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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

マンガオタクが勧めるオススメ(ちょっと)マイナーな漫画10選


マイナーと書いたが…商業化する時点でどこかしらでは有名なんだよね…。「本気で探すなら同人誌から掘り出せよ」とツッコミ入りそうなタイトルなんだよね…これ。(探してますよ。探してるから「同人誌」カテゴリがあるんですよ!…とノリツッコミならぬ、一人弁解してますけどね。)

多いので、一つ当たりの紹介は「あらすじ」「中身の魅力」「絵の魅力」(漫画家の特色)なんかを少し語るだけです。「幕の内弁当」です。後は買うなり、検索するなりして自分で楽しんでください。

※批判がきそうだから言っておきますが、ステマじゃないです。全部自宅の本棚にあるモノばかりです。

お品書き(下に行くほどマイナーになっていきます。)

  1. 百姓貴族
  2. おれはキャプテン
  3. 煩悩寺
  4. 外天楼
  5. 妄想戦記ロボット残党兵
  6. 瑪瑙之竜
  7. デンキ街の本屋さん
  8. あねちゅう!溺愛悶絶美奈子さん
  9. 学校の時間
  10. 九月病

もう作者(ハガレンの人)が有名どころだね。世間では銀の匙に隠れてる(と信じてる)から紹介するけど。


絵が「鋼の錬金術師」のおまけ漫画に出てくる牛。その牛(荒川さん)と担当の石井さんという出版社の人が北海道での農業体験を対談形式で紹介していく漫画。
鋼の錬金術師」で有名になった荒川弘さんの芸当は本編もさることながら「おまけ漫画の面白さ」にあり、そのおまけ漫画のノリだけで単行本になってしまった一作。(銀の匙も好きなんだけど、「ハガレン的な面影を帯びたラブコメ」に見えて、ハガレンファンとしては複雑。)

作品の魅力は「農家の常識感覚」だね。重機に囲まれ、野生動物が居て…となれば、また全然違うかと。絵は説明不要。

おれはキャプテン(1)

おれはキャプテン(1)
著者:コ-ジィ城倉

これも有名っちゃ、有名なんですよね。(元々はマガジンで連載し始めたし作品だからね…。)

ただ、マガジンにはない「好きな人には150点、嫌いな人には20点」という好みが分かれる漫画。それは絵もストーリも両方とも癖があるから。

絵が最近の漫画じゃなくて…手塚治虫作品見てるような質感。(特に人の書き方が象徴的。例えば、鼻をちゃんと形として書かれている。最近の漫画は鼻を縦線をピッと線を書いただけのモノが多いけど、これは違う。)

次に内容。野球漫画でありながら、体育会系も名門も否定し、主人公自身もずば抜けた武器を持った天才キャラじゃない。むしろ「頭脳派」。野球漫画と言うと「おおきく振りかぶって」に代表されるように、女の子が見てかわいいと思うような「青春の香り」があるんだけど、そういうのがない。ませガキ・冷めたガキがなんの間違いか主人公になって、キャプテンになるというそういう話。

好きな奴はとことん好きになれると思う。

  • 「煩悩寺」 秋☆枝

知る人ぞ知る名作。(密林上での1巻の評価がすごくいい)色気がない男女が付き合って、恋愛して、セックスして…その当たり前を正面から表現しながらも、漫画っぽいシュールを盛り込んでくる作品。(※同人界隈ではすごく有名な人。東方の(公式・同人両方の)漫画化なんかもやってる。)

ストーリーとしては何をやっても「ほんわか」するところに落とし込むセンスの持ち主。(良くも悪くも力を抜いてくれる作品。でセックスシーンですら、エロさ以外のものが入ってくる)

作画としてはパラパラめくっても入ってくる表現のわかりやすさが魅力。ずば抜けて、桁違いのうまさや引き出しを持ってるわけではないんだけど、漫画として「魅せる表現」については僕の持ってる漫画でもトップクラスに来る!!

