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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

なぜテレビは時代遅れになったのか?〜バブル脳を理解すれば、マスコミがわかる〜


今読んでいる本「バブル女は死ねばいい」の第一章のバブル女の消費を見ていて思ってたことがある。

「これ、うちのオカンや!」

…何を隠そう、私のオカンは歳は伏せるが、バブル絶頂期のうちに寿退社でアガリを決めたおめでたいほどの「バブル脳」の持ち主なのだ。(※僕が経済に目覚め、妹がリアリズムに目覚めてからは違いますが、我が家は電通様が宣伝するそれに奉仕するような経済教育を受けてました。)

では、電通(もといテレビ)から卒業した私の実力をご覧にいれましょうかね(笑)

お品書き

  1. 「アラフォー・婚活・女子力」もバブル世代の女性へのラブレター
  2. 女は化粧品ではなく「ブランド」という名のお守りで心を武装する
  3. ネットからのマスコミへのデモが盛り上がる本当の理由は「反懐古主義」
  • アラフォーがウケた理由は「バブル脳」と「男女平等」

私がコンサルタントやビジネス学校の講師も参加する「学生ビジネスコンテスト」の中で教わったことに「ペルソナマーケティング」もとい「ターゲティング」というテクニックがある。

何か商売をするときは相手のこと、特に「それがないと生活がままならないほどのマニア」の存在を思い浮かべてプランを作るべし】と教えられた。例えば、mixiなら、僕みたいに全国津々浦々に友達を持つ学生。facebookなら(日本市場の場合は)SNSブームに乗り遅れたオッサン達が入ってくる。はてなは…IT系のビジネスマンでしょうね。はてなブックマークのトップに出てくるものやはてなダイアリーに載っているネタを見れば、よくわかる。

じゃあ、テレビ局は誰を狙っているか?それを考える上で「アラフォー」というキーワードは面白い。35〜44という四捨五入でくくられているが、ここには大きな差が存在する。アラフォーの間にはバブル崩壊をまたいでいるため、バブル前に社会に出た人と、バブル後に社会に出た人で分けないといけない。

冒頭で紹介した本では「アラフォーはバブル世代じゃないといけない」とあるが、これは第三者の僕からすれば、嘘がある。バブル世代の「消費旺盛な人」と、バブル後の「キャリアウーマン」として燃え盛るタイプと両方に分けないといけない。

バブル世代の時代は入社時に大学を出ていようとも高卒を名乗り、一般職に入るのが習わしとされてきた。(※紫式部が漢字が読めていじめられたのと同じで、大卒のOLは当時「出過ぎた」存在だった。)
そのため、なんだかんだ言っても男の顔を立てるのがうまい人で、良く言えば「大和撫子」・悪く言えば「たかりの名人」だった。(自分の母親の話をしてるようで胸が痛いでござる(つд⊂))

かくいう母も「私の時代(バブル)には男を何人もストックして、車要員の「アッシー」、食事要員の「メッシー」、そして本命男(人によっては更に「ストック(予備男)」)を転がすのが、女の生き方よ!」と妹に教えているのを見て、凍りついた。(※ちなみに、妹は僕の願ったことを半分望んだとおり実行して恋愛に興味のないドライで健全な乙女になったから母のようになる心配はない。)

しかし、家の母はその「男を連れ回した」タイプではなく、もう一つの時代の風である「フェミニスト」だ。

バブル女は男女平等雇用機会均等法の施行とそれが普及しきらない「寿退社」との間の世代で「女性でも仕事に生きられるのではないか?いや、そう生きてみたいんだ!」という願望が強い世代でもある。

母はそれこそ「我ら女性の時代が来た」と言わんばかりに私に「レディーファースト」と「男女平等」という言葉尻からして矛盾が見える「フェミズム」を私にさずけた。(※母はそれこそ「乗るしかねーだろ、時代のビックウェーブに」と言わんばかりに私に熱弁していた)

