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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

台湾△〜同じ敵と戦う国にこそ学べ!〜


もう「東日本大震災」カテゴリーを使うことはあるまいと思っていたのですが、台湾に関連する話をするときはこれをなしにすると台湾への敬意も菅直人への抗議の念も示せないので、再びこのカテゴリーを使わせていただきます。

  • 韓流ゴリ押し報道問題の解決策は台湾に学べ!!

再び台湾を話題にしたのはちゃんとした理由がある。最近日本で話題になっているフジテレビの韓流ブームゴリ押し事件に対して台湾議会は日本でも使えるような対策をいち早く導入した。

台湾国会で外国の番組を台湾で放送することを規制する法案が国会に提出
 フジテレビの放送が韓国ドラマ、KPOPなどを偏重しているのではないかと議論となっている中で、台湾では、TV・ラジオなど放送で海外番組を規制する法案が国会にこのたび提出され、近く通過する見込みであるという。
 台湾メディアなどによると、台湾与野党立法委員が韓国、中国、日本など外国の番組を台湾で放送することを規制する法案が国会に提出され、政府官僚らが相次いで支持を表明しており通過する見込みだという。
 具体的には自国の制作番組が40%以下になってはならないというもので、現行の法律では20%だという。理由は、台湾の文化やTVの自主権を守るためだとしている。台湾では韓国などの海外制作のドラマが多く流されているといい、「台湾の3大チャンネルを掌握している」と報道されている。

この件ははてなでも有名な2chブログ「ハム速」とこの記事を合わせて1000を超えるはてブを記録した有名な記事であるため、ご存知の方は多いでしょう。

しかし、日本では台湾情勢をわかる人とわからん人とで大きな差があるためこの記事を見ただけでは思わず「台湾でも韓国ドラマばっかり放送されているの」と日本と同じ目線に立ちがちだ。そこで、台湾の情勢・世界の新しい戦争の話を織り交ぜながら説明をしていきたい

  • 文化情報戦争の拠点は台湾・日本とも同じである

日本と台湾の共通点は円ブロックの中で同化して、戦争を戦った仲だという戦前の歴史だけではない。戦後の歴史でも日本・台湾はよく似た歴史の経緯をたどってきている。もちろん日本には蒋介石のような独裁者はいなかったのだが、台湾同様に日本は常に内外の敵にソフトな文化情報戦争をしてきた。

私は以前に「日本人の知らない文化情報戦争」というタイトルで記事を書いたが、初見の人のために少し説明をします。
戦争には複数の種類がある。武力による戦争・外交による戦争・経済による戦争・そして、文化と情報による戦争だ
補足をいくつか書き加えよう。外交による戦争とは同盟や貿易停止などの圧力をかけて武力の戦争を煽ったり、妥協を促すことを言う。太平洋戦争前のアメリカのハルノートや、ドイツのビスマルクによる対仏外交がこれにあたる。
経済の戦争は貿易や雇用において相手国に問題を生じさせるほどに経済を掌握することだ。産業革命後のイギリス・バブル前の日本がこれである。
国家を掌握するうえで、日本の歴史教育では政治や外交にばかり目が行っていて、経済の戦争も近代で少し出てくるだけ。文化・情報に関する戦争は出てこない。
文化情報戦争は相手の国で自国の文化や情報(教育)によって洗脳し、相手の国に友好的な関係や尊敬の念を抱かせるというもの。中米はこの手法が好きで、中国は移民を使って、アメリカは巨大なエンターテイメント市場を輸出することによってこれを成し遂げる。この対策が難しく、外国文化を排斥するだけでは他国の進んだ文化が入ってくなくなり長期的には弱体化を招くし、資本の言うままに外国人が他国の電波で放送を流せば、その国に対して尊敬を抱くのが当たり前になる

ちなみに、日本・台湾以外だとアメリカがメキシコ移民によってこれに苦しむことが多い。移民なんか社会の底辺だと思っている方は注意したほうがいい。繁殖力で言えば、アメリカ白人よりもメキシコ系の黒人、日本人より中国・韓国人のほうがあるため、参政権の問題さえクリアすれば、内側から侵略することは可能なのである。…トロイの木馬みたいに相手に招き入れさせて、機が熟した時にはこちらが奪い取ってしまう


日本は「韓流がおかしい」と最近になっていうようになってきたが、台湾では歴史解釈が正反対の人が二つに分かれているため、どちらかに思想が傾いたものは常に攻撃される。そのため、この話は台湾のほうが進んでいるといえる。

