読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

そもそも、民主党は政治をしているのか?


昨日カフェの中で思いついた記事です。政治評論家の三宅久之さんの著書『日本の問題点』を読んでいて、自分の中で持っている知識がある一方向に形をなして集まり、この記事ができました。(例えるならば、三宅さんの本が磁石、私の知識が砂鉄のような感じです。)

「日本の問題点」をずばり読み解く

「日本の問題点」をずばり読み解く

この本の中で『宗教は排他的な側面を持ち、政治のように妥協・調整し合う世界とは違う』と行った三宅久之氏、著書や対談の中で『日本の政治家はサラリーマン化している』と指摘した日下公人氏、福島県いわき市に津波に被害の取材に行った際に「小沢一郎は地域を豊かにするから当選し、必ずしも国家のためを思っている人が当選するのが今の政治ではない。」と指摘した老商人に感謝いたします。

記事の内容

  1. 民主党のしているものは「宗教」ではないのか?
  2. 民主党のしていることは「経営」ではないのか?
  3. そもそも、政治とはなんぞや?
  • 宗教という化石

民主党が宗教だという理由は『謝った前提を訂正せず、相手を排他的に扱うさま』から来ています。これは三宅さん曰く「あっちの宗教も良いねと教祖が言ったら、その宗教の信者が流れてしまうという問題があるから」だそうです。

政治の場合は全部正しい人がいるならその人に実質的な独裁体制を取らせればいい。だが、現実にそんな人は居ないからそれぞれの専門家で政策をすり合わせる。しかし、民主党にはすり合わせや審議などということはない。あるが、形骸的で本質的に議論を戦わせることを必要としない側面が強い。

民主党は幾つかの政治判断を政権下で行った。その中で間違っていた判断についていくつ訂正したか?実は鳩山氏の普天間基地の話ぐらいしか訂正した話がないのだ。
尖閣諸島沖漁船衝突事件での対応…複数のルート(ジャーナリストの発言・国会答弁)などで、恫喝してまで隠したビデオが流出し、日本側に落ち度がなかったということが発覚したあとでも対応を政府は一切変えようとしなかった。
事業仕分け…自衛隊、スパコン「京」、ハヤブサ、なでしこジャパンなど蓮舫行政刷新担当大臣(当時も現在も役職は同じ)が仕分けしたモノは成果を出している。しかし、彼女は謝罪するどころか「マスコミが一部の発言を切り取ったから悪い」と見苦し言い訳をしている。ネット民の中でも仕分け作業のやりとりの文章を読んだり、生放送で一方的な蓮舫氏・枝野氏のひどい対応を知らないと思っているところが愚かしい。
歴史観…全て田母神氏の言うように「自虐史観」でないにせよ、中国・韓国への謝罪についてはもう過去の政権で対応しているのに「菅談話」を発表。この件については、三宅久之氏曰く「我々はアメリカには負けたが、韓国には負けていない。負けてもいないのに賠償金を払うこと自体がおかしい。払うとしてもすでに当時の韓国GDP2倍分に相当するお金を積んで手打ちにした。これ以後は個人賠償も韓国政府が引き受ける責任がある。
「国」の借金…正確には「政府」の借金。マスコミ・財務省で「国の」と言われる場合が多いが正確には間違え。政府の借金は債権者(国民・銀行など)の資産で重要なのは「誰から借りているか」であるにもかかわらず、その議論すらせず「消費税増税」の口実にする。
原発問題の対応当初から専門家は「同心円状の避難では放射能には対応できない」と国内外問わず言っているのに、データを隠蔽し『政府の対応が正しい』と押し切った
鳩山・菅の内閣不信任案前の誓約書被災地復興を3番目にして第一に「自民党に政権を渡さない」を書いた。

これらの対応を排他的で妥協を知らないと言わなかったらなんと言ったらいい?
間違えを指摘しても正さない、何か釈明があっても言い訳。「我々の政策に反対する、意見する人達はわかってない」とでも言いたげな態度でふてぶてしく言うんです。

私にはアメリカのキリスト教の熱狂的な信者が「ダーウィンの進化論は嘘だ。全ては創造神がお作りになったのだ」と言ってロジックを受け付けないのとさほど変わらないように見えます。欧州で揉めた天動説・地動説の話でもいいですよ。
そりゃ、科学がしっかりと確立されていない時代に作られた宗教が二千年先でもすべての価値基準になる方が困りますよ。宗教が「人徳を説く」ために一定の役割を果たすことは認めますけど、それが政治や科学技術をも2千年前の基準に当てはめて語り始めるならそれはおかしい。

