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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

アニメ評論【真剣(マジ)で私に恋しなさい】(1−6話)/表現規制を考える

アニメ

いい加減やろうとおもます。結構、個人的には好きなアニメなのですが…『どういう視点で語るか』というアプローチが見つからずに苦心して、結構時間が経ってしまったので、

記事の内容

  1. エロゲなのに…男・マスコットキャラが立つ!!
  2. 高い山ほど登りたくなる事を証明したアニメ。
  3. 最近、初めから主人公への好感度が高いアニメ増えたなぁ…。
  • あらすじ

…がないんです。短編集っぽい作りになっていて『キャラ』にスポットがあたってたり、原作ファンいわく「時間軸を大分入れ替えている」そうなので、あまり細かくお話にこだわって見る必要はないでしょう。(説明しろと言われてもできないし…)

  • エロゲ原作とは思えない特異な作品

はっきり言うとエロゲって守備範囲外です。プレステ版スクイズを全ルートやっただけで、それ以外のエロゲをやったことがありません。だけど、本作(以下、マジ恋)見た時に「え?エロゲの原作やりたいと思ったのって初めてかも」と思って最近過ごしています。

そこで、友人にこういうゲームに強い人がいて、ソフマップのエロゲだらけの売り場に連れていくと何時間でも時間が潰せる人に「マジ恋ってどうよ?」と聞いてみたら、こういう風に言われた。(友達が多い上にネットでつながっているとこういうとき便利ですね。私だけで全部を網羅するのは金銭的・時間的に不可能ですから、それをフォローしていただけるというのが嬉しい限りです。)

…ちなみに私の本業は漫画で、友人がエロゲでその中点がアニメと言う訳で、攻殻機動隊とかのマニアックな話をしたり、アニメと社会学みたいな話を経済の専門家VS農学の専門家がやるという奇妙な対談をときおりしています。

エロゲファンの友人曰くマジ恋の楽しめるところ

  1. アニメより数段テンポがいい
  2. 声優が豪華「シンジ君、ルルーシュetc」
  3. 麻生総理が出る笑
  4. パロディネタが秀逸
  5. 女の子かわいすぎ
  6. エロゲなのに男もキャラたってる
  7. そして何より、明確なゲームコンセプト
  8. 「友人と騒ぐも良し、女の子といちゃつくも良し、青春を謳歌せよ!」

1、2はゲームの特性ですから、もしやったらその時に語るとしましょう。

3ですね。3は6話が麻生さんが台詞倍増で出演していた回ゆえ、記憶に新しいでしょう。ちなみに、パロネタ繋がりなのであれば…2話にチネチッタという映画館を上から撮ったと思われるシーンが出てきますし、6話に出てくるお祭りのものはWikipedia見ていただけるとわかります。(リンクはこちら。)…まだ見ていない人のために神社の名称とかは伏せますね。

アニメの舞台がチネチッタとか多摩川沿いの風景が出てくるから分かっていると思いますが、「川崎」です。だから、その6話に出てくる神社も川崎にあります。(元川崎市民だから宣伝すると…京急線川崎大師駅で降りて、川崎大師と逆方向に進むと割と近くにある。)

4は…アニメ見てもらえるとわかりますね。キャラを共通項を持たせながらもうまく性格を分散させているからどのキャラも立ってますね。噛ませ犬っぽいキャラがいないのが見ていて気持ちがいい。

ピックアップしたいのは5ですね。男性キャラもそうなのですが…松風などのマスコットキャラまで含めたキャラが立っていて『これ、本当にエロゲか?』と思いながら見ました。男まで含めてキャラクターのカラーがぶれていないから「見やすい」。

ぶれないと言っても、「テンプレートっぽい」という意味ではなく、「クラスにいるこういう奴」というのをうまく再現している感じ。二次元キャラっぽく焼き直したり・電波にしたりしていないから視聴者にとってなじみやすい。

これは6につながってきて「ゲームとしてのコンセプト」ならぬ、アニメとしてどういうカラーの作品かというのは非常に分かりやすい。アニメとしてはやまなし・おちなし・意味なしに限りなく近い側面はあるのですが、それでも視聴者をいらだたせないわかりやすさや「ここが面白いです」と言える部分がある。(圧縮しすぎて短絡的になっている部分もあるにはあるけど、エロゲ原作のアニメにストーリーを求めると脚本を大幅に変えないといけないからそれは酷だと思う。「俺たちに翼はない」とか、エロゲではないけど「Angel Beats!」もそうなのですが、キャラクターが多いとどうしても「浅く広く」にしないと話がまとまらない。)

