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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

アニメ評論やるネ『神様のメモ帳』-part3(6〜9話)



このアニメについてはよっぽど因縁があるのか、原作1回、アニメ2回作品について語ってきましたが、今回は4回目です。

参考
・アニメ評論神様のメモ帳
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20110717/1310900229
・アニメ評論神様のメモ帳
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20110806/1312620829
・ラノベ評論神様のメモ帳1巻
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20110725/1311586616

私のブログでは【カテゴリー】にあるように、政治・経済がメインのブログなので、本当は神様のメモ帳の社会派的な側面について語りたいと思って見始めたのですが…期待するだけ無駄でした。

私のポリシーとして『たとえ嫌いであっても、叩きたかったら、最後までアニメを見なさい!なんだか知らないのに叩くのは無責任だ』と思うから最後まで見ますが、ひどい出来です。アニメとしても、話の作り方としても。

  • 何もわかっとらん

私が原作の神様のメモ帳を評論した記事で、原作ファンの方から「任侠団体であって暴力団とは違う。原作の描写を読んでいないポン助め」という批判が来たことがある。しかし、組・シマだ縄張り争い・シノギ関連の(みじかめ料をもらっている飲食店・クラブなどがあるという)描写があり・暴力をふるって私的制裁やら落とし前を付ける連中のどこが健全な団体だ?クスリに手をだしていないだけで、暴力団や不良としての側面は大いにあるじゃないですか!!

原作がどう言っているからその言葉を踏襲しない時点で極大解釈?ファンのレベルと作品のレベルが知れますね。

原作者はライターの才能はすごくあると思いますし、キャラクターの描写やニートと名乗ることの意味についても原作ではそれとなく説明していた。しかし、アニメは「萌え」重視になってそれらの説明や補完する部分を省いたがために悲惨以外のなにものでもない出来栄えになった。その点は原作を読んでいるから原作ファンの気持ちもわかるが、原作にも無理があると断った上で、この話をしていきたい。

  • アニメとしておかしい

何が嫌かといいますと、8・9話はアニメとしておかしい部分が多すぎるのです。

8話については
・病院で意識不明の患者がなぜか頭の傷跡を何かで覆うこともなく残っているところ。(歯を食いしばっている描写はナースに確認したところ、あるそうです。意識と筋弛緩の中枢はちょっと違うそうです。)
・部屋が壊れているのに、パソコンに傷一つない(その上に情報関連のものが盗まれているわけでもないところが不自然。)
・平坂組のチンピラが単細胞通り越してチキン。(高校生がすごむ姿を見てひるむヤクザって何さ?)
・なるみもなるみで主人公補正かかってなかったらとても目が当てられない中二病(今に始まったことじゃないですが…)
・殴り合いして解決したかのような話になっているが、一度まとまったアンチ平坂組のゴロツキを放置したまま帰っちゃったのだから、ああいう風に「めでたし、めでたし」で終わるところがすごく作り話っぽい。(そもそも病人と殴り合って、拳で語り合っていると言い張ろうとするアニメ製作者・原作者の感性からして不可解)


9話について(主に野球に関する描写)
・まず、48歳のブランクのある甲子園投手如きが投げられる限度はせいぜいノーコンで110キロが限界です。(草野球で続けている人は「この感覚や!思い出してきた」なんて言わないので、剛速球が投げられる時点でセリフが矛盾する)
・久々であることを前提にすると、フォークなんて高度な変化球をいきなり投げられません。(カーブ、スライダーぐらいならわかるけど…)
・次にアリスの振り逃げのシーンだけど、アリスぐらい貧弱な人を目の前にすると、ワンバウンドのボール球をランナーがいるときに投げるのはおかしい。ランナーが筋肉バカなら盗塁警戒する事も加味して、高めに外す方がどう見ても常識的。だから、野球常識から行ってありえないんですよ。(偶然外すぐらいのノーコンピッチャーならなるみがあれだけ粘ることが今度はおかしくなる。そもそも、アリスぐらいなら下投げか、超スローボールで十分だとあのパジャマと白肌を見て気づくのが普通では?)
究極のツッコミどころは鳴海。連続でバットに当てて粘るのは経験者だって出来ることじゃない。それだけのバットコントロールがある人だとしても、次にフォークが読めたとしてホームランに持っていける確率ってどんなもんです?はっきり言って鳴海はニートに混じらずに、真面目にプロ野球選手目指したほうがいいよ。そのぐらいめちゃくちゃなことを連発してる。


