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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

フォトグラフ(恋愛小説風味の妄想)


読みきり小説です。自分の中で『なかなかのデキ』と思ったので載せてみる事にしました。

  • 書いたきっかけとヒロインについて

ヒロインのモデルは○○ミキという実際に僕とクラスメイトだった女性です。明るくて、強豪の吹奏楽部にいるという設定と一年生の最後に一緒に写真をとったというところまでは実話です。

もし、私が引っ越さないでその子と何か付き合ってたら…という設定で書いています。ちなみに、その子については全然仲良しなわけでも、好きだったわけでもありません。常に私のヒロイン像は師匠というその学校でテニス部の顧問をしていた女の先生から来ています。彼女がその対照的なキャラクターだったから、二次創作的に様々な設定を付け加えながら、彼女をヒロインにした小説を創ってみました。師匠の妄想小話はこちらで、師匠のプロフィールについてはこちら

  • 以下、妄想(3%の実話と97%の創作をお送りします。)

きっかけは、高一の最後の終業式のことだった。委員長の提案で、
委員長『男女でツーショット写真を撮る。好きな子とかじゃなくて、くじで決めます。』
俺、赤犬憲次は長身で茶髪のアホ吹奏楽部員こと七色美希と写真を撮ることになった。
委員長『男子の13番、写真撮るよ。』
騒がしいサッカー部の連中が番号を事前に告白していたため、13番が誰なのかと全員が見守っている中で俺と彼女が出てきた。
委員長『コロとボー…対照的な組み合わせね。』
コロは俺のあだ名(赤犬→いぬっころ→コロ)ボーは彼女のあだ名(七色→虹→レインボー→ボー)
俺は生真面目で勉強家という硬派で女子からはとっつきにくいイメージがある。一方で彼女のうるさくてアホで授業中もプリクラ見ているようなヤツと思っていたし、実際ほかの人の評価もたいそう変わらなかった。ボーには失礼だが、そういうやつの大半はイケメンに当たりたがるのだろう。そう先入観として思っていたが
ボー『よろしく。』
と嫌がる素振りのない普通の声で話しかけられた。しかし、俺は騙されないぞ!吹奏楽部のやつってのは表面上はいいヤツだが、話してみると性格が悪いのが相場だ。少なくとも男子の吹奏楽部員はな。
委員長『もっと近づいて〜』
コロ『…(やっぱでかいな〜)』←背の話です。ブレザーの学校だからバストはわかりにくい。
女子A『カップルみたいね。背丈が近いから良く似合ってるわよ。』
女子B『コロ!ニヤニヤしない!』
女子C『黙ってたら、お似合いなのにね。…キャラがキャラだけど。』
写真を撮っている横で、女子側からそんな声が聞こえた。この写真撮影をきっかけに、気分を浴した俺は調子付いて
コロ『用事があるってわけでもないけど、記念と言うかなんと言うか…メルアド交換しない?』
ボー『ええ?いいの。ありがとう。』
表裏があるのか、悪意のかけらもないヤツなのか、ボーはプリクラ帳の最後のページに書いたアドレスを移して俺に渡した。俺がメルアドを書こうと紙を出すと制止して彼女は言う。
ボー『帰ったら絶対にメールする事!それでメルアド交換。』
コロ『おまえは俺のオカンか!』
女子C『仲いいわね。』
ボー『仲良しよ〜(笑)』
コロ『…(調子狂うなぁ…。)』

この日にメールしてから、春休みは部活の後に一緒に帰る約束をした。彼女曰く帰る方向がいっしょの同級生が居ないから途中まで一緒に帰ろうということだ。
しかし、問題はお互いの環境だった。俺の所属するテニス部のほうが吹奏楽部よりも早く帰れる。マネージャーがいない女に飢えた部活で女子と帰る事になった話をするとうるさくされるので『ランニングしてから帰るよ』と俺が言うと部員達からは『嘘クセーなぁ』と言われた。

