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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

自由にすればいい〜東浩紀さんに僕が言いたいこと〜

教育論

僕で考えられる範囲で一番破壊力と優しさをもった言葉は「自由にすればいい」なんだ。言う相手によってはその人への最大限の承認。同時に、相手によっては最大限の殺意にもなれる言葉が「自由にすればいい」なんだ。

「自由」とはなんぞや?それは「現実を自らの基軸を持って受け入れ続ける」「不自由の自由を謳歌する」「好きな服を選んで着る」「タイトな洋服に抱きしめられるような感覚」「美味しいから賞味期限の食べ物を自己責任で食べる」…なんでもいい。

なんでもいい。「痛いと気持ちいい」「怖いと楽しい」…この世に痛いだけも気持ちいいだけもない。それを選択して欲しいんだよ。

「多くのものを見て、自分の頭で選び、痛みを受け入れる代わりに、快楽を握りしめる」…これが自由だ。人間は生まれながら自由だとすれば、それは「生きていく上での痛みと快楽を選択し、享受できる権利を有する」という意味での自由なのだろう。

僕はまだ若いから、この言葉を突きつけて葛藤させるような子どもなんかいない。だけど、いつか大きくなった我が子にはこの言葉を突きつけたい。愛情なんて自分勝手な感情を使って相手のことを可能な限り、悶えながら生きて欲しい。涙が枯れるほど泣いたって、付きまとう痛みに。あるいは、体をいっぱい広げても体がどんな音を立てても表現しきれないほどの快楽に悶えて欲しい。

だから言うんだよ。
「自由にすればいい。僕は君じゃないが、君は君なんだよ」と。

  • で?なんの話なのさ?

東浩紀という名のしれた評論家が娘さんに「いい中学にいくと上流の友達といっぱい出会えるぞ 」とか言った。そしたら、娘さんは「上流でなくても友達は友達だよ」 と言ったそうだ。

僕が「娘さんにつくよ。あなたのような人が父親だとはかわいそうだ」と言ったら、東さんからTwitter上でブロックを食らった。…特に怒ってないが、東さんがちゃんと僕の言いたいことを分かった上でブロックしているとは思えない。そこで、僕はブログにこの話を書く事にした。

僕がかわいそうだと思った理由は「上流」への無謬の信仰をみてのことだ。極めて教条主義的・前時代的で「このような頭でっかちで、固定感値に染まった父親を持った娘さんはかわいそうだ」という意味で述べた。

東さんは早稲田の学者さんであまり色んな人にあってはいないからこういう事を平然と言ってしまうのだろうなぁ…と僕は思う。学者や官僚など高学歴な人が高学歴な人とばかり付き合っているとその人達の間の【選民主義的なコミュニティーこそが偉い】と感じる選民思想を勝手に持ち出すんだなぁ…と。

「学歴と人脈はリンクする」と考える人は自分の母親まで含めて非常にたくさんいるのが、申し訳ないけど頭が悪いよ。私の母や東さんのような【頭の悪い人】が学歴をありがたがり、子どもの人格や特性を無視して子どもたちを学問のできたできないを最優先に論じるからいやになる。

僕は高校ぐらいでお袋のエリート意識みたいなモノがバカバカしくなって決別したため、健康に生きてる。だが、僕の妹は…お袋の俗物的な教条主義(リア充じゃないといけない、与えられた学問を頑張らないといけない、その勝ち負けで良い出会い・悪い出会いを左右し、ひいては人生の貧富すらも決まるという大ホラ)を信じて、最後は病原菌(母親)の横で治らないうつ病生活をしてるから、東浩紀のような人が次世代のオピニオンリーダーの一人になっていくと思うと僕は嫌で嫌で仕方ない。

東さんは娘さんに「上流」にこだわって欲しい論拠としてこう述べている。
「学歴社会は歴然として存在し、生涯年収にも響く。今後も格差はどんどん強くなる。これ歴然とした事実。他方、うちの娘はそんなのに関心なさそう。それはすばらしいことなので親として誇らしいが、大丈夫かよと心配にもなる。それも当然。そんなことがなんでわからんのかな。 」