バブル世代の性質とは「旺盛な消費」(をたかり込みで実現する)と「女性の社会進出」という2つがある。
ところが、バブルが崩壊すると「女性の社会進出」(半ば必要悪的に)だけが残った。(※ここで注釈しておきたいのは、バブル世代の人は「男尊女卑」だったから「女性はもっとできるかも」といううっすらとした希望で、バブル崩壊後の人達は「女一人で生きていくのよ。そのためには、男に媚びたりしない」である。バブルの人達のような奥ゆかしさ(腹黒さ)はなく、切実に「もっと出ていかなければ」という感じになってる。)

アラフォーのメッセージは2つ。1つはバブルの女性に「あなた達は【女として盛んな時期】よ!」というプロパガンダ(※ちなみに、女性の性欲のピークはアラフォーに来るから嘘ではない。)
もう1つはバブル後の【団塊ジュニア】世代には「仕事ばっかりしてないで、さっさと結婚しなさい。そうしないと子供が産めないわよ!」という恫喝。(※これも嘘じゃない。)

そして、化粧品と洋服が売れるようになる……これが電通他広告代理店による陰謀説が「バブル女は死ねばいい」の主張。…そして、これは大方当たってる。

  • 日本人女性の化粧はもはや「宗教」の域にある

私の女性の趣味が変なのか、化粧嫌いの女しか私には寄り付かない。…ネット上で人脈を作っても「今日すっぴんよ」とのたまう女しか私の友達にはいない。

これは女としてどうなのかと疑問におもっていたが、アメリカ在住の友人はこう答える。

「いや、日本人がファッション誌のモノマネで化粧をしすぎてるんだ。欧米の女性は化粧にかける40分があれば、運動して体力づくりする」

だそうだ。また、別の「生物学」に通じた友人は

「化粧とは「仮面」であり、仮面をしないと外に出られない女性は精神が脆い。」

とまで言い切っている。だが、経済学の専門家としてもこれは正しいと思う。

前章冒頭でも言った「ビジネスコンテスト」で、モノの原価について学ぶ授業があった。その授業で資生堂・花王・ユニチャームの3つの企業のコストを当てるゲームをした。その際、化粧品で有名な資生堂は広告関連の費用がずば抜けて多い事を教えられた。

講師曰く「5桁の化粧品の原価なんて、3桁せいぜいしれない。女性はブランド力の高い化粧品を手持ちのカバンに入れることが重要で、それがチープなものであってはいけない。例え、成分が同じでもね。」と説明された。

別に、資生堂でもPOLAでも何でもいいのだが、要するに「化粧品を顔に塗っているのではなく、化粧品のブランドパワーで精神を清めている」と言うのが本当のところだ。

バブル脳のオカンに「なんで女性は厚化粧するの?僕の知る限り薄化粧の方が男性ウケはいいよ?」と問うと、開き直って「お前は何もわかっとらん!!化粧とは女が自分自身の満足のためにやるものだ」と言う。

…微妙に差異はあるのだが、化粧を表層的に「身だしなみ」「印象をよく思われたいからしてる」というイメージの方は男であれ、女であれ改心したほうが良い。自分に自信や元気をもたらすために女性自身が化粧を求めているのだ。

そして、それが「アラフォー」で、しかも「婚活」というイベント付きとなれば、「張り切っていかなくちゃ」と化粧をし始めるのだ。

…書いていて思ったのだが、電通は案外良いことをしたかもしれない。歳食って、ちやほやされる回数が減った女性の有り余ったパワーの発散方法を提示したのだから。

だが、そんな簡単な話じゃない。そりゃ、広告という「手本」を示され、そこに向かっていく女性は幸せかもしれんけど、それよりも若い世代はこのバブル世代の旺盛な消費で迷惑してる。

  • 冬ソナ、K-POP、三丁目の夕日に共通する事

今、世間では「K-POP」ブームで少女時代がお笑い芸人と一緒に日本語で芸をしているところが見られるが、これはネットでは「K-POOP(POOPはクソの意)」と揶揄され、捏造だと言ってデモまで起きた。

韓国の記事を書くとブログが伸びる「韓国研究家」の端くれとして言えば、韓国は日本の10年・20年前の文化をマネて成功する国である。(※ただ、韓国自体は「学ぶはまねぶ」だと思っていて、法律的な問題はともかく、さほど悪気がない。彼らなりの合理性でモノを言ってる。)