その点、マジ恋は賢い選択をしている。徹底して「浅く広く」でわかり易く作っている。
話のつながりよりも、一目で見たらわかるようなキャラシナリオのつながりで今のところ来ている。

7話以降、麻生首相の登場で一本化していく可能性もちらつかせているのが私としては楽しみですが、6話までのようにゆるい感じの短編集として行く選択肢のままでも視聴者さえ選べば、好評なまま作品を終えられる要素はあると思う。

  • 禁酒法から学ばない日本の馬鹿な法学者達への報復

マジ恋の脚本に豊富な雑学を見せつけたので、私も雑学を披露しましょう。

1920年代のアメリカはお酒が全面的に飲めませんでした。禁酒法というので全国で決まっていました。その結果として、アルコール依存者が増えました「…え?Σ(゚д゚;)」と思う方も多いので解説すると、密造したり、密輸する人があとを絶たなかったため地下化しました。「危険を犯して飲むお酒( ゚Д゚)ウマー」となるわけです。

僕は日本の法学や政治学ってバカばっかりだと思う理由としてこのエピソードから学ばないで「規制すれば従う」って思っているから、余計にその規制に挑む連中のせいで税金や役人を無駄遣いしたり、コンテンツの質が悪化する自体を招いている事が多過ぎると思うからです。

刺激のある賭け事をヤリたい、お酒を飲む、タバコを吸う、エロい物事を観たい・したい、面倒なことはやりたくない(楽をしたい)と思う事は本能だからそういうものは法律でなんとかなると思うこと自体が間違っている。

…なんでこういう話をしているか?

元々エロゲだったせいで、エロいシーンが多いのですが、モザイクといいますか、貼り絵といいますか…そういうものを使って沢山隠しているシーンが多いのです。これについて、ネラー何かは規制が多いところには『酷いね』といい、規制が少ないところには『よくやった』と言っているけど、私に言わせると、規制するからエロいシーンが多くなったのではと言いたい。

結局、裸を隠そうがエロっぽいネタ・シチュエーションはカットされないで、むしろ音声や回りくどい表現でそれをするからかえってややこしく(エロく)なる。…頭隠して尻隠さずというか、映像隠して声隠さずというか…あんまり本質的じゃない。

マジ恋は冒頭シーンで椎名京ちゃんのお色気シーンから始まったり、6話ではハレンチのゴリ押しだったけど、こういうのをアニメに詳しくない人が見ると「どうして最近のアニメはエロいの?」となり、硬派なアニメオタク達も「そらのおとしもの、はがない、そしてマジ恋など…なぜ規制しているのにハレンチアニメが増えるのだ!!」とお嘆きな方も多いでしょう。

「規制しているからハレンチにしたほうが盛り上がるから」ですよ。

日本の法学者は脳みそが硬化しているから丁寧に説明すると、人間の本能の中には「反骨精神・反抗心」ってものも含まれるのですよね。さらに、自分が嫌いだと思う人間が苦い顔をしている時に人間は悦楽を覚える。

経済・経営の人間はそれがわかっている人じゃないと優秀な創業社長にはなれないけど、組織だけを見ていればいいサラリーマンや雇われ社長にはこういう事を分かっていない人がいる。本田宗一郎松下幸之助が日本の経営者の歴史の中で名を刻んでいるのが象徴的だよね彼らって今、ホンダやパラソニックで働いている連中とは真逆のキャリアで生きてきた人達だもん。)
「日本がダメになった」「日本を捨てた」という台詞がマジ恋に出てきているから「なんでですか?」って言う答えを私から出させてもらうと「人の気持ちが分からん奴が己の都合だけで規制をしているから、それに刃向かうのが楽しく感じる足の引っ張り合いが当たり前のルサンチマンとアナーキーが通る世の中になったから」です。

アニメなんかはその典型で、アニメ映画、(昔の)OVA、少年漫画以外の男性向け漫画で乳首や裸を書きたがる映画がある理由はテレビの規制の強さの反動ですよね。(別にポルノ的な意味合いで書きたいのではなく、演出としてそういうのを加えると「ギョッ」と目を引く。)

