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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

DOORBEETLE REPORT つくしあきひと

同人誌

アニメ・ゲームの設定集は色々見たことあるが、同人誌にもあんまりたくさんの作品があると「設定集」ってあるんですね。 買ってから勉強になりました。

お品書き

  1. よくもまぁ…ここまで考えるなぁ
  2. 最後の2ページで腹筋崩壊wwwwww
  • とにかく多い裏設定の数々

pixivにあった表紙が消失してたので、今回はホームページから「表紙っぽい」モノを拝借しました。

中身を見ず、「このサークルのものが欲しいから」という信用買いで買ったが、やっぱり面白い。

今回は新しい話もないから僕が書く文章量も少なめにするが、内容は以下の三つ。
・次回作予告。
・過去の作品の設定集やキャラ絵集
・自分がした洋ゲーのレポート

洋ゲーのレポートが一番面白い(interestではなくfun)のですが…まぁ、それは最後にして、まずはinterestな方を紹介する。

この作者の作品を紹介するのも、かれこれ4作目にあたる。その時にずっと言ってるのは「書き込み量が桁違い」と「衣装がすごく凝ってる」であるという話。

逆に言えば、それが「どうやって着るか」「何で出来てるか」みたいなことをちゃんと考えてないとそれが描けないのだが、この本ではその「影の努力」を垣間見ることができる

その話をする前に実例を1つだけ。(※尺稼ぎとか言うなよ!絶対言うなよ!)

天元突破グレンラガンというアニメで、テッペリンという敵の要塞がある。その要塞は地面についていない部分がほとんどで、そこは外から見たときにツヤツヤの壁のようなものだったはずだが、崩壊するときはそのツヤツヤの部分からビルが落ちてくる。
美術監督の女性が「これ何でできてることになってるの?」「どういう構造」と聞いても明快な回答が得られず、美術監督は根に持って後に自分が話をする機会を得たDVDのオーディオコメンタリーの中で2回も「美術は曖昧な設定だと描けない部分ができてきて困る」という話をしてる。

これじゃないけど、イラストや漫画を絵師同士で見ると素人には考えも及ばないところで「これがおかしい」「なんといういい加減な構造なんだ」ともめるから、絵師はすごいと思う。(※ちなみに、妹にあるコミケでの気に入ってる収穫品を持っていった際に「これは絵としてダメだ」とボロボロに怒られたことがあり、その時から「絵師の目線」というものをすごく意識した。)

世間じゃ学歴のある人・官職や大企業に務める人を頭がいいという傾向があるが、とんでもない。「考えてる奴」が頭がいいんだ!!嘘だと思う人はアニメの設定集を一冊買って眺めてみたらいい。めんどくさい人はイノセンスのDVDの特典部分を見たらいい。アレが一番わかりやすく頭を使ってる人間達の作品だから。

(※尺稼ぎ…いや、小話終わり!!)

というわけで、絵師というのは見た目以上に頭を使う。(※萌えのハンコ絵ばっかり描いてる人は知りませんが、細やかな設定・構図を考える人の作品はこっちから種を溶かしていくと驚きのトリックに驚かされる。)

作者は間違いなくそれができる人。特に感動したものが2つあるからその話をしたい。

1つ目はある女の子の衣装設定をパンツ一枚の状態から順番に着せていくという企画なのだが、これがすごかった。ポーチや帽子、マントまで1つ1つキャラクターが装着していない状態で別のスペースに書いて「これはこうできていてだなぁ…」を説明していく。

設定集から読んだ人は「こんなの毎回書いてるのかよ!!」と思いますが、実際にチェックすると本当にやってるから驚かされる。(距離やアングルの都合上描けない場合を除いたら、細やかな設定通り描いてる。)

もう1個は【ロボット】の設定。
2ページかけて細部まで説明してあるのですが…これが「バリバリ」「メキメキ」と聞こえてきそうな躍動感がある絵で楽しい。どうやって動くか、どうやって内側はどうなっているかを細やかに説明してる。

昔、オタクの友達にパッ見るとよくわからないので「ガンダムって何で動いてるの?」と聞くとやたらと細かい説明をしてきた事があった。(アニメで描写されない裏設定まで言われた日には「(;^Д^)キメェ」と思ったが、今はそのキメェ人を私がやってるのだから、時代とは不思議なものだ。)


個人的なお気に入りは【キャラバン家畜】という動物。現実で言うところの馬・ラクダみたいに人間を乗せたり、荷物持ちさせたりする創作上の動物なのですが、ラクダや馬と比べて足が短い。フォルムとしては「カバ」や「サイ」に近いのですが、かわいいのなんの…。

本編に登場しないカットで「休ませるときに腹ばいに寝っ転がる」というのがあるのですが、その絵がかわいい。

  • オマケが本編?

メルヘン風の絵が多い作者だが、これは「描けない」のではない。

洋ゲーレポートを見た時につくづくそう思ったのだが、これがまた面白い。

主にこれを書くために…この記事の話をしてると言っても過言でない事が洋ゲーの険しい顔の女性キャラの雁首を揃えて描いてくださったシーンでのこと。

日本みたいに「アニメ人」「アニメ風・漫画風イラスト」という概念が乏しい外国のオタク系コンテンツはごついモノが多い。

そのゴツゴツとした女性キャラと結婚できるという設定があるそうなのですが…再現されている女性キャラの顔がどれもこれも「かわいい」と思えるものじゃない。堀が深く、顔つきが鋭く、漫画表現で言うところの「ゴゴゴゴゴ」とか付けたくなるような顔ばかり。(※画像の中にあるので、探してみてね。)


終始一貫して、ファンタジー職を貫き、ロボットと少女でワクワクさせるつくしあきひと作品を期待してだけでに、そのあまりの不意打ちに失笑。

バカリズムとか、鉄拳の芸でも見させられた気分になりましたよ(笑)…実際に、作者とコンタクトを取った際、明るい人のようだったので、本当にそういう芸当をできそうで困る。…いや、普通の作品を楽しみにしてるから、イラスト漫才に走らないで欲しいけどね。

今回は以上です。ネタバレは少なめにしてありますので、今後見かける機会があれば、是非ご購入ください。圧巻の設定集の後に、強烈な顔芸という一粒で二度おいしい作品です。

■作者紹介
pixivやってますので、そちらもぜひご覧ください。
http://www.pixiv.net/member.php?id=4886

■関連記事
沢山、つくしさんの作品をやってしまったので、残りの作品も貼っておこうと思います。

・風のサナギ
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120209/1328740238

・スターストリングスより
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120112/1326373824

・千年墓所の守り人
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120115/1326637348