確かに、半分は嘘です。実際はランニングは一周だけで、自転車置き場の明かりで本を読んで待っていた。すると、ボーが毎回毎回頭をなでたり、後ろから目を伏せたりする。
コロ『ん゛!?』
ボー『お待たせ。』
たいしたことを話すわけでもないが、俺は彼女のフランクなスキンシップをされたいという変態極まりない理由で、彼女が来るのを待っていた。時々互いに練習試合や遠征で会えない事があったが、このアフター7の時間がお互いに楽しみだった。ちなみに、一番すごいスキンシップは後ろからタックル気味に抱き付いてくるというもの。一瞬『これが、…おっぱい!』という感動に浸った次の瞬間に座っていた自転車から転げ落ちて、彼女も彼女で自転車の金属に腹うち
コロ『いてーよ!』
ボー『うん、私も痛かった。まさか、自転車の持ち手で死にかける日が来ようとは…』
コロ『大丈夫。君はまだ生きている(棒)』
ボー『その励まし方は嬉しくない。』
と言ってムスッとした。

転機が訪れたのは7月。メルアドを教えてない吹奏楽部の女の子からメールが来た。
『コロへ。一年の時にクラスが一緒だった村坂ヒジリだよ。放課後、図書室に来てくれる?美希には内緒できてね。美希の話だから。』
ボー以外の女の子相手だと、馴染めない事からふてくされ気味な俺は色々と抵抗した。しかし、吹奏楽部員にしては珍しく、腰が低くまともな言葉で話してくるので、話を聞くことにした。
コロ『話って何?まさか、不治の病とか言わないよな?』
冗談めいた感じで言うと、
村坂『そんな感じ。』
といわれた。大真面目な顔で
村坂『夏休みの大会に期末テストで赤点を出した子はでられない事になったの。そこで、吹奏楽部総出で赤点を出した子のフォローをやってるんだけど…美希の事をあなたに任せたいの。』
ああ、バカって事ね。【死ななきゃわからない】というよね?
コロ『俺は理系クラスだけど。』
村坂『だったらできる科目だけでいいから。』
コロ『学校でやったほうがいいの?』
村坂『学校では私が教えるから、土日にコロが美希の家に行って。テスト期間中は部活が休みになるから。』
コロ『アイツの家に!?いくらなんでも警戒されないか?』
村坂『あの子がそんな思慮深く見える?』
コロ『見えない。』
村坂『でしょ。というわけで、よろしく〜。』
と言うわけで、彼女に村坂の名前を伏せて話すと
ボー『ありがとう。すごく助かる。』
と屈託のない声でいわれた。…信用されていると普通の人ならうぬぼれられるが、彼女の場合はそういう事もなかった。


地下鉄に乗って、彼女の家の最寄り駅である野球場の近くまで行った。
ボー『やっほ。って制服!?』
コロ『いや〜色々と迷ってさ。』
村坂に『どっかに遊びに行ってもばれる服にしろ』といわれたとはいえないなぁ…と言うわけで、七色邸へ。
コロ『前から思ってたけどさ…』
ボー『何?』
コロ『お前ら、スポンジボブ好きすぎるだろ!!』
ボー『かわいいでしょ(笑)』
美的感覚がわからん。

事前に配布されたマニュアル(作・村坂ヒジリ)に添って『やること、やっちゃいけないこと』を台本どおりにこなして行く。
やっちゃいけないことと言うのが【過度な雑談、細かい部屋のインテリアの話、物色、ベットで転がる】など色々かかれた。これがかえって彼女の部屋を女の子の部屋として意識してじろじろ見てしまう結果になった。
コロ『…(あああ!!集中できん!)』
コロは部屋を閉じていないと集中できないタイプの人間なのだ。だから、あれこれと気になるものが広がるこの部屋で勉強するのは苦痛だった。ボーもボーで
ボー『コロ〜疲れた〜なんか遊ぼう。』
となった。そこで、村坂マニュアルに則って発言する。
コロ『もうちょっとだからがんばろう。今回、赤点がなかったら、夏休みに一緒に出かけよう。港通りの方に行って見たい言ってただろう?』
こんなので効くのかよ?と俺が半信半疑で村坂台本どおりに演じると
ボー『いいわね!あそこ、一人で行きにくいから一緒に行きましょ。』
単純なヤツだ。それも信じられないほど単純なやつだ。駄々っ子の表情から光物をみつけた子どもの表情に変わったボーを見て思った。…俺はそもそも『あそこがオシャレすぎて行きにくいからヤダ。台本通り発言しただけの方便だ』ということは伏せておこう。
コロ『とはいえ、人間の集中力は15分しか持たないのが相場なんだよな…。休憩する?』
オーバーワークを避けたいと思ったから僕は提案した。しかし、今のボーは光物を見た子供なのだ。
ボー『やる!やって、コロに港通り連れて行ってもらう。』
馬鹿とハサミは使いようなぁ…。猪突猛進って言うけど、ちゃんと手綱をひく人が居れば一番いいのかも。この場合は、村坂だけど。


