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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

アニメ評論やるぞな【まよチキ!】


エロゲオタクの友人から【こんなつまらんアニメ見たことないわ!!萌豚の俺でも耐えられない】と言われたので、『どれどれ…』と言ってそのアニメをみてみることにしました。

それがこれ。

まよチキ!Vol.1【初回限定版】 [Blu-ray]

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原作はこっち

まよチキ! (MF文庫J)

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  • 簡単なあらすじ

割りと切実な理由で『女子に触られると鼻血が出る』主人公【坂町近次郎】と、それなりに真面目な理由で『女であることを隠して執事をしている』少女【近衛スバル】とその主【涼月奏】が双方の秘密を共有し合うという関係になる話。

【アリとアブラムシの関係を嫌々取ることになるのだが、これが結果的にはお互いにとっていい方向になっていく】というのがお話の簡単な趣旨。*1

  • キャラ萌えアニメ

結論から言うと『ストーリーは破綻しているけど、萌えアニメと割り切るとむしろ面白く見られる』と思いましたね。あと、オリジナリティーとかもあまり期待しちゃいけない。ロゴからしてみなみけのパクリっぽいし、設定は極上生徒会を匂わせるし…要するにあまり真面目に見ないほうが健康のためにいい。ただし、不真面目に見るとそれなりに面白い。
最近、『狼と香辛料がすごくいい』とアニメを大絶賛しましたが、実はあの作品とこのアニメには同じ弱点があります。

それは【ヒロインが圧倒的な存在感を持つため、そのヒロインが好きになれるかどうかによってそのアニメが好きになれるかが分かれる】と言うこと。
狼と香辛料の場合は『ホロ』だけど、このアニメの場合は男装執事である『近衛スバル』が好きかどうかで視聴者の印象が変わる。もし見ようかどうか迷っている人はスバルの登場シーンだけを切り出した動画があるので、それをご参照の上『かわいい』と思った人にのみこのアニメはオススメする。

私はスバルも好きだったし、スバルの主である涼月奏も好きですね。むしろ奏でのほうが好きかもしれないぐらいいいキャラだと思いますね。

  • アニメ5大元素理論

たぶん、上のところを読んでこういう疑問をもった人がいると思うから少しこの話をしましょう。
Q、どのアニメも『キャラが好きじゃないと見られない』のでは?
A、いや違う。アニメの見せる要素は大別すると5つあり、それらのうちの複数を魅力的にすれば、キャラが嫌いでもアニメを見てもらうことができる。

アニメ五大要素

  1. キャラ→好感が持てる、愛着がわくなど視聴者の心を揺さぶるキャラであること。
  2. 作画と演出→動き、光と影、質感、カメラアングル(コマ割り)、感情表現など
  3. 世界観・設定→そのアニメの舞台やその世界での登場人物の立場。ここが壊れているアニメは他の三つが良くてもアニメ史に名を刻むことは決してできない。
  4. シナリオとコンセプト→テーマ性ですね。そのアニメを通じて言いたいこと・やりたい事が一環としていて、なおかつ共感・感心できること。コンセプトがおかしいと常に作り物っぽい感じがして馴染まない作品になりがちです。
  5. テンポ・音(音楽・声)→押井守曰く『映画の半分は音で決まる』と言ってましたが、同感です。棒読みの声優というのは聞いているだけで椅子から転げ落ちそうな、力が抜けていく感じがしますからね。

最近のアニメはキャラ、音(特に声優)、作画に特化したアニメが増えていて世界観やシナリオがおざなりになっている作品が多く感じます。

では、まよチキの場合はどうなるでしょう?私はキャラ・声・コンセプトはかなり高い評価をします。ヒロイン達の声優の演技力の高さには私は感動しましたね。コンセプトもいい。昨今目も当てられないぐらい何がしたいか分からない作品が多い中で『大事な・好きな人と一緒にいたい』という一貫したコンセプトがキャラの思いとしてあって、その思いで繋がり合って、行動してというところが私は好きでした。(最も、萌えアニメ特有のご都合主義の世界観や作り話のような学園生活にはほとほとうんざりするのですが…)

