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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

アニメ評論【未来日記】1-4話


そろそろ、やろうと思います。…3話が転換部分だったからから「4話こそ」と思っていたのだが、これって切り口がすごく難しいのよね…。

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

記事の内容

  1. まずはあらすじ
  2. キチガイオールスターズ
  3. 制限があるから面白い
  4. アニメ化するタイミングのせいで…
  • あらすじ

日記を無差別に付けるのが趣味で、空想の神様と話すと言う傍から見る痛い少年「ユッキー」と12人の日記をつけるのが趣味の連中が日記を付ける媒体に記される未来の情報を頼りに「未来日記」による戦争が行われる。

  • キャラが…ヤバい

あらすじで、主人公ユッキーについて「痛い少年」と言ったが、ヒロイン「ユノ」も視聴者からは「ヤンデレ」とか「笑顔が怖い」とか色々言われている。

自分が高頻度に文章書く人間だからわかるのだが、文字ばっかり書いている奴というのはあんまりまともじゃない。日本語らしく言えば、「一般的な人の視点とは異なる」というところで、人と同じものを見る・やるにしても違う方向に行く。

日記と言っても色々ある。ツイッターのひとりのつぶやきみたいにあったことをツラツラ書くだけとか、好きな人の観察日記であったり、事件簿であったり、報告のまとめであったり…要するに、「個々の個性を生かしてゲームをやろう」というルール。

「12人で一人の勝者を決める」と言われると未来日記もそうですけど、あのアニメを思い出しますよね?…東のエデンも同じで「12人の携帯電話を渡されたセレソン(プレーヤー)がジュリスというコンシェルジュに要求をして、100億円を戦略的に使って日本を救った奴が勝つ」というゲームですが…東のエデンの方が原作の漫画の後なのです。

似ているけど違うのは「公正・公平なゲーム」ではなく、「武器も個々人の技術も違う不平等条約なゲーム」というところですよね。東のエデンだと「どういうヤツがこのゲームに参加しているんだ?(そして、そいつが何を使用としているのか)」という事が気になるけど、未来日記の場合はそれに加えて「その人の日記には何が書いている?」と言うことが重要になってくる。(みんな変わり者だから他人が書きそうな日記なんて読めないから尚更相手を知ることが重要になってくるわけで…)

書いていることが違うからこそチームプレイが可能になるという未来日記に対して、東のエデンは全員がジュリスに「これをやって」と言わないと何もできないため「相手の命令がわかる」というところが違う。

  • 主人公が不自由すぎる作品

「ヒロイン系主人公」と言われているほどユッキーは内気な性格の持ち主だが、そのユッキーはゲームの主催者に「お前が優勝しそう」って言われたから、たちまち人気者に。

そのせいでみんなから監視されたり、「ねぇどうする?」と選択を迫られたりと非常に不自由な立場にある。これは東のエデンとの対比で述べた「相手の行動や手口が(エデンよりもずっと)不透明」という条件もそうなのだが、人間関係がユッキーの周りで込み入ることで、この混乱は余計に大きくなる。(おまけに自分の行動が日記によって予測される場合だって大いにありうるから、無駄口も叩けない事がしばしば。)

東のエデンの次に連想したのが、「デスノート」でデスノートも主人公が犯人で、犯人なのに捜査に加わるという変わったストーリーである。「犯人とバレないために、俺が誰かと行動をしているときも人が殺されないといけない」という話になるのだが…個人的には未来日記が影響を受けているだろうなぁ…と思うことは結構ある。(ちなみに、デスノートの連載が終わってから数箇月後に、未来日記が連載開始されているという会社こそ違えど、奇妙な縁がある。)

まず「死神」が見える(未来日記も自称「神」が出てくる)、ゲームの中に縛りが多く相手の手口を探るところからゲームが始まるところ、敵味方の区別がかなりグレーなところ、かなり安直に殺しが起こるところ、殺し合いになっているのに基本的に知能戦がモノを言うところ…まぁ、色々あるんだけど多かれ少なかれ「影響を受けているだろうなぁ」と思えるシーンは多い。

東のエデンデスノート・そして未来日記の共通点は「ゲームの縛りがすごく多い」というところ。
手の内がわからない相手を探るワクワク感もそうですけど、「どうなるんだろうなぁ」と先の展開を読んだり、弱点・盲点を読んで「次こうなるんじゃない?」と起こりそうな事件を読んでみたり…デスノート何かはキャラを少なくして「こいつはこんなキャラ」という所をはっきりさせていたから「だれが死ぬ・生きる・捕まるかな?」という予測が楽しかったが、未来日記もキャラが増えてくると性格何かも含めて展開が予測できるようになってきてそういう楽しみが生まれそうなので、期待中。

  • 遅すぎたアニメ化

さっきからほかのアニメの名前を挙げまくっているが、これは1話をニコニコ動画で見たときにも似たようなことが起こった。

パラレルワールドネタを見るやいなや、あまりアニメを見ていない知識の乏しいオタクが「これシュタインゲートのパクりじゃねーの?」と言い出した。

別にパラレルワールドだの別次元だのってのはそこまで珍しくないし、パクリパクリというなら、原作のできた頃にやっていた作品の中から言って欲しいね。
例えば「映画版鋼の錬金術師みたい」とか、「ノエインみたい」って言われたら「ああ、そうだね」と言いようがあるけど、シュタインゲートは一番古くて2009年で、未来日記連載開始から3年が経過してます。

SFとか社会派ってネットで情報共有が進むと「これが元ネタだ・パクリだ」と言われやすくなって、肩身が狭くなっていたけど、未来日記という作品はアニメ化するタイミングがそういう意味ではすごく悪かった。せめて、東のエデンよりも先にやっていればパクリだの似ているだの言われなくて済むだろうなぁ…って思う。(時々、時間軸勘違いした事を書き込む奴がニコニコにも2chにも居るからそういうの見ると「パクリなんて酷い事言うなら言う方も最低限調べるか、文句言われてもやむを得ないという覚悟ぐらい持って欲しい」って思うね。)

そういう意味じゃ、SF・社会派・ロボット・バトルモノって相当選択肢が狭まってきて大変な感じがしますね。「どうやったら斬新な作品ができるだろう」って考えるのが難しくなってきている。

ベン・トー戦国BASARAみたいに作品の中でだけ通じる常識の存在がかけるといいのですが、ただでさえウンチクが多いジャンルで独自の理屈を書くとこれまたさらに難しい話になるから難しいですよね…。

なんか、萌えとかギャクを基調としたアニメが劇的にここ数年増えている理由がわかる気がしますね。この間、「家電は中古よりも売れないと喜んじゃダメだ」とか「ゲームが売れない理由は中古の方が面白いからだ」と別の記事で言ったけど、これってアニメも同じなんですよね。

古いコンテンツの方が蓄積された分だけ「10年・20年オタクをしているような奴しか知らないようなマニアックなネタ、大学院レベルの科学知識がないと書けない・読めない」とかそういう高いハードルを超えないといけない様なところが出てきているように感じる。

その割に脚本家・原作者が「昔、科学やってた・別の業種のサラリーマンだった」なんて話を持っている人は少ないからあるところで頭打ちするんだろうなぁ…という危機感を感じずには居られない所を感じました。(いや、もう頭打ちしているんだけどさ、この頭打ちが萌えアニメにも派生してくると今度はどうするんだろうなぁ…と。)

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…なんか、かわええ。