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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

ヲタクの話〜私はオタクが増える事について肯定する!!〜


昨日の記事「オタクの話」のコメントで「悲観的な考察だけされても、それに対する代案や現状を楽しむようなところが欠如しては中身が薄い。薄い上に、その話は色んなところで出ていた聞きあきてしまった」というモノがあった。

私も、それを言われて「昨日の書き終わった時の感触の悪さはこれか!」と気づき「オタクの話」の続編を書く事にした。昨日はオタクが増えることのデメリットを紹介したが、今日は僕の持論である「オタクは増えるべきだが、そこに大きな資本の介入はいらない」というスタンスの話をしていきたい。

お品書き

  1. プロ野球選手がどうして5億ももらえるか知ってるか!!
  2. 数が増えれば、技術や資本をかけた大作や職業人村が作れる。
  3. 「creator(神)」を強くするために「オタク」を増やすべし!!
  • 野球選手は「平社員」なのに、強い理由

野球選手は他の職業に置き換えると、不思議な仕事だと思える人が多いのではないだろうか?

会社勤めであれ、クリエイティブな仕事であれ、普通は「人を使う」経営者・管理職の方が高給取りなのに、なぜか野球選手は現場にいる人の方が収入が高い。(球団のマネージャーなど裏方が優秀な仕事をして億貰った話を聞いたことはない。)

今回の主題は「オタク」だが、このパートではそのケーススタディーとして野球球団の話をする。一見関係なさそうに見えるが、この話は「オタクの人口増加」を考える上ですごく重要だ。

野球選手とアニメの仕事(特にアニメーター)には共通点が多い。
・仕事が優秀なら有名人になって尊敬される
・同じ仕事でもすごい格差がある。(プロ野球選手もアニメーターも100倍の賃金格差なわけで…)
・プロ野球の試合も、アニメ作りもそれを一回行うために膨大なコストがかかるため、スポンサーが必要。

…そう、スポンサーがいる。居るであり、要る。野球選手もとい野球場にはこれでもかというほどの「広告」が絡んでくる。野球場は壁という壁が企業ロゴや宣伝の嵐。

…アニメは「初期投資」が必要だが、その費用を一般企業が投資するケースは少ない。テレビでやるため、自分達で宣伝するよりも電通・テレビ局を経由する、か出版社が広告を出す。つまり、アニメーターとプロ野球選手はお互いに「趣味から派生した仕事」という共通点こそあるが、広告の構造が違うから儲け方が異なる!!

オタク系作品が「作る手間やそのために使う設備」を誰も担保してくれないものが多い割に完成度が未知数ゆえに「スポンサー(出版社やレコード会社)」の方が圧倒的に強くなるのよね…。

じゃあ、この力の差は何でしょうか?アニメや漫画がプロ野球みたいに強くなるために何をしたらいいか?

野球が広告塔として成り立つ理由は2つの着眼点で見たらいい。
1つ目は野球。これは日本人が一番見るスポーツだ。選手も多い。他の「プロ選手」に比べて、注目されるし、その話題について語れる人が多い。(逆に競技人口の少なかった女子サッカーなどはバイトしながらサッカーをして、やっとの優勝というナデシコジャパンみたいになる。)

2つ目は「親会社」だ。野球の親会社は大きく3つに別れる。鉄道・メディア各種・その他だ。
重要なのは鉄道。鉄道はすごく多い。*1その理由は「野球が町おこしになる」というどこかのゲームの話*2を実際にやったのが彼らになる。

プロ野球の球団が地域にあると、そのために駅が賑わう。地域によっては駅を特設するほど賑わう。例えば、神戸市では神戸グリーンスタジアムのある場所に「総合運動公園」という駅があるが、あそこはグリーンスタジアムのためにある駅だと言っても過言じゃない。(※大阪にオリックスが移動する前は賑わってた(´;ω;`))
最高で5万人ほどの人が動きますからね。おまけにスポーツ観戦しながらお酒飲みたい人がいるから車より電車なのよね…。おまけに、球場そのもののブランドを上げることで地域の重要な試合をそこで行うことができる。

