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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

若年人生分岐点〜僕が同世代及び若輩者に言いたい事〜


いわゆる自己啓発、ライフハックなのかな?僕が何百、何千という人と仕事をやってきた、仕事を見てきた経験談を少し語らせてもらいましょう。

多分、僕の同期にあたる人達で中小企業に乗り込んで「仕事を教える」「仕事を仕切る」「責任を取る」「社内政治で冷や飯食らいにされる」といった壮絶な体験をした人が少ないと思いますので、特に10代後半・20代前半の人に「大人になること」のイメージをつかんでいただきたくてこれを書きます。

  • 性格・気質は25歳で基盤が決まってしまう

これは高校生の時に親父が言ったことだけど、基本的な部分は25歳までで定まってしまうそうだ。これは実際本当のことで、年寄りほど人の話を聞かない。30前後になると聞いているふりだけで頑固に意見を変えない人、自分のとる行動を明確に決めている人が増えていく。

25歳を過ぎると良く言えば「自分を持ってる」わけですが、悪く言えば「積み上げたものにすがりつく」わけです。

若い人ほど自分のスタイルや気質をはっきりと出さないんですよね。昔、「酔った勢いで本音を語ってやる」と題した記事で「年寄りに意見をする気骨ある青二才は僕だけじゃないか!」と言ったが、まさにその通りなのです。「カラーを出さないというカラー」の人がやたらと多い。これが年配になると「風見鶏」「作業員」「不干渉」というスタイルになって現れるんだけど、会社の中の若い人を見ていると自分の立ち位置・仕事のやり方を明確に決められない人がとにかく多い。

年配になってからそれを作るのは難しいのですよね。いろんな声やアドバイスが届く20代前半のうちに仕事のやり方・会社での振る舞い方を自分の中で確立しておかないと「風見鶏」「作業員」にしかなれなくなる。

特に商売は臨機応変が命だ!毎日決まった量を上司の支持でこなすだけの「作業」ならまだしも、自分のカラーを、パフォーマンスを示さないといけない「商売」や「職人」は25歳までに積極的に意見を出したり、上司の話を聞きに行くぐらいでないとあとが辛い。

成功体験を積み「仕事とはこういうものだ!」と言える部分をつかむと、どの仕事でも割と楽にやっていける。ちなみに、私の家は私・父の親子二代で新卒でブラック企業に入っている。オヤジは徹夜を前提とした勤務体系とワンマンで自浄能力の「ない」会社の体質にうんざりして、後に20年お世話になる会社へ。僕は終電まで権限のないはずの後輩にコキ使われる環境にうんざりしてやめている。

ちなみに、僕を辞職に追いやるきっかけを作った「レオパレス君」(前職がレオパレスだったからネットではこう書いている)は25歳でした。彼もレオパレスというブラック企業で酔った上司に殴られながらも結果を出して労働観を確立した人物なので「俺の仕事はこうやるんだ!」という強い信念を持ってます。(※僕とは正反対だし、非合理的経営論に呆れてますけどね。)

数々の大企業を見てきたオヤジに聞くと「新卒のはじめの3年は会社に守られているから普通の企業じゃ社内政治に巻き込まれることはないし、会社で決定権を持てないから大きな成功体験もしにくい」とのことだそうです。中小企業で責任をもって仕事をしたり、ブラック企業でキツい営業をやった僕やレオパレスは同世代に比べりゃ三年進んだ労働観の持ち主なんですよ。

自分で現場をしきれるし、部下を引き連れて仕事することもお互いできるんです。ただ、目的が根本的に違う。僕は「社員の定着率を上げ、新人の底上げをし、売上の安定基盤を作ること。その上で経営陣が固定の店舗数を増やして、会社組織の基盤安定をはかる予定」でした。最後は日当据え置きで週6回勤務5回を変え、早番・遅番を作ることで社員の負担を減らす事でしたが…ここまで行くどころかレオパレスは逆のことをしましたね。

