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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

キャピタリズム

映画の話

マイケル・ムーアが監督したドキュメンタリーですが、日本人が知らないような事をあれこれと特集してくれて面白かったので、僕はDVD買って英語の練習かねて、字幕と吹き替えを交互にしながらよく部屋で流してます。

  • 映画の内容

はじめは『大戦後アメリカと資本主義の関係』みたいな感じです。マイケル・ムーアの解釈では
『ライバル(日独)が倒れた事で、カーター政権までは最高所得税率90%であろうが、妻が専業主婦だろうが、国民のほとんどが楽しい消費生活が満喫できた。』

とここまでは肯定的なのです。
レーガン政権以降は政府の深部に銀行が入り込み、企業のように運営されてしまった。』

ということです。レーガン政権から今までの変化として医療費(約80%も)を吊り上げているのに、労働者には賃金は凍結されながら過剰労働を強いて、自己破産が急増したデータを上げた

にもかかわらず、大企業は『目先の利益』を追って最高益を出して、株式市場とCEOだけが潤った【プルトノミー】と呼ばれる、1%の最富裕層が95%の貧民より多い富を所有する社会になった。(シティーバンクの極秘メモより)

しかし、政府はその富裕層に有利な制度で運営されているため、富裕層の減税をしたり、サブプライムローンで自己破産した国民の家を差し押さえる規制緩和をしたり、ウォール街の危機の時だけは救済する法案をごり押しで通したりという事をし、ブッシュ政権においては国民救う事をしなかった。

そこで、アメリカ国民はサブプライムローンが原因で持ち家を追い出されてから、そんな政府を変革を目指して【バラク・オバマ】を当選させた。ここからアメリカはどんどん変わるんだ!

という内容です。

  • この映画の見所

なんと言っても、マイケル・ムーアならではの皮肉の効いたノスタルジックな演出が的を得ているため、1度目では笑ってしまっても、二度目には感心して見入ってしまう味の深さを持ち合わせていることだろう。

その代表がアメリカとローマ帝国を交互に移しながら、ローマ帝国が滅びた理由について触れているシーンだろう。奴隷による不健全な経済とパンとサーカスで庶民を誤魔化して権力者がのさばっているところがそっくりだという内容が序盤に出てくる。

これは皮肉としてもうまいが、実際に【2010年日本と世界はこうなる】という本で日下公人は似たような事を言っている。
『アメリカは古代の上に(中世を省いて)近代を継ぎ足した国である。どこの議会の議事堂もほぼギリシャ風建築になっていることや、奴隷制度がかつてのギリシアやローマ同様に国になじんでいた事、教育においてギリシアの哲学者は教えるのに、ヨーロッパの中世の哲学者はあまり教えていないなどが根拠として挙げられる。』
という記述もある。

資本主義の弊害として、民間に委託された刑務所で子供達が不当に刑務所に入れられ続けていた話や、規制緩和のし過ぎで、パイロットがバイトと掛け持ちしないと生活できないほど酷い水準という話がでてきて、これは日本では聞いた事がなかったので面白かった。


マイケルムーアの映画は彼が経済の専門家でない故に、鵜呑みにすると危険です。しかし、問題(サブプライム問題)の予備知識を頭に入れた上で、鑑賞する分にはアメリカの現状やニュース以上に現場に沿った情報が見られてすごく楽しいです。

特に、彼のブッシュ大統領嫌いはすごいものがあって、撮り方に皮肉を通り越した悪意がこもっていて見ているだけで楽しくなりました

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