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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

超先進国の意識〜なぜ日本の家電業界は縮小したのか?〜


今に始まったことじゃないが、「アメリカで人気の○○が日本上陸」には定着しないモノが多すぎる。マスコミと政府がバカばかりだから、「欧米から学べ」「欧米から来たものは目新しいから宣伝しよう」と言ってるが、日本人が一番信用しているモノは終始一貫して「made in japan」なのだ。

バカなのは政府とメディアだけならみんなでバカにすればいいけど、どうも経済界全体がこのバカと同調してるみたいなので、それを正そうか…と思い立った。

お品書き

  1. あらゆる意味で日本は「超」先進国
  2. 不況の原因はフォード・松下に学べ!
  3. アメリカから来る物の8割はいらない
  • 未来を生きてる日本人

「高齢化も技術革新も脱拝金主義・脱近代主義も日本人が一番早く目が覚めてる。」

当ブログの読者には周知の事実だが、世間では「日本は遅れてる」と欧米追従主義が蔓延してる。…具体論で説明しようか。

スマートフォンことスマホが大々的に宣伝されている割に、従来の日本のケータイであるガラケ(ガラパゴスケータイ)を持ち続けている人もいっぱいいる。そりゃ新規の契約が取れるのだから、売り手としては「スマホ買って!」というのもわかるが、スマホはもう限界。…もう少しいえば、「スマホと縁が切れるかどうか」が次の5年のケータイ市場を制するかどうかに繋がる。

細かく説明しないとわからない?それで結構!

そもそも、欧米でスマホが爆発的に売れた理由は欧米のケータイのスペックが低いから。だから、「革命的な発明」に成り得た。(※高性能なものがないわけじゃない。料金や売り方の関係で高性能なケータイが普及した最たる国が日本。)

スマホとガラケの違いはOSが入ってて、利用者がプログラムを作れるとかなんとか…要するに「普通の利用者にとってどうでもいい」機能が多い。就業者・マニアにはさぞ便利なものかもしれないけど、普通の利用者からすれば、高性能なケータイは既に持ってる。おまけにプログラムを作る気もない。

知ってか知らずか、メディアもケータイ会社も「画期的に高性能な携帯電話が日本上陸」などと売るから、使った人が拍子抜けしてる。スマホを持っている人でも普通の文系の人に話を聞けば「あのタッチパネルのせいで打ちにくい」「電池食う」「アプリが多いだけ」などの反応しかない。

つまり、「宣伝されたイメージと違う」と気づいてる。

さらに言えば、スマホの通信のための設備が追いつかなくなってるそうな…。(あとでソース貼ります)
ガラケを強化すれば必要のなかった、コスト・リスク・不評が生じてる。それを承知の上で突っ込んでもいいけど、通信の利益になるのはどっちやら…。元々マニア向けの商品であるスマホを莫大な広告費・販売店への働きかけで普及してそこに利があるようには僕には思えない。

…そして、これと同じ問題が家電量販店の高層ビルのほとんどの売り場で起こっている。(※家電業界の市場規模は2年で15兆減少してる)

技術革新が進みすぎオーバースペックでマニアしか買わない。最先端技術やトレンドとは元々そんなものだが、昔は「大衆」までの普及させるプロセスがあり、商品にもそれなりの魅力や有用性があった。だが、今は?

試しにヨドバシカメラの電子辞書売り場に行ってみたらいい。今持っているものが高校時代に買ったものなのだが、値段が1万高くなって、必要のない機能がみっちりと入っていた。

一つの言葉を打ち込めば、辞書が3個も4個も説明してくれる「高性能」ではあるのだが…いらない。
おまけに、いつ使うのかわからん辞書がいっぱい搭載されていたり、ひどいものになれば、100冊の名著が電子辞書で読める。…だが、「液晶で縦書き文字を読むと疲れるんだよ!!」とスクロールしながら、発狂しそうになったね。(※ヨドバシで吠えても営業妨害になるから言わなかったけど。)

…ちなみに、ここまでだったらありがちな批判ですよね?マスコミ風に言えば、「各国に最適なスペックで商品を提供できるサムソンは日本の家電メーカー各種よりも優れてる」となるのだが…僕が言いたいのはそんなことじゃない。

