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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

原発反対デモが1000人も集まったそうです。(詳しい注釈付き)


当然ですが、日本の話です。くわしくはこちら→http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0322&f=national_0322_014.shtml

そして、世界一原子力発電への依存度が高いフランス*1にも反対デモは飛び火しました。…なんて馬鹿な話なんでしょう…と言う気分です。

対岸の火事だからこういうことを言うのではありません。むしろ、僕は都民なので、ヨウ素画一杯入った水がこれから数ヶ月の生活用水になります。水も卵もインフレして大変です。

  • 電力需要(供給力)=経済力

色んな経済の専門家が言っていますが、経済成長すると電力需要はあがります。原則は成長した分相応に上がります。*2

ここの前提に共感してもらわないと困るので、もう一つ。電力需要が上がるという事は最低でも電力会社と重電メーカーと土木関係者が儲かります。自動車産業のように一つの製品のために多くの業者が関わる産業の一つなので、電力の需要が増えるという事は電力会社の増収だけでなく、関連業界にも派生していくのです。*3

  • 人間は群れても、孤立しても争う生き物。だから、国家は常に競争する。

電力というのは国家の競争の上でも重要な役割を果たす。国家の競争に影響するという事はそれは自分達の所得に関わる。(最低でも、為替相場での自分の資産価値が変動するよね?全部現物で持っていない限り。)

今回の地震で受けた影響は災害による被害や原発に集中しているけど、経済ががたがたになっている事を見ていただきたい。生産・取引・人件費などを機会費用という経済学の考え方で行けば、恐ろしいほどの金額の損が出てる。小国一つ分ぐらい損しているのではないかな?*4機会費用というのはざっくり言えば『その期間に働いていれば儲かっていたであろう収入』の事。*5


つまり、電気を使わないで住んでいるのではなく、電気を使わない分だけ減収しているのです。だって、生産という機会を自粛する事で、自粛して人が休む事を稼がなかった分のお金を費用にして休んでしまっているのですから。


つまり、そういう事です。原発を減らせという人は『自分の収入も3割減る』という事を理解していないのです。

ここまでが経済学の話です。

  • 電気は溜められない上に、輸入できない。

ピカチュウみたいな動物がいれば別ですが、電力会社の説明で読み直したところ電力は溜められないそうです。そして、ヨーロッパでは陸つながりであるため、電力の取引が行われていますが、日本の場合は電力は自分でまかなわないといけません。

ちなみに、原発がすごく多いフランスはEU圏内では電気の輸出国で有名です。原子力は運用さえ守ればやはり効率のいいエネルギーなのですかねぇ〜…。


原発を減らせ・止めろという人は電力の供給をどうするとお考えなのか聞いてみたいものです。


ちなみに、僕が原発を運営する東電や監督する政府に抗議するなら以下の3つです。

・安全な運用を求める嘆願(今出せば、震災後とは全然違う意味合いを持ちます!!!)

・過去3年の安全試験の数値の開示と形式の説明を求める(それを元に別の研究者に検証していただく)

・持続可能エネルギー(風水地波など)、メタンハイドレート、オーランチオキトリウムなどの実用化されている割合の少ない代替エネルギーの実用化・研究の進展・予算の拡充を求める。

本当に原発を何とかしたいと思うならこういう風にして欲しいですね。原発が本当に安全で備えがしっかりしているのなら誰も反対しないのですから…。

  • 大昔は軍事力と外交、昔は教育と技術力、今は電気と水です。


国家が勝ち残り、自国の通貨・資産の価値を高めるために必要な事は電気と水の安全で安定した供給なのですが、これを指摘する人間がいないのは残念です。

油・天然資源は加工する人間がいて始めて勝ちの出る品物なので、あまり意味がありません。最も高値で買い取る事ができ、それでいて加工技術を持つ企業がいる国家に石油は回ってきます。だから日本から石油が枯渇した時は、他の国は原始時代に戻っているか、数億人規模で死者が出ているでしょう