この後も真面目に勉強し続けたため、女の子の部屋に行ったのに、ドキッとしたシーンは彼女の横に顔を寄せて、数式を教えたときだけ。(緊張してちょっと説明噛んだ。)


村坂に事後報告をすると
コロ『お前、アイツの扱いどれだけ心得てるんだよ!』
村坂『あら?そんなにうまく行ったの?どうしようかしら?』
自分でも信じられないとでも言いたそうな驚きの表情をしてから、彼女は考え込んだ。
コロ『おいおい、勘弁してくれよ。アイツ結構オシャレだったろ?港通りでアイツの横を歩いて恥ずかしくない服なんか持ってないぞ!』
俺は彼女の私服姿が小奇麗にまとまっていたところをみているだけに動揺して、自分の困窮ぶりを村坂に訴えた。しかし、村坂はそれを見て、ひらめく。
村坂『…それで行きましょ!!コロ、できる限りオシャレな格好をしてきて。全然及ばなくてもいいから手抜きはしちゃだめ。』
コロ『はぁ?本当にやるの。』
村坂『男、磨かせてもらいなさい。』
コロ『極道かよ!』
と冗談めいて言うと
村坂『あら?人生は【道を極めること】よ』

(2週間後)
この日にテスト結果が出そろうので、駐輪場で報告会をすることになっていた。
ボー『何読んでいるの?』
コロ『あ、やっと来た!!どういう成績だった!!』
本の事どころじゃなかった。読んでいる振りといっても過言じゃないぐらいに頭に入らず、彼女の成績ばっかりを憂いていた。
ボー『すごいぞ!見たいだろ?』
コロ『結論教えてくれれば、見せなくてもいいぞ。』
ボー『いけず〜私の【トッテオキ】見せてあ・げ・る。』
コロ『意味深に言ってるけど、成績表だからな。』
成績表を渡しながら彼女が一言
ボー『コロ、何か変なこと考えているでしょ!』
という言葉が成績表を見た途端に頭から吹き飛んだ。…流石は強豪吹奏楽部。地頭が悪くてもこいつらの集中力はすごいわ。
コロ『なんだよ!全部平均点越えしてるじゃね〜か。』
俺が顔を上げると彼女が俺に顔を近づけて
ボー『約束どおり、港通りね。』
そういって笑った。俺に目を合わせるように顔を近づけて続ける。
ボー『2時集合ね。花火の場所取りをして、花火見物しましょ。』
コロ『おいおい、俺なんかでいいのか?いつものお仲間を誘ってやらないと。』
ボー『この日はみんな用事なんだって。…それに、コロも【いつものお仲間】よ。』
コロ『え?』
吹奏楽部員でもないのにいつから構成員にされた?そう思っていると彼女が笑顔で付け加えた。
ボー『だって、ほぼ毎日あっているじゃない!』

村坂マニュアルが来るのかと思って、この事を再び村坂に言うと
村坂『私は彼女に赤点を取って欲しくなかっただけ。別に、彼女とあなたの行動を逐一監視する気はないわ。』
意外な回答だ。大事に思っているなら俺のようなヤツと二人っきりで出かける事は叱責に値するだろう。だれかそちらの友人を連れていかないと。それよりも気になるのは
コロ『何で俺に頼んだ?わざわざ彼女が出かけるお供付きで。』
村坂『じゃあ、なんで彼女に勉強を教えたの?あんなに勉強できない子に。』
コロ『やる気があるから。猪突猛進っていうか、空回りって言うかそういうやつって手際さえ覚えたら、うまくなるじゃん。何でも。』
期待した回答がもらえなかったらしく、村坂は沈黙の後切り出す。
村坂『…質問変える。彼女と一緒に帰り続けるのは何で。』
コロ『面白いヤツだろ。人の事喜ばそうとして、毎度毎度疲れているのに、俺を驚かす事ばっかり考えてくるなんて…。』
無意識にニヤニヤしながら話す俺を見て彼女は脱力した笑みで答えた。
村坂『あなたがそう思っているからよ。』
村坂はやっと聞きたい事を聞けたという満足の表情で俺に言い放った。その後、村坂と会話する事もなく、当日を迎えた。