たとえば、K-POPはジャニーズの手法を真似ており、韓流はやはり昔のドラマの臭いがするとオカン・オトン共に冬ソナを見ながら懐かしんでいた。よく言われることは「日本から「スター」が消えたが、韓国は「スター」が来るから良いんだ」という。

バブルよりも上のテレビで育った世代はテレビ上でサンサンと輝く「スター」だの「カリスマ」が大好きなんだ。野球で言えば「長嶋」や「清原」だろうし、政治だと「小泉純一郎」や「小沢一郎」がかっこよく見えるアレだろうね。(※ちなみに、清原はバブル時代に社会進出して活躍してた。小沢さんも自民党での絶頂期が85年の竹下七奉行の時代)

だから、それを演じられる人がウケる。だから、韓流・K-POPが捏造や動員などの疑惑があろうとも、本当にそれを見る人が居る。

そして、世間ではそういう昔の英雄の匂いを求める人の事を「懐古主義者」と呼ぶ。

これは私が「老害」と重ねて申し上げてる「団塊の世代」と告示するところを感じる。

私が鎖で縛られても、堀北真希に手をつながれても見たくない映画に「三丁目の夕日」という映画がある。あの野田総理も大好きな映画だというが、僕は観る前から反吐が出る程嫌いだ。…何が嫌いって、精神性がまず嫌いだ。

結局のところ「昔はよかった」というマスコミ・広告会社が良い時代に生き、消費が旺盛な連中に「ほら、君たちの好きなあの時代だよ」と言っているのを見ると「蜃気楼でも見てろ!」とスクリーンに酒瓶を投げつけたくなる。

…三丁目の斜陽とか、三丁目の落日という風に自分達が如何に「終わった」連中かを認めてくれるならまだしも、夕日などという一番綺麗な言葉をこんな映画に使うのが許せない。

言葉も、時代も、あるいは「映画」すら冒涜してる。…見てない人の意見だから、反論は受け付けるけど、「貴様ら、恥ずかしくないのか?」という気分になる。おまけにそれをBUMPという若者のロックスターを主題歌に持ってきたところに殺意を覚える。

「見てもないのに、三丁目の夕日が嫌いな人大会議」を開催したら、No.4ぐらいになれるよ。

…話戻すね。

言いたいのはバブルや団塊など、消費を通じてシアワセになれると信じた人に向けてしか作品を作らない、宣伝をしない、流行を発信できないテレビ・広告業界は「時代遅れだね」ってこと。

代案は【僕のブログ】のカテゴリが全てです。下請けいじめせず、自分で「突撃取材」をして、情報に特化するのではなく、マニアな「同人誌」から「政治経済」まで良いと思ったもの、心に響いたものには特集を組み、読者に「有用性」を見出してもらう。

有用性を見出されようともせず、ただ「金を出さないと君は幸せになれない」では「カルト」だ。心の弱い人しかそんなものは信じない。宗教にもまともなものはあるけど、それとは異なる曖昧な「流行」を根拠にする点で、広告も消費世代も脆弱というほかない。

私にだって、あるいは私の世代にだって物欲はある。あるけど、それに見合った提案をテレビで聞くことはできない。ドラマはもちろん正月番組でさえも虚しい気分にしかさせられない。ハリボテの上で茶番をしてるようにしか見えない。

ネット上でマスメディアへのデモが盛んに起こった理由について表面上は「韓国がどうこう」という話になってるが、マスコミへの不信・嫌悪感は昔からあった。その嫌悪感を具体的な言葉にするなら「時代を見ず、ターゲティングしたバブル世代・団塊世代のために私物化し、懐古主義なコンテンツに偏ってる」事にある。

…デモ隊が襲来した、フジテレビ・電通はもちろん電話の抗議が来たスポンサーにもテレビの公共性とはなんぞかを今一度考えていただきたい。

大げさに煽り立てるだけの「ジャーナリズム」など有害であり、洗脳という広告は反感を呼ぶ。その基本を忘れてはいないだろうか?




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終盤の韓国のネタ・K-POPネタを補足する意味で、僕が書いた韓国に関する記事を貼らせてください。

・実はなんのメリットもない韓国旅行  http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20111101/1320151293

K-POPという不可解さ  http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120111/1326290101




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