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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

なぜ銀だこは500円からしか売ってくれないのか?


もう、たくさんの人が同じ事を言っているであろうけど、ちょっと商売体験を交えてこの話をやろうと思う。

ぼくは関西人だってこと、通学の際に銀だこがある場所を通るせいもあって、銀だこは高校2年…つまり。6年前から利用してる。銀だこが6個350円・10個で500円だった時はけっこう重宝したが…高校生の切実なお財布に「大きくなって8個500円。(6個350円の小舟たこ焼きの廃止)」の際はけっこう凹んだのを覚えてる。

今、マクドナルドがそれに近いことを野郎としている話も含めてそういう話をしたい。(最後の方にマクドの話もやるよ)

  • 人を捕まえるのは意外と難しい。

自分が商売をした経験から言えば、お客は捕まらないもんだ。

例えば、全盛期の僕は3時間で100人以上のお客にモノを買わせたことがある(※捕まえた人数だけなら150人ほどだ)けど、これはよっぽどいい条件が整わないとできない。

商品の魅力・物珍しさ・人通り・「お客が居る」などの活気…人を捕まえたって、4人のお客と対峙してはじめに声を上げる一人に「買います」と言わせなきゃ4人とも…下手すれば遠目で見ていた5人目まで逃げてしまう。

それこそ、ひどい商品を持たされたため6万円売り上げるために、(逃げられて)300人ぐらい二人で捕まえまくったこともある。それで10時半まで働いた日が俺の最後の勤務日だったわけだが…まぁ、ひどいもんだった。パワハラでそれをやらされて、あっちは4万円を二人で売りに行ってお給料が2万円とかふざけたことやってる。会社にいるのがバカバカしくなったね!!(※俺はその日の給料1万円だったよ?夜中の10時までやって300人捕まえたけどね。)


何が言いたいか?「商人なら客単価がいかに重要かを知りなさい」と言いたいんだ。ラーメンでも八百屋でもなんでもいいのですが、「売り切ったらおしまいです」という商売では500円で売り上げるのと、1000円で売り上げるのでは雲泥の差が出てしまう。

それこそ、僕の先輩には「1000円出してくれないと売らない」というぐらいに客単価にこだわり抜く人まで居たが…銀だこはそういう商売なのである。銀だこは店舗売りだから、それほどお客が増えない。通行人の数からある割合以上にならない。「500円のたこ焼きを350円にしたって、お客が3割増しどこから湧いてくるのやら…」というのが彼らのビジネスモデルだ。

客単価を上げる方法は大きく分けて2つ。まず大きめの値段を提示すること。僕が尊敬する「オオゼキ」というスーパーではバラ売りをしている野菜でも「きゅうり 4個100円」「なす 5本150円」という調子で書く訳だが…レジの人曰く「いや、アレは1本で買ってもいいんですよ」だそうです。(「情報の非対称性」を用いてお客を騙しているわけです。オオゼキは嘘をついてないけど、誘導はしているわけです。

学生時代からのオオゼキユーザーとしては「不思議だなぁ」と思っていたのですが、商売をやる時に社長に言われたことはそのオオゼキの方法でした。(初めは大きめの単価・量をふっかけてみる事。)ちなみに、社長もオオゼキには一目おいているらしく名前を出すとビクッとします。

銀だこの場合も店舗や店長さんの裁量によっては「4個でもいいよ」というお店はあるのでしょうが、「8個」(今は6個)とはじめに言われちゃったら、お客は「そうじゃないと売ってもらえないのかしら?」と渋々その数を買うわけです。(例え「多い」「重たい」と思ってもね)


もう一個がリピーター戦略です。銀だこは8個入りのたこ焼きを更に値段変更しました。それは「大きめのたこ焼き6個500円。ただし、今まで600円だったトッピングたこ焼き(ネギだこ・てりたまたこ焼きなど)も500円でいいよ」という戦略に出た。

銀だこは今までたこ焼き500円が売れても、トッピングを賞味してもらえることは少なかった(※100円高い上に馴染みのない食べ方なので、一部のミーハーしか興味を示さなかった)。それが1度や2度の物珍しさで来るお客をリピーターとしてつかめない原因になっていた。

たこ焼きにいろんなトッピングをすれば、確かに多彩ですよ?だけど、そちらのメニューに手を伸ばしてもらえないと単価を上げることはできない。

…逆に成功してた例が「回転寿司」です。それも僕は100円寿司で働いていたことがあるのですが…季節限定品がよく売れるんです。回転寿司って矛盾してますよね?だって、寿司を流せばそれだけ捨てるお寿司も出てくるし、従業員も雇わないといけなくなる。(捨てるお寿司まで作るから、作るから一人で作るお寿司はどうしても増える。)

だけど、普通の寿司屋と違って「目移り」を起こしやすくできる。(※ただね、個人的には一番おいしいのは寿司屋の場合サイドメニューの揚げ物と茶碗蒸しなのよね。…寿司屋なのに、ケーキの方がうまかったりする(笑))

逆に言えば、サイドメニューやデザートが美味しいからこそ「目移りさせる価値がある」んですけどね。


話を銀だこに戻そうか。

銀だこは元々2つの武器を持っていた。1つは「揚げたこ焼き」という珍しいたこ焼き。(銀だこ以外で揚げたこ焼きを食べたことない。つくってるところ見たこともない。)銀だこの調理方法を混んでいる店で眺めたことがある人はご存知の通り、たこ焼きに2度油を敷いてます。1度は生地を入れる前、もう一度はひっくり返して形状を整えたあと。二度目の油は普通のたこ焼きではいれません。入れないから、銀だこみたいにパリッとは仕上がりません。(その代わりにだしの味が染みてて風味豊かなのが一般的なたこ焼き。銀だこの弱点は冷めきると普通のたこ焼きよりまずい。近くで口内火傷しながら頬張るのが美味しい食べ方。)