(当日)
待ち合わせの場所で合うやいなや、相変わらずおしゃれな格好で来るボーに驚かされた。
コロ『相場的に浴衣じゃないの?』
ボー『買い物がメインだから、これでいいの。』
2時にビニールシートを敷いた後、港通りに戻って買い物をする事にした。
コロ『何買うの?』
ボー『コロの服。』
コロ『はい?お前が行きたいっていったのに、俺の服!?』
ボー『とりあえず、身だしなみだけでも港通りっぽい服を着てもらわないと。』
と言う事になり、ショッピングモールをあれこれ歩き回る事になった。いつもうるさいのは俺のほうだが、今回は彼女が2時間ぐらい悩むのに付き合わされた。

コロ『こういうのは直感でグイッとだなぁ…』
ボー『オシャレとサックスは芸術なの!芸術は計算しつくされているの。』
コロ『お前、計算ってキャラじゃないだろ!』
条件反射に本音が出てしまった。
ボー『さりげなく、馬鹿にしたでしょ?』
コロ『いや、露骨に馬鹿にした。』
ボー『おお、サラッというねぇ!』
今日の彼女はやたらとテンションが高く、チョクチョクと不平不満を訴えてもいなされてしまうため、こういう感じの会話が多かった。


会話をしながら、決めた服はやっぱりかっこよかった。
コロ『得手不得手ってあるんだなぁ…』
感心して思わず、言葉が出た。
ボー『馬鹿にしてる?』
コロ『褒めてる。』
ボー『もっとわかりやすく。』
といわれたので、
コロ『ありがとう。』
といって頭をなでた。自分でも手が伸びた事には驚いたが、柄にもない事をやってしまった事がばつが悪かった。これには彼女もそう感じたらしく、
ボー『…なんか、いつもと違う。』
コロ『おれもそう思う。ごめん、なんか気持ち悪いわ。』
自重しようと決め込んだ矢先に彼女から意外な言葉をもらう。
ボー『服のせいで行動までハンサムになったと思ったのに。』
コロ『さりげなく馬鹿にした?』
ムスッとした表情で通りを歩く足を早めて俺よりも先に進んで行った。
コロ『ごめん。怒った?』
囁くように話しかけると、あからさまに不機嫌そうな大きめの声で
ボー『ぜ〜んぜん!嬉しかったのになあ…って。』
と言ったあとに普通に戻して
ボー『それだけ。別に怒ってないよ。』
コロ『なら良かった。』

彼女の命令で娯楽施設のトイレを借りて着替えた後、選んでもらった服で花火を見る。が、頭に入らない。何せよ、彼女とビニールシート一枚で寄り添って暗闇の中でみんな花火に夢中。

花火の爆発音がBGMのように聞き流される中で、俺は頭の中であれこれ考え始めた。
何で、あの時なでたんだ?村坂は何が言いたくて、おれに質問してたのか?そもそも、コイツは俺に何を望んでいて、こいつの『嬉しかった』というのはどういう意味なのか。

あれこれ考えた上で、結論を出した。しかし、これをどこでこの結論を生かすかが問題だ。

花火が終わって、彼女が立ち上がった。
ボー『ちょっと待ってて。』
コロ『あ、ハイハイ。』
仕方がないからシートを片付け始めた。シートを片付ける際に彼女のカバンからカラフルで丸文字のメモを見つけた。そこに三つの見出しと箇条書き。『やる事』『やってはいけない事』『台本』。…ああ。そういうことか。チラッと見えたものを手に取ることもなく何事もなかったかのようにシートを片付けた。

