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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

台湾さんがもうすぐ100億集めそうな勢いで、日本への義援金を集めているそうです。…ということで特別企画。


細かい事はハム速にゆだねますね。
http://hamusoku.com/archives/4399039.html


と言うわけで、私なりに台湾さんに何かできない物かと思いながら、近所の古本屋で歴史書をあさっているとこの前の【台湾さんが58億の義援金を集めたようです。】で取り扱った小林よしのりの【台湾論】がなんと300円で入手できるのでしてきました。(ついでに言うとプログラミングの本はなかったけど、ゲームとか動画を作るのに役立ちそうなフラッシュの本も300円でおいてあったのでそれも入手してきました。)

フラッシュの本はまた読み終わったら何か実用化するとして、今日は【台湾論】の話をしたいと思います。

  • 偶然にも地震の話題から始まっている本書。

この本を特集した大きな理由の一つは李登輝氏と小林氏による【台湾大地震】への対応と阪神淡路大震災の比較話が盛り込まれていたからです。

台湾軍の方が対応が早く、金に困っていた自治体に対して、李登輝は村長一人当たり800万円を二日目の段階で供給。
『それで命を救うなり、復興するなりやりたい事をやりなさい。足りなければ、後で持ってくる。とりあえず、緊急用にその800万円を使いなさい。』
という思い切った策に出た。

初動も真夜中に起きた地震なのに、李登輝が朝現場に入った頃には軍隊が救助活動に専念している状態が出来上がっていた。*1


どこぞかの『バカ野郎政府』にいってやりたい。
口蹄疫にせよ、地震にせよ、危機の際にお金や物資をケチるのを辞めなさい。あの『サメの脳みそ、ノミの心臓』と言われた自民党史上最も不評な首相森善朗ですら、口蹄疫のときに即座に対策費100億を用意し、当時の地元議員であった中川氏(今立ち上がれ日本にいる中川氏)を派遣したんだ。地元議員と対策費をもっと速くよこしてやるべきだったのではないか!!!』


ちなみに、李登輝氏はかなり早い復興を成し遂げた名総統であるそうですが、この当時中国は援助金が台湾に行かないように妨害工作をしたそうです。日本についても、李登輝氏が活躍していた時期(地震の少し前)は河野洋平という媚中の人間で台湾に対する態度が酷かったため、あまり海外からの支援がうまく入ったとはいえなかった。*2


  • 昔の日本人、今の日本人、そして、台湾人のアイデンティティーは…。

台湾人というのは歴史や外交関係がすごくややこしい。
李登輝を含め、高齢な戦前からの人達は『日本精神』を持ち(美徳にし)、台湾人というアイデンティティーの確立を考えている。(統治時代の昔のすごい日本人がお手本とされ、資本や軍事で勝る中国相手にも決して精神的には引かない。対等もしくはそれ以上に渡り合おうとする。)

しかし、大戦後の台湾は『国民党』という中国の政権によって占領されたため、日本人に対する歴史上のイメージが全然違う。そして、台湾人というアイデンティティーに必ずしも同意せず、自らを『中国人』という人すらもいる。

日本人は歴史の中に占領されたところやどこかの国に朝貢していた時代は全体の中では少ない。
中国からは聖徳太子の時代に『対等になりましょ?』といって独立して、それ以降はずっと独立している。
独立の定義を『法手続き上の最終決定を日本人が行っている』という定義ならですが。*3

今もアメリカに基地を作られたり、年次報告書などで政治的に圧力をかけられてはいるが、法律上の主権は日本国民にある。(アメリカと組む以上の代案を出す日本人が人気を集めれば、いつでも独立はできる。)→問題は、反米を歌う連中に代案がないが『反米と言うフレーズがカッコいい』といって人気を集めちゃう事だ。…少なくとも今回の政権交代は世論操作もあるが、もう『アメリカの戦争や不況の尻拭いはヤダ。』という声も少なからずある…というぐらいの意思を持った人もいると信じたい。

何が言いたいか?

日本人に『あなたは何人?』ってきけば、ハーフや2つ国籍がある子供に質問しない限りは
『日本人です。』
って帰ってくるが台湾の場合はそれがない。


社会制度もごちゃごちゃ。日本のような『愛社精神』だの『共同体意識』などという意識を会社に持ち合わせていない。組織の中で地道に出世して行くとか、小さな会社で細々と世界クラスの技術を生産するとか、趣味で作った物を収益度外視して自分の半径2メートルから普及して行くといった地道さが台湾のビジネスの中にない。

アメリカ的な『ビジネスを起こせ』という発想と中国的な『儲かればいい』という思想の板ばさみになっている。産業として『ハイテクに強い』と言う物はあっても『台湾独特のビジネス観』がない。

でも、そのくせに道徳的には『統治時代』のものを踏襲している。



言語の問題もややこしい。北京語を学校で教わるが、文字のない台湾語を家で話していたり、中には日本語で思考する方が効率がいい人もいる。


…知れば知るほど、日本とは違う意味で問題のある国だった。日本の場合は古来のアイデンティティーを理解できていない連中がスポーツの試合の時だけ愛国心を持ち出すという台湾の皆様からすれば、へそで茶が沸かせそうな笑い話を平然とやっている。そして、それを台湾人が見て『昔はこうじゃなかった。元の戻って欲しい』と憂いを感じている。

この事は李登輝氏自身が『日本の若い人達に【日本の事を】わからせる必要がある』と語っており、いかに日本人が本質的な事を理解せず、国家だの歴史だの愛国心だの伝統だのを語っているかがこの本を通じてよくわかった。(一部、小林カラーが強すぎる点も否めないが、大筋の主張はまともで同意できる著書だと思ったので会えて紹介しました。)*4


追記
今週のお題【春にやりたいこと】について書いた記事が記事ランキングに入りました。 こういうのを見ると【見られているんだなぁ】というプレッシャーと嬉しさを感じますね

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台湾論は密林でも楽天でもかなり評価が高いので、私としてはあんしんしてオススメできますな(笑)

新ゴ-マニズム宣言special台湾論

新ゴ-マニズム宣言special台湾論
著者:小林よしのり
価格:650円(税込、送料込)

*1:一方で、阪神淡路大震災では早朝に起こった地震で自衛隊が神戸についたのは午後。9時間も自衛隊無しで二次災害が野放し状態になっていたのだ。火災に9時間も焼かれれば、生きている人間なんかいるはずもないだろう。阪神淡路大震災の最も恐ろしいのは地震の震度ではなく、二次災害の火災や液状化などが政治の対応の遅れで、命が救える機会を逃してしまった事だ。

*2:保守や右翼などの一部では河野洋平と言う時を『紅の傭兵』と書いて、中国に擦り寄る彼の態度を馬鹿にする人もいるほどである。保守政党を名乗る上でこういう人が葬祭になった歴史を作ってしまったのは自民党としては汚点にならないのかと私個人的には疑問に思う。

*3:密約による決定や軍事力を主権の定義とするなら日本は今アメリカに占領されていると言われても差し支えないし、外山恒一などは『日本は52番目のアメリカの州』といっている。

*4:小林氏の本を紹介すると【右翼】だとか【ネトウヨ】だとか言って噛み付きそうな人がいるので、先に言っておきますが、別に思想にしがみつきくはございません。経済が活性化して、日本が全国的に豊かになり、、夢や希望があり、自由が追求でき、そして外国とも渡り合える国になる方法について考えた時に最も近いのが日下公人的な保守思想だったから私は保守よりなのです。私は左翼でも実現可能性と夢のある意見が言える人なら評価しますし、保守でも現実的でもなく、夢もない人間を支持・共感する気はございません。