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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

第六報、陸ヲ歩キ軽トラックヲ運転スル漁師達ノ戦ヒ


前回のあらすじ
現時点で常磐線最果ての駅『四ツ倉』から地元の人が『80人亡くなった酷い被害を受けた』と評判の久ノ浜港を目指して歩いた。初めから読みたい人は四ツ倉海岸の記事のURLを張っておきますので、そちらをご参照下さい。

四ツ倉海岸(記事下『次の続く』から最後まで順番に見る事ができます。)
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20110508/1304780529

今回の話
ついに、寄り道しながらだが、3時間かけて『久ノ浜港』という漁港にたどり着いた。
四ツ倉港よりも本格的な漁港の拠点が置かれており、組合の拠点・ドック・重油スタンドなどがある。

そのため、瓦礫撤去の作業をしている人は他の場所よりも多かった。
そして、多くの人が船に乗るときに履くような長靴を履いて作業していた。

何が酷いかと言いますと…実は漁港と市街地をつなぐ橋が壊れてしまったのです。(僕がいった日には直ってましたが…津波が皮を伝って行くので、海よりも少し離れたところにあっても橋も被害を受けてしまうのです。)


そのため、地元の方でも最近まで今から出てくる写真のような事が起こっていたとは知らないのです。

『壮絶』といわざるをえない!!
海が網だらけになってそれを工事車輌で引っ掛けて取っている。その引っ掛けた網に車輌が引っかかって今度は陸の網を引っ掛けて拾う。
不効率極まりないようにみえる作業だが、これを何十日も繰り返して、海に落ちている網や瓦礫などを取って行く。心と知識の無い人は『小物だけでも海に潜って取れよ』とか思うかもしれないが、網が絡まって海中に散乱している状態では足を引っ掛けでもすれば、文字通り命取りだ!!水を吸いながら絡まった網は重さそのものだ!そんなものを引き上げること自体が力のいる作業だ。もっと頭の悪い人のためにわかりやすい例を出すと『着衣水泳』をやってみなさい!!そしたら、重機で引き上げている物がどれだけ重いか想像がつく。(実際は水を含んだ網だけではなく、その下に沈んでいる物も絡め取ってあがってくるから人力なんかじゃ何もできない。)

この網に関連した写真で最も象徴的な写真がこれだ

横に移っている大きなトラックや電柱からどれだけの量の網が高く連なって絡まっているかを想像していただきたい。

できる事なら何かのモニュメントだと思いたい…だが、これが津波被害の一部なのです。

目を少し横に移してみると、こんな物が転がっていた。

これには唖然とした。車なんてひっくり返る物じゃないし、その上に網が絡まっていると言うのだから、どうやったらそうなるのか全く想像がつかなかった。

ところで、車のガラスの中身について知っていますか?車のガラスは事故などで破損した後に乗っている人に直撃しないために、接着樹脂を混ぜて固めてある。この樹脂のおかげでガラスは飛び散らず、細かい粒になったガラスもくっついたままで被害当時の面影を事故車や津波に飲まれた車をみればわかるようになっている。

ところで、何でそんな話をしているのか?実は車の割れたガラスを踏んでしまって、先ほどからガムのように接着樹脂がくっついて、瓦礫を靴に絡め取っ手行くのです。…それが大層気持ちの悪い感覚なのです。


被害の映像として、最もインパクトのある写真はこれだろう

横の建物が重油ステーションの跡地ですが、この建物の高さは3メートルぐらいです(身長と比較して目測)

それを参考に船を見ていただけるとどれだけ大きな船が津波で動いたのか想像できるかと思います。…ただし、船の下に磯・海草・貝殻の類がついていないので、ひょっとしたら陸にあったものを押し込んでこうなったのかもしれません。(※ここにある船は漁業用の個人が所有している小さな船が多く、こんな大型な船は珍しい)

業者の方がせりなどを行っていた場所も綺麗サッパリです。(片付けられた後なのでしょうけど。)
これは酷いですね。事務用の机まで、ゴミとして重ねられているところを見るところに生活観を感じますね。全く…。


思案
私はここで作業する漁民の方々がすごいと思った。よくも悪しくも、人間は自分がよくなるインセンティブル(誘因)によって動かされる。しかし、この漁港を片付けても9ヶ月は漁をしても魚が売れない。(原発の周辺で魚を採っていた人達であるため、このダメージは大きい)

少なくとも原発の事が報道され続ける限り…つまり1年間は確実に風評被害を受け続け、漁船についても借金をして購入しないと再起できない人が多くいる。
若ければまだしも、もう一度漁業をしようと言う気にはなれない。ましてや、歳を食った人ばかりが瓦礫の作業をしている人を見ると私は『なんでそんな事ができる?』という気持ちになった。

私なら漁業の経験を生かして、別の漁港で働くことを考える。引退できるなら引退する。

自分の商売道具が海に沈んで、重機でずたずたに引き上げられて、トラックで運ばれていく。そんな光景は精神的に耐えかねる。

マスコミの人たちが映像がトラウマになって仕事を辞めると言うが、被災地では毎日見ているんだ!!小学生は瓦礫の山のすぐ隣が通学路なんだ!!あんた達が政権交代を促して作った無能な政権は被災地にトラウマを与える時間を引き延ばしている。しょーもない写真だとか、ボランティアと被災者の結婚だとかそういうことよりもさ、この絶望的な状態を伝えなよ!!

私にとっては彼らの生き様の方が何よりも感動を生むよ!!信じられないほどの努力だ!それを応援する人は必ず現れる!偽善だけの絆や、エコタウン構想何ぞうんざりだ!!一番酷い人に手を差し伸べる報道をしろ!!政策を作れ!それができないなら、仕事なんか犬と大学生にでもくれてやれ!!というより、くれよ!!俺に仕事くれよ!!(※筆者は就活生


次回、『第七報。村ノ長老、東京ノ若造ニ教エヲ説ク
次回が私のオススメの回です!!!村の重鎮のインタビューです。写真もそうですが、人の話の中では一番の衝撃を受けて、聞き入りました。



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