世界が狭くて嫌になる。今後「格差が強くなる」と述べる根拠がわからない。7歳の娘さんに「格差社会に飲まれないように上流に行くといいよ。」なんて言うナンセンスな野暮を言う時点でセンスを疑う訳だが、大事なのはそこじゃない。

東さんは「学歴と収入の結びつき」と「格差の拡大」はセットで今後続くと考えているようだが、果たしてそうだろうか?低学歴でも高収入な人はいっぱいいる。さらに、昨今人手不足な仕事は学歴が高い仕事よりも体を張って働く農業・物流・医療などの分野ではなかろうか?学歴が高いところはどこもかしこも満杯じゃないか?

中長期で考えると、学歴があろうと正直一緒よ?そりゃ確かにいい企業・いい職場に恵まれるかもしれんけど、それは何年も持つのかい?銀のアンカーという就活マンガがあるんだけど、その中にあったなぁ。「今人気の企業は10年先・20年先には陥落してる」みたいなお話。産業として見たら、かつて勢いがあった産業はだいたい「盛者必衰」で沈んでる。一番有名なのが炭鉱なんですが、 今だと自動車や製造業なのかな?

量産できるものはインド・ベトナムなどに生産をぶん投げちゃうんだから結局は国内にいないと出来ないモノが生き残こる。それが医療であり、農業であり、物流と言った人不足でかつ、どこまで行っても国外に持ち出すことが難しい分野。これらは雇用の受け皿たりうるが…そういう雇用事情を分かってない知識人が多いから「アジアの成長力を取り込む」とか「グローバルの波に乗り遅れるな」とかよくわかんないことをのたまうのだ。(挙句の果てに国産野菜が高いの安いのと言って、農業を既得権益扱いしだすのだから「はぁ?」と…)

いや、シンガポールやアメリカ並みに先端技術や知的・創造的な人材に投資しているなら「国際競争だ」と言ってもわかるよ?だけど、それは学問でもコンテンツでも日本はそういう人に投資してないでしょ?育てるのにも、研究するにも、モノ作るのにも。

何が「上流」だよ?【日本の中で】という補助語を付けな!公務員になりたい人と学者になりたい奴だけ勉強すればあとは高卒でいいよ。下手すれば、中卒のうちに現場に入って板につけたほうがいい産業だってあるが、娘さんが「何になりたいか」も聞く前から「『上流のお友達』を作れ」だと!?

だいたい、「上流の友達」だってどんだけのものか疑わしい!!

学歴なんぞ所詮は選択肢の一つだ。それがあったらなんでもできるように見る人がいるけど、進学校から同じような「勉強できる人」に囲まれて育つと、自分が思っているよりも価値観が狭まる。

僕みたいなチャチな学歴でも…いや、誰でも生じる話。学歴が低い職場に務めたり、新月お茶の会の東大でかつオタクの人だけのコミュニティーを見ても、やっぱり「偏り」はある。「クセ」といったほうがいいかな?

小見出しに「コチジャンで刺身が食えるか!」と書いたけど、韓国では刺身はコチジャンらしいよ。複数のソースでチェックしたけど。…僕が思うに、人間の集まりってそこから外れた人から見ると、「刺身コチジャンで食うとか(笑)」「そもそも、生魚食うとか(笑)」「クジラもマグロも賢い生き物だから食べちゃダメ」みたいに言われるんですよ。

ひとつのコミュニティーを賞賛するうちに自分は相手の事を自分の考えの中でしか理解できないようになっていく。コチジャンが合う料理もあれば、生魚が食えないような地域もあるんだから、そこをすり合わせるスキルだったり、その場で違う料理・違う味付けを楽しむような場面を覚えると人生はもっと楽しく生きられる。

僕は東浩紀さんが娘に「上流」が、「格差」がという事を言い出したときに、真っ先に思ったことはこうだ。

「いや、(あなたが言う)下流でもお金持ちになる方法もあるし、そういう人をたくさん知ってるよ。娘さんに生き抜いて欲しけりゃ、上流に行く方法よりも、どこの階層からでも生き残る・勝ち上がる方法を教えるべきでは?」

