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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

プリンセス・トヨトミ

映画の話

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

経済の話にも、サブカルの話にも、被災地取材や政治評論にも、私の記事を楽しみにしている人がいる中、映画の話だけはファンがつかない(´・ω・)
ですが、映画の話をやらせていただきます(`・∀・)お許しください!(開き直りだよね?開き直ってるよね?)

  • あらすじと見どころ

会計検査院という国の援助金が正しく使われているかどうかを検査する三権*1から独立した組織があります。

そこのお仕事で大阪に出張に来た松平氏は財団法人OJOという組織に対して検査をする際に、奇妙な現象に気づく。それをさらに調べ上げることで、豊臣家の末裔を守るための機関『大阪国』が日本政府に承認され密かに存在していたことを知る。

『大阪国』とは一体何だ!?予想外のクライマックスを見逃すな!!(戦闘モノではありません)

みどころ
・クライマックスの深イイ話(大阪国の由来)
・ツッコミ満載の矛盾したシーンの数々(かならず気になるところが一つはある)
綾瀬はるかの乳揺れ(やりすぎなぐらいに…)
・お好み焼き屋さんのオッチャン(キャラが…濃い!)
・大阪の映像がチラホラと出てくるので、どこだか思い出しながら見る。

  • 政府なんかない!

大阪は『政府の手が入らないほど、金がなくてもいいものをつくって幸せになる』不思議な県民性をもった県です。

役所の仕事をやらせれば借金まみれなのに、大阪出身の大企業、大ビジネスは数多くあります。
要するに『民間で、個人で何かしよう』という事をやらせると強い県民なのです。東京の場合とは逆です。東京の場合は組織ありきで何かを考えるため、自分で1から作り上げようという人は大阪ほど多くない。

大阪人は独立精神が強い。大阪国の面白いところはその目的と組織にあります。組織については一人一人なのです。でも、まとまっている。隣で酒を飲んでいる知らないおっさんとじいさんが同じ行動を取る。

これが大阪国です。見ながらにして『大阪らしくもあり、大阪らしくない』と思いながら感心しました。
らしくないと思う理由は大阪が『政府を集団で作りたがって、その枠組みの中に入ろうとするところです』がらしくないと思いました。大阪という漠然とした概念の下では一つになるけど、それを具体的に法律などで取り決めて組織して、組織図を描くこともありうる『国家』という枠組みはあまり大阪らしくない。

大阪人はよくも悪くも他人事です。実は本編にも出てくる『anchor』という関西テレビのニュース番組では大阪の趣味にインタビューするコーナーがあるのですが、そこの部分での発言はいつも様々なものが出て多様性があって面白い。(興味のあるニュースすらも選択肢があるのにバラバラになる。)
しかも、意見が大人で政治や経済に対して本質的に心得ている。大人なのですよね。自分が合理的かつ気持ちよく生きていく術をよく知っている。規則よりも自分たちのさじ加減で生きている部分やゆるめに改変されたローカルなルールの方がつよい。(それが集団単位になると摩擦が起きるから犯罪が多い県でもあるのだけど。)

そういう気質をうまく世界観に盛り込んだ良作です。ただし、この作品…好き嫌いが分かれるのです。

  • 50歳以上ののオッチャンに見てもらいたいねん!!

好みが分かれる理由は『大阪の人情モノ』っぽい内容なのに、タイトルと予告が明らかに戦争モノっぽいからなのよね〜。ダディンチコードみたいな感じに『豊臣家の謎が…今明らかに!!』というイメージになってしまう。

主人公がオッサンだからということもありますが、話の内容が子供にはわかりにくい。

非常にストーリーや合理性からひねりを利かせてあるため、『大阪人はこんな感じで、オッサンという年代はこんな感じで、男ってのはこうで…』という考えがない人がみるとどうしてもこの映画は中身の良さをつかめない。

…わかる人に見て欲しい。それがこの映画に対する私の思いです。

  • だから、大阪をすべての近畿のように言うのやめろよ!!

最後に、上の小見出しの件で少しだけ言い訳をさせてください。(以下、兵庫県民の主張。)


小見出しを関西弁にしたけど、これは東京モンのつかうチャチな関西弁ではなく、兵庫県民が使う似非大阪弁です。(近畿各県で関西弁は微妙に異なります。はてなキーワードで『神戸弁』というところがあるので、興味がある方は是非見てみてください。神戸弁≠大阪弁≠和歌山弁なのです。)

…これ書いていて思ったけど、京都弁って関西弁に含むの?それとも、京都は別枠?

元神戸市民としてどうしても言っておきたい。空港の電光掲示板で神戸空港の表記を『KOBE(OSAKA)』と書いたり、横浜で兵庫出身というと学校の友人が『ああ、大阪ね』と言うのマジでやめろ!!

全然違うわ!!根本的に気質が違うよ。*2

最後に
大阪の新世界を連れ回してくれた友人、梅田観光に付き合ってくれた友人、ニコニコ動画にanchorをほぼ毎日アップロードしてくれるうp主、anchorの出演者の皆様に感謝します。おかげで大阪が登場する様々なシーンを親近感を持って映画を楽しむことができました。あの時串揚げ屋さんで串揚を初めて食べたおかげで見ていて馴染みのある思い出の風景として見ることができました。*3

聖地巡礼ならぬ『聖地事前巡礼』って感じですね。あと、日比谷公園も出てきます。ここは自分で行ったことがあるところだったので、ここも見ていて『これは』というところに気づかされました。



http://www.princess-toyotomi.com/
現在進行形でやっておりますので、是非見に行ってみてください。

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*1:国会・内閣・裁判所

*2:兵庫県民も独自性が強くて、クリエイターや経営者や新しい食文化をすごくいっぱい出す件だけど大阪、京都みたいに自分達が都だとは思ってないです。もう少し謙虚で、オープンです。いい意味で田舎臭いというか…適度に都会といいますか…そういう県です。

*3:見た目は一口サイズだけど、ボリューム満点のおいしい串揚げでしたよ。