台湾の歴史を論じるうえでややこしいところは「日本寄りの本省人」「中国寄りの外省人」「アメリカ寄りの企業人(これは人種は関係ない)」がいて【親日】の台湾人という一枚岩で固まることはない。

たとえば、李登輝のように親日家で有名な台湾人なら「戦前の日本の行いは台湾を発展させた」「尖閣諸島は日本の固有の領土です」としっかり明言してくれる。
しかし、中国韓国のように大日本帝国時代の日本に抗議して、靖国神社でデモをする高金素梅 のような人もいる。日本の親米保守(という名の拝金主義者)・護憲左翼・真正保守の対立のようにそれぞれに違う活動をしている。

韓国ブランド推進委員会が台湾にどこまで侵入しているかどうかは私の知るところではないが、台湾人の思想から言えばどちらにせよ外国の番組ばかりが放送されるのは不都合だ。日本のアニメ・ドラマばかりやれば、中国寄りの台湾人には不都合です。中国や韓国の輸入番組ばかりであふれかえれば、今度は日本寄りの人達が都合が悪い。
要するに与野党で一致するのだ。日本の場合はアメリカのドラマであふれかえって民主党が怒るかといえば別にそうでもないし、韓国のドラマがあふれて怒るのは自民党の保守派ぐらいなのだ。また、台湾の場合はどの国との同化も御免なのだ。絶対に誰かしらの反対があるため、各政治思想が拮抗しながらテレビに影響するぐらいがちょうどいい。日本のようにモノを言う人達が全部同じことを言うわけじゃないし、グローバル化という病気にもかかっていない。(日本のように『自分の国がだめだ』とは言ってなくて、発展した先で誰と組むかという争点になる。

  • 日本と台湾が感染する資本主義の病気

しかし、台湾も庶民単位では日本人とそうレベルが変わらない。というのも、台湾も馬英九政権を選んだことで、日本の民主党政権と同じような失敗をしたのだ。その時の「2008年中華民国総統選挙」のスローガンをよく見てもらいたい。

両代表の候補政策比較。
民進党・謝長廷
六つの基本政策理念
・一つの国家:台湾は一つの主権が独立し、社会が共生する国家
・二大原則:主体性(独自性)と開放性の両立
・黄金の三角:経済発展、社会正義、生態環境の三つを共に実現
・四つの優先:台湾優先、環境優先、文化優先、弱者優先
・台湾維新 五つの方向性:価値維新、文化維新、教育維新、経済維新、政治維新
・六星計画:台湾を6大地域(北北基、桃竹苗、中彰投、雲嘉南、高高屏、宜花東)に分けて、それぞれが相互に計画を立てて競争することで台湾全体の競争力を高める
国民党・馬英九
五つの基本理念 [編集]
・区域均衡発展:各区域発展につながる空港都市等の大規模開発計画
・イノベーションのための基礎環境建設:科学技術の発展と技術者の育成
・都市の再生:各都市の活性化と地域間格差の是正
・ 知的資本の蓄積:教育・文化産業・IT産業の振興
・永続発展の重視:造林・治水建設・下水道整備・交通整備を中心とした環境保護基礎工事の推進
出典2008年中華民国総統選挙

ここで注目していただきたいのは馬英九の政策にはなんと「国体・外交政策がない」ということだ。出典でも端っこに台中友好に関する文言が一か所だけあるだけだ。ちなみに台湾で馬英九さんは「生活第一」とこれらの経済政策をまとめて行っていたそうです。(詳細は以下の動画の終盤の3分をご参照ください)

…生活第一。どこかで聞いたことありますよね。第一というのは他をないがしろにするという意味ではないはずですが、両者に言えることはないがしろにしてそのツケを誰かに回す結果になったということではないでしょうか?

そうです。馬英九政権は日本の民主党政権同様に「危機管理能力がない政権」であることが台湾に襲来した台風で明らかになった。
鳩山由紀夫菅直人と違って深々と謝罪し、現地へ行って【馬英九はやめろ】という台風被害の被災者のお叱りも受けた。私はそこは素直にえらいと思うし、政策提言を見てもずっと日本の民主党よりはまともなので、最低限度の評価はしたい。(だが辞めてない)
その不手際から台湾では馬英九の人気が低下し、選挙でも負けている。(日本の拝金主義の教祖様【大前研一】が彼を賞賛したことで恥をさらしたのは有名な話)←日台友好に水を差すからマジでやめろ!!戦前世代の帝国時代の人は日本人に聖人の如きイメージを持っている人までいるんだからそのイメージを崩すな!