これはすごく有名。…マンガ好きの間ではね。いや、石黒正数自体が「それでも町は廻っている」のアニメ化のせいで少し有名になり、それ以前もマンガ好きの間では人気があった。

マンガ1冊分の尺で、短篇集と見せかけて、最後の方に伏線をちゃんと回収する。全部つなげて最後は…という事もあり、個人的には石黒正数作品の最高傑作だと思ってる。(8割方読んだが、それは短編としての良さをもった作品が多くて、ストーリーとして丁寧に回収した作品は少ない。)
メインはやっぱり話や理論に関するもので、読んでいて「そんな馬鹿な」というものも含めて納得させてしまう説得力がある。

絵としては歪んでる感情・歪んでる表情かかせるとこの人はすごくいい。それにロボットやモブやらが年齢問わずたくさん出てくるが、そのかき分けやデザインが面白い。

  • 「妄想戦記ロボット残党兵」 横尾公敏

内容としては第二次世界大戦のパロディー。そこに「脳みそだけ人間のロボット」が居て戦うというもの。ヒトラーやマッカーサー、山本五十六も出てくる。
ストーリー上の魅力は中二病と言われる「かっこいいとは思うけど、自分でやるにはなんか恥ずかしい」の部分と、ロボットや政治にまつわる会話のリアリティー。

絵としてはレトロな雰囲気とマンガならではの手描きで荒っぽさを残したロボットアクションが一つの漫画に混在するのが面白い。ロボットもイラストも独特のデザイン・世界観が作られていて斬新な反面、荒々しさゆえに絵の好みによって好き嫌いが分かれる作品でもある。

  • 「デンキ街の本屋さん」水あさと

同人界隈ではすごく有名な人らしく、ある有名な同人誌即売会のイベントではホームページのトップ絵まで飾ったお方。

光と影の使い方がうまく、4コマのゆるくて丸みのある絵をかわいくも立体的で質感を感じるタッチで、マンガを描く。ご察しのとおり、オタクの話です。真面目にオタクの話をかけばげんしけんみたいに「ダラダラ」するが、真面目に労働モノをやれば角が立つ。 ごちゃまぜにしてどっちつかずのちょうどいいブレンドを見つけた作品。(オタクモノにしては無駄にリア充で、仕事ものにしては現実味がない。…でも、なぜか面白い。)

萌え絵の表紙とは裏腹に、ぶっ飛んだギャグ漫画。ウェブでも作者の名前または作品名を入れると読めますが、表紙の萌え絵に騙されて買うと痛い目を見ます。

弟を溺愛して、その愛情が余りにも過剰であるが故に、弟に発狂したり、弟のために覚醒したりする…色気のいの字もないマンガです。(イラストが可愛いのは認める。だが、それを台無しにするぐらいの強烈なギャグ要素が作者の魅力でもある。)

  • 「瑪瑙之竜」 長澤真

瑪瑙之竜(1)

瑪瑙之竜(1)
著者:長澤真

古いけど、どこか新しい「義賊」のお話。非合法な「クロサギ」とか「ネウロ」みたいに民間人が力づくで事件を解決しちゃうヤツ。

短編的に事件が連続していくように見えて、キャラの設定を明かして次へつなげていくという時間軸のコントロールのうまさがこの作品の魅力。(入りやすく抜けやすい作品)

作画としては人物なら表情の量の多彩さ、機械や武器の設定・デザインのユニークさが魅力。

学校の時間 下 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

僕の知る限り、「一番リアルな」女子高生の日常系作品。

キャラがまとまっていて、心理描写が腹黒いところまで書かれ、不細工なところもかわいいところも両方描いてくれる「fantasyじゃない学校」を描いてくれている作品。
生真面目な学生だった人にはすごく感情移入できるノスタルジアがある作品。

パラパラ読み返して思ったけど、学校ってすごいよね?大したことしてないのに、みんなリアクションしてくれるから何か自分のことがすごく思えたり、しょぼく思えたりと評価がぶれまくる。

ちなみに、同作者の作品「ばもら!」で、学校の時間の登場人物が再登場します。(同じ学校の近い未来にあったのが「ばもら!」という作品。「ばもら!」の方が恋愛色が強く、「学校の時間」の方が等身大を描くことに迫っている。)


…ここまで書いていて思ったが、フラッパー率が30%もあるとは…購読してるわけでもないのに、なぜかそうなってる。(ほかは見事にバラけてるのにフラッパーだけが多い。)

九月病 上 (ジェッツコミックス)

子どもの頃に踏み外した階段を少しづつ登っていく少女の話…でいいのかな?
「じっくり読まないとわかりにくいけど、読んでると色々とこみ上げてくるものがある」そういう作品。

マンガにも文学にもつかないけど、「濃厚」なテーマの中でそれぞれが「なんとかしなきゃ」という思いを抱きつつ立ちすくんでいる。…どこにでも見かける光景だとは思うのだが、それらを形として表現した作品がなかなかない。

その「なかなかない」作品がこれ。(元が同人誌だったこともあって、恐ろしく「尖ってる」んだ。だから、すごく説明が難しい。)




以上です。少しだけ昔のものから、現在連載中のものまで10作品紹介してみました。これだと思うものがあったら、コメントに書いておいてください。ひょっとしたら実際に読みに行くかもしれません。