また、テレビアニメで「ハレンチなものは良くない」と規制するから「そういう規制に挑むアニメ」が称えられて、逆に硬派に普通にストーリーを作っているアニメは「別にいつでも見られるよね」とか「視覚的な刺激が足りない」という話になる。(規制を突破らった方がハレンチアニメは減ると思うね。だってそれが当たり前になると「じゃあ、違う見せ方を考えないと視聴者の目が引けない」と考える奴が出てくるからね。…その証拠に規制が弱いはずの時代のアニメの方がエロ・グロは意外にない。)

新しい絵の動かし方ができるような絵コンテ・原画ができる人がいると硬派にしてエロ要素もほぼゼロで通せるかもしれないけど、40年、50年も成熟し続けてきた産業の「全く新しい」はなかなか出てこないから難しい。そして、そんな大冒険が出来るほどの資金的・人材的・時間的余裕がないため「エロが一番目を引くよね」という話になる製作者側の気持ちもわからなくはない。(玄人が見てもすごい素人が「全く新しい」を作るとガイナックスみたいなみたいに企業が出来ちゃうし、アニメのプロ集団が全く新しいをやっちゃうと世界的なアニメ集団「スタジオジブリ」が出来ちゃうわけだ…。要するに「全く新しい」ってそれだけすごいことなんです。)

  • デレるまでの時間が短すぎて…

これはマジ恋の話もそうだが、どちらかというとISやはがないの話などハーレムアニメ全般の話も入ってくる議題である。

何かというと…「初めから登場人物の好感度高すぎね?」って事。
まだかっちりとした話じゃないのだけど、「主人公のことが嫌い、嫌い、だいっきらい」を一貫して貫き通した惣流・アスカ・ラングレーっぽいヒロインが最近いないなぁ…と思いまして。

まぁ、アスカほどやらんでもいいけど、落ちるのが早すぎると思うんだよね。
人間の先入観ってそうやすやすと解けないもんだし、好きか嫌いかというのもそんな簡単に人が好きになったり嫌いになったりしないだろうなぁ…と。

しかも、ハーレムアニメの見ていてすげーおかしいと思うのは女性からしつこいほどに向けられている好意を華麗にスルーできちゃうって事。

残念ながら僕にモテ期はまだ来ていないからモテ男の気持ちはわからんけど…人間好意を向けられると何かしら過剰に「どうしたい」という感情が湧いてそれを行動に出すのが普通だと思うんだ。

その点で心理描写としてスクールデイズの主人公、伊藤誠何かは女の子から好意を向けられるたびにブレまくるから感情移入できた訳だ。(ゲームやると割とわかる。誠がちゃんとしているエンディングもあるからね。)
個人的には「おちんこ」こと「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね」も忠実だと思う。一々誘惑攻撃に妹から同級生まで一貫して引っかかるという辺りが個人的には「これが普通だよね」って思える。…いや、ヒロイン3名が異常過ぎて、主人公がまともな事が良心的に思えてくる。

逆にわからんのが、「IS」や「はがない」など「主人公が鈍い」で通しているノベル・アニメだけど、それって設定として結構卑怯だと思うんだよね。(だって、意識するでしょ?相手の評価がどういうものかって言うことが特に異性相手だと気にならない?という疑問を華麗にスルーするような感じでさ…。)

極論を言ってもいいなら、ハーレムアニメの主人公の一部は実はホモなんじゃないかな…って薄々思っているところがある。


マジ恋の場合はその点で主人公がヒロインへの接し方、ヒロインの愛情表現の出し方を分けることでうま〜く、感情移入しやすいように作られている。好きな相手に振られつつ、嫌いな相手に好かれつつ、好かれているのに好意を示してもらえなかったり、好き嫌いはないんだけど気になっていたり、好きすぎる相手の愛情表現に困惑したり(変態にして、タバスコの100倍辛い食物をかける女に好かれりゃ誰だって用心するさ)…そこらへんがまとまっているからハーレムアニメという先入観無しで、あるいはそういうカラーが出たシーンが来ても、わりと落ち着いて見られる。


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マジ恋が新渡戸稲造が唱えた「侍に必要な5つの要素」というものからヒロインを作っていることにちなんで、本日のバナーは鎧兜で行こうと思います。