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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

自分で薪を割るようにしなさい。 そうすれば、2倍暖まりますよ。


タイトルを読んで、「道民かよ!」とツッコミを入れた方はごめんなさい。都民です。薪割りどころか、斧すら握ったこともありません。(1Kの一人暮らしの家に斧なんかおけるスペースがないわ(笑))

今週のお題が「寒さに負けない方法」だったので、最近ダイヤモンドで見かけたいい言葉の話を少しさせてください。

お品書き

  1. むしろ、寒さを受け入れることで「温かくなる」楽しみを味わえ!
  2. 『自分で薪を割るようにしなさい。そうすれば、2倍暖まりますよ。』の精神性
  3. おいしい料理・食べ物の研究ではなく、おいしい「食べ方」の研究をせよ!
  • 戦おうとするな!味方につけろ!!

僕が就職活動中にある金融関連の会社で説明会を受けた時に、こんな質問をした。
「御社の仕事では財務省やメガバンクの偉い人から圧力を受けることがあると思いますが、そういう相手とどう戦うか、戦っているかを教えてください。」

…我ながら、若気の至りだと思う。この答えはオヤジおよびその友達からも言われたことのあるセリフで

「そもそも、戦おうとしないんだ。戦うだなんて神経を逆立てることを考えなくても、言い方次第では例え批判的なことでも相手が受け入れてくれるようなことはよくある。そういう器量を仕事の中で作り出せることが重要なんだ。」

…たった、二日前までこの台詞は『臆病な台詞だ』と思っていたが、どうもこれが真理らしい。

そう、「寒さと戦う」ということ自体がおかしいのだ!「外が寒い」という事実を受け入れたうえで、「温まる事を楽しむ」方がポジティブでいいとは思わないか?

例えば「いつもより多めに体を動かそう」「帰ったら鍋じゃー!」「朝飲むポタージュの味が…」「長風呂できる!」などなど、風流は寒さがあるからこそ成立すんだ!と思って、楽しんじゃうほうがいい。

紙の表裏なんですよ。たかだか氷のシロップがけがおいしく感じるのは夏の暑さのおかげでしょうが!!100円もしない大根を煮込んだだけでおいしく食べられるのは冬が寒いからじゃないですか!!

それを「戦う」なんて言ったら、寒さに失礼じゃないか!このお題を考えた人は冬将軍に謝りに行きなさい。(どこ行くんだろ?)

  • 『自分で薪を割るようにしなさい。そうすれば、2倍暖まりますよ。』の精神性

ちなみに、この言葉はヘンリー・フォード(アメリカの自動車会社「フォード社」の創業者)の言葉。経済誌・週刊ダイヤモンドの名言集の中で初めてた。8割方ダメな名言集だったが、これだけはグサッと刺さる鋭さがあった。

これはすごく応用の利く言葉で、自分で暗記ノートを作れば書いて・読むから二度覚えられるし、自分でご飯を作れば途中の食材の匂いで空腹感が増す。1駅歩けば、節約にも・筋トレにもなる上に若干の達成感もある。

人に頼りすぎているところを自分でやるだけで楽しくなるんだ。僕らの社会は高度にサービス化されて、何でも商売になってる。それは便利かもしれないけど、自分でやった達成感もないし、自分の期待した成果があるとも限らない。(あるなら任せてもいいけど。)

自分でやるという、楽しさ・こだわり・工夫…要するに「プロセスを楽しむ」ってことが重要だと思うんだ。

明日がセンター試験だから言わせてもらうと、それで結果だけが与えられてもなんも楽しくないぜ?僕の大学はヘボいけど、正真正銘の一般入試で正面突破で合格した大学だから、最低限度の愛着はある。(金払った分の設備は使ってるし、教授は偏差値と比例しないし。(※御用学者がいない事を考えれば、東大よりもまともかもしれない。)センター試験の前に言うのもあれだが、就職の箔以外は大学名何ぞあんまり関係ありません。重要なのは自分の入る際のプロセスを肯定している方がずっと重要です。…大企業の人達はとった高学歴が大学の落ちこぼれだってこともろくに理解せずに学歴・学閥言ってますが、そんなしょーもないことは気にしないほうがいい。本当に頭のいい人は起業するか、役所に受かりますよ。民間行くインテリが僕には優秀かつ勇気ある選択だと思えない。…中には賢い人もいますけど、そうじゃない人もいっぱいいるように思える。)


若いうちは血の気が強くて「戦う」「やっつける」「白黒つける」ってことが好きなんだけど、それは結構ネガティブだと思う。何よりしんどい。(はっきり言えば、「競争意識」に囚われて、そこに人間や自己意思が不在になりがち。)

自分自身のやること・なすことに対して、肯定的になってやりたいことをやり抜く。評価なんて自分の信用する人間にだけもらえればいい。僕の場合は師匠、オヤジ、古い友達、よく話す読者・マイミク…彼らからちゃんと評価されたらいいと思うんだ。