民主党だって安倍政権下からマニュフェストの目玉政策を変えていないが、これは時が経ったら変えないといけない。科学が進化して、生活が変わるように、経済も人の心も変わってしまえば、それに対応して然るべきだが、民主党は各々が思う自分の政策を経典として、それにしがみつくから宗教なのだ。それがみんなで一致していればいいが、ある人は「社会主義」ある人は「新自由主義」ある人は「福祉国家」ではまとまるはずがない。

  • 経営という脆弱さ

実は商人というのは政治の立場としては弱い。経済で誰かを買収できるほど大きな商人であれば、別だが、自分の力で食べ物を作れるわけでも身を守れるわけでもない。
そのくせモノと金を持っているから目の敵にされる。…というのが歴史的側面。

実際にいわき市の老舗の老商人に話を聞いたときに言われたことは『我々商人は特定の政治団体を応援したり、政治的イデオロギーで団結したりできない。なぜなら、商売で敵を作ることはそれだけで不利益だ。』
という実態がある。

民主党が政権をマネした元ネタは台湾の馬英九にある。
再三説明しているが、台湾という国は中国寄り(大陸に帰属もしくは大陸も国の一部)、アメリカ寄り(資本主義者)、そして日本寄り(または独立志向)と政治的イデオロギーという3つに割れているが、馬英九は最も多数の資本主義を取り込んで勝利した。(国体を語らないことで敵をつくらない作戦に出た。)

ここらへんは拙著の記事『台湾△〜同じ敵と戦う国にこそ学べ〜』で詳しく説明しています。

民主党馬英九同様「生活第一」のスローガンの下、徹底してお金で物事を決める人を取り込み、国体については語らなかった。外交・安全保障をどうするという話を語らないことで敵をつくらなかった。

重要なのは民主党政権下の外交でもこの思想で対応していることだ。
「敵を作らない」ために、特に中国や北朝鮮など自民党政権下で仮想敵国だった国との関係に配慮した行動が目立った。(※一部の人は売国だと言ってますけど…)

「それは自民党も同じじゃないのか?」
そういう部分もあります。何しろ、米国に嫌われた首相は蹴落されるというのが、55年体制以降の相場ですからね。
しかし、八方美人というわけではなく小泉・安倍・福田・麻生は仮想敵国に対してかなり攻撃的な政権だったように記憶しています。小泉政権の毎年の靖国参拝安倍政権朝鮮総連へ圧力をかけ、福田政権で学校行事としての靖国参拝を解禁・中国へのODA円借款)を打ち切り、麻生政権では自由と繁栄の弧構想による日印同盟・外相時代の中東外交によって対中包囲網を形成。(それどころか、福田・麻生についてはアメリカにも対抗している。福田は辞任することで資金援助を拒否、麻生は財務大臣中川昭一を介して「日本はアメリカを助けない。IMFの融資は先進国を対象としない」と強く強調している。)

それに比べて…アメリカにTPP、中国には140人の視察団、北朝鮮には朝鮮学校の無償化…これを八方美人と言わずなんという!!国益度外視して、外部から圧力をかけられないように土下座外交、朝貢外交を繰り返す癖に、一般庶民を切り捨て。しかし、大企業の既得権益や支持母体には媚びへつらう。

私はこれらの対応を書いて、1つ思い出したことがある。
妹が新宿の伊勢丹に父と行った際に父のみすぼらしい格好をみて、伊勢丹の店員に軽くあしらったという。…父がTPOをわきまえなかったことも悪いが、多感な妹が見ている場所で悪印象を与えた事は伊勢丹にとっては損失だったろうに…。ネットでの伊勢丹は3.11の際に誘導もせずに逃げた上に、レイプを容認するオシャレゴリラを採用したダメな企業として有名だが、父の所得や購買意欲の高さを見抜けない所、若い女性を男性の買い物についてきたという事がアパレル商売において、いかにチャンスかがわからない事をみるとどうも伊勢丹は本物のダメ企業らしい*1
何が言いたいかというと【百貨店というのは何かにつけて客を差別(区別)することで出来ている】。ゴールドカード(伊勢丹だと赤)、外商など待遇が変わる。私の好きな経済の法則で「パレートの法則」というのがあるけど、これはこのゴールドカードや外商を利用するような少数の大口顧客が売上の大半を出してくれるという法則。

これを民主党は政治の世界でやった。カネや票を集めるために、財界・支持母体・マスメディア・中国・北朝鮮を懐柔しようとした半面で、国民には最低限度のことしかしなかった。