そうなると、野球のために移動する人が出てくる。…そう、鉄道会社にとって野球は「移動する動機」を作る素晴らしい道具だった。

野球を強くすれば、球団にますます足を運ぶ。地元の球団が盛り上がれば近所の商店街がそれに乗じた商売やお祭りができる。メディアもテレビ・新聞・ネットに関係なくネタ作りの意味は出来るし、放送権は独占できるから「情報媒体」として自分の企業で球団を抱え込む事は好ましいとされる。

その他は…広告効果だけ。

双方とも盛り上がるような要因をオタク系コンテンツが切り開けると面白いと思い、鉄道とメディアの例を出させてもらいました。(※鉄道とアニメは繋がってる部分もあって、サマーウォーズの時に上田城の宣伝をしていたのを見たことがあるし、「聖地巡礼」が流行れば最も潤うのは鉄道なのだから、鉄道はアニメに投資するのは手だと思う。)

野球に投資する親会社は違えど「広告」という共通点はあるので、その話をしていこう。
広告を英訳すると(advertisement)には「手本」という意味もある。野球選手は「競技人口」が多いのでその多くの人の「手本」になってる。(道具で選手のモノをモデルにしたモノが売れるのなんの)…他にもマッチョでハンサムな「男」の手本だし、テレビを賑わす「勝ち組」の手本でもある。…トップクラスの野球選手がお金を持ち、色んなところに出ると企業の宣伝になるので、カネを持たされるだけの理由がある。

  • 手本とする人が増えて、金にして、また「create(創作)」に投入する。

オタクも人口が増えれば、人気のアニメや作者が「手本」になるのだろうなぁ。そうするとトップの層の収入は良くなる…。

資本が増えればどうなるか?そのメリットは2つある。
1つ、作品を作る人が設備や人員などの制約が外れる。特にアニメに多いが、見ていて「予算が足りないんだ…」と思う作品ってない?「作画頑張れ」とか、「作画枚数が足りなくて動画として不自然なところ」とか。

あれが減る。クオリティーが高くなる。カネが全てじゃないが、健康的な生活ができれば仕事のパフォーマンスが上がるのも常識的に考えれば、ありえるかと。アニメは作り手の力不足で悪くなるケースよりも、締切や予算などの制約が厳しくてクオリティーが落ちてしまうことが多い。…創作自体が時間管理し難いモノで、これはアマだろうが、手塚治虫クラスの神様と言われる人でも同じ。(※稀に早い人もいるが、コミケの会場に作品が間に合わなくて、空き机が置いてある光景をチラホラ目にするのも事実なわけで…)

1つは「業」とする人が増える。…ぼくはこっちの方が大きいと思う。
声優の学校に行ってる友達が「なれるのは少数だ」といい、美術の学校行ってる子も同じ事を言ってた。実力を鍛えても、なれない人が多い。逆に言えば、「実力がある卵」が沢山いるので、金さえあれば、業界の層を分厚くすることができる。

分厚い層ができれば、それは経済主体としての発言力も増し、政治でも著作権問題に対してクリエーターの意見を尊重する人が出てくる。(※二次創作や人の真似から芸を覚える人が多い現状から言って、ある程度の容認は必要になってくる。)

…じゃあ、「単に」オタク人口が増えればそれでいいのか?…そうじゃないからこの話は難しい。

  • 「creator」がカネを持たなければ、何の意味もない!!