  • 従業員に対価を出し惜しむ会社は滅びる

主に、GMとダイエーのことです。お品書きに「フォードと松下を見習え」と書いたのは、この2つは「給料をちゃんと渡したら、お客になってお金が返ってくる」という発想をした経営者の会社「だった」から。(※現状は違う)

松下とダイエーの名を出した理由はテレビの値引きをめぐって「ダイエー・松下戦争」を起こしたことがあるから。簡単に言うと「強引な安売りを強いるダイエーに松下が「だったら、出荷しません」と言った。そしたら、市民団体が「お上、松下って会社はひどいじゃないか。」と言って、公取が介入。ちなみに、創業者が亡くなり、会社が傾くまで松下は折れなかった」というお話。

安売りしろという消費者や販売店の理屈もわかるが、彼らが生産者の生活を保証するのかい?コストを保証するのかい?と言えばNoだ。ちなみに、松下自身これに限らずGHQに財閥扱いされた時も政治を敵に回してでもモノをいうお方だった。おまけに、世界恐慌からずっとクビを出さない姿勢を貫いてきた。(※創業者死後はリストラも平然とやってるし、創業当初は松下幸之助自身もやってる。失業がタブー視されるのようになったのは軌道に乗ってから。)

一方のダイエーも景気がいいうちはクビも何もなかった。だが、彼を評価できない最大の理由は「正月でも仕事しないといけない世の中」を作った張本人がダイエーの創業者だからである。

大晦日まで人に仕事させて、それで自分も付き合ってるからいい?そういう問題かね?

ちなみに、元神戸市民だから神戸の豊かさの一部がダイエーの恩恵なのはよく知ってる。だけど、ダイエーが強引な抗議で「価格破壊」して、それを家電量販店に真似されて窮地に陥ったり、24時間365日営業するコンビニに脅かされたりしている姿を見るたびに「ざまーみろ」って思ってる。(それもこれも自分で蒔いた種だから)

これも、経済学的な根拠の上で言ってる。

松下幸之助の著書の「私の夢・日本の夢21世紀の日本」に「過剰な競争はインフレ(※当時はインフレが怖いものだった)を煽る」と述べているが、デフレもまた過剰競争が煽る。作り手の立場を無視すれば、後々しっぺ返しを受ける。安く物を買えば、その人の給料が安いのは当たり前。安い給料になれば、自ずと必要なものを選択するか、必要なモノにすら「ケチ」を持ち込む。だから、競争にも合理化にも「ゆるみ」を設けてやらないと、逆効果になる。

経済評論家【三橋貴明】は「諸悪の根源はデフレだ」とバカの一つ覚えのように言っている。これは7割ぐらい正しい。みんながケチになっているから、如何に高性能な家電やケータイを作ろうと「便利かもしれないけど、金の方が大事だし」と言われる。

日本は法人税が高いことで有名だが、法人税が高い分経済界は政治に発言力を持ってる。今の企業は「エコに予算をくれ」「脱原発(太陽光)に予算をくれ」と国家にぶらさがるばかり。本来は「税金払って欲しけりゃ、俺達が儲かるような政策をし、無駄な手続きを撤廃しろ」と言えないといけない。

財務省の権限で言えば「デフレ増税」の方がいいが、企業にはインフレにならないと作っても安物しか売れないので「その政策じゃ儲からんので、ベトナムに本社置いてもいいですか?」という理由がある。

高性能なモノを高く売ったほうが利率でも、シェアでも有利に立てるのだから、その戦略を一貫すればいいのに、それを提案できない。広告でも経団連経由でも、両方に圧力をかけられるのに、「自分達のものを欲しがる社会」を提案する・誘導する意思・気骨・提案力の全てがない。

欲しがる社会とは何も「広告による洗脳」だけじゃない。政府に圧力をかけて「インフレ政策」をさせる、価値の分かる人にお金を渡す、海外で先に売って「アメリカで大ブーム」と逆輸入する…他にも選択肢があるのに、それをやらない。

  • 欧州発の7割、米国発の8割、中国発の9割は不要物

最後に「なんで、こんなバカなことになったか」という話をする。「バカなこと」とは「(高性能なものを作っても)日本の機械はダメで、外国のそれ(家電はサムソン、電子機器はアップル)は良い。」という現状。