彼は「育つ人しか育てない」人ですし、売上に関しても基盤ではなく最大化を重視した。終電勤務を女老人・家が遠い人全てに強要して「強靭な組織作り」をやった人だよ。

商売に関する考え方も僕は「リピーター重視」に対して、彼は「売上重視」。俺が休んでる間に俺が育ててきた売り場を次々と食い荒らすような人事をしたり、情報封殺をして俺を売れない売り場に押しやろうとしたり…僕は社長も会長も専務も大好きで、尊敬してましたが、彼と方針が合わなくて辞めました。後悔はないです。自分の仕事の流儀を通してダメだったのだから、仕方がない。

…話戻しますね。仕事に対して「その職場の仕事のやり方を受け入れつつ、自分のカラーを出そう」とする人間は結果が得られる。昔、「吉高まり」という「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」にも出た人の講演を聞いたときに「退職を考えるならあなたに任せたいと言われるぐらいになってから仕事をやめなさい。」と言われたことがありますが、この真の意味は「仕事に「あなた」が出せるようになり、それが受け入れられるようになれば、どこへ行っても通用する」という意味なのだと僕は退職してから気づきました。

  • 一生の仕事・人生の価値は28歳で決まる

「女は28歳までにキャリアプランを確立しなさい」という事をうちの大学の人材開発セミナーで言っていたのを聞いたことがある。「女」に特定した理由は結婚の平均年齢がそのぐらいであることに起因するのでしょう。

ですが、今の職場に来てから「男も28歳だなぁ。28歳でその人の価値と、一生の仕事が分かってきちゃうなぁ…」と思う。前職の専務は元々自衛官だったそうだが、原宿のブティックに転職し、そこから今の会社に20年近く務めているらしい。それこそ「私が生まれる前から販売をやってる」そうだ。専務が販売を一生の仕事にしたのは偶然の部分もあるだろうが、今の会社でロイアルファミリー以外で最も出世したのは一生の仕事を決め、試練に対してあきらめなかったことだろう。

「どこにいるか」ではなく、「何をするか」は28までに決めてしまったほうがいい。

専務もそうなのだが、私のオヤジも元々は営業マンだった所をブラック企業をやめてから職種を変えた。職種を変えてからというもの、何度も転職しているが、職種を変えてないことからどの企業に行っても「その道のプロ」として受け入れられる。(これは偶然かもしれないが、実は前職の社長が家督を継いで社長襲名を受けたのも27とか28のお話。)

逆に「28歳にもなって…」という人を今の職場で見かけてからその確信は強いものになった。横にしっかりものの29歳が居るからなおさらきついものを感じる。前職でフリーターとして渡り歩いてきた40歳があまりにもどうしようもないところも見てきたが、その人達に言えることは「自分の得意な仕事・得意分野がないことなんだろうなぁ…」と思うのです。

これほど子どもっぽい28歳がいるのか…と思ってしまう。28歳が絶対とは言わんが、簡単な仕事1つもできない人間が「警察官になりたい。少年犯罪に関わりたいから大阪府警がいい」などと支離滅裂な事を言っている姿を見ると嫌になる。28歳ってのはもう「なってなきゃいけない」年頃なんだよ。そうでなくともメドを付けて「これをやる」と公衆の面前で自分の人生を語れないといけないのですよ。

「10代のうちに勉強しろ」と20代が言うが、アレは20代が自分の立ち位置に悩むである。何もできない自分に情けなさを感じながら生きているから10代の自分に後悔するだ。何も決められない自分、決めたことに満足できない現実が悔しくて、過去に責任をなすりつける。これが25・28の分岐点を経験した20代の後悔。

30代が20代に「健康に気をつけろ」という理由ははっきりしている。それは「進むべき道に邁進する年代」だからだ。前職での30代の同僚達は体力があり、その仕事に人生をかけて挑んでいたからこそ、週6勤務にも耐え抜いて人一倍の給料をもらって成功した。これは専務とて同じで、自衛官として鍛えていたから心が折れて辞めようとしたあとでも踏ん張れた。