【ネタにマジレスするとかwww】【評論家気取り】(※いや、私は元々評論家名乗ってますけど…)と言う「自分は冷静に割り切ってみているから頭いいです」とか思っているバカのために何でこういうことを書いているか説明すると『実在する世界観やスポーツを取り扱う以上はそれ相応のリアリティーがないといいとこどりのご都合主義になって、その元ネタには迷惑がかかる』という理由です。

暴力団、野球、ニート、違法入国した韓国人など神メモで取り上げられたものはいろいろあるけど、美化しすぎて別物になっている。野球に関しては準専門分野だからはっきりと言わせてくれるかな?こんな描写されたくないんですよね?野球はもっと厳しいスポーツなのに、それを舐めた目線で見る人が増えられるとかなわないからあえて猛抗議します。神メモの原作の描写を忠実にした結果なら原作者が、アニメのオリジナルならアニメの監督・脚本・コンテが謝ったらいかがですか?日本一ポピュラーなスポーツですから、怒っているのは私だけであるとは限りませんよ?

なんで、この批判記事を書いているかという最大の原因はニコ動の萌え豚のあまりにも心無いリアクションを見たからです。

サラシ泥棒事件に関する記事でも書いていたけど、「こいつらは結局アリスのシーンだけ絵が動けば、あとどうでもいいような感じがして、ストーリーとか全体のまとまりとか、細かい演出にまで目を配っていないのでは?」という懸念をしたがまさしくそのとおりだった。8話についても「いい任侠アニメだ」とか馬鹿なコメント見かけたからイライラしましたので、「ニコ動がアニメ業界悪くしているのかもなぁ…」と半ば本気で思ったので、こういう雑な書き方をさせてもらいました。(もちろん、いいニコ厨もいますが、どうしてもにわかが多くなるのもニコ動の側面の一つでもあって…)

アニメ製作者が本当に不憫だ。逆にニコ動でノエイン天元突破グレンラガンに関する動画を見ていた時には「作画が変」「作画崩壊だ」「ヘタクソ」「線だらけの手抜きだ」などと心無い発言をしていた。

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そんで、彼らが賞賛するアニメがゆるゆりまよチキですか?アニメとしての価値で評価してないで、ただ絵が可愛いとか、萌えるとかなんとかで…本来の意味と大分違うんですよね。

アニメーターが本当にかわいそうだ。自分の絵柄や動かし方を工夫したアニメよりも、ただキャラデザや原作が萌える(かわいい)だけの作品しか人気が出ないのだから本当にかわいそうだ。
一度でいいから、松本憲生、吉成兄弟、今石氏、すしお、りょーちもなどの作画パートのまとめ動画を見て、「アニメってすごいなぁ…」って動きで感動して欲しい。本当にアニメが好きな人は動き方や質感、疾走感などで感動できるからそのぐらいのオタクになって欲しい。

  • 代案を出そうか。

神メモに足りなくて、私がこれから【こういう価値観が、アニメに出てくるとコンテンツとして進化していく】と思う価値観を3つあげたい。

  1. 人間味溢れる「素朴さ」
  2. 意外な目線から物事を見る「シュールな観察力」
  3. どうなっていきたいかというキャラクターの「願い・理想」

「ネタだからマジレスするなよ」
と言って神様のメモ帳・日常などのアニメを擁護する人は本当に思考停止していると思う。

そもそも論を言うと【技術も、絵も、文字も、人間に取って可能な限りわかり易くなじみやすいものでなくてはならない。】という鉄則がある。なぜなら、動物が見るならまだしも、人間が楽しむものである以上人間に理解できないといけない。