勝ち負け・結果に正当性なんぞないよ?カンニングもまじめも鉛筆ころがしもみんな点数が同じなら結果は同じ。そんだけ。僕から見れば、自分のとった点数を受け入れる人間の器の方がずっと重要。(※元ネタは中三の時の担任なんだけどさ。そいつのことが大嫌いではあるが、この言葉だけは同意する。)

  • 日本人が「精神病」にかかりやすい理由

上記の「ありのままを受け入れて、プロセスを楽しむ」ということを理解すると、次はこんな問題点が明らかになってくる。

今日の朝、一人ブレスト(ブレインストーミング)をやっているときにこんな言葉が出てきた。

『人間が精神的な生き物ならば、おいしく食べる準備は食材だけじゃない…つまり、食べたい気分になることがご飯をおいしく食べるコツなんじゃないか?』

ご飯の話だけで考えていたが、そういうことは多い。
「やろうという気分を作り出せない」ということは世の中に多い。そりゃ、学生やサラリーマンみたいに毎日同じことする人がそのたびメンタルを整えるのは無理かもしれない。だけど、「ここ一番」に強くなるために必要なことはあるのでは?

勉強や仕事を堅苦しく考えがちで、そこにたどり着かない。いやなものだと思うから、逃避するものに没頭しちゃう。あるいは手抜きの誘惑に勝てない。

勉強なら「何に使えるか」とか「どこで使えるか」を知ることでその科目が楽しく見える。僕なんかは小学校の時から一貫して社会科が得意だった理由は「授業が終わった途端に知識が使えるから」好きだった。(これのせいで同世代からはすごく頭がいい人のように言われる快感があったのも、社会科に特化した要因。)
逆に英語は「どこで使うんだよ」という疑問を持っていたため苦手だった。最近になって、英語は漢文の教育みたいに「日本語を検証する際に必要」だと西部邁氏をみて気づき「じゃあ、もっと勉強しようかなぁ…」と悩んでいる(笑)

こういう考え方をしていると内田樹さんの「下流志向」という本で「子供ごときの判断力で『これが何になる?』なんてお客様ぶるんじゃない!」と怒られたが、「黙って言う通りにしなさい」で従うほど、子供って従順じゃないし、先生にそれだけの信用性があるかわからない。(はっきりといえば、女子なら小学校高学年ぐらいから先生の腹黒さに気づいてくるんだよね。中学ぐらいになってると不感症みたいな顔してやり過ごす技術がつくから女って怖い。昔は尊敬したけど、今覚えば「怖い」かな…。)

要するに「能動的な精神状態」を作れない・作らせないから、日本人は「病む」のだと思う。何しろ、『自分が失敗せずにできること』なんて限られているくせに、減点法で、他人から言われたことをやらされるくせに、テレビでは「自由・平等・権利・博愛」だって?

どこが自由で平等で博愛で、権利が保障されているんだ?詭弁だよ。

学校では先生の言いなりが出世して、会社では上司の言いなり、会社の奴隷になることで出世する。出世して何かいいことがあるかはあんまり示されないが「やらないとやられる」の感覚でとりあえず、やる。

よく「リーダー不在」だとか「迷走する日本」だとかマスコミが騒いでるけど、目的がない人が対処療法的に、その都度その都度のその人の部分的な側面で出世してきた連中に何かビジョンなんかあるの?…ないよ!従順にしていていいことがあればいいけど、それって一昔前の社会と違って、恫喝・脅迫・悦楽の類になってるから、信用も何もないんだよね。

結果主義の怖いところはプロセスが評価されないがために、結果さえあげれば誰でもいいということになっちゃうこと。(逆に「そいつでないといけない部分」を作ると、それって組織としてはリスクなんだよね。組織というのは「管理できないといけない」から制御不能なモノを入れることを嫌うんだ。そこが壊れると全部崩壊しちゃう)

冬の寒さを楽しむのも、仕事の辛さ、勉強して頭痛がする感覚を楽しむのも、結局のところ同じなんだよね。「勝てるからやる」「倒すためにやる」って考えると疲れるから、そこから離れる。

それができると人間は楽に生きられるようになると思う。


・参考資料

清濁両方の記事があり、色々と考えながら読める雑誌です。僕は年末にこれで楽しませてもらいました。


この人の本を読んでるとわかることは「清濁合わせて飲み干すという事を考えないといかん」って事です。やりたいことをやるにも、政治を変えるにも、経済を見るにも負にばかりとらわれがちだけど、プラスの部分もちゃんと見てそこを活かすことができるやり方をちゃんと考える方が堅実に思います。

今、ネットでは「中野剛志」ブームが来てますが、あの人ぐらいに絶望する視点がある一方で、それを踏まえた上で清濁飲み干す代案を考えていただきたいものです。多くの提案があるでしょうが、私は戦う、壊すということではないやり方で日本を変えるのは日下公人のやり方が近いと思います。(※あの麻生元首相も参考にした人物です。)