20代で自分の人生の「業」を決めると30代からは「気力」がモノを言う。だが、その「気力」は人脈によって左右される部分が大きい。だから、私は「28での人脈の価値があなたの人生の価値だ」と言ってる。

専務の話が多くて、恐縮だが、専務は役員になるはるか昔に商売に失敗して会社をやめようとしたことがある。専務が辞めようとしたときに会長が「専務、いるんだろ!」と来て家のドアをどかどかやったそうだが、居留守したそうだ。居留守してから静かになって、そこから出ていくと「専務、いるじゃねーか!」というエピソードが経営者親子とあったそうです。専務はそれがあってから、仕事を続ける決心が付いたそうです。ちなみに、前職の会社は本当に経営者親子が好きな人しか生き残っていない様子で、「お前が会社を裏切るマネをしたら社長が許しても俺が許さん」と上役達に言われたことが複数回ある。

僕は金持ちでも才能持ちでもないけど、絶対に自信をもって言えるのは「人持ち」だということ。自分が尊敬する人にはだいたい愛されてきたし、どこの世界に行っても「青二才を男にしてやりたい」と仕事を任せたり、胸を貸してくれる先輩に出会う。
ネットや同人の付き合いでも専門性の違うが、一味も二味も違う秀才達に好かれる。僕にはもったいないほどの人達が僕に意見してきてくれるし、僕の話を聞いてくれる。「いや、文才があるからブログやmixiに感動する人がいるんでしょ?」と言われることもあるけど、僕は自分の文才の正体、商才の正体の半分も知らない。自分が「なんでかわからんけどウケた」という事の方が商売でもブログでも多い。

何が良くて、何が悪いかを教えてくれる人がいるからこそ人は才能や実力を発揮できるのではないでしょうか?

私が仕事先の28歳に聞くと、友達は昔のヤンキー仲間だそうです。…彼は東京に出てきて何年も経ってるのに北海道の友達が真っ先に挙がり、自分の最近作った友達の話はありませんでした。

「友達がいなきゃダメだ」とまでは言いませんが、職場でのその人を見ていれば「人から魅力的・可愛げのあるヤツと思われているか」は一目瞭然だ。これは仕事の虫になって働いていたレオパレス君もそうだけど、人の意見を聞かない、聞く気がない、人と壁を作りたがるタイプの人は自分から自滅していく。

僕だって自滅に陥るような失敗や勘違いはあるが、そういう時に「目をつむってくれる人」と「批判して止めてくれる人・仲裁してくれる人」「判断材料をくれる人」と色んな人が居る。そのおかげで、小さな失敗・失点はしていても、無事に自分のしたいことをして生きてる。

成功はしてないけど、幸福な方だとは思う。

  • 学生及び新人のうちにやっておくべきこと。

ぼくは2つだと思いますね。1つはやりたい事を精一杯やり抜くこと。1つは失敗を沢山すること。

社会人になってやりたい事をやり抜くのは日を増すごとに難しくなる。責任をもてば、時間を割かれる。仕事に疲れれば、余暇に於ける睡眠時間は増える。よく子どもには「やりたいことをやれ」というが、あんなのは嘘だ。やりたい事を引きずれば引きずるほど人生を行く抜くことはしんどくなる。

だから、責任がないうち好きなことをやりきってしまいなさい。やりたい事をするのが許されるのは子どもだけだ。やりたい事をやり続けたいなら「大人にならない」という道を選ぶか、「仕事になるぐらいにやりたい事をやり抜く」しかない。

現状の僕は文章が好きだ。オタク文化が好きだが、消費者…どれだけ高く見積もってもプチクリぐらいまでしかなれない。文章を書く時間を割いているのに、それは結局は趣味。趣味をする時間は常に仕事に押しつぶされる。前職が苦痛で苦痛でならなかった理由は仕事をやっていたからだ。どれだけ商売が上手くなろうが、ノルマが増えていくだけで趣味をやる時間が増えることは決してなかった。