グローバリズム、アメリカ追従主義、ご都合主義など色々あるとは思うけど、ここでは「広告への信仰」に触れたい。

何が良いかも説明できない奴らが「テレビに出せば売れる」と言って、広告を出す。不本意だが、銭湯やスポーツクラブに行くとテレビがついてる。それを見てると、宣伝ばかりしてる。(CMをCMとしてやるのではなく、番組の中に様々な事を出演者させたり、VTRに盛り込んだりすることで「宣伝っぽくない宣伝」をやってる)

ネット上で「ステマ」が問題になったが、その話を友人に話すと「芸能人がグルメ番組で美味しいと言う方がずっと変だ」という答えが返ってきた。自ら「台本がある」と言ってるし、みんながうまいと言ってるものに「マズイ」と言えば、その場の空気が気まずくなることだってある。そんな場所での「うまい」は真偽から疑わしい。よしんば、本当に美味しかったとしても、自分がどれだけその食べ物が好きかが表現できない。

その中でも酷いモノが「海外で人気の○○が日本に上陸」というパターン。別に、韓国でも中国でもアメリカでもいいのだが、「よそはよそ、うちはうち」と言ってやりたい。

おまけに同じような良いコンテンツがあっても、海外で人気のものばかりが先に言われる。例えば、「YouTube」と「ニコニコ動画」の関係。「mixi」と「FacebookTwitter」。YouTubeのブームが取り上げられているのに、日本人が作った自主制作作品やボーカロイドブームには産経新聞がネット枠を作るまではめったに出なかった。

アメリカから来たものの8割が必要ないと述べたが…いるものは勝手に流行る。Twitterもテレビが流行らせたように言われるが、マニアは知ってたし、最終的にトラブルを起こさず、続けられるのは従来からネットを使いこなすマナーを知ってる連中だ。(ビジネスに使えると宣伝していたが、私を含めて「業者」だとわかれば、その都度スパム扱いにする人が多くいる。Amazonや楽天の商品紹介ばかりつぶやくユーザーもしかりだ。)

Twitter電博にいくら払ったのでしょうね?…あ、答えは結構です。

中国でも韓国でも何でもいいんです。僕は高校時代に孔子も読みましたし、チヂミも好きです。ただ、残りの9割はいらないので、強引に宣伝しなくても結構です。興ざめかつ、客観的な目線を失うので「目新しいから取り上げよう」とか「海外の方が日本よりも進んでるから取り上げよう」という発想に立つのはやめてください。

上で書いたように、日本が一番進んでいる。それは「超高齢化」「デフレ不況」などの社会現象の面でも、文化を創っていくプロセスでも、使いやすさを目指した技術革新でもです。

家電が衰退した理由でしたね。悪いのは全部文系です。経済もモノの売り方も欲望の形成も知らない連中が「学校での成績が良かった」とふんぞり返っているから、のけぞりすぎて椅子から転げ落ちてしまうのです。

学校で習ったことは「論理」だ「客観的」だ「外国文化を理解しよう」などと言ってるが、どれも商売にも生きる上でも役に立たないことが分かってきた。…分かってない人が大きな資本を動かしているから「establishmentの崩壊」なんて本まで出ちゃう。わかってる人はあこうやってバカバカしいところを説明できるが、それすら聞く耳をもたないから嘆かわしい。…そうでしたね。これは私の主観による「手作りの情報」ですから

  • 参考資料

■社畜速報【スマホの普及で急増するデータ通信量にインフラ整備が追いついていない…通信業界の危うさ】
http://blog.livedoor.jp/shatisoku/archives/53494355.html

■業界動向【家電業界の動向・シェアなど】
http://gyokai-search.com/3-kaden.htm

Wikipedia中内功
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%86%85%E5%8A%9F#.E4.BE.A1.E6.A0.BC.E7.A0.B4.E5.A3.8A

松下幸之助「私の夢・日本の夢」
私の夢・日本の夢―21世紀の日本 (PHP文庫)

日下公人『エスタブリッシュメントの崩壊』
日本既成権力者の崩壊

ちなみに、この「establishment」という言葉の意味は規制勢力や体制の他に「国教化」という意味もあります。ここから導き出せることは…あとは自分で考えてください。