昨日のおさらい:類義語辞典で「作る」と検索すると「creator」は神・自然・人の「創作」で、「product」は人・工場の「生産」だった。「creator」には創造主、場合によっては神の意味を持つが、「producer」には生産者の意味しかない。

creatorが潤って貰わないと、「producer」が作った「量産型のコンテンツ」が溢れるオタク文化になってしまう。昨日は「それが問題だ」で終わった。

そして、私はその観点から「ニコニコ超会議」で同人誌即売会が行われることをTwitter上で激怒した。「エイベックスというオリコンを出来試合にした戦犯企業の出資先がやる同人誌即売会?オタクへの冒涜だ!」とね。

…対案を出すために何をしようか?これは立場によってやることが違うので「自分で考えてね」と言うのが一番早い。

例えば、庵野秀明さんのように現場の最前線であれば、テレビ局や電通から独立した形でヱヴァンゲリヲンを上映してみせた。アニメ業界で問題視されていた広告企業による「中間搾取」の問題を解決して、序を作り、破で膨大な予算を使った映像ショーを見せつけた。

例えば、現場を知ってるけど、今は外野にいる岡田斗司夫さんは著作権問題をクリアする「コミケ通貨」なるものを提案したり、ニコニコ動画に出てはオタクの養成をしている。

例えば、「最強の弟子ケンイチ」の作者「松江名俊」さんは自主制作のCG作品を作り、モデルを示した。

…商業を経由せず、クリエーターへの直接投資モデルを推進する。もしくは作り手自身が独立した権利を確保する。それはオタクが増えているという土台があり、作り手が売り方を選べるような選択肢もあるので可能である。…重要なのは産業構造として、如何に中間搾取や権利者を減らして、作り手側にお金を呼び込めるかだ。

さて、結論を出そう。作り手でもない、現場も知らない、金もない。できることはなんだ?

僕は3種類あると思っている。
1つはオタクを増やす。自分がその趣味に没頭することで仲間を作ってしまう。あるいは既にオタクになった人に自分が見てる作品の魅力を語ること。

…友達がいない?だったら、2つ目。あなた自身がオタクになること。オタクになると、すごい作品もわかるし、創作したくもなるし、何より自分が投資したくなる「creator(神)」が見つかる。

「オタクになること」の過程で昨日の「マナーが悪い新参者」の過程は個々人が卒業していく。自分がオタクの友達が欲しいと思えば、良いものを手に入れたいと思えば、そのためのマナーを身につけるようになっていく。だから、一時的には「こうだからダメなんだ」という事はあっても、長期的に見たら、それはプラスに見られる。

3つめ。あなたが「creator(神)」を紹介すること。僕は今、これをやってる。著作権上安全な同人誌に限定して、作品を紹介。作者公認で画像やリンクの許可をもらって、直接その作者の収益につながるようなサイトにしていこうと考えている。(今は5冊だが、層が厚くなれば「同人誌紹介と言えばTM2501のブログ」という風になっていく。僕自身のアクセスも増えるがその分、作品・作者の知名度も上がる。…それをやりたい。)

当ブログは上記の3つの事を心がけてやってる。1つは政治経済に興味があって見に来た人をもオタクに取り込もうとする戦略を展開!(普通はアニメと社会系の両方は語らないが、うちではあえてそれをやってる。)
2つ目は私がやってきたことであり、今現在もオタクに詳しくなりたいと勉強してる。3つ目はコミティアでさらなる新天地を作る予定だが、今でも創作系の同人誌の開拓はやってる。


同人誌もそうだし、ピクシブやニコ動もそうだが、「creator」が潤う形で市場が増えれば、creator主導で広告が付くモデルと共に持続しうる。経済は「ひとりひとりの行動」が決めるものであり、旧財閥企業や巨大広告主、ユダヤ人資本のものだけじゃない。一人一人の経済活動や意志が世の中を変える。…現状は金儲けをしたいだけの人達が、オタクやクリエーターの未来を考えずに、利権をむさぼっているが、それは変えられるし、変える提案を持ってる人は多い。

そう考えているからこそ、敢えて書かせていただいた。

長くなったが、最後まで読んでくれたことを感謝する。

*1:西武・阪神・阪急・近鉄・南海・国鉄など様々なところが球団を持っている。

*2:パワプロクンポケット9の表サクセス「さすらいのナイスガイ編」