せっかくなので、もう2個今季のアニメをこの法則に代入して見ましょう。
『踊るピンクドラム』なら作画(演出)・キャラ・音がいいですね。見ただけで『ああ、ピンクドラムね』というような個性あふれる演出が私は好きですね。キャラについても、全員それぞれに特徴がある。特に言葉を発しないペンギン達を3匹違うキャラにして分けているのはすごい。音は…これでもかってぐらい濃厚なBGMもいろんなところで当ててくるのですよね…あの作品。

神様のメモ帳】なら声ですね。(原作まで読んでいうが、正直それ以外はあまり評価してない)→主人公【藤島ナルミ】を中心に演技を聞いていて感心するところが多い。特にサラシ泥棒の回は喉が潰れたような声をだしたり、ここぞというときにエコーをかけてみたりと聞いていて楽しい演出が多くて感心しましたね。

ケーススタディーはここまでとして、まとめます。

いわゆる萌えアニメはキャラクターに【愛でたい】と望むことができないと成立しないので、『キャラが好きになれるか』が最大の分かれ道になる。キャラクターが可愛いと思うと多少設定がおかしいことにも目をつむって見ることも出来るのですが、そうじゃないと話としての面白さを求める。(方が本来の王道なんですけどね。)

仮に好きなキャラが出ていたとしてもキャラだけが好きならそのアニメの賞味期限は次の『好きなキャラが現れるまで』なんですよね。

  • アニメオタクはしょっちゅう嫁を変える生き物

いつからだったか、『○○は俺の嫁』と言う言葉が流行ったが、アニメオタクは自分が萌えるキャラを『嫁』といって自分の愛情を表現する。

そのことから『お嫁に行ける』キャラを作ろうと大人の事情で萌えアニメが増えたが、そこはやっぱりアニメです。未だに流行っていた当時のように『長門は俺の嫁』と言っている人どれだけいます?最近聞かなくなりましたね。

萌えだけのアニメからできた『嫁』というのはせいぜい中学生の恋愛と同レベルなんですよね。
中学生の恋愛が『結婚を前提に…』とか『一生あなたを愛することを誓います。』とか『あなたの赤ちゃんを産みたい』というほど義理堅いものだと思います?もしそうだったら怖いですよね?(経済的に自立していない人間が…ということですよ。)←この定義で行くとニートや高校生の恋愛も同じようなものです。

『連れているとステータスになる』『綺麗な異性とHがしたい』とかそんなレベルの中学生の感覚が【萌え】なんですよね。万が一、二次元に結婚届を出すと役所で暴れる人がでられても困るからそれでいいのですけど…。

アイドル崇拝よりも純度の高い理想主義で、原作と自分の妄想によってのみ実在しうる【嫁】なんです。(アイドル崇拝は人間に人間以上の純潔さを求めるという矛盾なのですが、萌えオタクの【嫁】は実在しないのですから、虚構に高望みしようが誰にも迷惑は掛からんのですよ。)

何が言いたいか?
私に言わせてもらえば、【まよチキ!】はそういう一過性のブームで2年先には名前もほとんど忘れられる作品だと言いたいのです。と同時に、【そのキャラが好きならば1、2年限定でその作品を愛することができる作品でもある】とも言いたいのです。さらに、私はそれが半年ぶりにいいキャラだと思っただと思ったので、そのアニメを見ようと思いました。

・おまけ
書いていて思ったのですが、自立することが恋愛の目的とするならば、徹底した経済と雇用の雇用の製作こそが少子化を緩和すると思うのは私だけかな?5%の失業率ということは5%は子供を生んで育てる選択ができない人であり、それ故にその分だけ可能性が減る。(いい加減どっちかにしたらいい。少子化に対応した【無形資産大国】にシフトさせるか、少子化に対応した【労働分散型の雇用体型】に変えていくかにしないとこの国は本当に危うい。)


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バナーは…やっぱりアニメの話したから【二次元にしよう】と思ったらつい…

*1:ワカラン人のために補足するとアリとアブラムシの関係というのはアリはアブラムシを餌場まで運び、アブラムシはアリの餌となる液体を出すという共存関係です。