技術についても、産業革命の頃ぐらいの昔であれば確かに重要でしたが、今の場合は電気がなければ、ほとんどの技術は機能しないため、技術はさほど重要ではありません。


教育もそうです。昔と違い、今は識字率100%の国が多いので、江戸時代の日本のように識字率が高く、そろばんも教養としてできる国はいまや珍しくないです。
高度な研究については既存の権威が大きすぎて人材は最終的には『大学・学者』がある国家にいない限りは成長も、後退もしません。(途上国のインテリが留学してしまうのはちゃんとした学校がないからであり、明治政府は人材の流出を防ぐために莫大なお金をかけて東大を代表とする教育機関を多く作った。しかも、植民地でも教育への投資を怠らなかったので、日本の植民地になった事がある国の多くはアジアの優等生として育っている。*6

電気は電気を収集する方法を多角化し、リスク拡散が可能になるため、電力と資源は違うものです。

しかし、水は飲み水すらまともに提供されない国があるぐらいだが、人間は例え水が嫌いでも水でできている生き物なので、水がないと生きていけない。したがって、私は水は国力に影響すると書いておきたい。



さいごになりましたが、終わりにしたいと思います。長い間、お疲れ様でした。

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日本のグランドデザイン

日本のグランドデザイン
著者:三橋貴明
価格:1,575円(税込、送料込)


もし、この記事に共感できた人はこの本が沢山のデータと僕以上の専門知識で解説していますので、是非ともオススメしたいと思い、コメント付きで紹介させていただきます。

*1:7割が原子力です。

*2:例外:日本はバブル期の時に下がった不動産価格が足を引っ張り電力需要は増えていますが、成長としては横ばい状態が続いて言います。脱ガス、脱石油という需要者の生活様式の変化によるものだと言う主張もありますが…

*3:よく『自民党の悪業』の代表として、公共事業が述べられ、そこに談合があるといわれます。しかし、公共事業というものもまた、派生需要を呼び起こしやすい産業という理解をした上で『公共事業悪玉説』を唱える人間はどれだけいますか?そして、談合を行った結果として末端の警備員までお金がいきわたっていますか?私が警備業経験者だから言いますが、警備員の給料というのは実は危険と隣り合わせなのに、飲食店のアルバイトとさほど変わりません。社員同士で比較すれば、警備員の方が断然安いです。工事現場の下請けの人間の所得もガテン系である以上はそれなりにもらわなければ、続かない上に後継者が不足すれば国家の産業構造全体の問題になります。つまり、工事のための費用を節約する事で、下請けの工事をする業者と孫請けの警備員の収入ががたがたになっているのです。しかし、そういう労働者階級の人間の待遇改善を呼びかけないで何が『左翼』だ『労働組合』だと言うのですか?私には官僚とゼネコンの立ち位置がうらやましいだけの『ルサンチマン』にしか見えない。

*4:就活を2週間自粛したという事は会場を貸している場所貸し屋はキャンセル料しかもらえなかったわけだ。そして、企業は人事に採用活動をさせられない分、就職が長期化する分、人件費を払わなくならなくなった。しかし、2週間生産を止める・減少する事で企業全体の収入が減る事は言うまでもない。よしんば、何の自粛もない企業があったとしても、他の取引先が生産を止めれば、取引は成立しなくなり、結局営業赤字に繋がる。

*5:例・A子とのデートをせずに、今日バイトを入れていればA子とのデート代5000円を使わずに、バイト代7000円分稼げた。『バイトする機会』を放棄して12000円の費用でデートする時間と楽しみを買った。(という考え方)

*6:よく植民地政策というと搾取や虐殺、戦争への従軍などのイメージが多くありますが、日本の場合は特に台湾に対しては国内よりも開発にお金と手間と人材をかけました。韓国にしてもそうです。植民地化されている以上、戦争の支援を要請・強要される事はやむ終えないが、それを言い出すなら日本が支援したインフラや教育に関する宣伝も同時に行っていただきたい。