だから、リアリティーがあること、人間らしい「素朴さ」がある事は必要なことで、格好いいだけの作品じゃいけない。神様のメモ帳は典型的なカッコつけで、原作にあったような「この人本当にいそう」というリアリティある描写が消されているため、より一層アニメが宙に浮いてしまったように感じる。手を加えられていない、本物らしい感じがこのアニメからはまるで感じない。壁のむこうにある遠いパラレルワールドの【渋谷】で、俺の知っている所とは違う感じです。
無理やり飾ろうとせずに、ありのまま描こうということがなく、「萌え」で取り繕った結果がこの作品のひどいところのように思います。


次に「シュール」ですが、これは見事にこの作品では言い換えられている。「ご都合主義、主人公補正」とね。目線が新しくもないし、何か道徳的に成立しているわけでもない。自分達が勝手気ままにやっているだけ。それだけ。(そもそも、言葉を正しく使うなら主人公補正ってのは「ここ一番で打席が回ってくるイチローさん」(神メモ9話は代打に出している時点で別に回ってきてないよね?しかも、誰の代打かわからないところが甚だおかしいところ)とか、「なぜかモテモテな男子」とか主人公が主人公としての所以みたいなものであって、日本語が成立していない説教が通る免罪符的なものじゃないんですよね…。)

その意味では「目標」も同じことが言える。神メモって作品全体に「どうなりたい」ということがないからすごく混乱してる。ただ、対処療法的にやりたいことやっているだけ。

魔法少女まどか☆マギカマルドゥック・スクランブルみたいに【最後の最後でそれを見つけたくて…いや、見つけたんだ!】っていう感動に結びつきようがない。
あのゆるいアニメとして有名なけいおんですらあるんだよ?「みんなで大きなところで演奏できるバンドになりたい」って。(アニメ版の話ですけど…。)


漫画で、それらの要素をもった作品はいっぱいあるのに、アニメはどんどん喪失していく。なにものでもない人が何者でもない事に対して違和感を持たずにただ日々をこなしていく。…それの何が面白いか、視聴してどうなるというのか本当に問いたい。
神メモが糞アニメだと言う理由は「このアニメ見たから何になるんですか?」という問いに答えられないところにある。(リアルでもないし、テーマもなく、シナリオもつまらなく、萌えだって他の作品でもっと可愛いのがある。)

代案については萌え・燃え・新ジャンルので各1つづつ進めた上で私はこの記事を終わる。
萌え


学園モノとは何かをもう一回考えて欲しくて、この作品を推します。学校が美化されて描かれすぎているけど、もっとめんどくさい。そういうところだからこそ、誰かについて考えたり、好きになったり、嫌いになったりするんだけど…そういう描写がある作品が少なすぎる!!正面から学園モノを書いていると思うからこの漫画を推します。萌えと素朴さがうまく両立してます。

燃え

ロボット残党兵 (1) (リュウコミックス)

ロボット残党兵 (1) (リュウコミックス)


最近ならこれですね。重いところと哲学的な所を交ぜつつも、燃えのシーンでは勝ったり負けたり、巨大ロボットモノになったりと…王道と邪道が混ざった作品です。神メモよりも現実からネタをとっているところは少ないのに、なぜか現実味があるように感じたのでこれを推しました。「目標」がぶつかる辺りがいいですね。

新ジャンル

惑星さんぽ (WANIMAGAZINE COMICS)

惑星さんぽ (WANIMAGAZINE COMICS)


【豊洲のヴィレヴァンで一目惚れして、5ヶ月間頭から離れず、ついに決心して】購入。
イラストレーターさんが書く短編集なのですが…世界観がすごい。ありがちなものをちょっぴりシュールに目線を変えて、短いページで落とし込む作風なのですが…なんども読み返したくなる魅力がある。正確な空間描写であったり、素朴で人間らしい人間以外に対して湧く【萌え】(姿が可愛いのではなく、愛でてあげたいという衝動)の感情だったり、話の落とし方であったりと…全てが完璧!!
1800円という高値だが、アニメのDVD買うぐらいだったらこっち買ったほうがずっといい!画集よりも安い!漫画買うというよりは画集を買うと思って買えば、間違いなくお買い得!!

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