全てを察した上で、俺は彼女の帰りを待った。
ボー『ごめんね〜並んじゃって遅くなっちゃった。』
コロ『構わんよ。ハイ、カバン。』
彼女にカバンを渡した後、カバンを持った手の反対をつなぐように促した。
ボー『コロ?』
コロ『この先は人ごみだろ?』
手をつなぐボーの手を下に引っ張って、よろけたボーを逆の手で俺のほうに抱き寄せた。
ボー『ちょ…』
コロ『あまりこういうやり方って、らしくなくて好きじゃないんだけどさ…。』
ボー『どうしたの?』
何がどうなったかよくわからないという声を出すボーに注意を配る余裕もなく、声を震わせて話す。村坂!これが俺の一世一代のお前に対する猛抗議だ!!
コロ『す…好きになった!』
ボーが始めて沈黙した。そして顔をうずめたまま、顔をうずめて動かない。
コロ『やめろよ。そういうキャラじゃないだろ!』
ボーは黙ったまま動かない。少し顔を横にしただけ。
コロ『行こうぜ。明日部活だろ。帰らないと電車間に合わないぞ。』
…なんだよ!!聞いてないぞ。お前が借りてきた猫みたいになっちまってどうするんだよ!!恥ずかしいじゃねーか!!俺が誠心誠意込めてやったのは村坂の思い通りになっていることがしゃくにさわったからであって、断じてお前にそういう乙女な所が見たくてしたわけじゃない!!台本以外のことをやられて、アタフタとしながら『あ、それは私が言う予定の台詞だったのに!』って言わせたかっただけなんだ。頼むからさ…俺にバカにさせてくれよ。それを軽々しくいなして、くれよ。シリアスなんか似合わないからさ。いや、ほんと陰気なヤツは俺と村坂だけで十分だよ。なぁ…俺の好きなお前はそういうやつじゃないだろ?なぁ、そうだろ!


ボー『元に戻った!!』
ボーは笑った。いつものボーの声だった。
コロ『こ、このやろう!』
俺が怒ると頃は堪えていた笑いを解き放った。
ボー『だって、コロがいきなりハンサムに見えちゃったから…恥ずかしくなって顔をうずめてたら、コロの心臓の音がドクドク言って、コロが焦ってるの。それがかわいくて、おかしくて。』
ボーは笑いすぎて呼吸すらも危ういような感じがいつもよりも赤い顔、目が潤んでないのに目の隅に涙がたまっていること、泣き顔とは思えない笑顔がそれを象徴していた。
コロ『馬鹿にしてるだろ?』
全力で吠えたい気持ちをこらえて、呆れ顔を作って聞いた。
ボー『かわいいは褒め言葉よ。』
名言でも言った気分なのだろう。【してやったり!】の口調だった
コロ『…。もう恥ずかしい事はしないからな。…絶対にかわいくもならないからな。』
言いたい事を言い切ってから、小さな間が空いた。そして、彼女は切り出す。
ボー『じゃー私がかわいくすればいいだけ!』
ボーが背伸びして、俺にキスをした。キスをし終えた後のボーの勝ち誇った表情が見とれるほどにかわいかった。毎日会っているのに、一目惚れのようなキュンとさせられるようなかわいさが顔の当たりを熱くした。…やめろ、本当に好きになるだろ!


妄想おしまい。

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・備考
解釈を読みたくない人のために注釈に書いていきますので、読みたい方は番号をチェックして上で、お願いします。

・元ネタについて*1

・演出について*2

・コンセプトについて*3


ご意見、ご感想をお待ちしております。

*1:七色美希は同級生の女性と坂上智代CLANNAD)を7:3でブレンドした感じ。赤犬健は自分自身にキョン(涼宮ハルヒの憂鬱)っぽい口うるさい感じを足したキャラ。村坂は清浦刹那スクールデイズシリーズ)が元ネタ。 ストーリーとしては実話2つとスクールデイズ西園寺世界のルート・アニメCLANNAD智代編(DVD作品)・パワプロクンポケット11の浜野朱理ルートをミックス。

*2:告白シーンの台詞ですが、涼宮ハルヒシリーズの神人のシーン(1巻)と消失(四巻)の映画版を参考にしながら、動揺を全力で表現しました。ここでドキドキしてくれない読者がいるとすれば、この小説は駄作です。なんの意味もない。…あとはラノベっぽい書き方で読み手にわかりやすい作りで、テンポ良く読めるように心がけました。感情を流し込む部分はネチネチ書いても、説明はなるべくシンプルで読みやすくを心がけました。

*3:【心躍る青春小説】を目指しました。大人の階段というか、恋にズボッと落ちる少年と青年の境目みたいなモノを赤犬健に求め、男子が子供っぽく見える普通の女子の感覚を村坂に求め、毎日を楽しく過ごすハツラツとした女子高生らしさを七色美希に求めました。七色が個人的にはキモで、七色が居るからこいつらは高校生の話で収まっていて、七色がいないなら大学生の話でもいいのです。童貞大学生でもボーは行けます。人を好きになる感覚ってのを高校時代に深い意味で知って欲しいと思ったから敢えて七色なんです。中学生で恋なんかしらないよ、哲学がない。大学生なら遅い、冷めてる。そういうさじ加減です。