もう一個が「匂い」(もしくは活気)です。銀だこを焼いている音・匂い・そしてひっくり返す人の手の動き…あれら全てが客引きとして機能します。これが回転寿司みたいな「衝動買い(衝動食い)」を生むのです。

ただ、弱点としてはリピーターが弱かった。一回り高価なメニュー(喫茶店のケーキセットを超える600円の奇抜なたこ焼き)はいくら新商品を出しても、大半の客には見向きもされなかった。(※勧められたこともない)

また、匂い商売も何度も来るうち、お客は慣れてしまうことから効果が薄くなる。

そこで、回転寿司のようにすべての値段を合わせてしまった。僕は銀だこについては開店してから何年も観察している店舗があるのだが…明らかにお客が戻ってる。まだ、メニュー変えてからそれほどたってないからどれほど効果があるかわからないんだけど、6個500円の単価が受け入れられ、トッピングたこ焼きの注文も増えて居る状態が作れているなら…あとは寿司屋と同じ。

限定メニューを色々と変えて振り回したらいい。…僕の知る限り、それが最良。もちろん、品質維持が前提となるが…銀だこの場合は手作りだから「腕のいい人を如何に育てられるか」が勝負になるだろうね。僕の経験上は「手本見せてひたすらやらせる(初めは口酸っぱく注意して、だんだん戦略として組み込んでいく)」ことだけど、銀だこの場合はどうなんだろうなぁ…。モノ売りと違って下手な人にやらせると商品を捨てる危険が出てくるから難しいよな。そこらへんのさじ加減が問題ですかね。

銀だこはこんなもんでいいかな?どうせ、俺みたいにセンチメンタルになって「お好み焼きは絶対月一で食う」と言ってる虚しい関西人は俺ぐらいのもんでしょうからね。*1

マクドの話少しだけやっておしまいにするね。

  • なぜ、マクドからメニューが消えたのか?

さっきの銀だこの話と同じです。「単価を上げる・新メニューを試してもらいやすい環境をつくる」が目的。

マクドも基本の場合は銀だこよりも人を引きつける力が低い。銀だこみたいな匂い商売はむしろ油の臭いが嫌いな人(僕が仲良くさせてもらった女性)が「胃もたれ起こす」って言ってたけど…体調悪いときに一部店舗に行くとそれだけでお腹いっぱいになる。…もちろん悪い意味です。

銀だこみたいにパフォーマンスが見られるわけでも決してない。同じ外食でも「餃子の王将」のカウンター席なんかいいよね?すっごく稀に食べ物or油が飛んでくるけど、そんだけ近くで中華鍋さばいてる人を見るのは結構刺激的。

マクドって工業品だからなぁ…。「スピード命」で取り除いた部分もあるだろうね。

首都圏だとさほどいないけど、車で行くような郊外の店舗・田舎の店舗だとメニューを見ながら子どもに頼ませると時間かかるんですよね。そこで、親がメニューがないことを知って「あの上から好きなの言って」と言えば、だいたい「ハッピーセット」に落ち着くわな。

…あれ?これは書いていて思ったけど、ひょっとしてハッピーセットの宣伝力を上げる目的か?これ。

少なくとも、セットにしたほうが単価がいい。パンやポテトなど、セットなら絶対に使うモノで在庫や売上が管理(逆算も)できる。そこが確実なメリットでしょうね。

ただね、銀だこには「新しい提案をしやすい環境作り」として価格変更・メニュー変更をやった経緯があるけど、マクドって基本新メニュー高いからやっぱり安いセットに落ち着いて、セットを頼む客こそ増えても効果は薄いと思うんですよ。

お客にメリットないでしょ?ラーメン二郎行った時ような「早く頼め」「早く喰え」「帰れ!」みたいな強迫観念を植えつけるだけ。(※僕は二郎系ラーメン自体を否定しないけど、目黒で追い立てられるような接客を受けてから「少なくともあの店舗には二度と行かない。人間辞めた気分がするから、あそこで飯を食いたくないし、くう奴には徹底的に抗議したい」と思う所存。)

マクドって二郎(豚の餌)になったんだろうなぁ。結局リーズナブルで早く出てくるだけ。食べ物と、農家の方に失礼な頭でっかちが生んだ屑飯。…僕ははっきりとそう言っておきたい。…ちなみに、そういう接客でもいいなら目黒の二郎は美味しいですから行ってみてもいいと思います。僕が徹底的に「よくあそこでめし食えるね」みたいな問いかけをするけど。

あ…最後に1つだけ。銀だことマクドの大きな違いはお客に「単価を上げるわけ」をちゃんと説明してるかどうか。銀だこは「提案」した。たこ焼きで見れば値上げだけど、ネギだこなどのトッピングだと値下げだという説明をして、お得感と品質を強調する路線を取った。だけど、マクドはどうだ?お客を困らせただけだろ?本音が出ただけだろ?

銀だこはよ!!震災の後に本社変えたような企業だったり、震災時には銀だこカーでたこ焼き作りに行った企業だったはずだったよな?そんだけ違うんだよ!  以上!!

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青二才はね、女性読者からたこ焼き焼いてもらって「あ〜ん」してもらうのが密かな夢なんだ。(一生かなわないと思うけどね(笑))

*1:※このブログがヒットしたら、ネットが繋がって日本語が通じる全ての場所で暮らせるようになったら、僕は神戸帰ります。行きつけのうどん屋で関西ダシをすするところから始める生活をします!!