前職には「独立」と言って歩合制で好きな量だけ買取で仕事をするシステムがあったのに、僕が社長に直談判しに行くと、そこで売上を上げ、付き合いが悪くなった事に怒り、独立の芽をレオパレス氏に潰された。

おかしな話だが、中途半端に有名であるせいで、「自主出版作品」が出せないことをなぜか僕の怒られた。「同人業界にお客様が居ない」ことは鉄則中の鉄則にも関わらず、クレームが来た。誠に遺憾だが、週6回終電まで仕事をしながら、趣味を維持するつらさは10代の君らには絶対分からんだろうし、学生の君たちにも分かることは体験するまでないだろう。だからこそ、僕に非情な罵声を浴びせられるのでしょう。

その事は過ぎた話だから、誰の話かも出す気はないし、今更言い争う気はない。ただ、これから社会で責任を持つ世代にわかって欲しいことは「この国の20代は趣味と仕事のどちらかしか選べない」という真実を知っていただきたい。



1つ目の失敗だけど…これが大事なんだよ!!学校や社会で「失敗しない事が大事」みたいに教わるだろうし、「絶対に…」などと無謬性すら臭わす発言をする人までいる。だが、反対だ!失敗してもフォローしてくれるいい先輩・上司の下でどんどん挑戦して失敗すべきなんだ!!

僕なんか、最後の方は一人で何万も作ってくる「敏腕販売員」にして、僕が育てた新人達が社長のお気に入りとして、会社で生き残って販売を取り仕切ってる「野村再生工場」ポジでしたよ?だけど、そうなるまでは失敗の連続でしたよ。

体力なかったから、仕事から逃げ腰で休んだこと・社員との酒のトラブルに巻き込まれて休んだこと・金銭トラブルで会社で大喧嘩したこと・(点数は引かれなかったけど)寝不足で車で事故をしてしまったこと・全然売れない上に命令にも背いて、経営者親子が喧嘩するぐらいに騒然としたこと…泣きながら大雨の日に大量の在庫を抱えて店じまいしたこともあったっけ?

よく、これだけの失敗を経営陣がフォローしてくれたり、許してくれたりしたものだ。

どうしようもない社員が多い会社だったから失敗した。ブラック企業ゆえに失敗した。それもあります。だけど、失敗したときに「責任は全部俺が持つ」という経営者親子がいたからそんだけの失敗をしても数字のあげられる商人になれた。

だいたいね、失敗して取り返しがつかないような仕事、フォローできない仕事を責任が持てない人に回すのが悪いんです。僕もね、上司・先輩に習ってどこの職場でも後輩には「失敗したら『青二才のバカタレが悪い』となすりつければいいんです。実際、俺が教えてるんだから、教え方が悪くて起こったミスなんだから!」と言ってしまう。

だいたい、「君のミスは俺のせいになるから」なんて言ったらかっこ悪いでしょ?そう思えばこそ、僕は言いたくないね。自分で青ざめるほど、泣きそうなぐらい嫌な失敗をしたら普通の人は繰り返さない。だから、そのぐらいムキになって仕事をして、失敗してもらう。



優しそうにみえて、むしろ鬼畜なやり方ですが、それでいいんです。だいたい、上司もあなたがにくくて怒るんじゃない。仕方なく怒るんだ。会社組織というのは建前でできてるから「相手も怒らないと示しとメンツがなくなるんだ」と思っていれば、怒られてもどうってことない。

ま、明らかに私怨とめんどくさい恫喝をする人には僕も怒られたくないけどね(´ー`*)


プレイ・ジョブ

プレイ・ジョブ
著者:ポ-ル・ア-デン
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ついでに、この本を読んでいただけると僕の言いたいことが図示されててもっとわかると思います。