民を被爆地に入れないと占領政策として成立しないこと、破壊力についても他の兵器で事足りる事から各兵器は軍事兵器として欠陥品」なんだそうです。

田母神俊雄元航空幕僚長が「二度と核兵器は使われることがない兵器で、抑止力としてあればいい」みたいなこと言ってましたが、前半部だけしか正しくないのね。後半部の「核の抑止力」問題はどこまで本当か…軍事に対して無知な日本の政治家や知識人は「☢=ヤバい」と思うが、北朝鮮の技術レベルだって作れるモノ…つまり、世界中のほとんどの国で(技術上は)できちゃうレベルの代物を持って果たして本当に抑止力になるのか…。

科学者曰く「そんなことやるぐらいなら尖閣諸島沖で原子力で発電する「電気分解装置を作って、黒潮の軌道で酸素濃度の高い空気を送り込んだ方がずっと低コストかつ安全で、広範囲に破壊力をもった攻撃ができる」だそうです。


左の言う「脱原発」についてはまず、僕が経済学的に無理だと言ってます。
「当面は火力で補完する。というみんなの党の提案が現実的だとして、その通り原発の代わりに火力発電所の可動を強化したとしましょう。そうしたら、今度は原油が高騰して経済的打撃を様々なところにうける。(日本は世界で3番目の顧客だからオイルショックという現象とは無縁ですが、間違いなく、原油高騰は生活全般の打撃になります)」

次に「新党日本」の田中康夫氏が「火力・水力で日本の電力は現状まかなえているじゃないか!」という議論のついても「いや、電力なんて拡充するのが大変なんだから、ゆとりを持たせておかないと、いつ予備の電力が必要になるかわかったもんじゃないよ(災害然り、産業の構造転換然り)」

ここまでは文系の批判であり、議論で「脱原発は無理」と言えるんだけど、これよりも「科学の力」の方が反論を簡単に出来るらしい。

科学者「原発の種類にもよるが、安全に廃炉にしようと思ったら約8年の歳月がかかる。つまり、8年間は電力供給を辞めても原発の反応は続くため、災害が起こったときは原発のリスクを引き受けることになる。そして、原発があった土地を更地にまで戻そうと思ったら合計20年かかる。」

だそうです。つまり、共産党社民党の「即時原発0」は原発を危険または乱暴な方法で処理しないとできないそうです。2030年までに原発0という民主党案も強引に原発を止めて推し進めないとそもそも無理だそうです。

ちなみに、だから「脱原発」は程度が低いよね…と。(12の政党のうち8つが脱原発だそうですが…彼らは経済学も科学も心得ていない可能性が高いでしょう。もしも、脱原発を掲げるとしてもそれは「私が死んだ時に実現します」とかそのぐらい遠い話でないと科学的に無理であることを説明しないのは卑怯だと思いますね。)

あと、消費税と憲法改正ですか…これは大昔からの議論の踏襲ですよね?


今回の選挙戦みてて、僕がうんざりとして話す気にも投票する気にもなれないのはきっと「議論が地に足つかない」からだと思うんです。

インターネットにしても、科学にしても、外交にしても、政治家にはそもそも専門性がないし、あるスタッフが近くにいるとは思えない。極端な話「攻殻機動隊のハブ電脳」みたいなシステムで政治をやったほうが案件ごとにふさわしい議論が出てくるんじゃないかな?本来、それをさせるのが官僚の仕事であり、議員が衆参計で約750人いる理由なんですけど…なんなんでしょうね?

谷亮子山本太郎は何の専門家なんですか?もしくは情報とか、経済とかを複合的に学ばれた方なんですか?

議員バッチはディズニーランドでもらえる缶バッチじゃないんですよ?権力と責任の証なんです。軽々しい就活感覚で政治家を1期やって遊んで暮らそうって言うなら、そんな奴こそが究極の「亡国」で「税金泥棒」で、「仕分けの対象」なんだよね。

そう言えば、言ってたなぁ「2位じゃダメなんですか」って。あの人は何の専門家なんだろう?選挙の専門家?ああ、そういう人しかいないから、こんな馬鹿な論点でしか選挙ができないのか。

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