…日本も台湾も嫌な病気にかかってしまいましたよ。【生活第一】の名のもとにお金のバラマキを台湾なら公共事業、日本なら子ども手当という名の配給で行う事を代償に危機管理をないがしろにする。

だから、台風だの地震だのが来る。これを我欲への天罰だと捉えて悔い改めて世の中全体の事を考えられる国・国民になっていくかどうかが台湾にも日本にも試されているように感じます運が悪いとか政局にどう響くとかそういう表面上の事でしか捉えられない国民であれば、日台は中国・韓国に文化情報戦争で飲み込まれていくでしょう

  • 本当の友好は庶民の手で実現していく。

評論家日下公人が著書で述べる決まり文句で好きなセリフがあるので、それを紹介してから最後の話をしたい。
『日中友好なんてものは言わなくても、互い望めば、勝手にそうなっていくのです。』
と言って中国からの使いの者が話そうとしたことを遮って相手の持ちネタをとってしまったのだ。(似たような話で金融機関から投資信託を進められた際に『そんなにもうかるなら自分で買いなさい』と言って断ったという逸話もお持ちです。)

実際にその通りなんです。日本と台湾の友好は政治の介入は最小限だ。台湾は東日本大震災の際に、100億以上の義捐金を集めました。過去の記事でもこの話題は取り上げましたが、その続きを私のブログではやっていなかったので、その話の続きをしたい。

この後、アメリカ並みの義捐金を積み上げた台湾に対して政府が行った仕打ちはなんと…お礼広告を出さないという仕打ちでした。台湾に限らず、世界134科国からの援助のうちお礼広告を出したのはなんと援助の少ない中国・韓国・ロシアなども含まれた7国。

そこで、庶民でお礼の広告を出しました。(ソースはこちら

…この後ひどいオチについてはマスコミの言う『報道しない自由』にならって演出として注釈に書くことにしますが、この広告を出すために日本人が1800万円も庶民の手で集めたという美談があることをまずは皆さんに誤認識いただきたい*1

…日台関係は政治でつながることは中国の圧力に屈する貧弱な政治家がいる限り難しい。(そもそも、ここからおかしいのだけど
しかし、庶民単位ではつながる。文化的には強くつながっていて、日本の保守系の思想に台湾出身の論客が入ってきたり、日本の文化が向こうでヒットしたり、受け継がれてり…。そういうことは実際に起こっている。

私は台湾の独立を目指す人たちを応援したいし、日本にいい感情を持つ人たちを援護すれば尖閣諸島の問題でもめることもなくなると考える。(総統経験者の発言は国際政治では重いのです。その人の思想を継ぐ人が台湾の世論になれば領土問題なんぞほとんどない。)
日本人も台湾人も元をたどれば我欲のために原則を捻じ曲げる大嘘をつく人種じゃないです。中国韓国のように利益のために嘘を捻じ曲げて人を洗脳したりする人達とは違うからこそ、それらと戦うために手を取り合えるのです。*2

そういうのがなくても、かなり近い文化圏で微妙に違う意見を持ち合って共感しあえると思いますけど。

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今回のバナーは東日本大震災で英雄になったえがちゃんです。彼の人気のために彼のことはうれしそうに嫌ってやってください。
『大嫌いだ!!愛しているからお前のことは嫌いだってののしってやる!!』
…好かれたら彼は自分の芸ができなくなってしまうからね。

台湾のたびしおり

台湾のたびしおり


…ああ、本当に台湾行きたい。

*1:ひどいオチの話。実はこの広告を出した後に一部の記事では広告と一緒に菅直人の写真を載せて『日本からお礼が来た』という報じ方をした記事が流れた。これにツイッターや2chを通じてお金を出した人たちが激怒し…というオチ。もし、日本語のできる台湾人が私のブログを見ることがあったら、台湾の人たちに『菅は日本人じゃありません。あれは北朝鮮の味方であり、ポルポト派や赤い旅団などの極左の傾倒を将軍様の赤い同志です』とお伝えください。

*2:尖閣諸島の領有権問題の原因は調査で海底資源の存在があることが知られてからです。それまでは中国も台湾も見向きもしませんでしたし、現在土地を持っている人が日本にいるため領土問題なんかありません。