と言いたくて、僕はこんな記事を書いてる。僕の尊敬している人物なんか、羅列すると小学校中退から東大卒・京大大学院卒まで色々いる。世代も幅広ければ、収入だってまた然りだ。「愛されニート」になりたい(いや、あれはニートじゃないかな?って)人もいれば、業界に変革を起こすようなを変えるような企業を作った人・現場のやり手まで様々だが…共通点はあるよね。

・誰一人学歴で「上流」なんてモノを定義している奴はいない!
・人を疑うこともよく知っているが、それを飲み干した上で人に優しくしてる
・信用している人間にほど、冷たく、信用のない人間に限ってわざと「優しい嘘」を言う。
・自分も楽しみながら、相手に良い結果を出させる方法を考えられる人。
・難しい理屈を振りかざすよりも簡単な言葉・簡単な例え話で説明できる人。
・論理的な事ばかりにとらわれず、感覚的なことや首をひねりたくなるような事も押し通すような勢いを持ち合わせている人達。 
・公私を分けることよりも、どうやったら公私混合して楽しめるかを考えてる

…まぁ、故人や実際にお会ったこともない人もいるけど、割と証言をかき集めるとここらへんの共通項は満たしている方が多い。多分、僕にとってどの御方も3ランクぐらい上の次元の人だから、そういう人と同じような生き方をするのがしんどいのだと思うのですが…ここらへんのことをやると、少なくとも楽しく生きられる。

複数のコメントによれば、(いや、コメントによらなくても、東さんを見た限り)友達が沢山居たわけではない人が「上流の友達」の存在を語ることにそもそもの説得力があるのだろうか?

それに比べたら、自分が色んな人に会って、決めたほうがいいんじゃないの?
自分はお刺身かもしれないし、お好み焼きかもしれないし、あるいはパスタかもしれない。お刺身にチーズなんかかけたらまずくて食えないし、パスタにお好みソースなんかかけたら上にかかってるミートソースやら、絡まってるケチャップソースと不協和音を起こすのでは?

僕はお袋が「お刺身」だと思って育てたが、実際は「お好み焼き」だったわけだ。わさびや醤油じゃ食べられないような気質だったり、そういうモノになりたかったわけだ。
まだ7歳の娘さんは一体何なんでしょうね?(上級な)役人やプロ野球選手みたいに「早いうちから決めないとなれない職業」になりたいわけでもない以上、自分がなりたい料理に気づかせるのが先じゃないの?

「自由にすればいい」んです。親なんて子どもがどういう料理かも、何に料理されていくかもわからないし、同じ料理だって、何を付けて食べるかで味が変わる。

一番有名なのは卵なのかな?…ありふれた比喩になるから僕はしゃべらんけど。

参考記事
東浩紀親娘と上流の友達 - Togetter 東浩紀親娘と上流の友達 - Togetter
東さんの発言の経緯が載ってるよ。


「低学歴ワナビーによる高学歴批判」の限界について 「低学歴ワナビーによる高学歴批判」の限界について
なんか話題になったよ。

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

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書く上で参考にしたよ。面白いから読んでみてね。



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著者:東浩紀
価格:693円(税込、送料込)

追記・一応ネタにしたので、東さんの著書を貼っておきます。僕は「貰わない限り、読まん。金払って読むような人じゃない」と思ってるので、もし東ファン(もしくは本人)が「いや、読めよ。面白いから読め」ってシチュエーションにならない限り読みません。アフィリエイトはある種の表現だから、笑って楽しんでもらえたら結構です。

加筆・僕が東浩紀の本に絶対に金を払いたくない理由。

↓この動画を見て「妄想ならまだしも、こんなものにカネと人を使うなんて…」とあんまり面白くないジョークセンスを見てしまったから。

こんな人が「頭いい」とか言われても俺は絶対に認めたくないんだよ。