宗教の排他性を競合する自民党に向けた半面で、競合しないお客(金・票)となりうる人達にはその地位をランク付けして区別した。そして、被災地よりも官僚の方が地位を安定させるために必要と考えて消費税増税を野田氏は言い出した。

  • 政治家に必要な資質とはなんぞや。

最後にこの話をして終わりにします。

政治が何かということ論じる際にアプローチが二つある。
・一つは国家の役割とは何かを論じた上で、政治家が何をすべきかを考えるということ。
・もう一つは政治家に必要な資質を考えた上で、政治の役割をはっきりさせること。

1つ目については拙著の記事『なぜ税金を払うのか〜国家のあり方、役割、存在意義〜』をご参照ください。

これについては各々意見があり、
三宅久之氏「マックス・ヴェーバーの講演『職業としての政治』によると使命感を持って政治に取り組み、副業や推薦などの理由ではなく、自らの情熱を持って成し遂げていく人」
日下公人氏「国民に死ねという仕事。(平時だと死ねが「国民よ働け」になる)
老商人「伊東正義という政治家がいてね、当時官房長官だった彼を首相にと推薦されたときに「本の表紙だけ変えても中身が変わらないとダメだ」と言って固辞した。私はその人を尊敬している。」

そして、私は「自国の国旗のみを背負って、火中の栗を拾いに行く人。」です。

全部共通しているところがありますね。
それは民主党的な「誰か(支持母体)の回し者」として政治をやるのではなく、自ら飛び込んで時には権力を捨てることすら辞さないきつい言葉・政策を国民に発表することです。

私はそういう意味では海外勢力に物怖じせずに戦った麻生・福田両氏、そして自衛隊を自らの党を裏切ってまで政権在任中に認めた村山富市、選挙に負けると分かっていても消費税に初めて言及した竹下登氏は世間の評判以上にしっかりとした政治家だったと思います。
(※今の野田氏の増税には反対ですが、竹下政権当時はバブルの真っ只中で増税するだけの国民の体力があったからこの判断には私は賛成できる。野田氏の様に反論も聞かず、財務大臣にあのような頓珍漢な男を仕立て上げて増税という前提ありきで突っ走る人とは格が違う!!)

マスコミの支持率って当てにならないんですよ。長くやった首相が偉いというのも嘘だ。福田・麻生・竹下については最低な支持率を付けられたけど後世の評価は上がったじゃないですか!(あの村山氏ですら3.11を通じて評価が上がった。村山談話と震災の不手際という2つの十字架を背負っていたのに…)

昨今のたばこ税騒動、辻本氏の離党騒動を見ていると誰が権力志向で、誰が実現志向で動いているかがわかりますね。
私はこのトラブル見て、社民党共産党っぽくなって行くんじゃないかと思います。鳩山内閣で閣僚の地位を返上した福島みずほ氏や現世田谷区長で当時は国会議員なのに、コミケに訪問した保坂氏などは権力を投げ捨てて自分の立場を言うことを実際にやっている。(政策的に正しいかどうかは別として、こういう人がいることで周りの人の資質がわかりますよね?)

自民党の幹部はその点で「党としては…」という枕詞が多い。優秀な議員が「国会議員として」という会派云々よりも自分の目指す政策実現への努力水を差している傾向が谷垣総裁下の自民党には感じられる。
二大政党制を目指すなどとメディアが言っているが、その二大政党に私が言いたいことは「日の丸を背負いなさい。日の丸のしもべになって、自らの地位と金を捨てて奉仕しなさい」って事です。そういう覚悟をもった人が評価されない昨今の報道を残念に思うと同時に、国民が政治家の資質を見出して選ぶようになることを切に願います。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
本日のバナーですか?テーマ通りである「政治・政治家」に対してこのような大きな大木になって欲しいという願いです。



最後の資質の話につながるが、吉田茂は最高の資質を持っていたと思います。当時・後世でも論争の種になりうる日米安保を後世に誰かが打ち破ってくれることを願って責任を全部一人でかぶった。彼の予言通り安全保障に歪みを出しながらも、経済成長は実現され、経済に置いては「戦後」を脱した。(外交・安保は脱しきれていないけどね。)

ちなみに、麻生一族つながりで言うと大久保利通も自分の財産で債権を買って明治政府の資金確保に奔走したり、天下のためなら心を鬼にしてかつての盟友・郷土すらも敵に回した彼の行動もまた政治家の最たるものだと思います。(麻生さんにどの程度資質があるかという議論はここではしませんけど。)

*1:※身内が侮辱されたから怒っているとかそういう感情的なことじゃなくて、経済屋さんとしてはっきりしている事実を述べたまでです。